吸血鬼の始祖がヒーロー社会で自分勝手に生きる話   作:鈴木颯手

9 / 18
ヒェッ、7000字いってしまった……


09・保須戦争 後編

 最初の頃、エンデヴァーにとって始祖に対する興味はなかった。連続女性誘拐事件、その犯人はそれまでに20人を超える女性を誘拐しており何度かカメラに映っていた事がきっかけで指名手配されていた。

 エンデヴァーが出会ったのはその頃であり丁度パトロール中に裏路地に女性を引っ張っていく始祖を見かけたのである。

 

「待て! 連続誘拐犯!」

「ん? ……なんだよ。野郎に興味はないぞ」

 

 始祖は男であるエンデヴァーを見て吐き気を催したのか顔をしかめている。そんな彼の右腕には抱きかかえられた女性の姿があった。気絶させられたのかぐったりとしており抵抗する様子はなかった。しかし、それによってエンデヴァーの個性【ヘルフレイム】は封じられたに等しかった。流石の彼もヒーローであるため女性ごと炎で焼くという行為はできない。多少なりとも抵抗していればそちらに始祖が意識を持っていかれた隙を付けるがそれも出来ない。

 とは言えエンデヴァーはオールマイトにこそ劣るがNo.2のヒーローである。炎が使えない状況でのヴィラン対峙などお手の物であった。しかし、それが始祖に通じるかは別として。

 結果として始祖は逃げおおせた。炎の槍を生み出し始祖に放ったり炎の壁を作り行く手を防いだりしたにもかかわらず槍は弾かれ炎の壁は蹴りの風圧で消し飛ばされた。更に狭く入り乱れる裏路地を猛スピードで突き進み呆気なくエンデヴァーの追跡を振り切ったのである。この時、エンデヴァーは小物ヴィランを始めて取り逃がす事となった。後に小物ではないと気づくもその後も捕まえる事も負傷させる事も出来なかった。

 

 故に、エンデヴァーにとって目の前の光景は驚愕に値するものだった。幾人ものヒーローと一般市民の死体が無数に転がり彼らから流れ出た血だまりの上に立つ男。誘拐する時に見せる表情とは違い快楽の笑みを浮かべている。それまで一度として感じた事のない()()()()()()()()()すら出しておりエンデヴァーは初めて始祖が態々逃げていた事に気付いた。その気になれば()()()()()()()()()()()()()()()()一切それを見せて来なかった。何故なのかは分からないがエンデヴァーは自分の命が費える可能性すら想定し対峙する。

 

「貴様はここで捕らえる!」

「やってみろ!」

 

 先手は始祖。剣を握り大上段より振り下ろす。武芸、それも剣術は行っていないのだろう。その振りは達人からすれば赤点を下される様な素人の攻撃だ。しかし、本人の力が合わさる事で達人すら出せない神速の一刀へと変化している。

 だが、エンデヴァーはそれを刀と並行になるようにして回避する。僅かな動きで命を失いかねない一撃を躱すエンデヴァーは反撃とばかり右手に炎を出す。振り下ろし終わる前に始祖の顔面めがけて拳の形をした炎が飛び出す。通常の人間なら顔面に喰らいそのまま全身に炎が周り軽く表面を焼くだろう。しかし、相手は始祖である。炎の動きを()()()()()()()回避する。そのまま後方に跳躍し一旦距離を取る。僅か数秒の間に起きた出来事は両者の実力の高さを見せると同時にエンデヴァーは苦々しい顔を、始祖は楽しそうな笑みを浮かべる。

 

「(やはり届かんか!)」

「(オールマイトの様な超パワーではなく炎を用いた多彩な攻撃に本人の素の身体能力が合わさり最高の敵となっている!)」

 

 エンデヴァーは始祖との実力差を感じる。全身全霊を込めて放った一撃を()()()()()のだ。エンデヴァーの炎は正面からでは当てづらいという事が証明されたのである。

 一方、始祖はエンデヴァーを最高の敵と認定していた。エンデヴァーに負ける気は無いが気を抜いて適当に相手できる者でもない。個としては最高ランクの実力者であり力をだして”戦い”が出来る相手であると。

 

