続・最強の魔法使い(自称)が暴れるそうです。   作:マスターチュロス

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【あらすじ】

平和な世界に突如出現した化け物たち。世界各地で好き放題に暴れ、逃げ惑う人々を襲撃し、惨たらしく殺しまくる化け物たちに、人々は大パニック。
そしてここ雄英高校においても、校舎内に大量の化け物たちが押し寄せ、パニック状態に陥っていた。
しかし3年A組の生徒たちはこの状況を打開すべく、3チームに分かれて行動を開始。緑谷たち救出チームは、校舎内に潜む化け物たちを退治しながら生き残りの生徒を救出するべく、4階へと向かっていった。



緑谷出久のスペックまとめ
・前主人公兼幼なじみ『結依魔理沙』と過ごした結果、ワンフォーオールを50%まで引き出せるようになった。
・50%までなら力を引き出しても怪我しない。
・身体のどの部位でもワンフォーオールの力を引き出せる(補助器具無しで)。
・1日5分限定の強化フォームがある。
・雄英高校1年A組最強格の1人。素の殴り合いなら轟焦凍や爆豪勝己に普通に勝てる、はず。
・師匠が好き(親愛的な意味で)




一章:『異形襲撃編』
救出チーム編:その1


 

 

 1年A組のクラスメイト達は救出チーム、救援要請チームに別れ、それぞれの目的のために行動を開始していく。

 救出チームである緑谷、爆豪、轟は4階に上がるべく、氷で塞いでいた天井を加減しながら炎で溶かし、再び1年A組の教室へと戻ったのであった。

 

「……上手く戻れた?」

 

「……最初に窓から侵入してきた連中もまだ凍っているな」

 

 周囲の様子に警戒しつつ、辺りを見回す3人。十数分前の光景と変わらないが、いつもの日常の様子からはあまりに乖離し過ぎていて廃校舎の教室にしか見えない。

 壁も床も天井も傷に塗れ、ガラスは砕け散り、そして流れる血液の先を見れば、その場所には蛙吹梅雨と砂藤力道の遺体が無惨に放置されている。

 

「…………蛙吹さん……!!」

 

 目を瞑り、胸に手を当て、大切な友人を失った悲しみと己の力不足に対する不甲斐なさを、緑谷は噛み締める。

 友達になって早3ヶ月、こんなに早い別れがこの世にあっただろうか。一期一会などという言葉が存在するが、いくら何でも残酷過ぎやしないか。

 話したいことはたくさんあった、しかしもう二度と彼女と言葉を交わすことは出来ない。それが人間の儚い命の宿命、運命に隷属し生と死に囚われた人間の定め。

 

「……」

 

 轟も、緑谷と同様に鬱屈した精神に犯されていた。轟が他のクラスメイトと関係性を持つようになったのは雄英高校体育祭以降であり、付き合いは短い。

 しかし、友達や仲間において時間の長さなど関係ない。付き合いが短いから情も少ないなど、そのようなことは決してない。むしろ轟焦凍は幼少期の環境も相まってクラスメイト全員に親しみを感じている。

 そのクラスメイトの内二人が理不尽に殺され、みんなの学び舎である雄英高校を躊躇なく破壊し、命の尊厳を踏みにじられて、轟焦凍は許せなかった。

 フツフツと半身の炎が煮え滾り、怒りが復讐を後押する。

 

「廊下も……いない?」

 

「あの針野郎、どっか行きやがったな……」

 

「……B組はすぐ隣だ、最速で移動するぞ」

 

 ドゴォン!! 

 

「「ッ!?」」

 

 突如A組の壁が一部崩壊し、槍のようなものが黒板に突き刺さる。

 槍の先からは血の雫が滴り、脳天を貫いている。

 

「拳藤さん!?」

 

 血まみれの拳藤一佳が壁際で横たわっていた。

 

「……A組、……早く」

 

「みんなを……」

 

『個性:大拳』で巨大化した右手が徐々に縮小し、中からB組の生徒と思われる人達が3人ほどこぼれ落ちた。

 すかさず手を伸ばす緑谷、しかしその願いを断ち切るように無数の針が彼女たち4人の全身を貫く。

 息を吹き返す間もなく、4人は静かに絶命した。

 

「うっ、うわァァァァァァァッ!!!!」

 

 緑谷の脳裏にフラッシュバックした記憶の断片、蛙吹梅雨や砂藤力道の死に様が彼女たち4人と重なり、全てを理解する。

 

 ヤツが来ると。

 

 砕かれたコンクリートの壁は塵粉を撒き散らしながらボロボロと崩れ、壁の向こう側、すなわちB組の教室から人影が現れる。

 

 カチカチカチカチカチ……

 

