オーバーロード~異世界転移!!? 嘆きの亡霊は帰りたい 作:嘆きのラジオ
今回の依頼の理由はポーション作成のためらしい
この世界に来て、彼女の武器であるポーションが不足しているようで
この世界で生き残るために依頼したそうだ
「まさか偶然にもクライさんが受けて下さるとは」
君、指名したよね、指名依頼だったんだけど
まぁ別にいいけど・・・
「でも困っているのは本当ですよ、何せ手持ちのポーションの素材はこの世界では手には入りませんし」
「代用品を作るにしても後衛職の私ではとても」
シトリーは手で顔を覆い、「うえーん」と言う
泣き真似である
「ルークや他の皆は?」
今、クライが気になっているのは親友たちの行方だ
まぁ僕よりもずっと超人な彼等なら大丈夫だと思うが心配ではある
シトリーは演技をやめて答える
切り替えはや・・・
「残念ながら私が起きた時にはキルキル君しかいませんでした」
シトリーは本当に残念そうに、いう
話を聞くと彼女は森で寝てたようだし
というより僕が起きたときには皆いたのに・・・なぜ?
「ですが、ルークさんやルシアちゃん、お兄ちゃんなら大丈夫ですよ、冒険者、帝国の騎士たちをみて思いましたが、相当弱いですよあれ」
「魔法もそうです、ルシアちゃん並みに魔法が使える人間なんて殆んどいないでしょうね、私は魔法の専門家ではありませんが、魔法の基準がこの世界では低いようです」
シトリー・・・がかなり酷いことを言っている
評価低いなー
「えーー、それ凄く困るんだけど?強いやつぶっ殺したいのにーー」
リィズも残念そうに言う
「それは私もそうだよお姉ちゃん、せっかくこの世界に来たんだから。強そうな人がいたら実験t・・・じゃなくて色々と調べようと思ってたのに」
シトリーは何やら物騒なことを言ったような気がするがまぁ、気のせいであろう
リィズについてはいつも通り、僕はきにしない、きにしない
「何人かの魔法使いのサンプルはほしいけど、期待した結果にならなそうだし、費用対効果に見合うだけの成果も出せるとは思えないしなぁ」
シトリーはよく、わからないことを言ってるがわからないから僕に手伝えることはないだろう
「そんで?シト?結局あんたは戦えんの?」
リィズはシトリーに質問する
それはクライにとっても重要な問題だ
生存率という意味で
「んーー、無理かな、ポーションはもしものために温存したいし、この世界で作ったポーションで有用性がありそうなのも今の所、少ないし」
「それにキルキル君も今はメンテナンス中だし」
そう言ってシトリーは試作品であろうポーションを取り出す
「ポイズンポーションと石化ポーションです」
毒々しい紫の液体が入った瓶と、鼠色をしたドロドロの液体が入ったポーションを取り出す
「どちらも効能はイマイチです、ポイズンのほうは現存する私のポーションのほうが強力ですし、石のほうは一部しか石にならない上に効力が短いです」
どうやらシトリーにとっては満足がいかないようだ
僕は全然良いと思うが
「攻撃系のポーションとしてフレイムポーションもありますがやっぱり手持ちと比べると威力不足が否めません」
困ったような仕草をする
「ふ~~ん?だから手伝ってほしいってわけね」
リィズは納得したようだ。シトリーはうなずく
え?何が?クライには全くわからない
「今ほしいのは、蛇腹人のサンプルです。彼等は魔法を使えるらしいので、サンプルもとい手駒を増やすには使えるでしょう」
命令を実行できる程度の知識があることが第一理由だとシトリーは付け加える
そう話ている間に目的地についたようだ
「くれぐれも殺さないでねお姉ちゃん」
リィズは勢い余って殺しそうだからとシトリーは念を押す
「はいはい、わかってるよシト」
リィズはめんどくさそうに言う
手加減とかリィズは苦手だからなぁ・・
そうこうしているうちに目的地につく
蛇腹人がいるであろう洞窟
三人は暗い闇のなか進む