「いい?距離1800mの芝コースよ。準備はいいかしら?」
レースに5人が応える。少し風が吹いている。
こうなったのは数時間前に至る…
~数時間前~
自分は試験に合格した満点でまあ、当然新人トレーナーの中で1位だった。
だが、そのせいか、他の人から離れている。
そこに一人の女性自分のところに来た。
「あなたが東海水城ね?」
「ああ、そうですが…あなた誰です?」
そう言われるとスーツを着た女性が話しかけてきた。ここのトレーナーだろうか、強者のオーラが見えるような気がする。
「私はチームリギルのトレーナー、東条ハナよ。理事長からの伝令で私達のチームを見学させることになったから。」
チームリギルってトレセン学院の一番強いと噂されているチームだ。
そこに見学できるのは難しい事である。
自分は東条さんに付いて行きました。
付いて行く中で東条さんから説明を受けました。
「ここが模擬レース場よ。今は私達が使っているけど実績が大きかったりさきに使えるようになるから、実績を大きくしていくことが大事だから。まあ、新人トレーナーの場合はそっちを優先的にしているから安心ね。」
模擬レース場はチームリギルが使っているので、レース場にいるみんなは走っていた。
東条さんの呼びかけにレース場いる人達は東条さんに向かって、整列した。
「いいか、見学者が一人いるが、理事長から伝令で見に来ているくれぐれも失礼のないように。」
みんなは大きく応えました。元気があってよろしい!
「で、質問がある者は挙手!」
(質問コーナーとか聞いてないよ!?)
まあ、みんなは気になるので、みんな手を挙げる。
これには東条さんは頭を抱えていました。
「全員か…仕方ない、東海手を挙げているものから4人選べ。」
「えぇ…自分がですか、じゃあ選んでいるので東条さん、指をさした人の名前を教えてください。」
「ええ、いいわよ。では名前を言われた者は質問を言え。」
自分は東条さんに指をさした人達の名前を聞いた。
「では、サイレンススズカさん、どうぞ。」
「はい、逃げは勝ちの定石ですか?」
意外と簡単な問題だな。
「逃げは勝ちの定石ではないですね。」
そう言うと、スズカは少ししょんぼりしている。
「だが、誰にも追いつけない逃げをしたら、いいと思うな。」
「誰にも追いつけない逃げ……ありがとうございます。」
「役に立ったかな?次、フジキセキさん。」
「フジキセキだよ。東海さん、マジックは好きかな?」
マジックが好きだと聞いた。
「ええ、好きですよ。なんなら出来ますよ、マジック。」
「ふ~ん、じゃあいつかマジック大会を開こうか。」
マジック大会を予定に入れられたが、まあ、いいや。
「次、ヒシアマゾンさん。」
「アタシか、あんた、タイマン勝負は好きか?」
予想の斜め上行っているが誰もがびっくりする質問だった。
「タイマン勝負も好きだが、1対何人の勝負がいいです。今、レースしてもいいぞ。」
自分言った言葉にみんなびっくりしている。
「あんた本気かい!?ははっ、勝負してやるよ。」
「最後の質問に応えてからな。最後、タイキシャトルさん。」
「ハーイ!あなたは昔アメリカにキマシタカ?」
「ああ、確かに、昔アメリカに行ったな…ん?待て、なんで俺がアメリカに行ったことを知っている?まさかと思うが…」
自分が何か言う前にタイキシャトルは素早く突撃しながら、抱きついてきた。
その光景を見た、みんなは啞然としていた。
だが、勢いをつけすぎたのか自分は後頭部を地面に当てた。
「なあタイキ、下がコンクリートだったらどうするつもりだったんだ?」
「オウ!ソーリー、つい興奮してしました!大丈夫デスカ?」
こういうタイキの無邪気な行動は変わらないな。
