一学期が始まった翌日、2年Aクラスに7人の転入生がやって来た。それぞれキャラクターが濃すぎる面々だが、何がともあれそんな7人を加えたAクラスが始動するのであった。
色んな意味でショッキングな一時間目が終わって休み時間なった時、7人が一箇所に集まった。寛定や菜々実を含む彼らは、まるで自己紹介の時に何事も無かったかの様に明るい表情になっていた。
光輝「ふぃ~。一時はどうなるか思うたが取り合えず無事にスタートは切れたよな!てな訳で例のアレ、やっか!」
夏海「うおっ!アレをやるんかっ!!」
和博「何?アレをやんのか!」
雅治「おっと、久々にアレをすっとか!」
寛定「おぉー、久しぶりだべなぁーっ!」
美月「ぃよっ!そう来なくっちゃネ☆」
菜々実「えへへ…。皆さんでまたできるの、楽しみです…!」
そう言うと彼らは、テーブルにお菓子や飲み物を持ち寄ってきた。
和博「ほな、新しいスクールライフに~…、」
「「「「「「「乾杯~!!!」」」」」」」
彼らは高らかに飲み物が入ったペットボトルや紙パックで乾杯し、ミニ宴を始めた。
光輝「かぁー最高じゃあーっ!!」
夏海「うわっ、これ旨っ!」
和博「これやったらいつでも宴が出来るなっ!」
雅治「毎日宴がある生活…、素晴らしかね!」
氷太「おぉ!皆で楽しく宴が出来るんだべがっ!?おら嬉しいどっ!」
菜々実「さ…、流石に毎日はちょっと疲れるんじゃあ………。」
美月「やりたい時にやれば良いんじゃない?流石のあたしでも毎日毎日はしんどいしさ…。いやー充実してるよね~!」
宴で盛り上がっている中、仏頂面の優子が怒鳴り込んできた。
優子「ちょっとアンタ達!!さっきからうるさいわよ!!静かにして頂戴!!」
光輝「おっとそりゃすまんかったっ!流石に騒ぎすぎたんじゃな…。よし、ほいじゃあ声のトーン下げた上でやるけん安心しとくれ!」
彼は瞬時に両手を合わせて謝罪し、反省の気持ちを示した。所が、優子の怒りはこれでは収まらなかった。
優子「そうじゃなくって、宴そのものを即刻やめなさいって言ってるの!分かった!?」
和博「悪ぃがそれは出来へん相談やな。何せこれは、これからこの新天地でも自分らしく頑張ろうやっちゅう意味を込めたちょっとした決起集会みたいなモンや!それに、皆で楽しむことのどこがあかんのん?」
優子「そんなの帰ってやれば済む話でしょうが!!下らない………!」
彼女が吐き捨てるように言うと、今度は光輝、和博、雅治が眉間に皺を寄せ、同時にガタンと椅子から立ち上がった。
雅治「おいおい待ちや!そぎゃん言うことなかろーが!!宴言うんはな、皆でぱーっと楽しく盛り上がってもっと絆を深める大事なモンたい!なしておはんらにやかましか言われんばあかんと?!」
優子「学校は勉強する所よ!はき違えないでもらえる?!」
『そうだぞ!木下さんの言う通りだ!お前らバカじゃないのか!』
『ホントふざけるのもいい加減にしなさいよ!迷惑なのよ!』
『お前ら揃って学校をナメてんのか!』
そんな優子に加勢する形で、光輝らに批判の声が次々に上がった。
優子「ほら見なさいよ!他の皆もそう言ってるけど、まだそんな暢気な事言ってられるのかしら?」
優子は冷たい視線をそのままに、勝ち誇った顔をして彼らを見た。だが3人は焦ったり怯んだりする様子は全く無かった。すると今度は3人共溜め息をつき、やれやれと肩を竦めた。
和博「あ~あ…。オメェらはな~んも分かってへんなぁ~。何つーかさ、同情するで…。」
優子「何ですって?」
和博「あんな、オメェらは『学校は勉強する場所』っちゅう固定概念に縛られすぎなんや。確かにそれは間違いやとは思わんし、まさにその通りや思う。せやけどホンマに『勉強』だけなんか?何やオメェらの話を聞く限りやとどーもそう聞こえるんや…。」
優子「それどう言う意味よ…!そう聞こえるも何も、実際そうでしょう?」
