ありふれてないオーバーロードで世界征服   作:sahala

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アンケートにお答え頂いて、ありがとうございました。
結局、アインズ様と元の名前を捨てた者同士にしたかったので、名前はユエにしました。

自分はどうでもいい事をダラダラと書く癖があるので、色々と描写を端折った結果……ナグモはようやく彼女と再会しました。

是非とも、喜んでくれたまえよ。ナグモ。


第二十八話「名付け。そして………再会」

「それで、お前は何という名前だ?」

 

 ポーションやセバスの気功によって、すっかりと血色の良くなった金髪の吸血鬼にモモンガ———アインズは質問した。

 一糸纏わぬ裸体だった少女にはアイテムボックスの肥やしになっていた装備品の服を着せた。

 

(500円ガチャのハズレアイテムがここで役立つとはなあ……まあ、俺のボーナスも浮かばれたよな。多分)

 

 遠い目になっていたアインズに、少女はふるふると首を振った。

 

「……名前、つけて下さい。前の名前は、もう名乗りたくないです」

「自分の名前なのにか?」

「……アレーティア・ガルディエ・ウェスペリティリオ・アヴァタールというのが本名です。でも、辛い事しか思い出せないから……もう使いたくないです」

 

 長っ! とアインズは思ったが、そういえばこの少女は吸血鬼の王様だったな……と思い直す。

 

「だから、宜しければお名前を頂きたいです。アインズ・ウール・ゴウン様の臣下として、新しく生きていく為に」

「アインズで構わん」

 

 こっちも名前として呼ばれると長いよなぁ……と思っていると、守護者二人がざわついた。

 

「よろしいのですか? 至高の御方の名を略すなど、この吸血鬼に許しても」

「構わん。お前達もアインズでいいぞ」

 

 無機質な目で少女を見ながら伺うナグモに、アインズは鷹揚に手を振る。

 

「畏まりました。以降、アインズ様と呼称致します」

「うむ。セバスもそれで良いな?」

「偉大なる御身がお決めになった事に異論などありません。たっち・みー様も、その名はアインズ様こそが相応しいと仰るでしょう」

 

 畏まる二人の従者の姿に少女もまた姿勢を正した。王族としての本能がアインズを人の上に立つ人間だと認識しているのかもしれない。

 

(名前か……まあ、名前を変えて心機一転したいという気持ちは分からなくないよな。今の俺が、まさにそれだし。でも名前なあ……)

 

 支配者ロールを意識して、顎に手を当てて考える———フリをした。

 

(俺、名前のセンス無いんだよなあ。ギルド名を変える時に異形種動物園にしたら、皆に総スカン食らったし……何が駄目だったんだろ? 異形種動物園)

 

 まあ、今となってはそれにしなくて良かったとは思う。「我が名は異形種動物園!」とか誰が聞いてもダサい。そしてその名前が世界中に広まるとか、ベッドの上でひたすら悶絶するしかない。

 

「あー……ナグモ、セバス。お前達の意見を聞こう」

「オルクス・サンプル001で良いのでは無いですか?」

「アインズ様が決められた名前以上の名前など無いと存じ上げます」

 

 最終兵器「支配者ロールで他者の案を募る」という作戦も失敗に終わった。というかナグモに至っては完全に実験動物扱いだ。

 

(駄目だコイツら! 俺が考えるしかないのか!? 変な名前付けたら、絶対軽蔑されるううぅぅ!)

 

 無い筈の胃がキリキリ痛むのを感じながら、アインズは必死に知識を総動員させた。

 

(吸血鬼だからカーミラ……いや、ベタ過ぎるから却下だ。ホニョペニョコ……お前は何を言っているんだ? 他に特徴といえば、金髪が月明かりみたいだったな。ドイツ語で月というと……うん、断固却下)

 

 一時期、辞書からカッコ良さそうな単語を調べた経験から名前を付けようとしたが、脳裏に軍服姿の卵頭がビシィッ! と敬礼してきたのでそっと忘れる事にした。

 

(ん? 待てよ、月で外国語と言えば……)

 

