ナザリックによって征圧されたガーランドの城。そこにナグモとユエの姿があった。
「それで私は何をすれば良いの?」
「お前には宝物庫に収められた国宝のマジックアイテム類の鑑定をしてもらう。一つくらいは使える物はある筈だからな」
アルヴヘイトがいなくなり、ガーランドの城にある国宝なども全てナザリックの物となった。単純に宝の鑑定をさせるならパンドラズアクターだけでも事足りるのだが、トータスの現地文化に詳しいユエの意見も参考にするべきだろうと判断してナグモが呼びつけたのであった。
「もっともハイリヒ王国の宝物庫にあったマジックアイテムの質からして、ナザリックにとって大した物は無いと思うがな」
「……本当に魔人族達を平定するなんてね」
既に話を聞き及んでいるのか、城に勤務している魔人族のメイドがナザリックの人間であるナグモの姿を見た途端に、顔を青くしながらガタガタと震えて平伏する姿を見てユエはポツリと言った。
「ナザリックの軍事力なら不可能ではないと思っていたけど、魔人族軍全員を皆殺しにするとは思わなかった」
「……奴等はアインズ様の世界征服の大願の為に殺す必要があった。それだけだ」
ナグモはいつも以上にぶっきらぼうに言葉を返した。ユエの言葉が、まるで戦場で魔人族達を皆殺しにした事を責めている様に感じたのだ。
「奴等は……ナザリックと交戦する前にも異種族である人間達の街をいくつも焼き払った。奴等は蛮民だ。恐怖という知識が欠けた愚者達をアインズ様の支配下に入れるには、まずは鞭の痛みをもって理解させる必要があった」
「……貴方達がやった事を責めたいわけじゃないけど」
ユエとて、かつては吸血鬼の国の女王として戦争の指示を出した事もある。流石に今回のナザリックの規模とは比べ物にならないが、敵軍を自分の魔法で焼き払った事だってある。国を運営するという事は、時には血生臭い事に手を染めなければならないのだ。だからこそ、今回の戦争で魔人族達に甚大な被害を出したナザリックの所業を一方的に悪だと断じるつもりはない。しかし、自分に言い聞かせている様に言い訳がましいナグモに対して、ユエは少しだけ眉を顰めた。
「でも……行った事実に対して、逃げるべきじゃないと思う」
「僕は逃げてなんか———」
「敵兵にだって、帰りを待つ人がいた」
一緒、ナグモの息が止まった。ユエは静かに、しかしまっすぐな瞳でナグモを見ていた。
「……貴方にとっては敵を排除しただけなのかもしれない。でも、目的の為に大勢を殺した。それと同時に親しい誰かを亡くして不幸になった人も生み出した。アインズ様の為という大義があったとしても、それは確かな事……だから、その事実から逃げては駄目。キチンと受け止めておいて。それが誰かを犠牲にしてでも前へ進んだ者としての、最低限の義務だと私は思っている」
ユエのまっすぐな瞳に、ナグモは気圧された様に何も言えなくなる。
低脳な人間達など
いつもの様にそう言おうとしたが、今のユエの言葉の前ではそれが薄っぺらい言葉に思えて反論が上手く紡げないのだ。
ナグモがNPCのままだったならば、AIの定型文の様にナザリックへの忠誠や創造主によって設定された性格のままに出た言葉で言い返す事も出来ただろう。
だが、
「……魔人族軍の殲滅は、正しい事だったんだ。もう終わった話を今更蒸し返すな」
だからこそ、ナグモは負け惜しみの様にそう返すしか無かった。ユエにプイッと背を向け、目的の場所へ行こうと足早に歩き出す様はまるで逃げ出している様にも見えた。
しばらく、二人の間に会話は無かった。ナグモはユエの方を振り向こうとはせず、ユエもナグモの背中を見たまま何も言わない。何かを言えば、綻びを生じてしまう様な気不味い沈黙が二人の間に流れていた。
やがて、城の廊下を進んだ先———ソレを見た瞬間、ユエの足がピタリと止まった。
「………………え?」
「……何だ? まだ何か言いたい事でもあるのか?」
ユエが足を止めたのを察知して、ナグモは不機嫌そうに振り向いた。しかし、ユエはナグモを気にかける事なく、ある一点を見つめて表情すらも凍り付いた様に動かなかった。
「おい、本当に何だ? グズグズしてる暇なんて無いのだが?」
「嘘……どうして……この人が………」
イライラとした口調のナグモに、ユエは掠れた声で答えた。ようやくナグモはユエの視線の先にあるものに気付いた。
「ああ、それか? その男がアインズ様を差し置いて、魔の王を自称していたアルヴヘイトだ。ふん、こんな趣味の悪い肖像画がまだ城に残っていたとはな。さっさと処分する様に言っておかなくては———」
