バカとテストと召喚獣 PA18外伝   作:Mr.ペンギン

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さて、今回より本編へと移ります!
こんな駄作ではありますが、どうぞお付き合いの程よろしくお願いしますm(__)m


第壱話 個性的すぎる転入生

一学期が始まってから翌日のAクラス教室にて…

 

愛子「ん~…。」

 

優子「おはよう、愛子。どうしたの?何かあったの?珍しく冴えない顔してるけど?」

 

愛子「あっ、優子おっはよ~♪実はさ、今日来たらさボクの隣に新しい席があったんだ~。隣はいないハズなんだけど…。」

 

彼女の言う通り、確かに愛子の隣に新しいシステムデスクが設置されていた。昨日は無かったのにだ。

 

翔子「…優子の隣にも新しい席があった。」

 

優子「ひゃっ!?いきなり出てこないでよ、代表!…って、アタシの隣にも!?」

 

翔子「…(コクリ)」

 

愛子「新学期が始まってからまだ1日しか経ってないのに、どうしたのカナ?」

 

優子「転校生…かしら?」

 

翔子「…その可能性はある。」

 

愛子「でもでも、一学期が始まってその次の日に転校生って一体何だろうね…??」

 

優子「分からないけど、そう言うこともあるんじゃない?現にこうして来るワケだし。」

 

翔子「…いずれにしろ、新しい仲間は歓迎する。」

 

しばらくして朝礼を告げるチャイムが鳴り、それとほぼ同時に担任である高橋先生が教室に入ってきた。

 

高橋「皆さん、おはようございます。気が付いた人もいると思いますが、今日からこのクラスに転入生が7人来ます。本日のLHRはそんな彼らの自己紹介に充てますので、そのつもりでお願いします。」

 

『転入生!?そりゃまた急だな…!』

 

『どんな人達なんだろ?結構楽しみねー!』

 

そして、迎えた一時間目のLHR

 

高橋「お待たせしました。それでは予告通り転入生の皆さんの紹介を始めます。それではどうぞ、中へ入ってきて下さい。」

 

高橋がそう言うとドアがガチャリと開き、生徒が入ってきた。

 

光輝「うわぁ……!!ホンマにこがいな教室があるんたぁ、よいよぶったまげたわい………!」

 

夏海「何ならこりゃあ…!?こかぁ本当に教室なん……??」

 

和博「んーと、わいらは三星ホテルに間違えて来てもうたんかいな?」

 

雅治「まさか同じ国にんな教室がある学校があるとはな…!何か色々ショッキングたい…。」

 

美月「いやー話ではちらって聞いてたけどさ、いざこうして見ると圧巻だね~!!」

 

彼らは一人一人この教室の感想を述べていった。誰しも普通はそう思うだろう。その豪華な設備に圧倒されつつ教卓に上がった。

 

高橋「えー、それでは早速左側の方から順に自己紹介をお願いします。」

 

光輝「おっと、呑気に感心しちょる場合じゃねかったか!え~っと、わしゃあ中岡光輝!出身は広島じゃ!取り敢えずよろしくのっ!次姉貴な~。」

 

夏海「ほいほい。うんっ、アタイはコイツの双子の姉の夏海。まーぼちぼちよろしくっ!」

 

和博「次はわいか!わいは大阪出身の重谷和博や!これからよろしゅう頼むわっ!!」

 

雅治「おいは空知雅治。長崎の出身たい。まーよろしく。んじゃ次に回すとよ~。」

 

美月「任せてーっ!んーと初めまして!あたし、鈴木美月!北海道の札幌にあるすすきのってトコの出身のどさんこだよー!よっろしくぅ~っ!!」

 

美月は最後にビシッとウインクと決めポーズを決め、自己紹介を締めくくった。

 

『おー!!色んな所から来てるんだなー!』

 

『最初の二人は双子っぽいな。姉弟でよく似てるけど…。』

 

『え、ちょっと待って…!鈴木美月って、まさかあの読者モデルの……?!』

 

『間違いないわよ!だってほら、一昨日発売したあの雑誌の表紙のど真ん中にあの子写ってたもの!!』

 

やはり転入生に皆興味津々だが、流石にざわざわしている様子を見兼ねた高橋先生が手をパンパン叩いて静かにしてくださいと注意した。

 