「ハハハハハハハハハハっ!!! やっぱりオールマイトに次ぐトップヒーローだけの事はあるな! 楽しいよぉ! エンデヴァー!!」

「くっ!」

 

 地面が陥没する程踏み込み一気に近づく始祖。一回の瞬きの間に懐に入られたエンデヴァーは全身を炎で覆う。しかし、普通の人間なら炎に怯むか火傷を負うが始祖にそんな事は効かない。剣を持っていない左手を握るとエンデヴァーの腹に深々とめり込ませる。骨が軋み、肉が引き裂かれる音が聞こえてくる。

 

「ぐぅっ!」

「まだまだ!」

 

 素早く拳を抜くとその勢いを利用して体を回転させる。右足を高く上げエンデヴァーの頭部へと蹴りを入れる。頭の左側面に強力な一撃を喰らったエンデヴァーは視界が歪み一瞬だが、気を失う。しかし、蹴りを喰らった勢いで地面を転がりながら吹き飛んだ影響ですぐに覚醒する。

 

「へぇ、俺的には頭だけ吹き飛んでいくと思っていたが頑丈だな」

「このくらい、で! 死ぬほど、柔ではない!」

 

 視界が歪み、体はぐらつき、全身の何処かしこも大なり小なり痛みが走っているがエンデヴァーはそれらなどまるで存在しないかの様に立ち上がる。その姿はどんなことがあろうとも決して折れない不屈の闘志を思わせる。とは言え始祖から受けたダメージはきっちりと入っている。このままでは近いうちに倒れる結果となるだろう。

 

「……なら、もう少し力を入れてみるか」

 

 始祖はそう呟くと再びエンデヴァーの懐に飛び込むと今度は一つ一つが致命傷となりえる拳の連打を打ち込む。頭部、両肩、腹部、胸部、両腕……。上半身を中心にありとあらゆる箇所を殴りつける。連打を受けエンデヴァーの体は大きくのけぞるがそれでも倒れる事は無い。少しづつ後退しつつも決して倒れる事は無い。故に、拳のラッシュは何時までも続く事となる。

 

「ほらほらぁ! どうしたエンデヴァー!? これじゃただのサンドバックだぞ!」

「分かって、いるさ……!」

 

 エンデヴァーはビルの壁まで追い込まれるともう後ろに下がる事も倒れる事も出来なくなった。壁と拳に挟まれる形となるエンデヴァーの体が先程よりもダメージを与え始める。そこから数分程だろうか、始祖は一度ラッシュを止める。軽く息が上がっており浅い呼吸を繰り返す。

 対するエンデヴァーは倒れるでもなく壁に背を預けるようにしながら立っている。しかし、ラッシュが止まっても動く気配はなく始祖は死んだと判断した。

 

「は、はは。結構楽しめたぞ。今日はこれくらいで十分かもしれないな」

「……俺は、まだだ」

「っ!?」

 

 始祖がエンデヴァーに背を向けた時だった。鋭い眼光で始祖を睨みつけるとそのまま腕ごと体を抱きしめて拘束する。一瞬の事に驚き、硬直する始祖に構わずにエンデヴァーは足裏から炎を射出しビルを超え遥か上空に上り始める。

 

「貴様! 何を……!」

「ふむ、ここならばいいだろう」

 

 そう言うとエンデヴァーは炎を噴き出す。先程よりもどんどん熱は上がっていく。ここで漸く始祖もエンデヴァーが行おうとしている事に気付き焦ったような声を出しながら離れようともがく。

 

「エンデヴァー!? まさか……!」

「俺はこの言葉が嫌いだ。奴がよく言っている言葉だからな。だが、この()にこれほどふさわしい言葉はない! まだ未完成で生物相手には行った事はないが貴様を倒すにはもってこいの技だ!」

 

PLUS ULTRA! プロミネンスバーン!

