ウルトラマンブレイブ   作:リクソンLv.6

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第十話:護る力≠闘う力

:絶望の覇者 メタメレイア

古代怪獣ツインテール

地底怪獣 グドン

地底同化怪獣 グドン -ネメシス-    登場

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――メテオール研究所――

「だ、誰かぁ!助けてくれぇ!」

「う…うわぁぁぁああああああ!!」

 

ネメシスが人々を喰らい断末魔が響き渡る。

その光景はまさに地獄絵図と呼べるくらいだ。

 

「はぁ…もう少し上品に食べれないのですかねぇ?」

……………………………………………………

――ディレクションルーム――

早朝、緊急で龍也らが集められたスクリーンにはミサキ女史が映し出され衝撃の言葉を放つ。その言葉に龍也らはその言葉に驚きを隠せなかった。

 

「昨日の夜、メテオール研究所が何者かによって襲撃されました。」

「そんな…誰にも気づかれる事無くどうやって…」

「『ヤツ』の仕業じゃ。」

 

ディレクションルームの扉が開き安崎博士が入ってくる。本名「安崎 徳二郎」62歳。メテオール研究学の第一人者でありアライソ整備士長と共にメテオール搭載を決定した人物である。

 

「徳ちゃん!生きてたのね!良かったぁ…」

「おぉ、咲。久しぶりじゃが、再会にふけている場合ではないのでな。恐らく『ヤツ』の狙いは、メテオール研究所にある怪獣らの遺物と研究員だったんだろうな。」

「それで、さっきから言ってる『ヤツ』ってのは一体誰なんです?」

「ヤツの名は『ベレト』じゃ。」

 

その言葉に驚きを隠せない龍也。周りにバレないように少し後ずさると、その途端スクリーンの表示がミサキ女史から見覚えのある姿に写り変わる。

 

「初めましてGUYSの皆様。先程ご紹介にあずかりましたベレトです。昨夜のメテオール研究所襲撃は私が首謀者です。いやぁ、彼ら彼女らは非常に良い糧となってくれましたよ。本来はそこの博士まで頂きたかったのですが…まぁ1人欠けても問題はありません。」

 

そう言い放ちスクリーンから姿を消すベレト。見え見えの挑発だが龍也らは立ち尽くす事しか出来なかった。

 

「時間もいい頃だな…メシ行くぞ!」

「「GIG!」」

 

隊長が皆を励ましながら先導し食堂へと向かう。

 

(来い…ウルトラマンブレイブ…)

「!?」

 

周りを見回すがメンバー以外の人影はない。ただ、行かなければない。そんな気がしてならない。こういう時の嫌な予感はよく当たる。

 

「皆さん!先行っといて下さい!すぐ戻ります!」

「急にどうしたんでしょう?」「さぁ?」

 

皆に別れを告げ一心に走る。第六感と言うべきだろうか走り抜けた先のバルコニーにソイツは居た。

 

「久しいなウルトラマン。」

「お前は…!メタメレイア!」

「今日は貴様に言伝を伝えに来ただけだ。明日の正午、そこに書かれている場所に来い。来なければ…分かるな?」

 

そう言ってバルコニーから飛び降りて行った。

 

「(みんなを危険に晒す訳には行かない…僕達がアイツを止めないと…!)」

 

――次の日――

「みんなに悪い事したな…」

 

食堂に戻った龍也は隊長に無理を言って休暇を取らせて貰ったのだった。あの時の皆の反応は中々心苦しいものがあった。時刻は11時50分を指している。

 

(「ヤツの目的は恐らく我々と決着をつける事だろう。」)

「あぁ。行こう!」

 

物陰に身を潜めブレイブレスを出現させ、水のウルトラストーンを起動する。

 

「ブレイブゥゥゥゥ!!」

――無人島――

昔、巨大な爆発でもあったのだろうか。島の中心地は草木1つ無い。

 

「…来たか。」

 

「お前に聞きたい事がある…お前の力とは何だ。」

「そんな物を聞いて何になる?だが…言うとするなら『全てを凌駕し最強になる為の闘う力』それが俺の力だ。」

「僕の力は『皆を護る為のものだ』」

「貴様の力の定義なんぞに興味は無い。俺は自分より強い者と戦いたいだけだ!」

 

戦場に降り立つや否やブレードを展開させ、剣と剣が青空の下で衝撃を放ちながら交錯する。つば迫り合いの末、互いの剣が弾け後ずさる…

 

――ディレクションルーム――

一方その頃、エリアMでは二大怪獣…ムチをふるい猛然と暴れるグドン。 それに抵抗するツインテール。そう、ツインテールとグドンが闘っているのだ。

 

「今、ブレイブは前のヤツと戦ってるってのに!」

「泣き言を言ってる場合じゃないわよ!」

「煉はガルーダ、咲はバスター日佐人はブレイカーで出撃!GUYS!Sally GO!」

「GIG!」

 

