―異変の原因
「なーパチュリー」
「何よ」
ある昼下がり。
いつものように魔理沙はパチュリーと魔法について話し合っていた。
もっとも、その話し合いの発言の九割はパチュリーからのものだったが。
しかし、今回は珍しく魔理沙からの話題定期であった。
たいてい、そういう時にされるのはくだらない雑談である事を理解しつつも、息抜きをしないとダメになるのが人間である。
「お前らって結局何のためにあんな迷惑な霧を出したんだ?」
「……秘密よ」
「なんでだよ」
「……どうしてもと言うのならレミィに聞きなさい」
「ちぇっ。レミリアにはお前に聞けって言われたよ。どいつもこいつもケチな野郎ばっかだぜ」
不服そうに口を尖らす魔理沙。
しかし、パチュリーもレミリアも決して口を割らない。
各方々から何度も同じ質問をされているが、絶対に話す事はないだろう。
死ぬまで黙っているつもりだ。
言えるはずもない。
紅霧異変の目的は、表向きは吸血鬼の弱点である日光を遮る事とされているが、本当は少し違う。
誰にも話せない秘密が増えたことにパチュリーはほとほと嫌気がさす。
(……宴会芸でやっちゃったなんて、言えないわよねぇ……)
話は少し前に遡る。
異変の前、咲夜と美鈴のすれ違いが解決してすぐの事。
紅魔館では盛大なパーティーが行われていた。
そのきっかけは、単なるレミリアの暇つぶしであり、そんなのはいつもの事であった。
違う事と言えば、そのパーティーに貴子がいた事である。
そしてそれが全ての不幸の引き金であった。
というのも、最近のパーティーは少しマンネリ気味で、余興担当の美鈴もネタ切れに悩まされていて、咲夜の種無し手品もイマイチの反応であった。
そんなことでは幼稚なレミリアは退屈だとかつまらないだとかワガママを言う。
そんなマンネリ気味の空気を打破すべく、新しい風を吹かそうとパーティーの盛り上げ係に新人の貴子が任命されたのであった。
すると貴子はその巧みな宴会流の話術でバンバン盛り上げていき、久しぶりの面白いパーティーに皆の酒はついついエスカレートしていってしまった。
普段のパーティーは、静かに、厳かに上品にワインを嗜む瀟洒なものであったが、貧乏で育ちの悪い貴子の酒の飲み方は大声で笑いの絶えない、ある種の低俗さがつきものであった。
あの咲夜ですら貴子のペースに飲まれてしまい一瞬で酩酊状態にされた。
ちなみに、咲夜は泣き上戸なんだとか。
そうやって全員がヘベレケになっていき判断能力が順調に鈍くなってきたところで悲劇は起こる。
原因はやっぱり貴子である。
「おじょうさまってぇ……なにかおもしろいことできないんですかぁ?」
顔を赤鬼のように真っ赤っかにして、からみ酒をする貴子。
それを聞いたガヤがレミリアのやることに期待を寄せて囃し立てる。
「そうれすよぉおじょうさまぁ……たまにはなにかしてくらさいよぉ!」
特段大きなガヤを飛ばす美鈴。
酒好きな彼女は喧騒に飲まれ誰よりも早く酔い潰れていた。
「そうねぇーヒックっ!じゃああれ!やっちゃおうかしら?」
「おぉ!あれれすか?」
「そうあれよ!」
貴子の合いの手に上手く乗せられてしまう。
貴子は微塵もあれが何かなんて知らない。
酒に飲まれて何も考えずに喋っている。
レミリアは何やら右手に魔力を集める。
そしておもむろにその魔力を幻想郷中に解き放った。
「すごいれすおじょうさまぁ!」
そう言って妖精メイドたちと一緒に煽てる貴子。
レミリアはとうとう有頂天になり、解き放ってしまったのだ。
あまりにも強大な魔力を。
翌朝、最初に目が覚めたのは咲夜であった。
強烈なアセトアルデヒドと倦怠感で最悪の気分であったが何とか起き上がって水を一杯飲む。
少しずつ頭が冴えてきて、だんだんと目の前の惨状に意識が向いていった。
