きららファンタジア 断たれた絆と蘇る理想郷 作:伝説の超三毛猫
今回のサブタイの元ネタは仮面ライダーWの「Jの迷宮/猟奇的な悪女」とまちカドまぞくの「夢ドリーム再び!!桃色防衛線を突破せよ」の二つです。
“強いだけの人間を倒すのは簡単だ。ゲームのチーターを垢BANするのと同じだよ。”
…木月桂一の独白
リリスさんの「夢の中に入る能力」によって、俺達はシャミ子の夢の中に入る事に成功した。
成功したはいいんだけど……入った所は、空気が澱んでいて、四方が暗い紫色、どこまでも続く一本道の廊下、とのっぴきならない夢の中となっていた。
「これが、シャミ子の夢の中…」
「リリスさん……この夢、だいぶやばくないか?」
「あぁ。おそらくこの夢の主はそうとう深く絶望してしまっているのだろう」
どんだけ絶望したらこんな、頭の中までまっくろくろになるんだ。
廊下をまっすぐ進んでいくと、壁に額縁に入った思い出が写されている。桃と初めて出会った場面、ミカンとお化けが出る系の映画を見に行った場面、リリスさんと夢の中で修行した場面………そのほか、数々の思い出のワンショットが、黒く塗りつぶされそうになっている。
これが意味する事は……つまり、そういった楽しい記憶を奪われて、絶望を与え続けられたということだ。
あのクソガキ、次に会ったら絶対に生まれてきた事を後悔させてやる。声しか分からないし初対面すらしてないけど。
「ローリエさん、顔が怖いわよ…?」
「大丈夫、ただこんな事しでかした奴に地獄を見せてやると思ってるだけだから」
「なんの誤魔化しにもなってない!!?」
ミカンが俺の言葉にどっ引いているが、君も思い出せば分かるはずだ、奴がやっている事が。
桃もミカンも、根の優しい魔法少女に間違いない。シャミ子によって、メンタル的に救われ……あ、ミカンは呪い持ちだからまだウガルルが出る前か。まぁそれをさしおいても魔族でありながら友達の彼女を放っておけないはずだ。
リリスさんも、本人がちょろまぞくな上に身内にはゲロ甘だから、記憶を取り戻せばシャミ子を助けようとするはずだ。
「さて、シャミ子はこの扉の奥にいるだろう。準備は良いか?」
タイキックさんが、進んだ先に見つけたひときわ大きい扉に触れる。
全員で頷くと、思い切って扉を開けた。うつつだけ戸惑ってたがアイツの性根からして追っかけてくるだろ。
「憎い…すべてが、世界が憎い………!!!」
そして―――やはり、そこにシャミ子はいた。
聖典……もとい漫画では見たことのない憎悪に染まった瞳で虚空を見つめていた。
「シャミ子!」
「はい!―――ってきさまばかにしているのか!
なんだその気の抜けた呼び名は!!」
「いや…私も、この呼び方は恥ずかしいけれど……続けて」
「なぜこんなところまで追ってくる! そんなに私のじゃまがしたいんですか!?」
「違う、シャミ子! 桃たちは―――」
「だが考えが甘い!
夢の中は私のフィールドです。ここまで来たんなら逆に狩りやすい…!」
だ、ダメだ……説得できそうな雰囲気でも様子でもない!
戦いは、避けられないというのか…!?
「私が貧乏なのも、パンケーキがぺったんこなのも、朝礼で貧血を起こすのも、ポストが赤いのも……すべて魔法少女のせいだ! きさまらをなぎ倒し、私はフリーダムまぞくになる!!」
「いや、後半は言いがかりじゃないかな」
「うるさい!! 全部、ぜーーーんぶあやまれ!!謝った上で、私にちぎなげされるがいい!!