と、ここで一人の生徒が手を挙げた。

 

高橋「どうしましたか、木下さん。」

 

優子「あと二人いると思うのですが、その二人はどうしたんですか?」

 

そう、今ここにいる転入生は五人だ。つまり本来ならもう二人いるはずだ。すると五人の転入生がハッとしたように気付いた。

 

和博「ちょい待てよ…、アイツらまさか…!!」

 

愛子「ねえねえ!ドアに隠れてる子がいるよー!」

 

彼女のこの一言で、全員が一斉に視線をドアに送る。すると一人の男子がドアに、そしてその人物の後ろに女子が一人が隠れているではないか。

 

「「ふぇぇぇ…(ガタガタプルプル)」」

 

あまりのカオスっぷりに高橋先生を含む全員が唖然とし、クラスに何とも言えない雰囲気が漂い始めた。一方で、既に自己紹介を済ませた五人はやっぱりかと言わんばかりに両手をあげた。

 

夏海「おめぇらやっぱそこにおったんか…。早よぉこっちけぇよ~。アタイらは終わったけぇ、後はおめぇらだけで~!」

 

寛定「そりゃ分かってっけど…。で、でもよー……、おら恥ずかしいだよ~……!」

 

菜々実「あうぅぅぅ………。わ…、私も…き、緊張して震えが止まりません~………。」

 

雅治「あんな~…、おはんらが来ねーと先に進まんとよ?」

 

和博「あかん、これじゃキリがねぇわ…。…光輝、美月!頼むわ!」

 

光輝「ったくしゃーねーのぉ…。ほいじゃあ美月よ、先にわしが寛定を引き寄せるけん、その後に菜々実を頼まっ。」

 

そう言うと光輝は突然鞄の中をごそごそしだし、中から何かを取り出した。

 

光輝「おーい寛定よー!これが見えるか~?」

 

高らかと挙げている彼の右手に持っている物は……

 

愛子「えーっと…、もしかしてあれ、もみじ饅頭なんじゃあ…?」

 

彼女の言う通り、光輝が手に持っていたのは広島が誇る銘菓もみじ饅頭だった。皆の頭が何故と思っている中、寛定はそのもみじ饅頭から絶対に目を離すことなくじっと見つめたまま、臭いをクンクン嗅ぎながらゆっくりと歩み始めた。

 

光輝「ええか寛定、待てで…!まだ待てじゃ…!!」

 

光輝は近付く寛定に右手を軽く振りながら左手で制する。そして―

 

光輝「……うしっ、もう良ぇぞ!」

 

寛定「ぃよっしゃーーーっ!!」

 

光輝は左手を下ろすと同時に、右手のもみじ饅頭を手渡した。すると寛定は待ってましたと言わんばかりに目を輝かせてそれを受け取り、口でビニールの包装パッケージを剥ぎ取ってもみじ饅頭にかぶりついた。

 

寛定「んーーっ!!うめぇなーーっ!!」

 

彼は心底幸せそうな満面の笑みを浮かべてその味を噛み締めている。

 

光輝「本当は今日の昼飯後のおやつで食う予定じゃったが仕方ねぇ。てな訳で美月?」

 

美月「オッケー☆したっけあたしに任せてっ!」

 

今度は美月が、未だドアで立ち往生する菜々実に近付く。

 

美月「よーしよーしななみ~ん。初めてだからたいした緊張してるんよね~。なんもなんも、おっかねぇことはねーから、ねっ?あたしと行こうやっ。」

 

菜々実に近付きそうあやしながら彼女の手をしっかり握り、そのままゆっくり教卓に連れて来た。

 

『な、何これ…??一体どう言う状況なの……?』

 

『あの二人、まるで犬か猫みたいじゃないか……。』

 

一連の出来事を目の当たりにし、周りからは驚きの声が上がった。

 

雅治「全く…。おはんらはいっちょんブレなかね…。落ち着いたなら、ちゃちゃっと自己紹介終わらすとよ。」

 

二人とも鞄から取り出したお茶を飲んだ後、教卓に上がった。

 

高橋「あっ!ではどうぞ…。」

 