「ディンリード……叔父様………?」
「………何だと?」
廊下に飾られた
***
「———本当にこれで問題無いのだな?」
「はっ。復活におけるレベルダウン後の予測ステータス、アインズ様よりお借りした装備に掛かるデバフ効果……様々な要素を検証しましたが、これでアルヴヘイトが復活しても身動きが取れる確率は0.0001%以下です」
オルクス大迷宮の深層———かつてユエが封印されていた部屋で、アインズはナグモに念を押す様に聞いていた。
魔王アルヴヘイトがユエの親族だったというナグモの報告を聞き、アインズはアルヴヘイトに蘇生魔法をかけて事情聴取を行おうと判断したのだ。ただし、まだ完全にアルヴヘイトを信用したわけではない。ユグドラシルには魔法やスキル、ステータスを封印するデバフ専用の装備があり、アルヴヘイトの身体にはそれが自分の意思では外れない様に取り付けられていた。
「加えて———アルヴヘイトの肉体がトータスの吸血鬼族である限り、この魔法具の拘束からは抜け出せません。……
チラッとナグモは共にこの場にいるユエを見ながら断言した。アルヴヘイトは、かつてユエがそうされていた様に魔力を常に吸収される鉱石で作られた立方体に両手や下半身が埋まった状態で磔にされていた。まるでアインズ達が初めてオルクス大迷宮に来た時の焼き直しの様だ。違うのはユエの代わりにアルヴヘイトが封印されている事と、アルヴヘイトの周りを万が一の為にと配置された高レベル帯のモンスター達で埋め尽くされている事か。
「ユエ………」
「……大丈夫です」
アインズはユエに声を掛けた。これから裏切られたとはいえ、彼女の実の叔父と話をするのだ。何と言えば良いのかアインズも分からなかったが、ユエは覚悟を決めた様に頷いた。
「……お願いします」
「うむ……では、これより魔王アルヴヘイトの蘇生を行う! レベルダウンや拘束具があるとはいえ気を抜くな! 万が一逃げ出そうとしたら、殺害を許可する!」
『はっ!』
ナグモや周りの高レベルモンスター達が一斉に唱和する。アインズ自身も即座に攻撃魔法が撃てる様に準備しながら、蘇生の
「うっ……かはっ……」
すると、死体だったアルヴヘイトの身体が甦る。長く動いていなかった為に固まっていた喉の筋肉を動かす様に咳き込みながら、アルヴヘイトはボンヤリと目を開ける。
「あ……アンデッド!? ア、アインズ・ウール・ゴウン……!」
「叔父様……!」
アルヴヘイトは意識が覚醒すると、自分の視界にいたアインズの姿を見てトラウマを想起した様に恐怖の表情に歪んだ。だが、ユエが声を上げるとアルヴヘイトは初めてユエに気付いた様に視線を向けた。
「……お前は、確か……アレーティア? まさかお前はアレーティアなのか!?」
まるで記憶を掘り起こす様に目を細めていたアルヴヘイトだが、ユエの姿を見て驚愕していた。
「叔父様……貴方は本当にディン叔父様なの?」
「そ、そうだ! 私はお前の叔父、ディンリード・ガルディア・ウェスペリティリオ・アヴァタールだ!」
金髪紅眼の男は一般的には知られていなかったミドルネームも含めて正確に名前を言い切った。ユエの表情に動揺がはしる中、アルヴヘイト———ディンリードはユエを見て感激している様に涙を流した。
「ああ、アレーティア……私の可愛い姪よ。まさか生きているとは思わなかった……今はもしかしてアインズ・ウール・ゴウン……いや、ゴウン様にお仕えしているのか? それは良かった……」
ユエの傍らに立っているアインズを恐々と見ながらも、ディンリードは安堵の溜息を漏らす。それはまるで、地獄の中で蜘蛛の糸を見つけた様な表情だった。
「頼む、アレーティア……どうかこの拘束を解いてくれ。もう私はゴウン様と戦う気なんて無いんだ。私も君と一緒にゴウン様にお仕え出来る様に取り計らってくれ……お願いだ」
ディンリードは、かつてユエの教育係として何度も見せていた優しい笑顔で話しかけてくる。それは遠い記憶となった姿と同じ顔で、ユエの中で迷いが生じる。だが、そこでアインズがユエの前に出た。
「待て。ユエの叔父だというなら、いくつか疑問に答えて貰おう」
「な、何でしょうか……?」
「まず最初に、吸血鬼族であるお前がなぜ魔人族の王となっていた? それもエヒトルジュエの手下として」
「し、仕方がなかったのです! エヒト神……エヒトルジュエは、アレーティアを手に入れられなかった腹いせとして、アルヴヘイトを私に取り憑かせていたのだから!」
「……どういうこと?」