ヒナゲシさんが言ってたんです! 聖典の世界では、私はくそざこで、ゲロ弱で、何も守れなくって、全部失って、み、みんなにっ、見捨てられちゃうって………
そんな世界―――嫌だあああああああああああああああっ!!!!!!」
狂乱するように、血を吐くように、シャミ子にオーラが集まる。
俺はただ、自分の顔を見せないように俯きながら、シャミ子の独白を聞いていた。
ヒナゲシ―――その名前が出た途端、俺の中で何かが燃え上がる感覚がしたからだ。おそらく、その名はあのクソガキの名前。シャミ子にいま言ったような嘘を吹き込み、絶望させて魔王を生み出した元凶。
きっと俺は今、人に見せられないような顔をしているに違いない。ヒナゲシとかいう輩に……怒りと殺意を感じている。
だが……今はそんな顔をしている場合じゃあない。
今この瞬間もなお、シャミ子は苦しんでいる。一刻も早く、助け出さないといけない。
落ち着け…せめて表情から感情を悟られないようにしろ。助けに来たんだろ?だったら……それ相応の顔をしろ。
「……先生?大丈夫ですか?」
「気にすんな………今はシャミ子を助ける事に集中しろ」
「はい…!」
ランプに前を向くように促すと、俺は武器を手に取った。
できるだけ傷つけないように努力するが、もしかしたら少々手荒になるかもしれない。
ビブリオに『サブジェクト』をかけられた苺香ちゃんを相手にした時とは違い、今のシャミ子は自我がある。しかもここは夢の中。彼女の言う通り夢魔のホームグラウンドだ。下手に手を抜いたら、逆にこっちの身が危ないだろう。
「うわ…その気持ち、ちょっとわかる…」
「うつつ?」
「共感しない!」
「でもぉ…」
「私から何かを取り上げる、聖典の世界なんていらない!だから私は世界を否定する!!
いでよ!『死ぬほどずるいぶき・チート改造負けイベントバージョン』!!」
「ぬわ!? なんだあのぶきは!!
とんでもねーもんが出てきたぞ!!?」
うつつが何故かシャミ子に共感しているのをよそに、シャミ子はすさまじい武器を召喚する。それは、おどろおどろしい色をした、グロテスクな造形の槍のような杖だった。
マジか、夢の中だから何でもありだっていうのか? リアルだったら即垢BAN食らいそうな武器だろうに。
そして、杖を振り上げると、周囲を巨大な雷が次々と落ちていく。雷光で目の前がチカチカしやがる。一発当たっただけで致命傷になりそうな雷がゲリラ豪雨のように襲ってくる初撃に、全員がうろたえた。
「くそっ! やっぱり強え…!」
「ふ…ふははははは!! これで…これで私は!!
私は誰からも見捨てられない! 何も失わない!! この力さえあれば―――っ!!」
「まずい…手加減なんてしてられないかも…!」
独りで高笑いをするシャミ子に全力であたらないと命が危ないと判断したのか、桃は変身すると同時にシャミ子の周囲を飛び回り始める。
それを狙い撃つようにシャミ子の雷が桃を狙い始めると、こちらへの注意がやや逸れたのか、降ってくる雷の数が減った。だが依然状況は変わらない。
「…ったく、一発即死とかこちとらスペ○ンカー先生じゃないんだよ!」
「黙れスペラン○ー!」
「ホントにスペラ○カー扱いだった!? 誰がス○ランカーだコラ!!」
時折話しかけて集中力を削ごうとしても、目に見えて効果がない。
「イヤぁぁぁぁムリムリムリ!! どーにかしてあの武器をなんとかしたいがまったく近づけん! 余、降伏してシャミ子の味方になっても良いですか?」
「こんな時にまぞくジョークとは余裕だなリリスさん!
もっと前で俺達を守ってくれねぇ?」
「ギャーーーーーーッ!?!?!? 背中を押すな!!
