オーバーロード~異世界転移!!? 嘆きの亡霊は帰りたい 作:嘆きのラジオ
帝国でルシアを
王国虐殺で妹狐かエリザ
聖王国でアンセム、妹狐
を登場予定です(いつまでかかる?)
機械人形(オートマタ・ジャイアント)の動きが停止する
表面は焼け焦げ、四肢は欠損し、仮面は割れ
顔はなく、無数の術式がうめこまれていた
「さてと・・・どうやら術式で動いていたようですが、」
人形を観察しながらシトリーは言う
不意に機械のカラクリ音が周囲からガチャガチャとこの奈落ないに響く
一つではない、戦いの最中にも気になっていたが、巨人が現れたであろう祭壇が複数ある
「ふーん、おかわりってこと?」
周囲に配置された、祭壇、確認できるだけでも8つの
地面が割れ、先程と同じ個体が地割れから現れる
その、数8体の古代の巨人、
「サンプルが多いのは嬉しいんだけど、、、クライさんのことだからうーーん?」
シトリーは嬉しいような困ったようなそんな複雑そうに顔をしかめる
突如8体の巨人の全てが鮮やかな青色に輝く、、
刻まれた術式は浮かび上がり、仮面が剥がれおち
術式まみれの顔が見える
話の蕾のように顔が割れると中から見たこともないような綺麗な薄紫色のクリスタルが現れた
(どうやらあれが、あの人形の原動力のようですね)
体の術式がまるで文字を描くように動き、一つの術式、いや言葉を綴る
「抽出」
誰かが言った、まるで機械のような
それと共にそのクリスタルは巨人から離れるとともに倒れて伏している天使、威光の主天使のもとにむかう
クリスタルは天使を囲むように止まる
同時に天使とクリスタルが輝きながら同化を始める
腕、胸、頭へとクリスタルが埋め込まれ
盛り上がりように天使が変形する
「あぁ!もったいない」と腑抜けた声・・・
6の羽のうち2の羽は抜け落ち、発火する
羽は焼け落ちず、炎はより勢いを増し、形を変えるそれは巨大な車輪、燃え盛る船の舵の形をした燃え盛る車輪
天使が15mほど車輪は10mその左右を守るように浮遊する
天使の体はより戦闘向けの姿へと変わる
下半身は6の車輪のある戦車へとかわり、メイスは馬に、全身から業火を発する馬へと変化する天使の右手には手綱が握られており、炎馬は自身を引くためのものだろう
その姿は、翼がなければ悪魔とみまちがうほどの攻撃的、暴力的なフォルム
纏う、業火は地獄のものと認識すらできる
だがそれは神の炎、罪人を裁く、天の裁き
名は「支配の座天使」第三位の天使
~古代遺跡から脱出を果たした三人
「もう、無理、引退したい」
洞窟からの出来事で、クライは疲れ果てていた
何回死んだのだろうか・・・
「まぁまぁクライさん、そんなこと言わずに、今回はやり過ぎてないので、サンプルもかなり手に入りましたし」
シトリーはそう言うと腰にかけてある、小さな鞄を僕にみせてきた
「魔法の鞄」収納型の宝具で、魔法という名に相応しく、その大きさと比べものにならないほどのものを収納できる
城一つ分の容量があるだとか、、、
正直、大きすぎて想像できない、、
シトリーの言うサンプルとはあのデカイ巨人のことであり、9つのうち8つはほぼ無傷だとシトリーは大喜びだった、
何でもアダマンタイトよりも硬い素材でつくられていると
専門的な話は僕にはさっぱりなので
とりあえず「うんうん、シトリーは偉いなぁ」と頭を撫でることにしておいた
因みに脱出はなんか僕がいない間に物騒に(最初からだが)なった支配の座天使が戦車に僕達を乗せ
奈落を飛翔し瓦礫ごと洞窟を突き破るという強引な方法で脱出した
不思議なことに燃え盛る戦車に乗っても僕達は焼けるどころか熱を感じることはなかった
支配の座天使は一応僕がまだ持っている、別にいらないが自衛の手段が少ないため仕方なく、、、だ
「そういえばシトリー?これからどうするの?」
「そうね、シト、ポーションの実験でも続けるの?」
シトリーに一番聞きたかったことだ、正直僕としてはやっと会えた幼馴染みだ、出切れば一緒に行動したいし
シトリーがいれば、たまった依頼も旨くこなしてくれるだろう
決してサボりたいわけじゃないんだよ?
そう自分に言い訳する
「いえ、それはもう大丈夫です、目的は果たしましたし、材料のほうもクライさんと一緒のほうが集まり易いですし」
そう言いシトリーが僕に腕を巻き付け僕に寄りかかる
香水の良い匂いと、腕にあたる、ふっくらとした柔らかい感触
普通の男なら勘違いしてしまうだろうが、シトリーはこれが普通なのだ
本当に(クライだけに)スキンシップが激しい子なのだ
まぁその度にルシアに吹き飛ばされるのだが
ん?僕と一緒のほうが集まり安いとはどういうことかな?
「あーー!?シト!クライちゃんから離れろ!クライちゃんはアタシのなの!!」
そう言って、リィズもシトリーの真似をするように僕に抱きつく
通行人に羨ましがられるような目線を感じる
それはそうだ、何も知らない人からすれば美女二人に特にパッとしない僕が抱きつかれてるハーレム状態
正直気分がいいのでニヤリと自慢気にしてしまう
と一瞬思ったが驚くほどに気分が悪い
アークはいつもこんな気持ちだったのだろうか
あとで謝っておこう・・・
勘違いしないでほしいのだが、確かに二人は美女だ。だが僕は幼馴染みに手を出すほど、女に汚くはない
それに考えてほしい、両手に花と言うかもしれないが巨人を倒す程の、誰にでも噛みつく猟犬と皇女すら実験対象に扱う錬金術士
間違いなく両方とも僕の手に余る、猛獣が二匹というほうが正しい表現だろう
何せ問題しか起こさない上にそのツケは毎回僕が払うのだから
まぁでも別に嫌ではあるが笑って許そうだって僕達は冒険者以前に友達なのだから
友達を助けるのは当然だ
それにまずはシトリーにこう言うべきだろう
これからまた一緒に冒険するのだから
「お帰り、シトリー」
「はい、ただいま帰りました、クライさん!」
疲れたように言う僕とは反対にとても明るく嬉しそうに
三人は帰り道の参道を仲良く(?)歩いていくのだった
反省点、支配の座天使の像が浮かびあがらない(語彙力不足)ので後でイラストを添付します
クライ君に何があったのかは話すと長そうなので(ただでさえ、ストーリーから逸脱してるので)幕話とした出します
更新期間が空いたのは、突如より夢で嘆きの亡霊vsシャルティアを見たのでそちらを書いてました
やりたいこと多すぎて2万ほど文字数いきました(笑)
ただどこで出すんだ?という感じになってます
次回はストーリーの路線にもどります
次回「注目の冒険者」