ユエ自身も覚えがない様で、ディンリードを驚いた様に見つめる。その姿を見たディンリードは必死で話した。
エヒトルジュエは肉体を失っており、新たな自分の器となる者を探している事。
ユエは神の魂を内包しても崩壊しない、貴重な“神子”の天職を持って生まれた事。
その為にエヒトルジュエの信仰に染まりつつあった吸血鬼族の上層部は、ユエを殺して肉体に神を降臨させる儀式を強行しようとしていた事。
———已むを得ず、ユエを封印してエヒトルジュエが完全体となる機会を邪魔した事を。
「そん、な………そんな話、信じられないっ! 叔父様は……貴方は私や祖国を裏切った!!」
「アレーティア、信じられないのは無理もない……だからこそ、君の両親とは教育方針でよく揉めていたんだ。実の子を神の生贄にするなど親のする事ではない、と私は言ったが……残念ながら、エヒト神の信仰に染まった彼等は聞き入れてくれなかった。神の肉体となる事は名誉な事だ、とアレーティアに教育する様にと迫っていたのだ」
ユエは一瞬、足元がぐらりと大きく揺れた気がした。
それはユエの記憶でも確かな事実だった。ユエの天職が初めて明らかになった途端、それまで普通に接していた両親や周りの者達は急に余所余所しく———まるで御神体でも取り扱うかの様に、自分を恭しく扱い出したのだ。唯一、今までと変わらずに接してくれたのがディンリードであり、それで両親達とよく口論している姿を見かけていたのだ。
「許してくれとは言わない……だが、全ては君を守る為の行動だったのだ。そうして君を上手く隠して、念入りに自分の記憶すら封じてエヒトルジュエの企みを阻止できたのだが、その事に怒り狂ったエヒトルジュエによって私の肉体は奴の眷族であるアルヴヘイトの器にされていたのだ」
しかし、とディンリードは繋がれたまま、アインズや周りのモンスター達を恐々と見つつも背後にいるユエに視線を向けようとしていた。
「ゴウン様によって一度殺された事でアルヴヘイトの魂は死に、肉体の奥底に眠っていた私の魂が主導権を取り戻せた様だ。これは奇跡だ。億に一つもない筈だった奇跡をゴウン様は起こしてくれたのだ!」
ディンリードの賛辞を聞いても、アインズは無反応だった。表情の無い骸骨の顔は、さながら豚に話しかけられた精肉機械のようだった。ディンリードは気まずそうに咳払いをしつつ、ユエに頼み込んだ。
「頼む、アレーティア。どうか私に謝罪をする機会を与えてくれ。何だってする。また昔の様に、君を支えさせてくれる様にゴウン様に御頼みして貰えないか?」
「わ、私は………っ」
ディンリードの切実な姿を見て、ユエはどうしたら良いか分からなくなった。
今まで自分を裏切っていたと思っていた最愛の叔父は、実はずっと自分の味方であった。語っている話を嘘だと言うには筋が立っており、信じて良いのか分からなくて頭がグチャグチャになりそうだ。
ユエの脳裏に、“ディン叔父様"と慕っていた頃の記憶が甦る。
幼いユエが座学や魔法の勉強で結果を出した時、いつも“頑張ったな”と優しく頭を撫でてくれたのがディンリードだったのだ。
その叔父が生きていた。自分を裏切ってなどいなかった。
ユエの瞳が揺れて、
「いや、実に感動的だ。我が身すら犠牲にして、自分の姪を守るとは見上げた心意気だ」
不意にそれまで黙って事の成り行きを見ていたアインズの声が割って入る。
「人、その友の為に自らの命を捨てること。これよりも大いなる愛はなし……ナザリックのギミックにも用いられている福音書だ。
「あ……ありがとうございます! では……!」
「ああ。ただ、その前に———“
ディンリードの表情がたちまち凍り付いた。アインズは眼窩に宿る赤い光でまっすぐ見据えながら、ディンリードに話し掛ける。
「私は魔法で記憶を読み取れるのだ。今の話が嘘でないか、お前が本当にユエの叔父なら確認させて貰っても大丈夫だな?」
「そ、それは、その………」
「どうした? お前はアルヴヘイトではなく、ディンリード殿なのだろう? それとも記憶を読まれると何か不都合な事でもあるのか?」
まあ、本当は無理なんだけどな。と、アインズは内心で付け加える。
確かに“
しかし、アインズのブラフの効果は十分だった。「いや、だが、しかし……」とディンリードはモゴモゴと言い出す。息が荒くなり、目もキョドキョドと忙しない。様子のおかしいディンリードに、先程まで動揺していたユエも疑惑の目を向け出した。それに気付き、金髪紅眼の男は慌てた様に甲高い声を上げた。