この状況が限界だって言ってるだろうが!!」
「だって、あのシャミ子に味方するなんて言うから…」
「ギャァァァア!!!む、ムリ!やっぱり余は物理的にこげつきまぞくにはなりとうないぞーーー!!!!!」
闇色のオーラ的なパッパパワァで雷を防ぎながらなんかこっちを売ろうとするリリスさんを牽制しながら考える。
きららちゃんはもう
こちとら急がなければならない以上、時間をかけていられない。
……仕方がない。敵に見られないのが幸いと考えるべきだな。
「…よし、やるか」
これから使うのは、
ゲームでいうところの
だけど。
「ゲームは本気かつフェアに行う主義だけど……やむを得ん」
目の前で起こっている戦いは現実だ。(夢の中だけど、そういうツッコミはナシで)
誰に脅すわけでもないが、
故に。俺は、どんな手を使ってでも―――この異変をノーコンティニューでクリアしてやる。
そんな決意を以って、俺は、懐のスマートフォン型の端末を手に取った。
【
「『レント』」
【
新たな魔法を詠唱すると、端末が懐に自動転移し、力がみなぎりだしたのである。
◇◆◇◆◇
はじめは、何かの聞き間違いかと思いました。
シャミ子様が人が変わったように絶望しながら攻撃してくるのに対して、桃様とミカン様が変身して、きららさんは即座に『コール』を使い、メリー様・縁様・臣様を呼び出して、暴れるシャミ子様を抑えようとしていました。
それでもなかなか押し切れなくって、それ程にシャミ子様が絶望している事が悲しくって。それなのに、わたしはマッチやうつつさんと、ローリエ先生やタイキックさん、リリス様に守られてばっかりで………でも、その時に先生の一番近くにいたので、その声?が聞こえたんです。
ゆめじ、れんと、るしっどがじぇっと、と。
その次の瞬間、わたしは目を疑う光景を目撃することになるのです。
「行くぞ、
「ぬおぉっ!!?」
「「「「「!!?」」」」」
なんと、ローリエ先生のその一言で、シャミ子様の足元から鎖が現れ、そのまま彼女を縛り上げてしまったではありませんか!!
すぐにシャミ子様が鎖を引きちぎりますが、先生は眉一つ動かしません。
「おのれ、さっきの鎖は―――」
「
「うおあー!?危ない!! おいきさま!さっきから不意打ちなんて、卑怯だと―――」
「
「ぐえーーー!!?」
鎖を引きちぎったシャミ子様が先生に意識を向けると、今度は宙に浮く手甲のようなものを飛ばして攻撃し、たて続けに巨大なこけしを頭上から落としてシャミ子様を下敷きにしてしまいました……!
え、こ、これ大丈夫ですよね!? いくら攻撃してきたとはいえ、シャミ子様の命に別条はありませんよね!?
先生が放った、一見共通点のない武器攻撃。しかし、私には分かりました。そして……たった今、きららさんが『コール』したメリー様も、先生の攻撃の正体が分かったようで驚きを隠せないって顔をしています!
間違いありません! これって……!!
「
「あ、あんた……なんでそれを、使えるのよ!!?」
聖典『夢喰いメリー』を読んでいれば、誰でも知っている能力。
メリー様の相棒・
どうして先生がこんな力を!!?
「メリー、ランプ!話は後だ。まずは、シャミ子を止めよう!」
「そうも言ってられないわよ!!」
「そうですよ!羨ましいです!使えるならそう言ってくだされば弟子入りしたのに!!」
「え?」
「え?」
「……しゃーねぇな。良いか、手短に言うぞ。
これが俺の新魔法―――『レント』だ。
“
俺はこの魔法で、『藤原夢路の
それのどこが「だけ」なんですか!
下手すれば大魔法ですよ!!?
わたしはそう言おうとしましたが、先生がこっちを一向に見てこないのが気がかりになって、先生と同じ方向を見る。すると。
「おのれ……も~う許さんぞ!!」
はわわ……怒りに顔を歪めてこっちを…先生を見据えるシャミ子様が……!!
く、クリエメイトがこんな顔をするなんて……わたし、どうすれば……!
「落ち着け、ランプ」
「先生……」
「お前に頼みがある。桃に―――」
先生の頼み。それは、桃様に言って欲しい事の言伝でした。
そしてそれなら、ひょっとしたら、シャミ子様が桃様たちのことを思い出してくれるかもしれないと、わたし自身も考えていたことでした。
「先生は、大丈夫なんですか?」
「桃ちゃんにこの台詞を言わせる以上、どうしても彼女の手が止まる。
そん時に誰かがその穴を埋めなきゃ、最悪俺達は一気に全滅だ。
きららちゃんにこれ以上負担はかけられねぇし、タイキックさんやリリスさんやミカンちゃんも手が離せない。なら、俺がやるべきってだけだ。
……心配すんな。俺は大丈夫だし、これは『ごく当たり前のこと』なんだ」
「当たり前って…」
「先生っていうのは、子供たちが自立できるように、知識や経験を与えるのが仕事だけど……いざって時は、子供を守るのも仕事なんだよ。
俺は大人であり、ランプ、お前の先生だ。だから、守る責務があるし、ランプひとりに背負わせる真似もしない。……違うか?」
そ。そんなことを考えていたなんて…
いつもはアルシーヴ先生や他の賢者にエッチなことをする事やイジワル問題を出す事しか考えてなさそうな先生の、真剣な言葉でした。
それにたいして頷いた後、わたしは桃様の元へ走り出しました。
◇◆◇◆◇
ランプが桃の元へ走り出した直後、シャミ子は怒りをぶつけるように即死の雷ビームをこっちに撃ってきた。
「
だが、それでうろたえる俺ではない。
冷静に
俺も時間稼ぎをしようかと思ったところで、隣にメリーがやってきた。
「…あんたのそれ、何が使えるの?」
「いま見せたヤツ意外だと、
「……まぁ良いわ。足引っ張らないでよね?」
それだけ言うと、メリーはきららちゃんの元へ跳んでいった。おそらく前衛を担うのだろう。
メリーが何を思っているのかはあの子自身にしか分からない。言う事があったら直接言いに来るだろう。アレはそういう性格の子だ。
考え事はやめて、俺もシャミ子の足止めを行い、桃とランプを合流させないとな。
「―――さぁ、力を貸せ!