 巫女服を着た謎の人物、両手から生えるように存在する無数の針、陰陽太極図を顔に埋め込んだかのような人間離れした姿、異形霊夢が現れた。

 

「…………プロヒーローが在中する雄英高校を下見どころか襲撃するヤツ、ヴィランでもいないぞ」

 

 カチカチカチカチカチ……

 

「お前らの目的は何だ」

 

 カチカチカチカチカチ…………

 

「半分野郎、無駄だ。コイツらはヴィランじゃねぇ、()()()()()()()()

 

「最初の放送のヤツも、窓から侵入してきたヤツらもそうだが、コイツらはヒーローの地位を下げたいだとか、悪名を上げたいだとか金目的だとかそういうチャチなもんじゃねえ」

 

「血に飢えた殺人鬼、モノホンのキチガイだ……!」

 

 小爆発を繰り返す両手を構え、戦闘態勢に移る爆豪。

 それに合わせ、緑谷も轟も同様に整える。

 

 カチカチカチカチカチ…………

 

 陰と陽の境界に生えた無数のギザ歯が何度も打ちつけられ、不気味な音を鳴らし続けている。

 それは獲物に対する威嚇なのか、己の危険性を誇示するものなのか、それとも彼女なりの挨拶なのかは定かではない。

 しかし、敵対的なのは明らかだ。

 

「……ッ! 伏せろ!」

 

 轟の指示に反射的に従う緑谷と爆豪。背後の壁に突き刺さる無数の針の音を感じ取り、会話での解決を諦めざるを得なくなった緑谷は即座に行動を起こす。

 姿勢を下げたまま敵の懐へ真っ先に詰め、拳に力を溜める。

 

「デトロイトスマッシュ!!」

 

 繰り出される緑谷の右腕が異形霊夢の顔面を捉えた、はずだった。

 しかし顔面スレスレで回避され、一気に胴がガラ空きとなる。

 

徹甲榴弾(A・P・ショット)!!」

 

 爆豪の右手から放たれた十数発の光弾が異形霊夢に目がけて一斉に襲いかかる。

 ヒーローコスチュームを着ていないため精度は不安定かつ持続時間も少ないが、威力は相変わらず高く、1発で成人男性を昏倒させるほどのパワーを秘めている光弾が十数発、倒れないにしろそこそこ効くはずと踏んだ爆豪であった。

 

 だがあの針の化け物はあろう事か数十発の光弾を全て避け、狙いを緑谷から爆豪へと変える。

 とっさに力を込め、再び徹甲榴弾(A・P・ショット)を放とうとする爆豪、その直後に強烈な激痛が襲う。

 

「ッ!! くッ、そ野郎!」

 

 爆豪の右手に突き刺さる三本の針、異形霊夢は爆豪の攻撃を容易く封じ込めた。

 驚異的な回避能力、相手の攻撃に対して瞬時に反応し攻撃そのものを封じる反応速度、当たらない上にアクションすら起こさせない相手に、爆豪は歯軋りする他ない。

 しかし敵もそれだけで終わらすほど甘くなく、異形霊夢はさらに追加の針を背中から数十本取り出し、一気に投げつける。

 

「かっちゃん!!」

 

 緑谷の叫び声が響き渡ると同時に、氷の壁が爆豪の目の前に現れる。針は全て氷の壁によって防がれた。

 

「……大丈夫か」

 

「テメェに心配されるほど落ちぶれてねぇ」

 

「…………そうか」

 

 爆豪の反応に気にすることなく、轟は氷の壁に触れる。その直後、氷の壁は無数の鋭い突起物へと変化し、異形霊夢の身体を串刺しにするべく襲いかかる。

 教室を埋め尽くすほどの攻撃、逃げ場は一切なく、避けられるはずがない。

 そのはずなのだが、嫌な予感がした。背後から流れ込む尋常ではないほどの殺意が、神経を震わせた。

 

 後ろを振り向いた。やはりいた。

 

「ッッらァ!! ッ!」

 

 咄嗟の反撃も虚しく、爆豪と轟の全身に突き刺さる無数の針。動揺と激痛の狭間、瞳を一瞬閉じたのは間違いだった。

 追撃とでもいわんばかりの回し蹴りが二人の脳天に直撃し、張られた氷もろとも吹き飛ばす。

 二人の身体は教室の壁すらも貫通し、瓦礫と共に地に落ちる。

 

「カチカチカチカチカチ……」

 

 異形霊夢は首の骨を鳴らしながら、無愛想な表情でゆっくりと近づいてくる。

 

 針の化け物、強過ぎる。校舎内である以上、雄英体育祭ほどの全力を出せないとはいえ、あの二人をここまで圧倒するほどの力があるとは予想出来なかった。

 出し惜しみしている余裕はない、緑谷は切り札を切る事を決断した。

 