すると、東条さんがこちらに話しかけました。
「タイキ、東海とどういう関係なんだ?」
「ノン!トレーナーさん、私のマイフレンドであり、メイオーなのデース!」
タイキが正体をばらしてどうする…
「正体がばれたなら仕方ねえ…そうだ、俺が……」
自分はフードを外すと頭の上にウマの耳があった。
「暗黒時代の一人、シンボリルメイオーだ。ヒシアマゾン、勝負すると言った理由はこういう事だ。」
『ええええええ!?』
自分はさすがに声が大きかったのか耳を塞いでいる。
「そんなに驚くことか?」
「そりゃ、そうでしょう…伝説のあなたがここにいるからよ…」
「さて、どうする?それでも勝負するか?それともやめるか?」
自分は誰かに煽るように言ってみた。本来はヒシアマゾンにやるべきものだが、違う人がつられてました。
「なら、私が行こう。」
そう言った人は自分が知った顔であった。
「いいぜ、他はいいか?」
自分は他の人に聞いた。すると、3人が候補に出た。
「スズカとヒシアマゾンと…東条さん、彼女の名前は?」
「彼女は、シンボリルドルフ、無敗の三冠ウマだ。私なりに一番のウマ娘よ。」
(へぇ~一番ね…そりゃやりがいのある相手だ。にしても、なんでだろう?どことなくルナに似ている…)
そう、シンボリルドルフがルナに見えてしょうがないのだ。
だってさ、茶髪で白い髪がメッシュのようにあるのだ。
(確かめてみる必要あるな。)
自分はシンボリルドルフに近づいた。
「?何か用かい?」
シンボリルドルフが聞いてきたので早速ルナかどうか聞いて見よう。
自分は小さい声で聞いた。
「ルナちゃん元気だったかな?」
「!?」
ははっ、やっぱりあんただったか。元気だったかどうかはあとで聞くことにしよう。
すると最初に勝負すると言った子が来た。
名前は東条さんから聞かなくてもわかるが…
「何か用か?ナリタブライアン。」
「やはり貴様で合っているな。姉貴の仇を取らしてもらう。」
だろうな、ビワハヤヒデの仇をとりに来たんだろう。
昔にハヤヒデと勝負すると言って大人げない圧勝したからな。
それで、ハヤヒデの妹、ナリタブライアンに『貴様に勝つ!』って言って凄い睨まれたなぁ。
「はっ!仇を取るよりあんたをボコボコにしてやんよ。」
自分は散々ブライアンを煽った。
「はい、さっさと準備しなさい。この後と新入生の入団テストするから。」
と、東条さんに言われたので走る準備をした。
そしていまに至る…
「あの、ちょっといいかしら?」
スズカが自分に聞いてきた。
「なんだ?スズカ。」
「どうして大外にいるの?」
自分は内側ではなく、大外側にいるのだ。
確かに、芝コースなら内側の方が有利だから。
「本気で行くとコースの芝が当分の間使えなくなるけど、いいのか?」
そう言うと、スズカは横に振った。
まあ、横に振るよな、ウマ娘として、コースが使えなくなるのは練習が出来なるのは誰だって嫌だからね。
「話はここまで!さっさと始めるよ!」
自分も含めて、走る準備をした。
「始め!」
と、言われみんな、スタートした。
先頭は大外側にいる自分で、その後にスズカ、ルドルフ、ブライアン、ヒシアマで順に並んでいる。
(ははっ、毎度高まるなぁ、この情熱!この満ちる力ァ!!)
スズカが自分を抜こうとするが、抜かれそうな時だけ、スピードを出してそのままにしておく、いわゆる舐めプって奴だ。
すると、諦めたのか、来なくなった。ラストスパートに賭けるのか。
そうこうしているうちに最後の直線前で自分以外の者はラストスパートをかけて行った。
自分はスパートを掛けているみんなから、とんでもないことをする。
(一か八か、行くぞ!)
