オーバーロード~異世界転移!!? 嘆きの亡霊は帰りたい 作:嘆きのラジオ
あれ?ここはどこですか?
「始まりの足跡」
それは誰もが憧れるギルドだ
クランマスター室で一人の黒髪青年が宝具を磨いていた
その一室にて事件はおこる
僕はクライ・アンドリヒ、始まりの足跡(ファーストステップ)のクランマスターであり嘆きの亡霊(ストレンジグリーフ)のパーティリーダーだ
ギルドマスターの部屋にはパーティーメンバーが集合していた。
仲間の剣士は狭い部屋のなか剣を振る
仲間の錬金術士は研究の成果を報告する
仲間の盗賊は「クライちゃんひまぁ~と抱きついてくる」
仲間の聖騎士は何もせず佇む
仲間の魔法使いはだらしない自分に注意をする
そして僕、クライ・アンドリヒは欠伸をしながら平和だなぁと思いながら宝具を磨く、いや磨こうとしていた
狭い、君たちなんでこんな狭い部屋に集まってるの暇すぎない?
磨こうとしたらいきなり仲間達が雪崩のように入ってきた「暇だから何かしない」と
生憎僕は忙しいのだ宝具を磨くのに
僕は宝物殿にはいかないよ?
宝物殿、ランクが1〜10に別れており、レベルに比例して攻略難易度が増す
平たく言うなればダンジョンだ、宝物殿内には宝具と呼ばれる魔法のアイテムがドロップする
宝具には炎をだす杖や剣、万物を破壊する宝石など種類は多岐にわたり、古代の空飛ぶ城なんてものもある
強さもピンキリでハンターはみな一攫千金を求め宝物殿に潜る
僕等、嘆きの亡霊も例外ではない。
最近仲間達が手にいれて来てくれた宝具を磨こうとする
それは、よくみると何かのスイッチみたいなものだった
押してみたい。そんな欲求が頭をよぎる
「・・・・・・」
無意識に指がボタンへと動く
まぁ何か起こっても仲間達がいるしなんとかなるだろう
そんな軽い気持ちでぼたんを押す
「ピンポーン!」
呼び鈴を鳴らしたような音が部屋に響く、どうやら自分にしか聞こえていないようだ
「どうかしましたか?クライさん?」
「いや、なんでもないよ」
何もおきない?ただ音を鳴らすだけの宝具?出落ち感半端ないなぁと思いながら手にある宝具を磨く
するとある違和感に気づく
(視界が歪んでいるいや空間が歪んでいるのだろうか?)
仲間達は気づいていない
持ち主に悪影響を与えるなんて・・・不良品だな
そんな呑気なことを考えつつクライは意識を失った。
瞼に太陽があたる、眩しい
「う~~ん」
目が覚める、見覚えのない草原に眠っていた、仲間達も一緒に、
(どこだここ?確かあのボタンを押したら意識を失って、、、これはつまり、つまり)
「どういうこと?」
その問いに応える者はいないあの宝具の影響ではあるだろうが
「まぁ何か危険があったら宝具が教えてくれるか、」
呑気に独り事をいいながら彼は目を瞑る、もうちょっと寝よっと
草原に仰向けに寝っ転がる、ふわぁと欠伸をしながら彼の意識は再び闇へと落ちる
「まぁなんとかなるか」
~ナザリック付近に人間がいると報告を受けたアインズは困惑していた
(こいつらは何をやっているんだ?)
突然現れたと思えば彼らは気持ちよく眠っていた、気持ちよく
普通に考えてもモンスターがいるであろう場所で寝るなど正気ではない
身なりは冒険者にみえるので帝国の冒険者が罠にでもかかったのだろうか?
(だが、、、一人は間違いなくなく一度起きたよな・・・)
「う~~む?」
脅威ではないだろうが、上手い解決案も思い浮かばないのでとりあえずほっておくことにした
まぁ仮に襲われたとしてもそれは本人達の自己責任なのだから
クライ・アンドリヒ レベル1
適性職 アイテムマスター
持ち物 宝具多数
もとの世界では10あるレベルあるうちの8に位置する実力者とされているがその実は平民よりも弱い一般人
数々の困難を悪運で乗り切った
宝具大好き、この世界ではマジックアイテムが好きになるだろう
本人も自分はどうしようもないと自覚しており
早く引退したいと考えている