光輝「いやいや、案外そうでも無ぇんじゃねぇか?おたく、宴は家でもできるっつっとったけどよ、それこそ勉強かて家でも出来るじゃろ?やり方どうこうはともかくな。おたくらは『学校=勉強だけする所』っちゅう認識っぽいが、わしらはそう思わん。わしらはな、学校ってのは勉強もせにゃおえんけど、同時に仲間と苦楽を共にしながらかけがえのない楽しい時間を過ごす憩いの場所じゃと思うぞ?」
光輝達の持論に耳を傾けていた優子達だったが、それでも眉間に皺を寄せて納得いっていない様子だった。
優子「それを屁理屈だって言う事をよく覚えときなさい!」
雅治「屁理屈なもんかっ!ここに来たお陰で、出会えた友人がおる奴もおる!おはんらだってそうじゃなかとか!?」
優子「世の中学力が全てよ!そんな物は二の次三の次よ!」
光輝「そがん事言うなら極端なこと聞くが、学力がえぇ奴全員がよいよ良い奴なんか?そうじゃねかろ!事実、東大を出た奴でも犯罪者とか役に立たん政治家とかはなんぼでもおるじゃろ?つまり、テメェらのその考えは古いんじゃ!!そこまでして勉強が大事じゃったらな、わしらにぎゃあぎゃあ言わずに勝手にしちょったらえぇじゃねえか!」
優子「んな…?!言うに事欠いてっ……!」
『お前ら生意気だぞっ!所詮学力が全てなんだよ!』
『ふざけるのも大概にしなさいよね!』
『そうだそうだ!お前らの方こそ何も分かっていないんじゃないのか!』
雅治「せからしか!その言葉、そっくりそのまま返しちゃるたい!」
『んだとこの野郎!!』
愛子「ちょ、ちょっと皆落ち着きなって!!喧嘩なんかしちゃダメだよ!」
美月「もうよしなよ3人共!流石にやり過ぎだよ!!」
両陣営による小競り合いは次第にヒートアップしていき、1人のクラスメイトと雅治が取っ組み合いをしかけるまでに発展した。見兼ねた愛子と美月が間一髪の所で止めに入り、一旦は落ち着きを取り戻したが、それでも依然両者の怒りは収まらない。
和博「かー不愉快やっ!!もう良ぇあっちで続きやろうで!!」
宴を邪魔された挙句、説教臭いことを言われてすっかり気を悪くした3人は、教室から出て他の所へ行った。
『何だよアイツら!ふざけやがって!』
『大体あの態度は何なの!?超ムカついたわっ!』
『何であんな奴らがウチのクラスにいるのよ?!腹立つ――っ!』
優子「何よアイツら?!何か分からないけど知ったかぶりして、ふてぶてしいことこの上ないわね!!」
怒りを隠せない優子に、夏海と美月がゆっくり歩み寄ってきた。
夏海「まぁまぁ優子よ、落ち着きなって。」
優子「これが落ち着いていられるわけないでしょ!ちょっとどうなってんのよアイツら!?」
夏海が優子を宥めようとするが、やはり怒り収まることがない。
美月「そりゃあうるさくしたこっちも確かに悪かったけどさ、だからって流石にあそこまで言うことはなかったんじゃないかな~って。」
優子「何よ?まさかアイツらの肩でも持とうっての?」
3人に向けたもの程ではないものの、優子は鋭い視線を2人にも向ける。しかしながら2人はそれに臆することはなく、あっけらかんとしている。
美月「別に?あたしらはあの3人の肩を持つ気なんかないよ?ただ……、優子達の肩を持つ気も無いんだけどね。」
それを聞いた優子は、きょとんとした表情を浮かべた。
優子「え?それって一体どう言う事よ?」
夏海「確かにアタイらは少々はしゃぎすぎたかもしれん。それは反省せにゃあおえんじゃろうな。じゃけんアンタの言いたい事も分かる。けどよ、アンタはどーも『優等生』っちゅうモンに捕らわれすぎなんじゃ。何もアンタだけに限った話じゃねぇ、他の連中もじゃけどもアンタが特にそうじゃ。そのせいで視野が狭くなって世界が狭く見えちまうんじゃ。要はどっちもどっちって事じゃな。」
優子「…何よそれ?意味がさっぱり分からないわよ…。」
夏海「今は分からなくて無理もねぇ。けどいずれ分かる時が来るさ。焦ることはねぇよ。」
一方、翔子や愛子を始めとした中立の立場をとった少数メンバーはこの状況に困り果てていた。