直線になった瞬間、後ろに少し走って右足に力を入れ、猛スピードで走った。
1着自分、2着ブライアン、3着ルドルフ、4着ヒシアマ、5着スズカの結果になった。
「みんなお疲れ様。この後新入生の入団テストがあるんだろう?自分もトレーナーだからな、自分的に選ばしてもらうぜ。いいですか?東条さん。」
「ええ、いいわよ。ただし、私と被らないで欲しいわね。」
「いいですよ。どうせ、被らないと思いますが。」
と、自慢げに言った。
東条さんに笑われてしまったがまあ、いいか。
自分は入団テストの準備を手伝いました。
~数十分後~
レース場には沢山のウマ娘がいる。
この中で1着で勝利したら、東条さんのところに入れるらしい。
自分は東条さんと被らないで欲しいらしい。
それに他のトレーナーがいるから、取り合いになるのは避けたい。
『では、只今より、チームリギルの選抜模擬レースを始めたいと思います!参加者の方は各コース場の受付に並んでください!』
グラウンドに大きく拡声器で拡張した声が響き渡っていた。内側のダートコースから外側の長距離用芝コースにかけて、今年になって入学してきた新入生達のほとんどが集められていた。
「さて、今年は何人ぐらいおハナさんの目に止まっかな?」
「さてな。走ってみない限りには何とも言えんよ。」
模擬レースを走る前にストレッチをしたり、深呼吸をしたり、はたまた独特な方法によって緊張をほぐしている新入生達を眺めながら、ヒシアマとブライアンの2人は監督役と審査役としてコースに立っていた。
「ただ、おハナさんの目には止まらなくても、彼や、他の奴らの目には止まるかもしれないがな。」
「あぁ、それもそうだな…」
コースの外からグラウンドを眺めている沢山の人集りと東条さんの隣にいる自分を見て、ヒシアマゾンはナリタブライアンの言葉に同意した。
『現時点を持ちまして受付を終了させていただきます! 10分後に模擬レースを始めるので監督役と審査役、並びに第1レース走者の新入生は整列してください!!』
おっと、そろそろか」
「あぁ、準備しよう」
二人が準備をしていると、自分は東条さんに聞いた。
「東条さん、今で一番良さそうなウマ娘はどれです?」
「そうね、私的にはあの子かしら。」
東条さんはプロレスのようなマスクを子に指をさした。
「でも彼女と同じ強さを持つウマ娘もいますからね。」
その後は始まり、ゴール地点で大きく喜ぶ勝者と、崩れ落ちて悔しがる沢山の敗者達。
東条さんは中距離レースで先ほど指をさしたウマ娘をスカウトしに行った。
入団テストも最後のダートコースになってしまった。
「トレーニングを楽しいと思う子がいないかなぁ。」
自分は東条さんと違って、計画をあまりしないトレーニングをするから、負けてもめげない子がトレーニングしやすいと思っている。
そう思っていると、ダートのレースが始まった。
ダートのコースは800mであるがダートってのはよほどパワーがないと走りにくいから、その上800mとゆう短さなのでスピードもないといけない。
やがて、400mを切った時、誰かを嘲笑うような声がした。多分それはポツンと一人一番後ろにいるピンク色髪のウマ娘のことだろう。両手を前に突き出して、息も絶え絶えになりながら懸命にコースを走るが、とてもウマ娘のものとは思えず、普通の人間の早歩きと同じぐらいの速度しか出ていなかった。それは他のトレーナーからも聞えた。
何を言っているのかわからないがあのウマ娘に悪口を言っているのだろう。
自分は東条さんを除く、今いるトレーナーと嘲笑っていたウマ娘に怒り顔に見せないで、殺気だけ出して黙らせました。
すると、馬鹿にしていたトレーナーや、嘲笑っていたウマ娘も黙り込みました。
みんなが黙り込んだ後、ヒシアマとブライアンはその子を応援し始めました。
「頑張れ! ゴールはもう少しだぞ!!」
「そうだ! 頑張れ!!」
「頑張ってー!!」
「諦めないでー!!」
「走りながら息を整えるんだー!!」
1人、また1人と誰もが見守る最中で足をもつれさせてしまったピンク髪のウマ娘は体勢を大きく崩してしまい、息切れしてることから体勢を立て直す力も残っていないのは見て分かることであり、このままでは顔面から地面に転ぶのは明白だった。
いくらダートコースとはいえ転んでしまえば怪我もする。慌てたヒシアマとブライアンは急いで動き出そうとしたが、わずかに間に合わないのだ。
だが、一人のトレーナーは見逃さなかった。
自分は両脚に力を入れて、少し斜めに上がり、そこから、空を蹴って垂直移動して、ピンク色の髪のウマ娘を支えました。それはまるで、紫色の閃光が見えた。
これには、みんな啞然としていました。
「大丈夫ですか?お嬢さん。」
「ぜぇ……ぜぇ……だ、誰……?」
「息切れしているから、まずは呼吸を整えてな。」
自分は彼女に息を整えるように言った。
彼女が呼吸を整え終わると、名前問われていたので、自分は名を言った。
「俺は東海水城。名も無き新人トレーナーさ。君の名は?」
「わたし、ハルウララっていうの!」
ハルウララ…いい名だ。この子なら面白くなるだろう。
「ハルウララ、自分はあなたをスカウトしたいけど、いいか?」
「うん!いいよー!」
まさかの即答。とりあえず今は一人にしておいて、余裕があるなら増やそう。
と言うか君、純粋過ぎない?
(まあ、どちらにしろ、OKはもらえたしこれでいいか。)
ここから、ハルウララ伝説始まった。
どうも見ている方々、ありがとうございます。
百龍です。途中からあの怒りのテーマを流すと面白くなる(はず)
次から特訓です。
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