オーバーロード~異世界転移!!? 嘆きの亡霊は帰りたい   作:嘆きのラジオ

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アダマンタイト級に昇格だって?こんちくしょうが!

陽光聖典からガゼフを救った、クライとリィズはリエスティーゼ国王から呼びだしをうけていたのだった・・・

 

「我らが王国最強の戦士を救ってくれたこと、心から感謝するぞ」

国王から直々に感謝される

それと同時に貴族の方々の視線が痛い・・・

田舎者をみるような冷ややかな目

勘弁してくれ

「いえ、それほど大したことを僕はしていません」

そうなのだ僕は何もしていない、やッたのはリィズである

ですのでそのような過大評価はやめてください

クライはキリキリと痛む、胃をおさえる

 

「謙遜するな、聞くところでは戦士長でも勝てない強者だと聞いたぞ?」

「戦士長を救うだけてだけでなく、敵の捕縛もするなど、大変名誉であったぞ、」

ベタ褒めである、国王は大変機嫌がよろしい様子だ

国王である以上はこれ以上否定して怒りを買うわけにもいかない

だがクライは知っているこれは非常に不味い展開であると

お願いですから褒美だけください・・・

 

「よって褒美を授けようと思う・・・」

「金貨とそして、その実力を讃え、そなたらをアダマンタイト級冒険者へ昇格するよう組合に掛け合おう」

嫌な予感が的中する

予想通りの(嫌な)展開に目眩がする

さりとて拒否することは出来ない

八方塞がりである

 

「身に余る光栄です、ですがその待遇は冒険者の方々は納得しないのではないでしょうか」

やんわりと国王を説得するように言う

褒美には、高い立場にはそれなりの責任がつきまとう

ランクアップなどしたら命の危険のある依頼を受けなきゃならなくなりそうだ

国直々の依頼など僕にとって寿命が縮む思いだ

 

「そう気にするでない、そなたの働きに見合った報酬だ、誰が不満を抱くものか?そうであろう」

国王は貴族たちにとう

「もちろんです」「異存はありません」などの言葉が飛び交う

誰も否定してくれない

 

「そこまでおっしゃるのでしたら、ありがたく頂戴いたします」

逃げ場のない状況にクライは諦めるのであった

 

そう答える僕に国王は満足そうに頷きなが言う

「此度の働きまことに大義であった」と

 

~組合は国との関係に縛られない

故に国が特定の冒険者を昇格させようにも拒否されるケースがある

僕はそれにかける

組合ならわかってくれるはずだ僕はアダマンタイト級の器ではないと

それに他の冒険者が納得するわけがない

そんなことを思う僕、だが現実は非常だった

 

「こちらアダマンタイト級冒険者のプレートになります、お受け取りください、クライさん、リィズさん」

最強の戦士ガゼフを救ったという話は僕達を昇格するには十分な理由だったようだ

懐かしさを覚えるチンピラ冒険者も、誰も、不満を漏らさない。納得しているかのように

(誰か止めてくれーーーー!!!)

 

「やったねクライちゃん!これであのクソガキに一発かませるね!」

嬉しそうにリィズは言う

いや、かませないからね?

そのとき聞き覚えのある声が響く

 

「俺は納得してねーぞ!!!いきなりアダマンタイトだなんて、きたねえ手を使ったにきまっている」

まさに僕にとっては救世主である

そうその救世主とはリィズにボコされたチンピラ冒険者だった、

いいぞもっとやれ、そう思っているとチンピラ冒険者が吹っ飛ぶ

 

「ん?文句あんの?」

犯人はもちろんリィズである

神速の蹴りを浴びせ、救世主は倒れ伏す

慈悲はないのだ

 

「他には?文句があるなら聞いてあげるけど?」

リィズがドスの聞いた声でいう

誰も何も言わない

だいたい君、聞く気ないでしょ・・・

それは周囲もわかっているようで、だれも文句を言わない

それはそうだろう誰しも死にたくはないのだ

 

「それじゃ決まりだね」

リィズは明るい声でいうが

僕は心配ある、この先の未来が

 

(こんちくしょうが!)

心の中で呟く、余計なことをした国王を恨むかのように・・・

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