「これは……酷いわね」
そこらかしこに散らばる空の酒瓶、酒を零したりツマミを落としたりで汚れまくった床。
涎を垂らして眠る面々。
一回洗面所にいって顔でも洗ってスッキリしようと思ったのに、なんと洗面所には大きなトラがいた。
紅魔館はトラなど飼っていないのに。
それよりも酷かったのは、いびきを立ててぐーぐー眠る美鈴。
大口を開けて寝ているが、ある違和感に気づく。
「美鈴……前歯が一本無いじゃない……」
一体どんな飲み方をしたのか。
昨晩の記憶が丸々抜けている。
「……飲み過ぎね」
とりあえず掃除はしよう。
どんな時でも仕事を欠かさないのが咲夜の流儀であり誇りである。
埃が止まらないように窓を開ける。
その時に目に入ったのはまさに最悪の光景であった。
幻想郷全体を覆うほどの紅霧。
そして、その元が自分の主人であること。
笑うことすらできなくなりそうだった。
―スタンドの秘密
幻想郷に起きた大異変といえば、人達は口を合わせてあの赤い霧だと言うだろう。
悪魔の館に住む絶対的君主、レミリア・スカーレットとそこに使える僕たち。
しかし、最近起きた異変について聞くと、ごく一部の者達は全く違った返答をする。
紅い霧で世界が満たされた時、水面下でもう一つの異変が起きていた。
その名も幽波紋異変。
概要は、幻想郷に住む少女たちに、人や拳銃などのさまざまな形をした霊力の塊が発現したというものである。
彼女たちはそれをスタンドと呼び、臆することはなかった。
あるものはそれで金を儲けようとしたり、あるものはそれで妖怪を薙ぎ倒したりと大きな影響を与えたものの、紅霧が晴れて程なくして自然消滅した。
その原因はいまだにわかっておらず、幻想郷の重鎮たちは原因解明に追われている。
「結局、あれはなんだったんだろうなぁ霊夢」
いつものように博麗神社に訪れて渋茶を啜っている魔理沙。
そんな図々しい客人を剣呑に扱いながらもなんやかんやで仲のいい霊夢。
異変が終わろうが、幽波紋が消えようが二人は呑気である。
「スタープラチナ、便利だったのに」
「ありゃ最強だな」
「ほんとやんなるわ」
霊夢のスタンド、スタープラチナ。
最強の力、精密さ、速さ。
しかしその力は主の生活習慣によるものかあまり戦闘には活かされず、どちらかと言うと裁縫であったり、料理であったり、洗濯であったりと、霊夢の便利な召使い程度に扱われていた。
「そりゃスタープラチナのセリフだぜ」
「なにがよ」
「嫌になるのはスタンドの方だな」
「そうかしら?」
「そりゃお前、あんだけ強いのに境内の掃除だの晩飯の準備だの洗濯だのばっかやらされてたら嫌にもなるぜ」
「けっこう使えるのよ。スタンド」
「だけどなぁ……焼肉の時は酷かったぜ」
「あれは……試しただけよ」
「焼いた肉の油はねを全て箸で受け止めさせる。無駄遣いにも程があるぜ」
「まあ、消えてしまった以上どうしようもないわ」
「それもそうだな……咲夜の野郎が羨ましいぜ。あいつは時を止めるのにスタンドなんかいらないからな」
「それは、もとから無駄だったんじゃ無いの」
そもそも、もともと異能力者の多い幻想郷においては、時間を止めることのできる咲夜にザ・ワールドが発現したりと、スタンドの能力が活かされなかったりする例も多く、スタンドが姿を消したのは彼らたちのストライキだったのかもしれない。
なお、この幽波紋異変の収束によってほっと胸を撫で下ろしている妖怪がいた。
「そういえば、紅魔館の連中も寂しがってたぜ。幽波紋が消えて」
「咲夜の奴、ザ・ワールドのこと気に入ってたから相当ショックだったらしいわ」
「咲夜のザ・ワールド、美鈴のエンペラー、パチュリーのハーミットパープル……フランのキラークイーンなんてのもある。レミリアの奴はスタンドが出なかったのか?」