「………ユエというのはどうだ?」

 

 ややあってから、アインズは提案した。三人の視線を受けながら、支配者ロールで尤もらしく喋る。

 

「我が盟友、ペロロンチーノさんがかつて恋をした月の精霊の名前だ。お前の髪が月光の様に輝いていたからな。その名をお前にやろう」

 

(という感じのエロゲーの話をしていたよな、確か)

 

 ペロロンチーノが、これぞ俺の嫁です! と熱く語っていたのを思い出した。もっとも、彼の嫁は四半期ぐらいで増えていくのだが、加えて目の前の少女は親友の好みをこれ以上ないほど直撃していることを思うと彼が今この場にいられなかったその巡り合わせの悪さに心中で苦笑を禁じ得ない。

 

「ユエ……月の精霊……」

「気に入らないなら、別の名前にするか?」

 

 『まあ、他に何も思い付かないけどな!』と心の中で冷や汗を流すアインズ。だが、何故か少女は顔を赤くしながらコクン、と頷いた。

 

「……分かりました。私は、今日からユエと名乗ります」

「うむ? そうか、ではユエと呼ぼう」

 

 ヨッシャ! とアインズは心の中でガッツポーズを取る。仮に何か言われても、ペロロンチーノのかつての恋人の名前と言えばナザリックのNPC達は自分のセンスが無いとは言わないだろう。

 とりあえず、NPC(守護者)達に支配者ロールで宣言する。

 

「聞け、我が守護者達よ。これより、この吸血鬼———ユエはアインズ・ウール・ゴウンの保護下に入る。ナザリックに戻った時に、他のシモベ達にも広く伝えよ。ユエはお前達と共に、私の配下として働くと。異論はあるか?」

「アインズ様がそう仰るならば」

「畏まりました。しかと、伝えます」

 

 恭しく頭を下げる二人の守護者に、よしよしと内心で頷く。

 

(ここまで言っておけば、ナザリック外の人間を見下すNPC達もとやかく言わない筈だ。それに人間種であっても理由があればナザリックに保護するという前例を作れば、ナグモが白崎香織を連れて帰った時も周りからあれこれ言われないだろ)

 

 内心の打算をおくびにも出さずに構える。「ユエ……月の精霊みたいなんて……」と少女———ユエは嬉しそうに呟いていたが、小声だった為にアインズには聞こえなかった。

 

「……聞きたい事がある。ここ最近で、人間を見ていないか? こんな見た目だ」

 

 ナグモは自分の記憶データから作った立体画像を出しながら、ユエに話し掛けた。見た事の無い機械に驚きながらも、ユエは首を横に振った。

 

「……見てない、です。私が封印されてから、この部屋に来たのはアインズ様達だけ、です」

「………そうか」

 

 それだけ言うと、興味を無くした様にナグモはユエから離れる。だが、その声には隠しようの無い失望感があった。

 

「ユエよ。私達は迷宮の調査と、先程の人間を探す為にこの場所に来た。お前はこの迷宮について、何か知らないか? 例えば、地上への抜け道とかだ」

「……申し訳ありません、アインズ様。私も気が付いたらこの場所に連れて来られていたので、詳しいことは分かりません」

 

 でも、とユエは区切る。

 

「この迷宮は、神代に神に挑んだ反逆者の一人が作ったと言われています」

「反逆者……?」

「王宮の書物には神の眷属でありながら、世界を滅ぼそうとした邪悪な存在と記されていました。もっとも、例によってエヒト神賛辞の内容が過剰で正確だとは思えませんでしたが」

「ほう……つまり、この迷宮には王国や教会にとって都合の悪い物があるかもしれない、という事か」

 

 ナグモの補足説明にアインズは内心でニヤリと笑った。ナザリックを守る為には、人間族以外を排斥しようとする聖教教会との対立は避けられないだろうとアインズは考えていた。デミウルゴスに王国や教会の事を調査させているが、部下に仕事を任せ切りにしているのが元サラリーマンのアインズには居心地が悪かったのだ。ここで教会の弱みとなる様な成果を持ち帰れば、NPC達も「流石だ」と思ってくれるかも……という微妙な下心があった。

