オーバーロード~異世界転移!!? 嘆きの亡霊は帰りたい 作:嘆きのラジオ
仕事の余裕ができてきたのでボチボチ投稿していきます
第二部として新しく「嗤う骸骨は帰りたい」スタートしました。よければ嘆きの亡霊で検索してみてください
「フッ、これが運命というやつか」
狭い個室に蝋燭の火が温かく灯るなかハードボイルドに腕を組ながらアダマンタイト級冒険者、クライ・アンドリヒは牢屋のなか諦めるようにない虚空を見上げながら呟いた
(シトリィィィィィィィィ!?なにやってんの?)
ー数時間前ー
バハルス帝国に着いた嘆きの亡霊一向(ルークは別行動)
は衛兵に囲まれていました
見かけ倒しの僕よりもずっと強そうな屈強な衛兵達がかなり険しい顔で僕達を、、、、主にシトリーを睨んでいた。
「僕達はただの冒険者・・・」
「動くな!!クライ・アンドリヒ!シトリー・スマート!」
誤解を解こうと会話しようとしただけなのに全く話を聞いてもらえない、それどころか少し近づいただけなのに今にも殺しにかかってきそうな勢いなんだけど?
というかなんで僕の名前知ってるの?面識ないんだけど。
「え?誰?シトリー、なんかした?」
「はい!クライさん!」
いや、はい!じゃないよはい!じゃ
天真爛漫なまるで「私なにかやっちゃいました?」みたいな感じで言わないでほしい
ルシアじゃないけどパンチしたくなってくる
「誤解しないでください私は魔法学院の研究資料や重要機密を少々お借りしただけです」
「学院に実験と生じてヘンテコな魔獣を放った上に、その処理として学院の倉庫ごと爆破したことがか?」
うん、そりゃあ怒るわ、というか重要機密を軽々と盗むんじゃないよ!やってることも火事場泥棒だし
というかシトリーのテンションがやたら高いんだけど?
なに?いまが思春期真っ最中なのかな?危ないことをするのが楽しい年頃なのかな?
「あぁ?なに?下っ端の雑兵ごときがあたし達と殺ろうってんの?身の程を知ったら?」
「うぉぉぉぉぉぉ!!なんだ?剣士か?俺がやる!」
「いいですね!人体実験ですか!クライさん?」
リィズとルークが(シトリーも)ノリノリで応対する、殺る気だ、槍を突き付けられてるのに
シトリー・・・僕がいつ人体実験なんてするなんて言ったのかな?
今にも襲いかかりそうな勢いだ、責められてる立場なのに攻め返すなんてうちくらいだろう
うん、いつものことだったわ、そもそも「危ない」の代名詞がうちらのパーティメンバーだったわ
「な、なんだこいつらは?!」
衛兵たちは珍獣でもみるかのように僕ら(特にルーク)をみて目を見開いている
それはそうだろう、それが日常と化して慣れてしまっているあたり僕も中々業が深いのかも知れない
いつもの調子で腕を組みハードボイルドに頷いてしまう
「斬るぞー!」
「ぶっ殺すぞー!」
どうやら呑気にハードボイルドを決めている訳にもいかないようだ
リィズとルークが物騒なことを言っている、大丈夫慣れているのだ、二人を止めることにも勿論慣れている
「ふ、ふざけるな!クライ・アンドリヒ!聞いているぞ貴様がこの女の夫であり、これらの件、全てが貴様の指示だと」
「え?」
(ニッコリ)
不味い、カンカンだ、
「落ち着いて下さい、」