オーバーロード~異世界転移!!? 嘆きの亡霊は帰りたい 作:嘆きのラジオ
フムフム・・・」
シトリーは魔法鞄の中身を確認しながら
今回の市民救出作戦の成果に笑みを浮かべていた
大量の違法麻薬
八本指の宝物庫に保管されていた財宝にマジックアイテム、その中でも異質な存在を放っている
禍々しい悪魔の象があった
「思わぬ掘り出し物が見つかりましたね」
くすねたお宝とは比べものにならないほどの代物
まず間違いなく八本指が保管していたものではないだろうと確信していた
あの騒動のなか、何者かがある目的のためにわざと宝物庫に置いたのだとシトリーは予想していた
その、目的はなんなのか?
考えられるのはあの騒動で誰が一番得をしたかだ
「貴族辺りが怪しいでしょうが、あの悪魔を操れるとは思いませんし」
反王権派の貴族なら、この事件をもとに王を紛糾出来るだろうが
シトリーの見解は違う、まず一歩間違えれば国家が転覆しかねない行為だ
国の弱体化は敵国の進行を許す原因にもなる
そもそも反王権派のパーティーに潜入した際
特に五大貴族に接触を図ってみたが、レイヴン侯は反王権派というよりは派閥の均衡を保っているように思えた
シュルムラシール侯は金欲にまみれたよくある子悪党であるが、そのぶん損得勘定を考える人間であるため、
メリットどころか王国にとって痛手を受けることは結果的に貴族にも影響を及ぼすため、悪魔を召喚する動機がない、
今回の事件はそれこそうってつけのものではあるが
いくら何でも無謀すぎる
それにこの作戦には難点もある、まずは悪魔を撃退しうるほどの実力者が存在すること(嘆きの亡霊を除き)
そしてあの悪魔を召喚するための贄
国家絡みでなければあれを喚ぶの無理だろう
調べてわかったことだが、あの悪魔たちは人間を拉致することを目的としていたようだった
悪魔と言えどもあそこまでスムーズにことを運べるものか?
キレ者はいるだろうが、入念な計画されたものでなければ・・・
そもそも国一つを単機で落とせるほどの力をもった悪魔なら人間だけを誘拐するのにあそこまで面倒なことをするだろうか?
「となると王国内部に悪魔に通じるものがいるということでしょうか」
悪魔に情報をリークしたものがいる
そう考えるのが妥当か・・・
貴族を除けばあとは王族になるが・・・現国王はありえない、あれは優しすぎる
ならば時期国王候補の長男と次男だが・・・
そもそも長男はシトリーからみれば愚者だ、あれに国を動かすことは不可能だろう
仮にあれが悪魔を呼んだのならこの国は終わりだ
次に次男だがこれもありえない、猫を被ってはいるもののあれは国のことを本気で考えている
「となると、あとは黄金の姫ですね」
一度だけ対面し、他愛もない談笑した可憐な姫を思い浮かべる
一見、慈愛の心を持ち、民のことを、国の未来を考えているように思えたが
その笑みが作りものであると感じられた
まるで人形のような
「はぁ~一国の姫が一番得体の知れない存在とは」
仮にあの王女が悪魔の内通者なら・・・
「離れて正解ですね、」
クライ・アンドリヒはもしかしたらそこまで考えていたのかもしれない
確かにあれはうちでも手が余る存在だ、
何かやらかすまえに姉を使って暗殺したほうがよい程に
「判断材料が足りませんね・・・少し調べる必要がありそうですね」
そう考え、後に暗殺者を雇い仕向けてみたがそのほとんどの連絡が途絶えたのだった・・・・
その、なかにはシトリー作人口生命体キルキル君3も含まれていたため
シトリーは王女が限りなく黒だと判断したのだった
書き貯めするため更新が遅れます