 

 瞬間、夜の保須市を巨大な炎が照らす。吸血鬼に襲われ絶望し、命を潰えようとしている誰もがその炎を見た。そして、その炎は絶望していた人々に希望というものを与える事となった。

 数秒間炎の塊はその場に留まっていたがやがて中心部が落下していき巨大な爆風を生むのだった。

 

「はぁ、はぁ……」

 

 エンデヴァーは爆心地にて荒い息と共に倒れ込む。自身の持てる全てをつぎ込んで放った必殺技。その威力はすさまじく現に喰らった始祖は()()()()()()()()()()()()()。体のそこまで炭と化したのか落ちた衝撃でいくつもの破片となっている。燃え尽きた炭の如き灰と化していた。

 倒した。そう安堵するエンデヴァーだが次に見た光景で固まる。

 

「……まさか、ここまでとはな」

 

 灰と化したはずの始祖の体から血の霧が吹きだし少し離れた個所でまとまり始める。それはやがて人の形を作り、焼け死んだはずの始祖が現れた。倒したと思ったはずの存在の復活にエンデヴァーは明らかに動揺する。

 

「馬鹿な……!?」

「いやいや、こちらだって無傷ではないからな? 体の8割が今の攻撃で焼け消えた。今だって始祖としての能力を用いて元の姿になっているに過ぎない。先程のような戦いはもうできないさ」

 

 始祖はそう言うがエンデヴァーの現在持ち得る全てをつぎ込んでも倒せなかったという事実は彼の心を大きく傷つけた。相手も戦えないかもしれないがエンデヴァーは逃げることどころか立ち上がる事さえ出来ない。今すぐにでも気を失っても可笑しくはない状況だったのだ。

 それを知ってか知らずか、始祖はエンデヴァーの下に近づくとその頭を思いっきり踏みつける。軽く地面にめり込むエンデヴァーに笑いながら話しかける。

 

「まったく、あんな隠し技があったとはな。おかげで暫くは血の補充をしないといけない。その原因となったお前にはもう少し罰を受けてもらおうか」

 

 始祖はそう言って笑うと動けず、気絶しかけているエンデヴァーの体を踏みつけていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、裏路地でのジャンヌ・ダルクと”ヒーロー殺し”ステインの戦いは苛烈を極めていた。ジャンヌの炎から逃れられるように裏路地から表通りに出た二人は剣をぶつけ合う。二人の体は大小さまざまな傷が出来、血を流していた。今回で何十回目の切り合いが行われ剣と刀が激しくぶつかり合う。

 

「ハァッ!」

「フッ!」

 

 ステインが胴を狙って左手の短刀を横なぎに払う。しかし、それをジャンヌは炎を出現させる事で牽制し一瞬怯んだ所を見て剣に力を込めていく。右手のみでは抑えきれないと判断したステインは一旦下がり再び距離を取る。

 

「ハァ……。厄介な」

「その台詞、そのままお返ししよう」

 

 ジャンヌはステインの戦闘能力の高さに舌を巻く。眷属の中ではトップ5に入る強さを持っていると自負するジャンヌだがステインとは互角の戦いが続いていた。理由はステインの個性に関係しており彼に血を舐められてから明らかに動きが鈍くなった。しかし、ステイン的にはあり得ない事だったのか明らかに目を見開いて驚いていた。

 ステインの個性【凝血】は本来なら舐めた血の持ち主の動きを止めるものだ。しかし、ジャンヌは動きが鈍くなろうとも動き続けていた。眷属になった影響かは分からないがこれによりステインは何時もの動きである”血を舐めとって動きを奪ってから殺す”と言う事が出来なくなった。

 その為、ジャンヌの剣と炎に警戒しつつ接近戦を仕掛けるしかない。ステインに逃げるという行為は存在しない為ジャンヌをどのように排除するかを考えていた。しかし、それはジャンヌとて同じでステインの技量の高さ故に数分で決着を付けると思っていたのに未だに有効打を与えられていなかった。

 

「……仕方ない。()()を用いるのはあまり好きではないのですが」

 

 そう言うとジャンヌは剣を仕舞う。すると体に変化が現れた。体が光り始めその背中より天使を思わせる羽が出現し頭には輪っかが生まれる。ゆっくりとジャンヌの体は持ちあがり浮かび上がる。そして光は収まっていくが体を覆うように光がうっすらと出ている。

 オール・フォー・ワンより受け取った発動型の個性【天使】。天使の如き行いが出来るという強個性でジャンヌはステインを見下ろす。

 