「知らないわ。よっぽど恥ずかしいスタンドでも出たんじゃない?」
「……はっくしゅ!……誰かが私のことを噂してるわね?あーやだやだ」
幼き紅魔館の主人は、優雅にダージリンを嗜んでいた。
名誉の負傷を労りながら、彼女は激動だったここ最近に想いを馳せる。
「……スタンド、ねぇ。キラークイーンだとかクレイジーダイヤモンドだとか、そういうのが良かったのに……」
グッと拳を握るレミリア。
「なんで私のはこんなにちっさいのよ!」
レミリアのスタンドは小型軍隊スタンドのハーヴェストであった。
「こんなの恥ずかしくて出せないじゃない!貴子ですらあんなかっこいいのを出せてたのに……」
貴子、という名前でふと止まる。
「……やめましょ。今日は変な日ね……」
そして勢いよく咲夜の淹れたダージリンを思い切り飲み干した。
―藍の苦難
八雲藍は、優秀な式神であった。
幻想郷の管理者に仕え、その実力は計り知れない。
九尾の大妖怪にして、圧倒的な頭脳の持ち主。
その功績に、三途の川幅の方程式を導き出したとかその類のものは数えきれない。
そして今、彼女は苦悩していた。
「……本当にどうしようか」
博学才栄な彼女をもってしても解けぬ難問。
その原因は、紅魔館の門番、紅美鈴である。
件の紅霧異変にて血の混じり合うような激闘を繰り広げ、彼女の精密さゆえの隙を突かれ敗北、その後……この後の事を彼女は語りたがらない。
ただ、彼女の主人に聞く所によると、住処の元に素っ裸で帰ってきたのだとか。
ナニがあったのだろうか。
その迷惑な門番によってできてしまった彼女を悩ましているもの。
それは彼女の家を今も元気に駆け回っている。
その姿を見て、複雑な気持ちに駆られている事を、彼女の主人だけが悟っていた。
紅の妖怪にやられた事を重く受け止めた彼女は一から鍛錬を積み直す決意を固め、今日も己を磨き上げる。
動きがパターン化されてしまっているならそのパターンを3倍にすればいい。
尻尾が効かないならもっと伸ばせばいい。
その一本槍な豪快さもまた、彼女の強みであり、弱みでもある。
そして家で茶を嗜んでいた彼女の主人は、自分の式神の苦悩しながらも答えを探そうとする姿を見て、微笑みながら内心で応援するのであった。
余談だが、八雲藍を連れ込んだ事が何故か館の者にバレた美鈴は、主人レミリアスカーレットにこっぴどく叱られたのだとか。
―遺書の秘密
「そういえば、貴子の遺書にフランの事書かれていたじゃない?」
パチュリーが小悪魔に問いかける。
「ええ、どうかなさいましたか?」
「あの遺書をいつ書いたのかは知らないけど、貴子がフランと出会ってから遺書を書く時間なんて無かったと思うのだけれど」
「あー、それはですね……以前パチュリーがかけた魔法、覚えてますか?」
「……言語の壁を無くすやつかしら?」
少し顔を上げるパチュリー。
「ええ、それによって貴子さんは私たちにしか使えない悪魔語を理解していましたよね?」
「あぁ……そういうこと」
また顔を下げるパチュリー。
「えぇ、説明させてくださいよ!」
両腕を上げて抗議する小悪魔。
「……つまり、あのホールにいた時、死ぬ間際に貴方に伝えていたんでしょう?フランに向けた遺言を、悪魔語でね」
「えぇ、その通りです。悪魔の言葉は人間のより万倍優れていますから、数秒あればあれくらいの内容なら余裕です」
「その時にはすでに死ぬ気だったのね。貴子は」
「……彼女はいつも死ぬ気でしたよ。そういう人でしたから」
「……それもそうね」
―フランの成長
フランドールスカーレットの日記から引用
今日、貴子とかいう女が来たの!見るからに賭け事の為に借金背負ったりしちゃうタイプね!でもどうせすぐに怖気付いて逃げちゃうわ!逃げたら私が殺すけどね!