「マッスルフォーム!!」

 

 1日5分限定の強化フォーム、その名の通り緑谷の肉体がオールマイトのごとく膨張し、身体機能が著しく向上する。

 制服が弾け飛んだが、パンツが飛んでいないからセーフだ。

 緑谷は1回のジャンプで距離を詰めると、普段の数倍早い速度で拳を繰り出す。

 

「100%デトロイトスマッシュ!!」

 

 さらに力の籠った拳が遂に異形霊夢の顔面を捉え、地面に叩きつけられる。

 

「カロライナスマッシュ!!」

 

「セントルイススマッシュ!!」

 

「ワイオミングスマッシュ!!」

 

 怒涛の連撃、今がチャンスといわんばかりに次々と技を叩き込む緑谷。

 流石に教室の床も耐えられず、緑谷と異形霊夢は3階、2階、1階へと落下していき、異形霊夢の身体は完全に動きを止める。

 

「はァっ、はァっ、はァっ……」

 

 必死に息を整えながら、緑谷はマッスルフォームを解除する。

 かなり全力を出した、やりすぎと言われても仕方の無いくらいに出したが、こうする他に手段がなかった。

 緑谷はその場から一旦離れ、天井を見上げる。

 清々しいほどに開いた大穴が粉塵を撒き散らしながら、A組の天井まで繋がっている。

 

「……絶対怒られる」

 

 この状況で脳天気な考えをする自分に呆れつつも、緑谷はとりあえずA組に戻るべく中央階段へと向かおうとする。

 

「カチカチカチカチカチ……」

 

 後方から聞こえる不気味な音。察しはついたが信じたくない。

 恐る恐る振り向く緑谷。

 

「嘘……だろ?」

 

「カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ!」

 

 既に上半身を起き上がらせ、再び立ち上がる針の化け物。オールマイトに勝らずとも劣らない威力で放った攻撃を受けてなお、あの化け物は立ち上がった。

 おかしい、おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい。

 オールマイトの力が通用しない敵、そんなヤツが仮にもし存在するならば、それはつまりこの世のどんなヒーローを連れてきたとしても勝てないという最悪な結論が導き出される。

 師匠を除いて。

 

「……逃げよう」

 

 力の差を理解した緑谷は撤退を考える。だが他のメンバーに迷惑はかけられない。こんな化け物引き連れまわしたら何をしでかすか分かったもんじゃない。

 

「相澤先生……!」

 

 パッと思いついたのがA組の担当教師相澤先生、またの名を抹消ヒーロー『イレイザーヘッド』。 先生の個性、『目で見た相手の個性を消す個性』ならどんな敵でも対応出来るに違いない。

 だが、今日に限って相澤先生は不在だ。何処にいるのか見当がつかない。少なくとも、学校にはいないだろう。

 

「……師匠」

 

 ぽつりと、悲しげにつぶやく緑谷出久。

 

 最初は気づかなかったが、あのメールの差出人は師匠からではなく結依魔理奈さんからだった。

 おそらく昨日、師匠は魔理奈さんを止めることには成功したのだろう。だがその直後に何かがあって大規模な争いになり、オールマイトが駆けつけたが全員為す術なくやられてしまった。

 そんな事があるわけないと思いたいが、オールマイトや師匠が駆けつけてこないこの現状が何よりの証拠。

 既に希望は絶たれていた事実を、今ここで再確認する。

 

 湧き上がる不安と焦燥が緑谷を硬直させ、息を荒くする。何をやっても無駄なんじゃないかと、そんな諦めに近い感情が心を満たす。

 

(……怯えるな緑谷出久! ここで死んだら仲間はどうなる! 自分一人で楽になる気か!?)

 

 己の誤った判断を正し、目の前の敵を見据える。

 

(一旦逃げてこの化け物を引き剥がすのが得策だが、校内で引き剥がしても意味が無い。幸い玄関が近いからそこから外に出た方がマシかもしれない)

 

 思考を巡らし、方針を定めた緑谷。だが針の化け物も既に立ち上がり、背中から生えた無数の針に手をかけている。

 

「……ッ! こっちに来やがれ、この野郎!!」

 

 師匠やオールマイトに次いで尊敬している人物の口調で相手を挑発し、囮になる緑谷。

 言葉が通じたのか通じてないのか、異形霊夢は再び無数の針を広範囲に投げ、緑谷の行動を封じようとする。

 だが姿勢を下げて走る緑谷には当たらず、真っ先に玄関の外へと向かっていく。

 

(かっちゃん、轟くん、ごめん! 後で行くから!)