高橋もあの行動に未だに驚きを隠せてないようだ。これは何も彼女のみならず、転入生以外の全員もそう思っている。そう言ったことも特に気にすることなく、さっきまで怯え切っていたのが嘘のようにはにかみながらゆっくり自己紹介を始めた。

 

寛定「初めまして。おら、山形出身の氷川寛定だ~。こんなオラだげども、1つよろしくな~。」

 

菜々実「ま…、松井菜々実と言います…。北海道函館市の出身です…。こんな私ですが…、よ、よろしくお願いします…。先生、これでよろしかったでしょうか……?」

 

高橋「えぇ、大丈夫ですよ。それでは皆さん、今日から新しくこちらの七人が新しく仲間となりますので、仲良くしてください。そしたら転入生の皆さん、自分の席に着いて下さい。」

 

そう言うと、彼らはあらかじめ伝えられていた席に着いた。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

~愛子side~

 

さてさて、ボクの所には誰が来るんだろ?っと思ったその時、さっきもみじ饅頭を幸せそうに食べていたシャイボーイがやって来たよっ!

 

氷太「んじゃ、お邪魔するど。」

 

愛子「おっ、いらっしゃ~い♪キミがボクのお隣さん?」

 

氷太「んだ。おらは氷川寛定。改めてよろしぐな~。」

 

愛子「こちらこそよろしく~♪ボクは工藤愛子。趣味は水泳で、スリーサイズは78・56・79で、特技はパンチラだよ~。」

 

氷太「……何か聞いちゃいげねぇ事を聞いちまったような気がすんのはおらだげが…??ま、まぁともかくよろしぐ…。」

 

ウン、平静を装ってるケド顔がかなり赤くなってる。正直さっきのアレを見た時点でかなり面白そうだと思ってたけど、これで確信に変わったよ。この子、間違いなくいじり甲斐がある!と言うワケだからもう少し弄ってみよっカナ~♪

 

愛子「何なら、今ここでその特技を披露しようか?」

 

氷太「ふぇっ?!そりゃあマズいだーよ!!」

 

翔子「…愛子、その辺にしてあげて。…まだ慣れてない。」

 

愛子「はーい。あははっ!キミ、思った以上に良い反応してくれて面白いネ♪」

 

氷太「ヴェエ!?慣れる慣れない以前の問題でねぇが!?」

 

あー面白いっ!面白かったからちょいちょいいじってみよっと♪

 

~愛子side out~

 

 

 

~優子side~

 

愛子ってば早速やってるのね…。あの男の子、凄く純粋そうだからあの手のものは多分結構苦手なんでしょうね。ちょっと同情しちゃうわ…。それはそれとして、アタシの所には誰が来るのかしらね?

 

夏海「入るで~。」

 

ふーん、この子が隣の席になったのね。

 

優子「どうぞ。アタシは木下優子。よろしくね。」

 

夏海「アタイは中岡夏海じゃ。ま、よろしくな~。」

 

適当に挨拶をすると夏海は席に座った。あ、確かこの子って…

 

優子「そう言えば貴女、双子の姉なんだっけ?」

 

夏海「あぁ。そうじゃけど、それがどうかしたん?」

 

優子「奇遇ね、アタシも双子の姉なの。」

 

夏海「うおっマジか!弟、パシっちょる?」

 

優子「当然よ。じゃあ貴女も?」

 

夏海「勿論!!」

 

「「…………………………………。」」

 

夏海「何かアンタとは気が合いそうじゃな!」

 

優子「そうね!アタシも丁度そう思った所よ。改めてよろしくね、夏海!」

 

夏海「こっちもな、優子!!」

 

意外な共通点から新たな友人ができた。何だか久しぶりに嬉しく感じたわ。

 

~優子side out~

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
この作品のベースになっており、以前書いておりました「バカとテストと召喚獣 エピソード オブ PA18」では転入生は5人でしたが、このリメイク版では7人が転入生としてクラスにやって来ました!
それではここで、今回登場しました方言を紹介します。
・よいよ:本当に(広島)
・おはん:お前、あなた(長崎、福岡等)
・したっけ:そしたら(北海道)
・たいして:とても、すごく(北海道)
・いっちょん:全然、全く(長崎)
・なして:どうして(長崎、熊本、福岡等九州)

~次回~
第弐話 対立と小さな友情
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