【完結】何でここに居るんだ ここはアーネンエルベじゃないぞ   作:ブラッドゼーレ

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前回の話
ヴローヴを討伐完了これで少し平和にと思ったらエボルトが復活!?どうなる第12話!!


12話 一時的な平和のハーフタイム

昼過ぎ、扉が開き鈴が鳴る

 

「いらっしゃい、志貴くんじゃないか」

 

「こんにちは、すいません、いつものを」

 

「わかったよ」

 

いつもの様にカウンターに座りコーヒーを待つ

ふと、棚の所に虫かごがあった、中には赤いヘビ(・・・・)がいた

 

「マスター、あのヘビは」

 

「うん?あぁ、あれね、えーと、預かってるんだ」

 

少し言い淀んでいた気がした

ヘビを観察するように見る、何処のヘビだろうか日本では見慣れないヘビである

じっくり見てる志貴を見て苦笑いをしていた、昨日の夜の事を思い出しながら

 

 

 

アメーバは形を整え遂にその姿を現す

 

「この星を吸収する前に、あの真祖と戦うとしよう」

 

そこにいたのは!体が赤い、小さくヘビだった!!

見つめる自分、興奮気味のエボルト

八ッ!と覚醒し目の前の現実を受け入れる

今はまだ気づいてないエボルトがいる、今のうちに閉じ込められるものを探す

部屋の一角に前の、持ち主が置いてった虫かごとゴミ拾い用の長いトングがあった

 

「ハハハハハ!!う~ん?」

 

焦る子もなく、静かだったので少し冷静になるエボルト周りを何かをあさっているアイツがいた

その横にある鏡に目が行く、そこに映し出されていたのは赤い小さなヘビ一匹

 

「・・・は?、はあああ!?なんだこれはぁぁ!!」

 

焦りだすエボルト、確かに自分は力を取り戻し、体を形成したはずなのにヘビになっていた

このままだとまずいと思い、一時隠れようとするエボルトだったが、そのまえに長いトングに挟まれる

 

「は、離せ!!」

 

「逃げられるから、ヤにきまってるだろ!!」

 

ボトンと蓋の空いた虫かごの中に落とし蓋を閉めた

 

「出せ!!」

 

蓋にひたすらに頭突きをするエボルト

重い物を上に置き動かないようにする

 

「これで一安心だな」

 

脱出が無理だと悟りやめるエボルト

膝を曲げ中腰になり覗き込む

 

「この俺が、こんなザマに、くっ!あいつらに見られたら確実に笑われる!!」

 

あの4人に笑われるのだけは分かる!!そう思う

そんな事を考えてると質問が飛んできた

 

「お前、なんで今まで出てこなかった」

 

「それはな」

 

「嘘偽りなくだ」

 

「ぐっ!ち、力が弱っていたからだ」

 

少し苦しそうな声を出しながら答える

少し考えこむ本当に弱ってただけなのかと疑う

 

「お前、何か縛りあるだろ」

 

「くっ!」

 

「言え、嘘偽りなく」

 

それから分かった事はこうだった

 

1彼の言う事は絶対

 

2彼のマイナスになるような事はしない

 

3彼から半径50メートル四方までしか離れなれない

 

4サポートする事

 

それが制約のようだ、エボルトはエボルになり力を取り戻し、制約を振り切ろうとしたが失敗だったようだ

 

「そうか、なら追加だ、人を襲うな、攻撃するなだ」

 

 

「攻撃するなは、やめた方がいいぜ、4が破城しちまうし、何より、何もできずに殺されるぞ?」

 

「そうか…なら襲うなだけだ、守れよ」

 

「あいよ、クライアント様」

 

そして眠る事にした

 

「もしかしたら人間、なれって言えばなれるかもしれね、な~、言ってみてくれよ~」

 

「断る!」

 

そして今に至る

監視の為、見える場所に置いているのだった

 

「マスター、こいつ、名前なんて言うんですか?」

 

「え!あーと、確か、ボルくん、そう!ボルくん!!」

 

考えてもなく即席で付けた名前、虫かごから異議申し立てしてそうな目つきでこちらを見るボルくん

少し申し訳ないが、これは勝手に体を使い筋肉痛を酷くした罰だと、自分に言い聞かせる

コーヒーを志貴の前に置く

 

「そう言えば、昨日は怖かったね、ガス爆発だっけ?志貴くん家離れてるけど近いんじゃないっけ?」

 

「え!あ、そうですね、そんなに近くないので、音はすごかったんですけど」

 

「ここら辺でも起きなきゃいいけど…」

 

「もう起きませんよ、あんな事」

 

何か思い出してるような顔をして、コーヒーに口を付けた

 

「あち!」

 

締まらない志貴だった

 

 

 

その夜、ロアは静かに殺されたのであった




新たなる形態
エボルトペット態!!
赤いヘビです!(コブラは飼育に許可が必要なのでこうなった)
神に抜かりはなかったようです
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