白骨化した宿儺の指   作:限界社畜あんたーく 

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第十話です。
この話で第一章終了です。


第10話 復活

『アインズの言う通りだ。そう怒るでない』

 

「オマエに殺されてンだから怒って当然だろうが!」

 

『腕を治してやった恩を忘れたか?まだ礼も言われていないが』

 

「その後心臓取っちゃったでしょうが!!」

 

『心臓を無くしただけで死ぬオマエが悪い』

 

「逆になんでオマエは心臓無しで生きられるんだよ!」

 

『アインズも心臓が無くても生きられるだろう?それと同じだ』

 

「多分違うと思うぞ」

 

「ほらァ!アインズさんも言ってるぞ!!」

 

『はー、うざ』

 

「ンだとォ!?」

 

 

 虎杖が地面に落ちている牛の頭蓋を拾い上げ、投擲しようとする。

 宿儺も同様に指を構えるが、その間にアインズが割り込み、二人の射線を切った。

 

 

「二人とも、少し落ち着け」

 

 

「・・・」

『・・・』

 

 

 二人の動きが止まる。

 互いにアインズを、この個人的な戦いに巻き込みたくないのだろう。

 

 ギリギリと口を噛み慣らしながら、虎杖は骨を床に戻した。

 宿儺も同様に指をそっと下ろした。

 

 

「さて。私が聞きたいのは虎杖、君についてだ」

 

「俺?」

 

 

 虎杖が首を傾げる。

 

 

「そうだ。君が何故ここにいるのか、それを聞きたいんだ」

 

「え?そりゃ俺が死んだからじゃ?」

 

「死んだのなら、ここではなくあの世にでも行っていると思うのだが・・・」

 

「つってもここあの世みたいなもんじゃん」

 

『誰の領域が地獄だと?』

 

「オマエには言ってねーよ!べえー!!」

 

「虎杖は煽るな。あと宿儺も落ち着け」

 

 

 激突しそうになる二人をまた止める。

(なんで俺って、毎回二人の中立的な立場にいるのかな?)

 会話自体はほのぼのとしているのに、二人の眼がマジなのが余計胃にクる。

 

 真面目に行くべきなのか、それとも冗談交じりに行くべきなのか。

 一言一句気を付けないと、どちらかが先に仕掛けてしまう。

 こんな状況になったのはいつ振りだろうか。

(セバスとデミウルゴスの時は・・・会話自体はそこまでほのぼのしてなかったな。ならあれだ、ぶくぶく茶釜さんとペロロンチーノさんの会話に似てるな)

 懐かしい記憶に一瞬意識を持ってかれそうになるが、ギリギリで持ちこたえた。

 

 

「宿儺は、理由は分からないのか?」

 

『理屈は分からんが、俺も小僧も()()死んでいないのだろう』

 

「俺心臓抉られてたんだけど、アレでまだ死んでないの?俺強過ぎね?」

 

『勘違いするな。死んでいないだけで()()()()()()()()()()()

 

「どゆこと?」

 

 

 アインズも意味が分からず、思考を停止しかける。

 

 

『理屈は分からんと言っただろう』

 

「・・・であれば、心臓を治せば生き返るということか?」

 

『そういうことだ』

 

 

 正解だったことに安心する。

(間違えてたら多分俺の威厳潰れてたな)

 その想像をするだけで、体が震えそうになる。

 

 

「なら早く生き返らせてくれよ」

 

 

 

『ああ、生き返らせてやるとも。だが、それは俺の出す条件を呑めばの話だがな』

 

 

 

 

 不穏な空気が流れる。

 

「条件だァ?そもそもオマエ死んでもいい的なこと言ってただろ」

 

『事情が変わったのだ。近いうちに面白いモノが見られるぞ』

 

 

 宿儺の眼が遠くに映る。

 その先には誰が映っているのか。

 暫く遠くを見つめた後、宿儺の眼が虎杖に向いた。

 