菜々実「うぅぅ~~……、怖かったです~~………。」
寛定「ふぇぇぇ~…、工藤屋~霧島屋~。皆これからどうなるんだべが~…!おら達どうすりゃあ良いんだべ~…!」
愛子「う~ん…、アレばっかりは流石にどうにもならないカナ…。優子達も中岡君達もあんな様子じゃあね…。」
翔子「…まさかクラス内で対立が起こるなんて……。…私も何とかしたいけど、ともかく今はまだ様子を見るしかない。」
美穂「それにしてもこのままだと更に悪化するばかりですよ…。」
利光「僕としてもできることがあるなら力になりたいけど…。何か良い方法はないものか…。三浦君、何かアイディアはないかい?Cクラスの試召戦争で活躍してくれた君なら何か考えがあったりしないかな。」
彼は打開策を求めて、クラスメイトで同じく中立の立場の三浦直道(みうらなおみち)に目配せをした。久保の言うように、彼は先日のCクラス戦で主に軍師として活躍し、その優れた知略と采配で勝利に貢献してみせた立役者の一人だ。無論、必要に応じてではあるが前線でもしっかり戦っていた。
直道「それがあればすぐにでも言っていますし、実行だってしています…。しかしこればかりは一筋縄ではいかないでしょうね…。お互い我が強すぎる上に、下手に刺激すると余計に悪化しかねない。昨日の試召戦争よりタチが悪いですよ……。」
彼は困り切った笑顔で両手を上げる仕草をとった。皆、途方に暮れた表情を浮かべていた。
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時は流れて昼休み。Eクラスとの試召戦争を控えた明久、雄二、康太、秀吉は、売店の自動販売機でジュースを買っていた。
明久「へ~、これが雄二のオススメかい?」
雄二「あぁ。最近発売された代物でさ、初めて飲んだ時はあまりに旨かったんで本当に驚いたぜ。」
康太「…値段もお手頃。」
秀吉「どれ、早速皆で飲んでみるかの。」
そして、一斉に飲んでみた。
明久「うわぁ、これ―」
明雄康秀光和雅寛「」「「「「「「超旨いっ!!」」」」」」」」
8人共見事にハモった。
明久「えっ、君達も分かるかい!」
光輝「あぁ分かるっ!分かるぞ!!」
雄二「だろ!これ旨いだろっ!」
和博「んな旨いモン、わいの地元にゃあ無かったで!?」
康太「…中々イケる。」
雅治「喉越しのよかジュースたい!!」
秀吉「このスッキリとした味わいが何とも良いのぅ。」
寛定「んだ!おら幸せだべ~!」
明久「そう言えば君達、見ない顔だね。名前は何て言うの?」
光輝「わし?わしゃあ広島出身の中岡光輝じゃ。」
和博「わいは大阪出身、重谷和博や。よろしゅうな!」
雅治「おいは空知雅治。長崎の出身たい。」
寛定「おら、山形が出身の氷川寛定だ~。おら達はな、今日ここに転入してきたばっかだ~。」
雄二「そうか、転入生ってのはお前達だったのか…!なら他のメンツはどうしたんだ?あと3人いるだろ?」
雅治「情報早かね~!あいつらなら教室とよ。さて、おい達はちゃんと名乗ったばい。おはんらも名乗るたい。」
明久「初めまして!僕はFクラスの吉井明久!」
雄二「Fクラス代表の坂本雄二だ。」
康太「…土屋康太だ。クラスは同じだ。」
秀吉「ワシは木下秀吉じゃ。よろしくのぉ。」
光輝「ほぅ、明久に雄二、康太に秀吉か…。男同士、仲良くしようぜっ!!」
秀吉「お主、ワシが男じゃというのが分かるのか!?ワシはとても嬉しいぞいっ!」
光輝「ん~?そんな泣いて喜ぶ程か??確かに外見は華奢じゃが、一目で分かったわい!」
明久「それにしても、何だか話し方が秀吉と似てるね。」
光輝「これ?方言じゃ。岡山県民とか広島県民とかはな、ガキんちょじゃろうが女じゃろうが大体こんな喋り方をするんじゃ!個人差はあるがな。」
明久「へぇ~そうなんだ…!!それは知らなかったや。」
秀吉「しかし話し方が似ておると、どうも親近感がわくのぉ。」
