オーバーロード~異世界転移!!? 嘆きの亡霊は帰りたい 作:嘆きのラジオ
それでも良ければみてください
~帝国~
ルシア・ロジェは資金稼ぎをしていた
「はぁ」
溜め息をつく
長い黒髪に黒のローブを羽織る少女は、
資金難に陥っていた
この世界では無名の彼女を雇う所などない
実力を見せればいくらでも宛先はあるのだろう
だが自分の魔法とこの世界の差、自分が強過ぎることを自覚していた彼女は実力を隠していた
この世界の位階という魔法を学べば学ぶほどである
今の彼女は第5位階の魔法を使える
この時点で英雄の領域であるのだが、彼女にとっては火力不足であることは否めない
魔術師が第何位階を使用可能かと、知ることができる者(タレント等)がいるらしいが
幸か不幸が彼女も転移の際、ひとつのタレントが与えられていた「魔力偽装」というタレントが
結局、彼女は今、ワーカーとして日銭を稼いでいる
そんな彼女に一攫千金の話を持ち込むものがいた
「フォーサイト」というワーカーチームである
ルシアは彼等と生活と仲間のために一時的にではあるが行動をともにすることにした
たがそれは、また別のお話である
~聖王国~
「どうかこの子の怪我を治して下さい!」
「ウム・・・」
足に傷をおった子供を治す
「聖騎士様、魔物に襲われて腕を失くして、仕事できません、どうか治癒して頂けませんか」
「ウム・・・」
腕を失くした男の腕に回復魔法を唱える
治癒された男の腕は失くなった箇所が再生する
今では、町行く人に治癒を求められ
治癒を施す善人
アンセム・スマートは慈善活動をしていた
~リエスティーゼ王国~
食料が保管されている倉庫
その中の木箱のなかでムシャムシャと食料を漁る音が聞こえる
木箱の蓋が開き、二つの獣耳が飛び出る
その耳はピョコピョコと動き周囲の状況を伺っている
「ここ、どこ?」
見慣れない景色に気配
みてはいないものの感じる、記憶にない地形、
魔力の奔流
狐耳の女の子は油揚げを食べながら呟く
その姿は白い着物に神性さを感じさせる眼窩の、ないら仮面、しかしその姿からは想像もできないほどエネルギーを秘めていた
それは大国ひとつを滅ぼせるほどの
「・・・まぁいいや」
女の子は気にすることなく油揚げを頬張る
それは彼女の欲望、食欲が満たされるまで
続くのであった
~法国~
「ん、ここは?どこだ」
知らない場所だ、確かに彼は先程まで仲間たちと一緒にいたはずだと
クライに感化され自身の強力な杖を預け、修行に明け暮れていた雷の魔術師は思う
悲鳴が聞こえる
魔術師は走る
それは弱きものを助けるために
「今はそんなことを気にしている場合ではないな」
二つ名(自称)を「千天万花」またの名を「雷帝」と