再び
手甲と巨大こけしが再び現れ、手にはギロチンとノコギリを組み合わせたような奇妙な形の剣が現れた。これこそ、夢路が最初に戦った夢魔ジョン・ドゥの使う武器だ。
手甲とこけしをシャミ子に飛ばして牽制した後、メリーときららちゃんの接近戦の間を縫って、戦場に降り立った。
「流石だきららちゃん! チート相手に生きてるとはな!」
「ローリエさん!? その手に持ってるのは…」
「話は後だ!」
「…はい!」
最初、きららちゃんは割り込んできた俺の持つ、ジョンの剣が気になったようだが、敵前でお話をする余裕はない。チート使いなら尚更だ。
さっきと同じ事を言えば、きららちゃんは素直に言う事を聞いてくれた。メリーやランプとは大違いだな。
「小賢しい武器を何度も何度も! だが!このチート武器の前には無力だ!くらえー!!」
シャミ子は、割り込んできた俺らに向かって衝撃波みたいな何かを放つ。
すぐさまジョンの剣で振り払おうとする……が、なんとジョンの剣が負けてしまい、ギロチンの半ばほどからへし折れてしまったのだ!
「ジョーーーーーーン!!! まさかの良いトコなし!!?」
「何やってんのよ馬鹿!!」
メリーから叱責が飛んだ。俺個人の意見でもジョン・ドゥはなかなか良キャラだったから武器だけでも活躍させたかったが……お亡くなりになってしまったものは仕方ない。折れたギロチンソードを一旦消す。
もう一回顕現させることもできるが……またあのチート杖の凍てつく波動(仮)で武器を折られてはたまらない。ならば。
「力を貸せ!
宣言と同時に、地中から枝の数々がシャミ子を襲う。細くしなやかな枝から太くて頑丈そうな木の根までの、全方位からの一斉攻撃だ。
だが、それにも対応するシャミ子は、杖から真っ青な炎を噴き出して一回転。周囲から襲い来る植物の殆どを焼き尽くしてしまった。
……まぁ、想定内だけどさ。
「まだまだぁ!!」
今度は大量の樹木を足から生やす。
シャミ子は青い炎をこっちに向けて放ってくる。一瞬で視界が覆いつくされる密度だ。
ひとつでもアレに当たればひとたまりもないだろう。
「「やあああああああああああああああ!!!」」
当たれば、の話だが。
メリーときららちゃんが、近づく蒼炎を力任せに振り払い、消し去りながらシャミ子に近づいていく。
それでも、消すことができた炎はごく僅か。残りの炎は、俺達3人に迫ってきて―――
―――突如振ってきた葉っぱ達に受け流されて、遥か後方で爆発した。
「えっ…?」
「熱く…ない…?」
「よし、できた!!」
この能力の本来の持ち主・ミストルティンは
ならば、その能力を応用すれば、シャミ子のチート攻撃をも防ぐ事ができるのではないかと考えたワケだ。元々、ミストルティンはチートオブチートな能力だしな。
ただ、相手もチートなので相応の手は打った。
それは、先程生やした樹木の数々。
シャミ子の超高熱火炎弾でも燃え残り、次の攻撃の布石として葉を生い茂らせ、即座に落としておいた。
その樹は、かつての明治日本を焼いた大火をも生き残った、街路樹のシンボル。
―――その名を、イチョウ。
樹の水分が多いために燃えにくいイチョウは、
「きらら!メリー!!」
「「?」」
そして、俺の反撃はまだ終了していない!