貴子、お姉様に何か教えてるわ。お姉様、楽しそう。
また、私だけが仲間外れ。私だけ。私。こんな、能力さえなければ。なければ。
美鈴に修行をしてもらってるみたい。美鈴、嬉しそう。私にはあんなことしてくれないのに。そんなにあの貴子なんていう人間がいいの?
咲夜が倒れたわ。美鈴のせいね。馬鹿。コソコソ何かしようとしてたみたいだけど、すぐに貴子が行動したみたい。つまんない。
宴会してる、貴子がまたみんなの中心にいるわ。貴子。あんな薄ら悪そうな人間の何がいいのよ。みんなして。私はまた仲間外れ。
貴子が牢屋に入れられたわ!私と同じだ!同じだ!会おう!貴子に会おう!貴子!そして殺すわ!そうすればきっと戻ってくるのよ!
フランの日記はここで途絶えている。
―レミリアと賢者の会話
日が沈み、月光に照らされる紅魔館のテラス。
そこでレミリアは豪華な椅子に腰掛けワインを嗜んでいた。
「……隠れるな。うざったい」
レミリアは大きくため息をついた後、夜空の方へ虚空に向かって話す。
もちろんそんな奇行に勤しむほど彼女は馬鹿ではない。
「あら、気づいていらしたのね」
「露骨に結界を開いておいて何をいう」
「御挨拶をしておこうと思いまして」
「貴様のいう通りにしたはずだ。もう用は無いだろう。お互いにな」
藍の主人が空中から上半身だけを出して語りかけてきた。
レミリアも取るに足らないと言った様子で微動だにしない。
牽制をぶつけ合う両者。
「予定よりも早く異変を起こされては困りますわ。どうしてかしら?」
「気分だよ。私たちにそれ以外があるのか?」
レミリアの返答をまるで赤子の戯言のように鼻で笑い飛ばす。
「あら、なら酒を断つ気分にはならないのかしら?」
「……知っているのなら言うな。契約は果たした。それが全てだ」
「従者の教育はしっかりと為すことね。これは警告よ」
「運命に教育なんてできないさ。それにお前も藍とやらを教育する事だな。主人に似てマヌケだ」
扇子で口元を隠す。
レミリアもギラリと牙を見せて笑う。
「あら、私が貴方に教えてさしあげましょうか?礼儀というものを」
「ちょっと前までは、私よりも無礼な奴なんていないと思っていたんだが、どうやらこの世界は広いようだ」
「……あの人間のことかしら?」
「魂に干渉したら貴様を殺す。これは警告だ」
「恐ろしいわね。ともあれ、契約の履行、感謝いたしますわ」
まさに取ってつけた、と言う表現が相応しいほど深みのない笑顔を見せる。
わざとなのかも知れない。
「さっさと往ね。気分が悪い」
「ありがたくそうさせてもらいますわ……あぁ、失念していました」
「なんだ。話が長いと嫌われるぞ。いや、嫌われている、の間違いか」
「あの人間は……」
「皆まで言うな。知っているさ。私を舐めるなよ?」
「あら、そうでしたの。ならこれで失礼いたしますわ」
「さっさと死ね。老妖怪が」
「うふ、照れますわ」
「老いが進んで耳まで落ちたか」
その妖怪が消えた所に、レミリアは唾を吐きかけた。
――苦労は絶えぬ
レミリアは傍若無人に振る舞っているように思われるが(実際そう)その個性の強い従者達にもっとも苦労させられている者でもある。
「ねぇ咲夜、ちょっと聞きたいんだけど」
「はい。どういたしましたか?」
紅霧異変後、少しずつ気持ちに整理のつけれてきた時期。
ある疑問をレミリアはぶつけた。
「貴方、博麗の巫女とは、あのホールで闘ったのよね?」
「ええ、その通りでございます」
「そこにあった私の銅像が壊れているのは何故?」
「………………」