 

 一人だけ雄英高校から出ていく罪悪感を感じながら、緑谷は異形霊夢を引き付けつつ逃げる。ただひたすらに、この危険分子さえ遠ざければ恐らく大丈夫だろうと淡い期待を寄せながら、走って、走って、遠くまで、己の脚が千切れようとも。

 

 だが外に出た瞬間、その期待も儚く崩れ去った。

 

「……は?」

 

 飛び散る血飛沫、絶えない絶叫に悲鳴、転がる生首、雑に切断された手足。

 目測30体以上の化け物(異形妖精)が逃げる生徒を片っ端から皆殺しにしていく光景は、少年の淡い期待をへし折るには十分過ぎた。

 

 持ち前の個性で必死に抵抗していた生徒は複数の異形妖精に袋叩きにされ、腕と脚をもがれた後、心臓に大きな杭を刺され死んでいく。

 恐怖で逃げ惑う女子生徒は腹を裂かれ、不気味な程に笑顔な2体の化け物が交互にハンマーを振り下ろし、原型を残すことなくミンチにしていく。

 綱引きの要領で四肢をもがれ、生きたまま目玉をくり抜かれ、服を脱がされ首を絞められ×××され──

 

「……」

 

 絶句する他なかった。自分だけ世界から置いてかれたのでは無いかと、そう錯覚するには十分なほど非現実的だった。

 

「助け」

 

 そう叫ぼうとしたが、言葉が詰まってしまった。

 もう一度叫ぼうとしたが、吐き出たのは言葉ではなく真っ赤な血反吐。

 視線を落とした先にあるのは、血の滴る三本の黒い針。

 

「カチカチカチカチカチ!」

 

「───キッ!」

 

 咄嗟に繰り出した緑谷の肘鉄が異形霊夢の脇腹に直撃し、後退させる緑谷。

 しかし背中から胸まで貫通した三本の針が痛すぎる。どの内蔵がやられたかは分からないが呼吸する度に激痛が走る以上、相当酷くやられたことだけは分かる。

 

(集……中!)

 

 一瞬だけマッスルフォームになることで筋肉を膨張させ、その勢いで突き刺さった針を排出する。死ぬほど痛いがあのままでは逃げることすらままならない。

 

「針の化け物、強力な飛び道具、異常な耐久性、高い戦闘力に圧倒的な回避能力、……これ以上の持久戦は危険だ。けど──」

 

 今の自分では倒せない、そう確信した直後、学校側から爆発音が鳴り響いた。それも1回どころか何回も鳴り響き、そしてその音は徐々にこちらへと近づき……

 

「おいクソデク! 今すぐ目ェ瞑れ!」

 

「───かっ」

 

 言葉に反応し目を瞑りつつも、助けに来てくれた幼なじみの名を叫ぼうとする。

 それと同時に迫り来る敵の気配に反応し、異形霊夢は振り向いた。

 ──が、その判断が間違っていたことに異形霊夢はすぐさま気づいた。

 

閃光弾(スタングレネード)ォ!!」

 

 発せられる眩い閃光が異形霊夢の眼を焼き、そして周辺にいた無数の異形妖精や他の生徒も同様に目を眩ませる。

 

「轟ィ!!」

 

「任せろ」

 

 4階の窓から飛び降り、轟焦凍は異形霊夢の真下へと落下する。

 

絶対零度(アブソリュート・ゼロ)

 

 本気を出した轟の左半身から放たれる-273℃の冷気を操作し、異形霊夢の周りに巨大な氷のドームを形成、完全に封じ込めるために外側から徐々に内側へと凍らしていく。

 さらに動かなくなった異形妖精もまとめて氷漬けにし、絶望の波と共に完全に停止する。

 

 轟が着地した時には、全ての敵が氷漬けになっていた。

 

「……今日はよく左側を使うな」

 

 冷えて凍りついた左腕を右半身の個性で温め、戻しながらも轟はいつものムードを出していた。

 

「大丈夫か、緑谷」

 

「ありがとう轟くん、助かった」

 

「礼には及ばねェ、緑谷があの化け物を外に連れ出していなかったらここまで上手くいかなかった」

 

 ニコニコと笑う緑谷に爆豪は「ケッ!」と悪態をつきながら、ゆっくり校舎の方へと戻っていく。

 

「かっちゃんもありがとう!」

 

 緑谷の言葉に足を止めるも、再び歩き出す。

 

「……さっさと帰るぞクソナード、こんなクソ寒ィ所に何時までもいてたまるか」

 

 そう告げて校舎へ戻る爆豪の背中を、二人は追いかけていく。

 

 

 






東方異形郷、伏線と謎が多すぎて方向性決めるのに凄い時間かかった。

この作品に関するコメントや東方異形郷に関するコメント(あると理解度が上がる気がする)、質問、指摘、いろいろお待ちしてます。

残り 77億6821万4758人


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