オーバーロード~異世界転移!!? 嘆きの亡霊は帰りたい 作:嘆きのラジオ
先程のおかしなやり取りは嘘だったように
コキュートスとルークとの激しい剣戟は起こる
ルークは木刀をコキュートス4本手のひとつのみを、斧を使う
コキュートスが上段から振り下ろした一撃をルークは木刀で受け流す、流れるようにその反動を利用し攻撃に転じる、常人には眼で捉えることの出来ない一進一退の攻防だ
だがコキュートスは本気出していない、
不意に攻撃を止める
「ん?なんだもう終わりか?」
ルークがもの足りなさそうに言いながら
攻撃を止める・・・訳もなく
攻撃を打ち込む、だがそれは攻撃が届く前になにかの壁で弾かれる
激流のような連撃だがコキュートスに届くことはない
「ムダダ、ソノボクトウデハワタシヲキズツケルコトナドデキナイ」
コキュートスは言うがルークは止めない
それを異に返すことなく話を続ける
「ナゼオマエハボクトウデワタシトタタカウ、ワタシノコトヲブジョクシテイルノカ」
それは憤りだ、本気ではないとは言え、コキュートスとやりあえる剣士など稀だ
だからこそ、彼は許せない、これ程の力を持ちながら真剣で、本気でかかってこないことに
故にコキュートスは剣を使わないのだ
「・・・はぁ~仕方ねぇなら教えてやるよ」
「なんでかって?木刀でも斬れるからだよ」
ルークは攻撃を止め話す、
「真の最強の剣士が武器を選ばねぇ」
「だから俺はクライに武器の全てを預けた」
「最強を目指すのに俺に剣は必要ねぇ」
無茶苦茶な理論だ
だがそのくせにルークは強いのだ
適当なことを言ったのにそれで強くなるルークはどうなの?とはクライの談である、
「ダガキサマハワタシヨリヨワイ、ワタシガウデヲヒトツシカツカワナイノガドウイウコトカワカルダロ?」
コキュートスは言う
木刀では私に勝てない、全力を出せ・・・と
「?」
ルークは何を言ってるのかわからないと首を傾げる
「何いってんだ?斬るよ俺は、お前が腕を一本しか使わなくてもな?俺は好き嫌いとかないから、」
「それに俺は腕六本の剣士とやったから四本なんて今さらだしな」
まるで会話にならない
かなり無茶苦茶なことを言ってる
ルークは面をつける、「笑う骸骨」それは彼らのシンボル、ルークは構える
「言っておくが、今の俺はさっきの俺より強いぞ?」
雰囲気が変わる
その熱量に空間が歪んでさえみえる
「ドウヤラ、キヅカイハムヨウトイッタトコロカ」
コキュートスは構える、その瞳に先程の憤りはない
ルークは真剣で、相手を侮辱するような者ではない
それを理解する
互いに踏み込み、剣戟がとび、戦闘が再開される