レミリアの質問に、咲夜は答えない。
いや、その額に流れる大粒の冷や汗が立派な返答である。
「ボコボコに殴られたような砕け方をしていたのは何故?」
「紅茶のおかわりを淹れましょうか?」
「質問を質問で返すなぁーー!」
また、このような事もあった。
「お嬢様、いかがなさいましたか?」
「美鈴……ちょっとそこに正座なさい」
右手をこめかみにあてて目頭をほぐすレミリア。
どことなく老人のような仕草である。
正座させられた美鈴も、心当たりしかないと言った表情である。
「なぜ自分が呼ばれたかわかるかしら?」
「お恥ずかしくも、全く……」
「八雲藍……と言えばわかるかしら」
ギクッ!と音がなりそうなほどに動揺する。
もっとも不味いものがバレている。
「咲夜が来てからは大人しくしていると思っていたのに、昔と変わらないじゃないの!」
「申し訳ありません……」
「その喧嘩したやつみんな友達(性的な意味)みたいな考え方どうにかならないの?」
「深く反省いたします……」
「責任とって、菓子折り持って謝ってきなさい。関わり持つと面倒なのよ!あいつらは!」
「承知しました!すぐに行ってまいります!」
美鈴は飛び立っていった。
一晩が過ぎ、美鈴が帰ってきた。
「ねぇ美鈴……あんたもうそっちの仕事しなさい」
「……………」
今度はパチュリーも説教に参加している。
下を向いてバツの悪そうな顔をする美鈴。
「私の目を見なさい。そして自分が何をしたか言いなさい」
「……お嬢様に言われた通り、手土産を持って八雲家に行きました」
「それで?」
「……手土産を渡したら、藍さんにせっかくだから茶でも飲んでいけと言われて……お言葉に甘えて」
「そうね。そんなとこだろうと思ったわ。それから?」
「……その、なんというか……変な雰囲気になっちゃって……あの……」
「はっきり喋りなさい!」
「すいません!……あの、本当にキスだけなんです。それだけなんです!」
「………」
睨むような、そして呆れたような目で美鈴を見て青息吐息を吐くレミリア。
そして何も言わずにパチュリーに視線を飛ばし、それを受けたパチュリーも何も言わずに動く。
「ねえ、できれば正直に答えて欲しいのだけれど」
「…………」
またしても俯く美鈴。
その紅い髪にレミリアとパチュリーの顔が映る。
厳しい顔である。
「いまパチェに嘘のつけなくなる魔法をかけさせたわ。もう一度だけ聞くわよ?貴方は何をしてきたのかしら?」
「……ベッドに向かいました」
「そして何をしたの?」
「……もう一度抱いてしまいました」
「どうして嘘をついたの?」
「藍さんのメンツもあるので……」
「……………」
衝撃の自白にレミリアはもはや言葉を発せなかった。
怒ればいいのか泣けばいいのか。
ただわかることが一つ。
「美鈴……貴方も大概馬鹿なのね……」
今日もレミリアの気苦労は絶えない。
――ある小悪魔の語り
いやー、貴子さんが来てからはまるで毎日が台風でしたね。
ほんと、トラブルの神に愛されていると言うか、もはやトラブルの神そのものというか。
ですけど……一生懸命、生きようとしているというか……死ぬ気で生きようとするみたいな、そういう泥臭さは好きでしたよ。
ともあれ、ご冥福をお祈りします。
ちなみに貴子さんは案外大きいんですよ……身体検査係の特権ですね。
まあ、紅霧異変はこれにておしまいですね。
次はちょっと話の作りが変わりますから。
それもお楽しみに。
それでは、終わらない冬にまた会いましょう。
次回から妖々夢篇。
どっちかっていうと明るい話になったらいいな