オーバーロード~異世界転移!!? 嘆きの亡霊は帰りたい   作:嘆きのラジオ

8 / 39
ここで余談
実は「笑う骸骨」の目の部分に穴はあいてないので
リィズは前がみえていません。


決着

なんでいつもこうなるのだろうか?

不意に踏んでしまった魔方陣、

そのせいで彼は今、敵陣の目の前にいる

 

(ゲロ吐きそう・・・)

というか敵無傷じゃん!

仕事しろよ王国騎士!

自分を棚にあげた発言ではあるがそう思わずにはいられない

 

だがよくみると何やら敵は怖じ気づいてるようだ

いきなり目の前に現れた僕に対して、攻撃をせず、呆然としている、僕としては有り難いが・・・

というかそのまま帰ってください

 

「落ち着け!」

隊長であろう顔に傷のある男が怒鳴る

相手の、神官達は落ち着きを取り戻したようだ

 

「認めよう確かに貴様らは強いこの至宝を使うべきほどにな!!」

何を言ってるんだ?この人は・・・

この世に僕ほど人畜無害な人間などいないだろう

僕なんて、道端の石ころのようなものだ

(というか不味いのでは?)

状況をやっと把握したぼくは焦る

 

変な石が光ると、同時に変な格好をした?翼の生えたオートマタが姿を現す

(うわ~なんかでた、よくシトリーがあんなのを作ってたような・・・)

呑気な感想を抱きながら、彼はいつも通り諦める。

どうせ勝てないのだから・・・

クライにとって、オークも神も大して違いはない、どちらにしよ自分は弱者であり狩られる側なのだ

相手がなんであろうと彼にとってはどれも同じ捕食者である。

 

何しろ彼は本当の、神にも会っている、あれに比べたらあんなの可愛いものだ愛嬌がまだある

怖いものは怖いが・・・

 

「どうだ恐ろしいだろう!」

はい、恐ろしいです

といっても僕にとっては今更である。

何度も竜や幻獣に襲われたことのある僕にとっては

 

なので不意に本音が出てしまった

「それで?それが切り札?」

慌ててハードボイルドに決める

 

相手が絶句し化け物でも、みるように僕をみる・・・

あれ?これはいけるのでは?

 

「正直そんなのもう見飽きてるしなんだかなぁ」

事実、彼はこれまでこのような超常の存在はなんどもみてる、そのたびに彼は諦めるのだが

そういうもの、に良くも悪くも耐性が出来てしまった

 

隊長は動揺している

このまま帰ってくれ!

そう願う

だが僕の願い虚しく攻撃しようとしてくる

 

「眩しッ・・・」

不意に空がというより僕の真上から眩しい光が・・・

 

直後、僕を光の柱が貫く、それと同時にセーフリングが発動する、セーフリングは僕を中心として僕とその回りの大地を守る

それをみた隊長は呆然とする

 

「無傷だ・・・と、そんな馬鹿な・・・」

隊長が驚愕の表情を浮かべる

当たり前だ、僕は弱いがこの宝具は違う

僕の世界で最も高い防御を誇る、それがセーフリングである、これは数千年間という歴史のなか一度も破られたことはない

そう彼らが挑んでいるのは僕ではない、セーフリングという歴史なのである

 

「そんなわけはない!威光の主天使よ、この化け物を攻撃しろ!」

もはや破れかぶれといった様子だ

だがそれは困る、セーフリングの数が少なくなると言うのは僕にとって死の危険が迫るのだから

 

僕は慌ててペンダント型の宝具を起動する

これは僕の親友がお土産で持ってきたものだ

宝具の名は「異郷への憧憬「リアライズ・アウター」

起動すると同時に僕は頭に浮かべた魔法を唱える

 

「静かなる死(フォーリン・ミスト)」

威光の主天使はその体を大きく揺らす

そして糸が切れたかのように大地に墜落する

 

「一撃・・・だ・・・と?」「ありえない」

隊長は絶望する、もはや壊れた人形のように言葉を紡ぐ

 

「クライちゃーん、こっちは終わったよー?」

リィズが明るく、戦闘中とは思えないほどきを抜けた感じに話す

いつの間にか彼女は隊長以外の奴等を叩きのめしていたようだ、

最初からそうしてほしかった・・・

 

墜落した天使が元の石に戻る

どういう原理なんだ?

僕は天使だった石を拾う、よくみると石のなかにはミニチュア版天使が入っていた

 

「返せ!それは我々の至宝だ、貴様らのような蛮族が手にしていいような代物では・・・」

彼が言い終える前に、神速の蹴りが彼を貫く

ドゴォ!!!という音と共にニグンが吹き飛ぶ

容赦ねぇ・・・

隊長の顔は完全に陥没していて全ての歯が折れていた

(いたそうだなぁ)

思わず敵に同情してしまう

 

リィズが言う

「クライちゃんが勝ったんだからそれはもうクライちゃんのものだろうが!!」

「負け犬はそうやって大人しく寝てろ!」

いやそれじゃあ僕が山賊みたいじゃないか

返すよ返す・・・返していいのか?

敵であったものにわざわざ強力なアイテムを返すのは

うーーん?

やっぱり返さないわ・・・

 

「まさか、これほどとは君たちを雇って正解だった」

ガゼフが話しかけてくる

あ、忘れてたわ

 

「んなことより報酬のこと、わかってるよなぁ?」

チンピラのようにリィズは言う

そんな彼女にきにすることなくガゼフは「もちろん」と答える

男前である、器も大きいし、リィズとは正反対だ

 

「んじゃ!帰ろうかクライちゃん!」

リィズが言う

そうだね、何はともあれ終わったんだね

というか君、温度差激しくない?

 

「そうだね帰ろうか」

そういって僕達は馬にのせてもらう

今日は疲れた帰って寝よっと・・・

僕は自分を誉めつつなんのマジックアイテムを買・・・報酬の使い道を考える

 

だが僕達は忘れていたのだった

これには大きな落とし穴があると、いうことに




クライ君の宝具紹介~
「異郷なる憧憬(リアライズ・アウター)」
どんな魔法でも一つだけ保存するこてが出来る
ただし保存するにはその魔法を行使するに必要てする数倍の魔力を必要とするため人気はない

使用時には魔術を使う兆候などなくノータイムで発動可能
非魔術師でも使用できるため
クライ君の少ない攻撃手段の一つである
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。