 

(今までのモンスター達がレベル50くらいで少し微妙だったけど、意外とこの迷宮の調査は当たりだったのかもな……)

 

 少なくとも、ユエを助けた価値はあった様だ。内心でそんな事を考えながら、アインズは支配者ロールを意識しながらユエに話し掛けた。

 

「ユエよ。先程も言った様に、我々は先を急がねばならん。よって、お前を今すぐに迷宮からは出さず、同行して貰う事になる。あるいは、この場で待つという選択肢も」

「ついて行きます! 行かせて下さい!」

 

 アインズの言葉を遮る様に、ユエはアインズに跪く。

 

「私はアインズ様にこの身を捧げました! だから、この場所に置いて行かないで下さい! 魔法には心得があります! アインズ様の為に戦わせて下さい!」

 

 長い年月を孤独に過ごしたこの場所にまた一人にされたくない、という一心でユエは願い出る。

 

(え? 会ったばかりなのに、なんで忠誠心MAXなのこの子? ひょっとして、俺の支配者ロールはナザリックのNPCじゃなくても有効なの?)

 

 もっとも、肝心のアインズには意図が伝わってないが。

 

「……まあ、そこまで言うならば良いだろう。セバス、ナグモ。構わないな」

 

 守護者二人が頷くのを見て、アインズはユエを連れて先を急ぐ事にする。

 内心、仮に勝てない様な敵が出たらユエを盾にしつつ撤退するか、というアンデッドらしい打算もあったが。

 

 ***

 

 その後もアインズ達は快進撃を繰り返していたが、その速度は少し鈍化した。といっても、ユエが足手纏いだったわけではない。新たに探索メンバーとして加えたユエは、ユグドラシルのレベルで55〜60くらいだろうとアインズは見立てていた。魔法の無詠唱化という特殊スキルも偽りはなく、位階魔法だと第五〜第六位階程度で威力こそ低いが、この世界にしかない魔法を次々と駆使する姿はアインズのコレクター魂を大いに刺激された。

 しかし、レベル100の守護者二人と比べれば根本的な体力に差があり、疲労無効のアイテムを持っていない為に、アインズは適時休憩を挟む様にしたのだ。

 

「ナザリック地下大墳墓という場所が、アインズ様のお住いなんですか?」

「ええ。アインズ様を始めとした、至高の四十一人と呼ばれる方々によって御作りになられた———」

 

 歩きながらセバスがユエにナザリックの基本的な情報をレクチャーしていた。創造主に似て親切で礼儀正しいセバスに、ユエはすぐに打ち解ける事が出来た。

 

(俺もあんなコミュ力があったらなあ……)

 

 いっそユエの面倒はセバスに頼むか……などと思考を放棄しかけていた。

 

「……………」

 

 そんなセバス達に目もくれず、ナグモはひたすら画面と向き合って情報を纏めていた。ここまでの休憩時間も、一度も休もうとしていなかった。

 

「ナグモよ。あまり根を詰めるのは」

「いえ、大丈夫です」

 

 もはやアインズにも目をくれる事もなく、ナグモは画面を見たまま手を休めようとしない。

 

「疲れなどありません。アインズ様にも出向いて頂いたからには、調査は完璧にしなくてはなりませんので」

 

 そう言っているものの、その表情はアインズでもはっきりと分かるくらい張り詰めている。既に迷宮ももうじき100階層に達しそうだが、白崎香織の手掛かりは一向に見つからない。

 

(これは無理やり止めても逆効果かも……いよいよとなったら、ナザリックに戻ってニグレドを探索に使うしか無いな)

 

 ナザリックの中でも探知に特化したNPCを思い浮かべながら、アインズは溜息を吐く。

 

(ただ情報がナグモの記憶しか無いから、どこまで有効か分からないんだよな……それにしても、なんでここまで何も見つからないんだ? 仮に死んでいたとしても、遺留品の一つくらいは残るもんじゃないのか?)

