オーバーロード~異世界転移!!? 嘆きの亡霊は帰りたい 作:嘆きのラジオ
トロールが次々と倒れていく
怯えている個体もいるので少し可哀想だとすら思っている
そんなクライは二人の後ろでボーと地獄のような(トロールにとっての)戦場をみているのであった
(うん、ちょっとやり過ぎじゃない?)
確かに彼等は敵なのだが、あそこまで一方的かつ怯えていれば申し訳なく思う
弱肉強食などという輩もいるが、なら自分はどうなるのだろう?
やっぱり弱者にも優しくするべきである
というのがクライの持論だ
普通にみててグロいし
もう相手に戦意ないし帰ろうよ
(ラブアンドピースでいこう)
そう思い、シトリーとリィズを説得しようと二人の元へ向かおうとすると他とは違う深い青色の体表に1mほど巨体なトロールが目の前に現れた
その顔は他のトロールと同じだが顔が真っ赤だった
「キサマ、ヨクモワガドウゾクヲ」
親の恨みでもみるかのような目で僕を睨む
それはそうだろう、あそこまで痛々しい殺されてかたをすれば怒る(僕は何もしてないのだが)
だがこのまま戦ってもやられるのは明らかだろうそれは相手もわかっている筈だ。
何せ僕達は圧倒的に有利だ強きにいこうじゃないか
「もう、降参したら?そうすれば見逃してあげるよ?平和にいこうよ平和に」
ハードボイルドに言う
僕は何もしていないが、平和にいこうじゃないか
戦ってもいいことないよ?
だからもう帰ろうよ?
「ドコマデ?!ココマデノコトヲシテオイテ、ナニガヘイワダ!!!」
どうやら大変お怒りの様子だ
青トロールは僕めがけて棍棒を叩きつける
だがそれはセーフリングによって弾かれる
青トロールは目を見開く
「グヌゥ!?ダガワレワレハマケテイナイ!!!キサマダケデモ!!!」
諦めずに棍棒を叩きつけ続ける
その、度にセーフリングが発動し僕を守る
だが非常に不味い展開だ、何故か二人もみているだけだ
助けてほしいんだけど・・・
僕は焦って話す
「ままってほしい、僕は君たちのことを思っt」
「アレダケノコトヲシテ、フザケルノモイイカゲンニシロ!!!」
セーフリングが起動する
余計なことをするんじゃなかった
ますます青トロールは顔を真っ赤にして棍棒を振り回す
見境なしに壁や地面に当たる
何でわかってもらへないのか、僕は平和にいきたいだけなのに
トロールは大きく振りかぶる
その一撃は彼にできる渾身、全てを込めた一撃にみえた
僕はその気迫に押され、後ずさる、
振り下ろされた一撃が僕の足元に叩きつけられ
轟音と共に地面がゆれる
不意に足元に亀裂が、、いや洞窟全体に亀裂が入る
あ、、、これ不味い展開だ
亀裂は広がり、僕を中心として大地が崩れる
一瞬の浮遊感を感じながら僕達は穴に落ちていった、、、