「それでは、決着を付けましょうか」

「ハァ……。できるものならやってみろ」

 

 ジャンヌは右手をステインに向ける。するとビームが出てステインを襲う。大きく回避すれば大爆発を起こし爆風でステインの体を吹き飛ばす。態勢を整えようとするステインだがそこにジャンヌの追撃は入る。光で出来た巨大なハンマーを思いっきり振り回しステインの体に当てる。当たった瞬間、大爆発を起こしステインは再び吹き飛び今度はビルにぶち当たる。

 

「これは強いのですが私には似合いませんね」

 

 ステインを潰したと判断したジャンヌが元々狙っていたターゲットの下に向かおうとした時だった。遥か上空で炎が巻き起こる。夜の街を照らすほどの炎に鬱陶しさを感じるジャンヌは何かに気付いたのか焦ったような表情をすると個性を仕舞い跳躍して中心地から落ちてくる炎の下に向かって行った。

 残された表通りは静かとなるが直ぐに応急手当をした緑谷出久達が現れる。それと同時にビルに突っ込んだステインが姿を現した。

 

「ヒーロー殺し!?」

「ハァ……。あの女はどこかに行ったようだな。なら……」

 

 ステインは軽く辺りを見回しながらそう言うと右下にいる緑谷出久達に目線を向ける。明らかな殺気を感じ緑谷出久達は身構えた。

 

「最初の目標を殺すとしよう」

「っ! 来るぞ!」

 

 中断されたステインと緑谷出久達の戦いが再び始まるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 炎が落ちて言った場所にたどり着いたジャンヌはそこに立っている始祖を見て悲鳴のような叫び声をあげた。

 

「神!」

「おお、ジャンヌか。そっちはどうだった? ()()()()()?」

「それどころではありません! 神があの中にいると分かった時、私は生きた心地がしなかったのですよ!?」

「すまないな。少し油断をしてしまった」

「ご主人様!」

「ご主人様~!」

 

 そこで都合よく徴姉妹がやって来る。妹の方は楽しみの途中だったのか首だけの死体を持ってきている。断面の様子から頭を掴んでそのまま持っていこうとしたため途中でちぎれたと思われる。そんな頭だけの死体の表情は絶望で歪んでおり死ぬ前によほどの事があったのだろう。しかし、この場において彼を気にする者などおらず持っていた徴弐はもういらないのかその辺に投げ飛ばして始祖に抱き着いた。

 

「ご主人様~! 死んじゃいやです~!」

「ご主人様、どうか自らの体をご自愛くださいませ。我々はご主人様あっての存在。ご主人様亡きこの世界に生きる意味はありません!」

 

 泣きじゃくる徴弐と悲し気な表情を見せる徴側を見て「悪い事をしたな」と反省する始祖。自らをここまで慕う美女たちの様子を眺めながらもう少し慎重に行くべきだったかと思う。そして、始祖は遠くの空を眺めるとひところ言った。

 

「……どうやら半数はやられたようだ。他の市に向かった者は全滅、保須市を囲むようにプロヒーローたちが集結しつつある。これ以上の戦闘は他はともかく俺は無理か」

「我が主、遅くなりました」

 

 そこへ一人の女性が再び現れる。インドを思わせる民族衣装に身を包んでいるがその下にはタイツの様な物を着込んでいる女性は始祖にむあって膝を付き頭を垂れている。

 

「ラクシュミーか。お前も楽しめたか?」

「はい。ヒーローを幾人か討ち取りました。弱かったですがヒーローらしくたち向かってくる者ばかりで戦闘が楽しめました」

「それは良かった。それとそろそろ引き上げようと思う。残った眷属はここに集めて一斉に戻す。それまでの間ここで殿の指揮を頼むぞ。ここから離れなければ戦闘も可だ」

「! ありがとうございます! お任せください!」

「では、頼んだぞ。ジャンヌと徴姉妹もそれで良いな?」

「私としては欲求不満ですが始祖の体が気になりますので構いません」

「私はたくさん拷問できた(遊べた)から良いよ~!」

「私も、恥ずかしながら建物の破壊や密集する市民への砲撃は軽く絶頂を覚えました……///」

 