光輝「じゃのぉ。何かお前たぁ初めて会った気がせんの~!」
寛定「皆でこうして出会えたのも何かの縁だ~。これからも仲良ぐするだ~。」
明久「そうだね!よろしくねっ。」
雄二「よし、お前らそろそろ行くぞ。」
雅治「何ね?何かあると?」
雄二「この昼休みが終わった後、Eクラスと試召戦争があるんだよ。」
和博「おーせやったんか!!そいつぁ邪魔してすまなんだな。ほな、わいらも帰るか。」
寛定「ぎんばれ!!応援してるず!」
明久「ありがとう。頑張るよ!」
こうして彼らはそれぞれ自分達の教室へ戻った。
光輝達は、予鈴がなった頃に帰ってきた。
「「「「ただいま~!」」」」
夏海「お帰り~…、ってお前らどしたんなら?やけに機嫌良さそうじゃの。」
光輝「ひっひっひ、小さな友情を見っけたんじゃ。実に気分が良い。」
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昼休みが終わってFクラスとEクラスが試召戦争を始めた時、Aクラスの教卓に代表である霧島翔子が立っていた。
翔子「…私達Aクラスは、宣戦布告をしようと思う。」
『宣戦布告って、どこにするんだ?』
翔子「…Fクラス。」
この発言に、クラスがざわめきだした。
『はぁ!?何であんな最下級クラスに!?』
『Fクラスと言ったら、勉強がろくに出来ない奴らがいるクラスでしょ?何でまた?』
翔子の予想外の発言に、次々と戸惑いの声が上がってくる。
寛定「Fクラスだべが?!」
愛子「そうっぽいケド、どうしたの?」
寛定「あんな、おら達が言ってた小さな友情ってのはFクラスの人間なんだど!」
愛子「へ~、そ~なんだ。」
優子「それで、何で代表はそのクズクラスに宣戦布告しようと思ったの?」
光輝「おい、木下ァ!いくらなんでもそりゃあ言い過ぎじゃありゃせんか!?」
優子「あら?アタシ何か間違った事言ったかしら?」
『正論だろ?正しい事を言って何が悪いんだ?』
『アンタ達は黙ってなさいよ!耳障りよ!』
和博「はぁん?!なんやとてめぇら!表へ出ぇやアホったれ共がぁ!!!」
雅治「おはんら…!おい達の友達を侮辱してただで済むと思うんじゃなかよ!」
またしても一触即発が起こりかけたが、今度は直道が仲裁に入る。
直道「皆さん静粛に!!こんな時までいがみ合っている場合ではないでしょう!それにまだ話は終わっていませんよ!」
美月「そうだよ!わざわざ自習中に言い出すってことは、それだけ深いワケがあるってことだよ!…そうだよね、翔子?」
翔子「…2人共ありがとう。理由を話す前に1つだけ先に言っておく。Fクラスは、打倒Aクラスを掲げているに違いない。」
優子「えっ?それどう言う事?」
翔子「…詳細迄は分からないから、まだ何とも言えない。 皆には申し訳ないけど、構わない?」
『ま、勝敗は目に見えてるから、良いんじゃないか?』
優子「たかがFクラス。相手にならないだろうけど、やるからには全力で叩き潰してやるまでね。昨日のCクラスみたくね!」
翔子「…じゃあ決まり。終結し次第、宣戦布告をする。」
優子「待って。それならアタシが行くわ。それは別に良いでしょ?」
翔子「…分かった。」
こうして意見が纏まり、各々自習に戻った。
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一方明久達は無事Eクラスとの試召戦争に勝利し、教室で寛いでいた。
明久「いやぁ~勝ったね~。」
康太「…良い意味で予想外だ。」
秀吉「まさか本当に勝つとはの…。しかし雄二よ、本当に設備は交換しなくて良かったのかの?」
雄二「仮にも俺達の最終目標はAクラスだ。ここで交換して満足なんかされたら困る。だからそんな必要はないのさ。」
そんな風にごく普通の会話をしていると、ドアが開いた。
寛定「ぅおーい明久屋~皆~!」
明久「あれ、寛定じゃないか!どうしてここに?」