 

 こんな事ならブループラネットさんに山の遭難事故のノウハウとか聞いておけば良かった、とアインズは独りごちた。

 とにかく、気晴らしになればとナグモへと話し掛ける。

 

「それにしても、本当に多種多様な環境が揃ったダンジョンだな。モンスター達も、色々と種類が異なる様だ」

「ええ。これまで見つかった鉱石や貴金属の量もユグドラシル金貨に換算した場合の査定量は不明ですが、この世界の市場価値に合わせると国家予算クラスの金額は見込めるかと」

「そ、それは凄いな」

 

 国家予算っておいくら万円、いや億円だろう? とアインズは遠い目になる。少なくとも鈴木悟には一生掛かっても稼げないだろう。

 

(とりあえず、ナザリックの金策はこれで心配しなくて良くなったな)

 

 ホッと安堵の溜息を吐く。いよいよとなれば、宝物庫に貯めたユグドラシル金貨や財宝を消費しなくてはならないと思っていたが、その必要は無くなりそうだ。

 

(そういう意味じゃ、大手柄を上げてくれてるんだよな。だから、せめてナグモの希望を叶えてやりたいんだけど……)

 

 この世界ではおそらく手に入らないであろう復活のワンドを使う事もアインズには躊躇いがない。ギルメンのNPC(子供)がここまで必死になっている相手なのだ。多少は見返りとか価値とか考えなくても良い、というくらいにはサービスするつもりだった。

 

 ———そう。ここまで快進撃だった。彼等にとって迷宮の障害は無いに等しく、ダンジョン探索など初めて行うNPC達も、こんな大規模なダンジョン探索は久々に行うアインズも油断してしまうくらいには。

 

 そして、彼等は思い知る。()()()()()は、決して甘くは無いという事に。

 

 100階層目の階段を降りた途端、彼等の足元に転移の魔法陣が現れた。

 

 ***

 

「ん……!」

 

 ユエは浮遊感と共にすぐに床に下ろされた。先程まで隣にいたセバスやアインズの姿は無く、広い空間に転移させられた。

 

「ここは……?」

「……フン。よりによって、一緒に転移したのは君か」

 

 後ろから感情の籠らない無機質な声が響く。振り向くと、無感動な目がユエを射抜いていた。

 

「ナグモ……様……」

「別に。敬称は不要だ」

 

 素気なく、ナグモは答える。

 

「空間転移への耐性は組み立てていた筈だが……この世界の魔法が位階魔法の理を上回ったのか? まさか、これが神代魔法という物か?」

 

 ブツブツとユエに目をくれず、思考の海に入り込むナグモ。

 

(この人……なんとなく苦手)

 

 ついユエはそんな事を考える。アインズによって封印から救い出して貰い、セバスからのレクチャーでユエも短い時間でナザリックの組織構造が大まかに見えてきた。目の前の人間は大恩あるアインズの側近なのだろうが、それでも近寄り難い雰囲気を感じていた。

 

「まずはアインズ様と合流するのが先決か……離れない様に。アインズ様が保護を宣言した以上は、それなりに気を配るが、他人を守る様なスキルはあいにく持ち合わせていない」

 

 まあ、最悪は……とナグモはユエを見る。

 その目は同じ人間として見ておらず、実験動物を観察する様に無機質だった。

 

「死体としてナザリックに連れて行く事になる。アインズ様の手でも蘇生が叶わらなければ、せめて検体として役立って貰いたい」

 

 ただひたすらに自分を研究対象としてしか見てない目に、ユエの中で不快感が募る。

 

(こいつ……嫌い)

 

 目の前の相手は人間と石ころの区別もつけてないだろう、と思わせる目がユエにとって非常に苦手だった。かつて、自分が先祖返りしたと分かった途端に奇異の目を向けてきた城の側近達を思わせた。ユエが思わず顔を顰めそうになると———。

 

 ピチャ、ピチャ、グチュ、グチュ。

 

