オーバーロード~異世界転移!!? 嘆きの亡霊は帰りたい 作:嘆きのラジオ
のんびり歩きなが戦闘が起きてるであろう場所にクライは赴く、リィズが戦っているのは僕の宝具「梟の眼(オウルド・アイ)で確認済みだ。
もしリィズが苦戦しているようなら夜天の外套でリィズだけは回収する予定だったから
まぁモンスターならともかく同じ人間でリィズに勝てるような人は少ないだろうが・・・
そんなことを考えながら歩いていると、
突然足元が輝く
足元をみると魔方陣が起動しているようだ
僕は光に包まれる、
あぁ、なにかろくでもないことが、起こるきがする・・・
気づいたら僕は陽光聖典の眼の前に突っ立っていた・・・
~(まさかあれほどとは)
法国とリィズの戦闘を観戦していたガゼフは思う
始めて会ったときから並々ならぬエネルギーを秘めている少女だとは、只者ではないと感じていた。
(私を倒すために派遣されているならあれは法国の暗部であるだろう)
法国でも実力者の集まりである陽光聖典・・・
(それを圧倒するとは・・・)
フル装備のガゼフでもそれは無理だろう
改めて彼女が敵でなかったことに安堵する
(クライ殿は彼女以上の実力者なのだろうな・・・)
クライは彼女のパーティーリーダーなのだ、
ガゼフから見ても彼女は暴力的でまるで猛獣のようだ
ハッキリ言って彼女が誰かの下につくなど考えられないだろう
故に強者が従う理由など一つだろう
世界は広いガゼフは改めて思う・・・
そう思っていると、リィズの前に魔方陣が描かれる
(ようやくご登場か・・・)
まさに完璧なタイミングである
あれは転移の魔方陣だろう
そしてそれで現れるものなど一人しかいない
ガゼフを持ってしても未だに掴み所はないが確かな実力、そして高い知略をもつであろう男
クライ・アンドリヒである
聖騎士達はいきなり目の前に現れたであろう男に瞠目する、それは彼がいきなり現れたという理由だけではない
彼もリィズと同じ「笑う骸骨」の仮面をつけていたからである
「二人目・・・だと?!」
誰かが呟く・・・まるで信じられないものをみるかのように
陽光聖典の団員の顔が恐怖で歪む、「撤退すべきでは」
「無理だ」といすら言う者が出てくる
隊長のニグンですら動揺を隠しきれていない。
「落ち着け!!!」
ニグンが怒鳴る、
自らを奮いたたせるように
「認めよう、確かに貴様らは強いこの至宝を使うべきと言うほどにはな!!!」
クライは答えない
ニグンが懐から魔結晶を取り出す
神々しさを感じさせるほどの魔結晶だ
聖騎士から歓声の声が上がる、
「絶望せよこれこそ人間では、決して辿りつけない領域の第7位階!現れろ威光の主天使(ドミニオン・オーソリテぃ)!!!)
水晶が解放されると同時に先ほど天使達とは比べものにならない力を持った天使が召喚される
クライは何もいわない、リィズも静観している。
「どうだ?恐ろしいだろうこれこそが人間を超越した存在!君たちでは決して勝てぬ領域、絶望するがいい!!」
「フハハハハはは!!!」
クライは呆れたようにいう
「あぁうんわかったわかった」
「それで?それが切り札」
目の前の天使などまるで大したことのないように答える
(なんだと!目の前に人間の領域を遥かに越える存在を目にしてなぜそこまで落ち着いていられる?)
まさか彼にとってはこの程度、相手ではない・・・と
「正直そんなのもう見飽きてるし、なんだかなぁって」
クライは実感のこもったかのように言う
それは彼が実際そのような敵にはなんども会っているかのように
その言葉にニグン動揺する
「まさか・・・いいや、そんなわけあるわけがないハッタリに決まっている!」
「威光の主天使よ!聖なる極擊を放て!!!」
ニグンの指示で、天使はメイスのような武器を変え、魔法を唱える・
直後クライの上空から光の柱が大地に突き刺さる
まるで神の一撃とも思わせる光はクライに直撃する
「フハハハハはやはり、威光の主天使に勝てる人間などいるはずがない、」
ニグンの、高らかな笑い声が響く
それは勝利を確信した笑い
リィズは何も言わない、ただ静観している
天使の攻撃がおわると同時に光の柱が消える
その一撃で大地が抉れる、
だが少しの、円を描くように少しだけ地面が残っていた
そこには神の一撃を、受けたであろうクライ・アンドリヒが何もなかったかのように立っていた・・・
「馬鹿・・・な、無傷だと・・・?」
ニグンは信じられないように呆然としている
そんなことがあるわけがない、あり得るわけがない
神の如く一撃を受け、無傷など
ニグンは目の前の化け物にとう・・・
「貴様は・・・貴様は一体何者なんだ!?」