きららちゃんとメリーに近づき声をあげ、鼻をつまむ動作をする。
その直後、
メリーときららちゃんも俺に続いて鼻を塞ぎ、シャミ子だけが一瞬だけ敵の行動の意味に気付くのが遅れた、その瞬間。
バン!バンッ!バババババババババババンッ!!ババババンッッ!!!
「ぎょああああーーーーーーッ!!?
な、なんっ、何だコレはーーーッ!?
くさい、臭いぞーーーーーーーーーッッッ!?!?!?」
シャミ子の周辺の白いの―――
間髪いれずにつるのムチで縛り上げておこうかとムチを召喚する準備に入った次の瞬間。
「シャミ子!今日の晩御飯なに? ………臭っ!?」
「かたやきそばとポテサラですけど!? ……うぅ、臭い!!」
桃がやってきて、俺の時間稼ぎの成功の福音をもたらしてくれたのだった。
……臭いのは、必要経費だってことで我慢してくれないか…?
キャラクター紹介&解説
ローリエ
2部6章のストーリーによって、とんでもないヤツとの接点が明らかになった八賢者兼拙作主人公。シャミ子をできるだけ早く元に戻すため、きらら協力のもと急ピッチで開発した魔法『レント』を使って、メリーやきららと共にシャミ子に立ち向かう。
千代田桃&ランプ
ローリエやきららが戦っている裏で、ローリエの指示で動いていた女神候補生とランプの頼みを聞いてシャミ子に「今日の夕飯なに?」って問いかけた魔法少女。だが一時戦線から密かに離脱して戦況を知らなかったために
きらら&メリー・ナイトメア&二条臣&日向縁
召喚士&コールされたクリエメイト。ローリエの『レント』の都合上、メリーがメインになっていたが、臣も縁もちゃんといて、銀杏激臭攻撃を回避している。
リリス
この後、激臭に悶えながらシャミ子からチート武器を取り上げた。
シャドウミストレス優子
ヒナゲシの洗脳からの解放が待ち遠しい偽りの魔王。チート武器を召喚して桃達を圧倒するが、ローリエの搦め手にまんまと引っかかり、桃に「今日の夕飯なに?」発言を許す。激臭攻撃をまともに食らい、鼻がひん曲がったとは本人の談。
再現魔法『レント』
ローリエがきららに『コール』を見せてもらった上で開発した新魔法。
その効果は、『術者の記憶にある物語の登場人物のスペックや能力をそのまま再現して実現化する』というもの。
能力の再現には、再現する能力や、それを使う元の能力者の人となりを事細かに知っている必要があり、また消費魔力もそこまで多くもない為、素質持ち前提の『コール』や代償がデカい上に禁呪である『オーダー』と比べて修得難易度はガクンと下がった。
漫画『夢喰いメリー』の主人公・藤原夢路が使用する能力。今まで見たことのある夢魔の能力や武器を再現する。夢路の裁量次第で能力に幅ができる。
夢魔クリスの能力。手甲を飛ばしたり遠隔操作する。
夢魔イチマの能力。巨大こけしを操る。
夢魔ジョン・ドゥの能力。ギロチンとノコギリが合わさったような武器を持ち、どこまでも相手を追跡する。
夢魔ミストルティンの能力。植物を操る。魔界の植物じみた超強化も可能である故に、チートの権化となる。
銀杏
うんこの香りだぁーーっ!!(決めつけ)
食用ではあるが、独特な臭さ…もとい香りがあるため、好みが分かれる。
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ミカン「とうとうシャミ子からチート武器を取り上げたわね……くっさ!!!なにこれ!?」
ローリエ「あー…すまん。俺が銀杏を爆破させた」
ミカン「銀杏を爆破って何!?!?どうしてシャミ子を取り戻す戦いでそんなパワーワードが出てくるのよ!」
ローリエ「文句はミストルティンに言え」
ミカン「誰それ!?」
ローリエ「さて、そんな銀杏臭の中で、次回きららちゃんが何かに目覚めるぞ」
ミカン「誤解を招く言い方をやめなさい!何かじゃなくって、新しい力って言えばいいじゃないの」
次回『町かどタンジェント』
ミカン「また見てね♪」
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