 何かを咀嚼する様な音が聞こえてきた。ユエとナグモは黙って目配せすると、ナグモが前に出て魔導銃ドンナーを構えながら進んでいく。

 しばらくすると、開けた場所に出た。そこには巨大な多頭蛇(ヒュドラ)の様な魔物が横たわっており———そこに、ユエも見た事の無い歪な姿の魔物がいた。

 全身は赤黒い血管がドクドクと脈打ち、手や足はそれぞれが別の魔物をくっつけた様に鱗や羽毛、あるいは獣の様な体毛に覆われていた。振り乱した髪は真っ白で、まるで嵐にあった幽霊船の帆をユエに連想させていた。そして———ほんの僅かに、肉の腐った様な臭いがユエの鼻についた。

 ガツガツ、とヒュドラの死体を貪っていた魔物がこちらを振り向いた。生者を憎むアンデッドの目が自分達に向き———何故か、ナグモはその顔に見覚えを感じた。

 

「白……崎………?」

 

 隣から聞こえてきた掠れ声にユエが目を向け、信じられない物を目にした。

 先程まで、自分を見下していたナグモの顔は———まるで凍り付いたかの様に目を見開いていた。

 

『■■■■■■■■■ッ!!』

 

 歪な魔物が吼える。それが“威圧"の固有魔法だとユエが気付いた時には身体が麻痺していた。歪な魔物は獣の様に手足を地面につけながら、自分達へ真っ直ぐと向かってくる!

 その姿に、ナグモはハッした様に銃を構えた。“威圧"の効果が大して効いてないのか、その手は澱みなく魔物に標準を合わせていた。

 至近距離に近づいてきた魔物と目が合う。

 その顔の右半分は———人間の少女の面影があった。

 

「あ………」

「っ、ナグモ!」

 

 思わず敬称を忘れてユエは叫ぶ。ナグモは銃を撃つ事なく———銃を握っていた右手ごと、喰い千切られた。まるで噴水の様に手首から出血するナグモを見て、ようやくユエの身体の自由が効いた。“城炎"を使い、ナグモと歪な魔物を区切る様に炎の壁を発生させる。

 歪な魔物は獣の様な動きで飛び退いた。

 グチャ、グチャ、バリン、ボリン。

 炎の壁の向こうから、肉と一緒に硬い物を噛み砕く様な音が響く。

 

「……………何だこれは」

 

 アインズから念の為に、と渡されたポーションを懐から出しながら駆け寄るユエ。

 ———それすらも、今のナグモの目には映らなかった。彼は閉め損なった蛇口の様に血を噴き出す右腕に回復魔法をかける事も忘れて、炎の壁の向こうにいる歪な魔物を見ていた。掛けていたマジックアイテムの片眼鏡が表示した情報を否定する様に、気付けば無表情の仮面を崩して大声で叫んでいた。

 

「何なんだ、これはっ!?」

 

 ***

 

『個体名:白崎香織

 

 種族名:アンデッド、キメラ(特定不可)

 

 レベル:85…90…95…100……エラー。測定不可(100オーバー)』

 




>吸血鬼の名前はユエさん

 アンケートではアレーティアが多かったですが、アインズ様とは元の名前を捨てた者同士という共通点を持たせたくて、ユエにしました。その為に登場しましたペロロンチーノ。ホラ、エロゲでよくありそうな名前じゃない?(恋姫を見ながら)
 後は「アインズが拾い、直々に名前を付けた」相手ならば、先輩吸血鬼も遠慮する……よね? 彼女はナザリックでどういう立ち位置にするかは……まだ不明です。

>ナグモ、ユエの事を人間扱いしてない。

 これがナグモのナザリックのNPCとしての姿。至高の御方の為の研究に役立つか、立たないか。そんな基準でしか人間を見てません。人間嫌いな悪の科学者なので。

>歪な魔物———白崎香織

 だから———唯一、そんな基準で見てなかった人間が変わり果てた姿で襲い掛かりに来るとかどんな気持ち? ねえ、どんな気持ち? それも自分の血肉を喰らってレベルを上回って来るとかさ!
 
 今更、ヒュドラ程度じゃ相手にならないからね。戦力的にも心情的にも厳しい相手を用意しました!

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