そんなこんなで雛に半殺しにされかけた俺は、そろそろその異変?とやらがどんな物なのかを聞きに行くため金髪のお姉さんがいるところ(この前おばさんって言ったら殺されかけたため)へと向かっていた。その道中に自らを河童と名乗る少女からジェットパックなるオーパーツを貰ったり、自称最強を名乗る青髪の少女に目を付けられて殺されかけたりと散々な目にあった…………なんというか……この世界に来てからというもの上条さんの不幸レベルが爆上がりしてる気がするんですが…………気の所為でせうか?あ、気の所為?さいですか…………
「……とは言うものの………………ここ何処?」
朝早く雛の家を出て真っ直ぐ歩いていただけなのになんか訳の分からん所に出てきてしまった…………見渡す限り竹竹竹…………ふと下を見ると美味しそうな筍が生えていたりもする。炊き込みご飯なんて作ってみても美味しいだろう……
(とまぁ……現実逃避はこの辺にして……さっきから同じところをぐるぐる回ってる気がするんだが…………)
3回ほど迷った末にスタート地点に木の枝を刺して目印とした俺はそこから前後左右に進んでみたものの、結局辿り着くのは最初に木の枝を指したところであった……
「ダメだ…………完全に迷った…………不幸だ…………」
俺は近くにあった倒木した木に腰掛けると大きく溜息を付く。見たところ周りに民家などはないし…………誰かに助けを呼ぼうにもこんな所に人なんているわけないし…………
「詰んだようでせうね上条さん…………」
もはや動くことすら面倒臭いし…………と言うかもう歩きたくない…………このまま光合成して生きて行こう……そんな事を考えていた時…………
「おい…………大丈夫か?」
「ヒギィッ!?」
突然背後から声をかけられた。聞く限り女の人っぽいけど…………
「無視すんなよこのドスケベ野郎」
「いだぁ!!」
突如降り注いだ拳骨の雨…………こんなお年玉入らない(切実)
と言うか暴力的すぎこの世界の人……上条さんにいてしまいますのことよ……?
「いや別にお前が泣いてもアタシにはなんも関係ねぇんだけどよ…………お前……上条だよな?」
やだ何この人怖い…………いきなり声掛けてきては拳骨の雨降らしてくるしなんか知らないけど俺の名前知ってるんですけど……
「無視すんなっつってんだろ?」
「いひゃいいひゃい!やめへくらはい!」
「だったら質問に答えろ、お前が上条だよな?」
「ふぁい、ほうへふ…………とひうかいはいいはい!」
上条さんは何処ぞのゴム人間じゃないですことよ!?そんな半ば無理やり引っ張られたらちぎれちゃいますって!
「まぁ……いいわ。取り敢えず……鍵山から頼まれたしな…………ほら、着いてこいよ。あの金髪ババアのとこまで連れてってやるから。」
「へ?」
上条さんは我が耳を疑った。
続くわけが無い
妹紅さんは僕のイメージだと口悪いけど頼れる姉御みたいな感じでござる。