日佐人の泣き言を咲が一喝し各機が戦闘を開始する。光線やバルカンが二体の怪獣を攻撃し相手の攻撃を華麗に避けている。遠くから見ているベレトはグドンとツインテールの戦いぶりに満足げに、舌なめずりをすると拳を開きネメシスをグドン目掛けて打ち出した。

 

「(二人とも!8時の方向から飛行物体が急接近!恐らくネメシスよ!)」

 

咲の報告を聞いた時にはガルーダの真横を通過した後だった。そのままネメシスはグドンを呑み込み、

『グドン-ネメシス-』へと姿を変化させる。頭部の角が三本に変わっている事ぐらいしか変化が無い…が。

ムチを勢いよくツインテールに打ち付けた瞬間、その身体は一刀両断されたのだった。

 

「「!?」」

 

――無人島――

十文字に交錯する剣と剣。此方では未だ剣撃が続いていた。

 

「貴様も少しはやるようになったな。」

「まだまだァ!」

 

ブレードを天高く突き上げると全身を水柱が纏い高速回転しながらメタメレイアに突撃した。

 

「ハァァァ…セアァァァッ!!」

「そこ!!」

 

少しの間競り合うが、アクアトルネードの水流を両断しブレイブを跳ね除けた。

 

「これでも…ダメなのかよ!」

「貴様の力はそんなものか!もっと見せt……ベレト

…また貴様は俺の邪魔をするつもりかァ!!」

 

レイアが怒号の声を上げ、目線の先には日本列島が。

まさか。と思いつつも嫌な予感は当たったようだ。

 

「(龍也。今、東京をネメシスが襲っている。それもかなりの強敵のようだ。)」

(「みんな…」)

「この勝負はお預けだ、急用が出来た。」

「どうして貴様は人間の為にそこまでする。貴様が人間の為に闘う理由は無い筈だ。」

 

その回答は既に決まっている。ウルトラマンが何故長きにわたり人間の為に闘い、見守ってきたのか。

 

『人間が、好きだからだ。』

 

(「ブレイブ、行こう!!」)

「(あぁ!)」

 

「…やはり貴様らは甘いな。」

 

――エリアM――

「うぅっ!避けるだけで手一杯だなんて!」

「避けられているだけマシかもしれないわねッ…!」

 

マニューバーモード起動から50秒経過。恐らくこれが切れればガルーダの翼は断たれるだろう。

5…

絶望への秒読みが始まる。

4…3…

グドンのムチがすぐそこまで来ている。

2…1…

もうダメかと思ったその時、眩い光が煉を包み込み水流でムチを弾き飛ばす。見上げた先にはブレイブの姿が。

 

「ウルトラマン…ブレイブ!」

「(グッドタイミングね!)」

「(一時はどうなるかと…)」

(「速攻で方を付ける!」)

 

ガルーダを浮上させ、戦闘体制を取る。ムチの連打を一つ一つ水の如くいなし剣で切り裂いていく。ムチの再生速度かそれともブレイブの剣撃か。常人には目にも止まらぬ速さで迂闊に手を出せば此方がやられる…その場にいる全員が分かっていた。互いに衝撃でじりじりと後ずさる。そして指ひとつ動けばどちらかがやられる静寂が訪れる。

その緊迫した静寂の中、カラータイマーの音が鳴り響く。ブレイブが駆け出す。それと同時にグドンは右ムチを槍の様に伸ばし突き刺そうとしている。その間を縫って刃を強固な肌に押し当て一気に引き抜いた…

 

つづく




皆様お久しぶりですリクソンでございます。毎度読んで頂きありがとうございます。<(_ _)>
前回投稿したのが1月という事で…もう新学期が始まろうとしておりますけれど…すいませんしたぁぁぁぁぁあ!!プロットが消えたり、内容が二転三転したり、別の事してたりと色々大変でして…(- -;)
それはさておき、前回ウルトラマンブレイブ-アクアブレード-について触れていなかったという事で!(忘れてただけ)(´-ω-)ウムやはり剣。剣は全てを解決する。兎に角かっこよく!強く!けどクールで落ち着きがあると言いますか、そんな感じを意識しております。
今回と次回はひじょぅぅぅうに大事な回となっておりまして注目してもらいたい話でございます!という訳でまた次回のあとがきでお会いしましょう!リクソンでした!

──アーカイブドキュメント──
「地底同化怪獣 グドン」
身長:50メートル 体重:2万5千トン
「地底怪獣 グドン」に「同化生命体 ネメシス」が取り付き吸収し複製した怪獣。
原種よりも格段に全てのステータスが上がっている。また容姿は二本の角が三本に変わり振動触腕エクスカベーターの威力が格段に上がっている。その威力はグドンの餌であるツインテールの身体を一刀両断する程。やはり身体は黒紫掛り目も紅眼に変わっている。

【次回予告】
グドン-ネメシス-と決着を付けるブレイブ。その背後から忍び寄る魔の手。グドンと決着は!?魔の手の正体とは一体!?ブレイブに危機が迫る!!
次回 第十一話:「邪悪-ネメシス-」



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