「ち、違う! 信じてくれ! そうだ、アレーティア! 君との思い出を全部語ろう! それなら私がディンリード・ガルディア・ウェスペリティリオ・アヴァタールだと証明でき———」
「ふん。対象の記憶を読み取って、その人物のフリをするなどドッペルゲンガーでも可能だ」
今度はそれまで黙っていたナグモが口を開く。ナグモは簡単な公式すら知らなかった相手を見下す様な目で、金髪紅顔の男を見ていた。
「大体、魂に関する基本法則を知らないのか? お前の肉体が仮にユエの叔父本人だとしても、既に数百年も
それはコップの中の水に墨汁を垂らすと色が変化してしまう様に。
ユエの様に“神子”では無く、一介の吸血鬼族でしかなかったディンリードの魂は、自分よりも巨大なアルヴヘイトという神霊の魂に既に呑み込まれてしまっている。肉体に入っていた時間が短ければ、まだディンリードの魂が残っている可能性もあったが、ユエが封印されていた年月からしてその可能性も無いとナグモは断言した。
「ち、ちが……わ、私は……私は………!」
しどろもどろになりながら、金髪紅眼の男———アルヴヘイトは口篭る。それは自分が助かりたいが為に仕掛けた
「———つきっ」
ユエの声がポツリと響く。顔を伏せ、ユエは拳を握り締めて小刻みに震えていた。
「嘘つき、嘘つきっ!!」
次の瞬間、ユエは怒りの表情で磔にされているアルヴヘイトに魔法を撃とうとした。
「この馬鹿者、冷静になれ!」
「放して! コイツが、コイツが私の叔父様を……!」
ナグモや周りのモンスター達がユエを取り押さえる。彼等のレベルやステータスはユエより高いが、そんな事すら頭から抜け落ちた様に暴れてナグモ達の拘束を振り解こうとした。
「叔父様の身体も! 私と叔父様の思い出すらもコイツは利用しようとした! コイツだけは、絶対に許さない! 放して、放してええっ!!」
「止めよっ!!」
アインズの声が大きく響く。ユエはビクッと肩を震わせる。暴れる事をやめたユエから離れる様にナグモ達に指示して、アインズはユエに向き直った。
「ユエ。親しい者を装って、謀られた事に怒り狂う気持ちは分かる。だが、ここでアルヴヘイトを再び殺したところで何も得られない」
「アインズ様っ……でも……!」
「お前の天職の件といい、この男には聞かねばならない事がまだある様だ。だから怒りに任せて殺す事は残念だが許可できぬのだ。ここは抑えてくれ」
ユエの天職について、アインズは前々から気にはなっていた。“神子”と言うからには何か特別なクラススキルを持って生まれたのか? などと考えていたものの、今まで手に入れてきた情報では結局判明する事がなかった。今になって思えば、当然の話だ。トータスの歴史の中でユエしか“神子”の天職を得た者はおらず、だからこそ情報など残っているわけがなかったのだ。
「う、ううっ………!」
いつもの冷静な表情を歪め、ユエはアルヴヘイトを憎々しい表情で見つめた。自分の感情と、大恩あるアインズの命令。その二つが心の中で激しく揺れ動く。
「ううっ……うああっ、うっ、うっ……!」
最終的にユエは自分の感情よりも、アインズの言う事を尊重した。叔父の仇をこの場では殺せないと理解したユエは、その場で蹲って泣き出してしまった。
「……ここは任せる。ユエ、私が付き添うからこの場を離れるぞ」
「……はっ」
「うっ、ううっ……はい……」
アインズはナグモ達に告げ、ユエと付き添う様に部屋を出て行こうとした。ユエもこのままいても邪魔になると理解したのか、嗚咽を漏らしながら部屋を出る。
「………ああ、言い忘れていたが」
ユエが先に部屋を出たのを確認して、アインズはナグモ達に振り返った。
その瞬間———ナグモ達、そしてアルヴヘイトすらも背筋に氷の柱を突き刺された様に感じた。
「そのペテン師は、
燃え盛る地獄の劫火の様に赤々とした光を骸骨の眼窩から輝かせ、アインズは部屋に残っている者達を睥睨する。
「死はこれ以上の苦痛が与えられないという意味で慈悲
『は………はっ!!』
死の支配者の怒りのオーラに震えながら、ナグモ達は平伏する。アインズはそれを見た後、今度こそ部屋を後にした。
かつて吸血鬼の少女を封印していた部屋を閉ざしていた扉が、重々しい音と共に閉まっていく。
ステータスや魔法を封印する拘束具をつけられ、吸血鬼の肉体を得た為に自分を磔にしている立方体の鉱石から逃れる事も出来なくなったアルヴヘイトには、その音が自分の未来を鎖ざす音に聞こえた———。
やったあ! アルヴヘイトくんは無限に遊べるドン!
死亡フラグがなくなって良かったネ(笑)!
次回はアインズ様がユエを慰めるお話っす。お口直しにどうぞ。