 始祖は三人の様子に満足げに頷くと真っ赤な霧を生み出すと四人を覆いやがてその場から姿を消した。撤退を確認したラクシュミーは懐から閃光弾を取り出すと空高くに打ち上げる。これで生き残った眷属たちが一斉に向かってくるだろう。その際に向かってくるであろうヒーローとの戦いを予想するとラクシュミーの口角は上がり狂気の笑みを浮かべるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後に保須戦争と呼ばれる事になる保須市襲撃はステイン、ヴィラン連合の脳無、そして始祖率いる100近い吸血鬼の攻撃により破壊された。ヒーローは数十人規模で死亡し、それと同じくらい重傷者を出した。その中にはエンデヴァーもおり上半身の複雑骨折を始めとする怪我を負い入院する事となっていた。

 更に一般市民に至っては数万規模で死傷者を出しており逃げ出そうとしている所に敵の砲撃が降り注いた結果だった。保須市は復興の目途がたたないほどしたいと瓦礫の街と化した。

 一方でヴィラン側はほぼ無傷と言ってよかった。ステインは捕らえる事に成功し、ヴィラン連合の脳無は全て撃退した。吸血鬼も40名以上を倒し、拘束していたが首謀者は誰一人として捉えられなかった。更に、捕まえた吸血鬼たちは途中で暴れだし、()()()()()()()()()という謎の現象が起こり全員が死亡した。更に死体も灰となり遺体すら残らなかった。

 幸いな事にDNA鑑定は行う事が出来たため調べた結果、そのうちの一人は超常黎明期の人間であることが判明した。既に百年近く前の人間が若々しい姿で生きていたという事実はあっという間に緘口令が敷かれ上層部のみが知る事実となった。

 政府は本格的に始祖の力を欲しがるようになり警察を通じてヒーローに必ず捕まえるようにと圧力をかけ始めた。一方で、ステインが拘束前に言った言葉も世間を大きくにぎわせた。

 

誰かが、血に染まらねば……! ヒーローを、取り戻さねば……! 来い! 来てみろ偽物ども! 俺を殺して良いのは、本物のヒーロー! オールマイトだけだぁっ!

 

 この動画は削除とアップのいたちごっこが繰り返されるがステインが所属していたヴィラン連合に、バラバラだった悪意が集まるきっかけとなっていくことになる。そして、エンデヴァーすら倒せる存在がヴィラン連合と手を握っているという話も広まり人々はオールマイトという平和の象徴によって守られてきた世界が少しづつ崩れていくのを感じる事となった。

 そして、これらの存在と戦う事になるという事実は現職のヒーローたちに重くのしかかる事となった。ヒーローたちは本当の命のやり合いを行うという事実に心が折れ辞職する者も現れ始めステインが掲げていた”英雄回帰”という思想が正しかったという事実を証明する事となるのだった。

 




英雄回帰とは
”ヒーローとは見返りを求めてはならない。自己犠牲の果てに得うる称号でなければならない”
というステインの主張。原作ではステインのこの主張が正しいと証明されるのはオール・フォー・ワンやステインがタルタロスから脱獄した後だがこの世界では少し早めに起こる(とは言えまだ仮初の平和は維持できている為原作ほどの深刻な状況ではない)。

ジャンヌ・ダルクの個性について
個性:【天使】
天使っぽい羽と輪っかを出して体が光りだすという個性だが光を集めてビームを放ったり触れると大爆発を起こす武器の形に出来る(ワンピースの黄猿がやった剣を出したやつな感じ)
他にもいろいろできる為強個性に分類されるが本人としてはあまり使いたがらない。理由は「かつて信仰した(キリスト)を思い出すから」。これを使わなくても本人は強い為特に問題は起きていないがこれを使えば眷属の中でトップに君臨できるだけの実力が出る。

ステインの【凝血】が効かなかった理由
眷属と化した影響で血が人間とは微妙に変化したため。それ以外は考えてない(ごり押し)

次話は保須戦争のその後を書く予定

今後の展開に関して(なお、劇場版は”二人の英雄”のみ視聴済み)

  • 一気に林間合宿に
  • 二人の英雄の話を挟む
  • なんか小話挟んで
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。