結局、あの後
「いやぁ…………それにしても参ったな…………さすがに見ず知らずの土地で野宿する度胸は上条さんにはないしな…………一旦昼間の神社へと戻りましょうかね…………」
そう言って俺は森の中を当てもなく歩き始める。今が何時なのかは知らないけど……夜の森ってこんなにも暗いもんなんだな…………今にも出そうな感じだ…………
「あら…………君は昼間の…………?」
「ぎゃっ!」
突然背後から声を掛けられる…………声質からして女の子の声だ…………別にお化けなんて信じてないけど…………
俺は恐る恐る後ろを振り返る…………振り返るとそこにはよく見知った少女が微笑みながらたっていた…………っていや怖ぇよ!
「なんだ………………雛さんか…………こんな夜更けにどうしたんだ?」
「こっちのセリフよそれは…………君こそどうしたの?私は確かに博麗の元に届けたはずだけれど…………?」
そう言って彼女は首を傾げる。緑色の髪が月の光によって照らされるその姿は凄く綺麗だった…………ってそんなことはどうでも良くて!上条さんにそんな趣味はないから!
「いやまぁ…………ね?色々とすったもんだがありまして…………それはもう斯々然々でね…………」
俺は昼間から今の今までの出来事を軽く説明する。
☆☆☆☆☆☆少年説明中★★★★★★
「なるほどね…………にしても危ないじゃない、君は人間でしょ?ただの人間がこんな森の中を彷徨いてたら人喰い妖怪に襲われちゃうわよ?」
《呼んだのか〜?》
「いやまぁ……そりゃわかってるけどもね?霖之助さんの家を追い出されてしまった以上もうそこに留まることは出来ないわけで…………」
《おーい?》
「それは分かるけど…………せめて誰かに付き添ってもらうとかもっと方法があったでしょうに…………」
《おーい?》
「いや知ってる人なんて雛さんくらいしかいないじゃんか…………上条さん今日来たばっかですぜ?流石の上条さんも違う世界線に友達なんていません。」
「無視するなぁ!」
「へっ?」
ふと視線を下げてみるとそこには金髪の少女がいた。ちょっとそこの君、警察に通報しようとしないで!待って話を聞いてくれ!
「えっと…………君は?」
「やっと気づいた…………遅いぞー!私はルーミアって言うんだぞー!」
自らをルーミアと名乗った少女(幼女かもしれん)(知らんけど)はその場でクルリと一回転する。
「なーなーひなー!これ食べてもいいのかー?」
「ほら言わんこっちゃない…………ダメに決まってるでしょう?いい加減あなたは分別をつけなさい…………」
「そーなのかー?まぁ……ダメと言われても食べるけどなー!」
その瞬間、金髪の
「ガッ…………!」
「人間は弱いなー!それじゃぁ…………いただきまーす!」
木の幹に叩きつけられた俺はそのまま地べたへと崩れ落ち、そのまま
「ぐぅ…………ッ…………!」
力が入らない…………!この
ん?待てよ…………?昼間雛さんに触れた時…………俺の右手は発動した……と言う事は…………この世界線の少女達の能力には魔術的なものが含まれているのか…………?だとすれば今この状況でも…………
『俺の右手は使えるはず…………!』
俺は右手で
「ふぇ……?」
あまりの自体に目の前の
「くっそがァァァ!!!」
全身の力を使って
パキィン…………!
「ふぇ…………?」
目の前の
「やばい…………デジャブを感じる………… 」
俺が歯を食いしばった直後、
「やっぱこうなるよね!?不幸だぁああぁあぁあああぁ!!!」
続く
ルーミアの喋り方って難しい…………