寛定「明久屋達が勝ったて聞いたんで、いてもたってもいられなぐってな~。おめでどっ!!」
明久「あははそうだったんだ!わざわざありがとう!」
すると再びドアが開き、また誰かが入ってきた。
夏海「入るで~。」
秀吉「うむ?今度は光輝かの?」
夏海「光輝?あーそりゃあウチの双子の弟な。アタイは姉の夏海じゃ。よろしくな~。」
「「「「えーーーっ!!?」」」」
彼女の衝撃発言に、4人共驚きを隠せなかった。
秀吉「何と?!あやつにも双子の姉がおったのか!?」
夏海「ん~??にしてもアンタ、何かアタイのダチにえろー似ちょるな。」
優子「ちょっとアンタ達!!勝手に何やってんのよ!?」
何だかんだ6人でわいわいやっていると、優子が勢い良くドアを開けた。
夏海「おっと!噂をすりゃあ来たか優子~。」
明久「えっ!?ひ、秀吉が二人!?」
優子「秀吉はアタシの双子の弟よ。アタシは姉の優子よ。」
秀吉「一体何をしに来たのじゃ?」
怪訝そうに秀吉が優子に尋ねてみる。彼女は小さく息を吐いて、例のことを告げる。
優子「アタシ達Aクラスは、あなた達Fクラスに宣戦布告します。」
明雄康秀夏寛「「「「「「えっ!!??」」」」」」
優子「最下級クラスとは言え、一切手は抜かないから、そのつもりで。……って、何で夏海と氷川君までそんなに驚いてんのよ!!アンタ達は内情を知ってるでしょうが!!」
夏海「いやぁ~な~、何かノらんとおえんかなぁって思ったんけぇ。」
寛定「以下同文だべ。てへへ…。」
2人は右手で頭をぽりぽり掻きながら苦笑いした。
優子「ノらなくて良いわよっ!ほら、宣戦布告したから帰るわよ!」
夏海「あー楽しかった!んじゃ、バイバ~イ♪」
寛定「うし、おらも戻るど。んじゃ!」
3人が出て行こうとすると、明久が寛定を呼び止めた。
明久「あのさ寛定!」
寛定「ん?どった~明久屋?」
明久「一つ確認したいんだけど、もしかして寛定も光輝のお姉さんもAクラスなのっ!?」
寛定「んだ!おら達転入生は皆そうだど~。」
雄二「おいおいマジかよ!?」
康太「……予想外…!」
秀吉「そうじゃったのか!」
夏海「うぉ~い!名残惜しいかもしれんが早よ帰るでーっ!」
寛定「あーすまんすまん!今行ぐど~。そんじゃ!」
こうして1日が終わった。まさか今日知り合った光輝達がAクラスだと知り驚いた明久達だったが、打倒Aクラスと言う目標には変わりはない。この日は驚きの連続だったが、英知を養うべく今日は解散とした。
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★新規オリキャラ紹介
三浦直道(みうらなおみち)
所属:Aクラス
一人称:僕
得意科目:音楽、物理、現代文、世界史、数学
苦手科目:家庭科、日本史、英語
名前モデル:三浦義村
マッシュルームヘアーが特徴的な爽やかな好青年。芸能一家の出身だが、それを鼻に掛けることが無い謙虚で穏やかな性格。運動神経が良い上に、成績は翔子や利光にも迫る程で、試召戦争では随所で戦いながらその恵まれた知略と優れた采配で相手を翻弄する戦う軍師としてクラスの指揮を執り、クラスを支える。1年生の時に彼に勉強を教えてもらったお陰で成績が飛躍的に向上した生徒も多いため、男女問わず人気が高く、教師陣からの信頼も厚い。人当たりも良く、明久達に偏見を持たずに初めから友好的に接する。常に敬語で話す。
いかがでしたが?
ストーリーの内容自体は以前書いていた作品と然程変わりはありませんが、唯一の違いとしては転入生以外のオリキャラが新たに登場しているところですかね。彼は転入生達とは違い、1年の時から文月学園に在籍しています。
それでは、ここで今回登場した方言を紹介します!
・そぎゃん:そんなに(長崎)
・なして:どうして、何故(長崎、福岡等)
・せからしか:うるさい(長崎、福岡等)
・ぎんばる(山形)
・~ず:~よ(山形)
~次回~
第参話 小さな勇気が起こした奇跡