 

『条件は二つ。俺が『契闊』と唱えたら一分間体を明け渡すこと。そしてこの約束を忘れること。この二つだ』

 

「ん?それが条件なのか?もっと長くしてもいいのではないか?」

 

『この時間で事足りる。で、どうだ小僧』

 

 

 一分間。

 実際、その間体の自由が利かなくなるのは、だいぶ痛手ではあるだろう。

 しかし、相手を生き返らせるのだ。

 もっと自分が有利になる条件が提示できたはずだ。

 先程アインズが言った通り、一分という短い時間ではなく、五分や十分ぐらいに長く引き延ばしたり、寝ている時間は宿儺の自由に動かせるようにしたり。

 しかしそれを提示しなかったのは、宿儺の良心からか。

 それとも本当に一分で事が済むのか。

(まあ目的はともかくだ。宿儺がその条件でいいと思うのであれば何もくちd)「駄目だ」

 

(・・・え?)

 

 声に出なかったのが奇跡と感じる程に、アインズは心底驚いた。

(生き返れるんだよ?その条件でいいじゃん)

 しかし、続く言葉にアインズは驚かされた。

 

 

「条件を出すのがアインズさんならともかく、オマエはキナ臭すぎる。体を貸したところでどうせ人を殺すんだろ。それをされるくらいなら死んだほうがマシだ」

 

 

 改めて、虎杖という男を思い知らされる。

 自分の事より他人の事。

 そのためならば自分の命すらも投げ出す。

 もし、この世の全人類を対象とした善人ランキングみたいなものがあれば、トップ5には間違いなく入るであろう超善人。

 それが虎杖悠仁だった。

(俺は少し、君を見(くび)っていたようだ)

 心の天秤が、虎杖に傾き──。

 

 

 

 

 

 

 

『ならばその一分間誰も傷付けんと約束しよう』

 

 

 

 

 

 

(ならもういいじゃん。早く虎杖は承諾しろよ)

 手のひらをドリルのように返し、天秤が宿儺にガクンと傾く。

 その間、わずか0.2秒だった。

 

 

「信じられるか!!」

 

 

(まあそうだろうな)

 今度は天秤が虎杖に傾く。

 タイムは0.1秒。記録更新だ。

 

 

『信じる信じないの話ではない。これは"縛り"。誓約だ。守らなければ罰を受けるのはこの俺だ。身に余る利益を貪ろうとすれば報いを受ける。これは小僧が身をもって知っているだろう?』

 

「それは・・・でも、前は大丈夫だっただろ」

 

 前というのは、五条と戦った時の事だろう。

 

 

『あの時は俺も変わりたかった。オマエもあの術師にヤレと言われただけ。利害による"縛り"。呪術における重要な要因の一つだ』

 

「なるほど。だから条件を破ることが出来ないというわけか」

 

『そうだ。さて、今度こそコレでいいな?』

 

 

 もう断る要素はないだろう。

(流石にコレで断るわけ・・・)

 

 

 

 

 

 

 

「それでも駄目だ。生き返らせるなら、無条件で生き返らせろ。そもそもオマエのせいで死んだんだからな」

 

 

 

 

 

 

「えぇ・・・?」

 

 

 思わず声に出る。

 が、二人には聞こえなかったのか反応はない。

(あぶねえな!マジで気を付けろ俺!!)

 もう一度二人の視線を確認するが、そのどちらも自分には向いていないことを確認した。

 ホッと胸をなでおろす。

(だけど、虎杖には少し注意しないとな)

 

 

「虎杖。君はあまりにも身勝手すぎないか?」

 

 

 突然指摘を受けて、目をパチパチとさせる虎杖。

 

 

「え?いやだって、アイツが俺の心臓取らなきゃこんなことには──」

 

「だが、宿儺に体を明け渡したのは君自身だろ?」

 

「そりゃあ、まあそうだけど・・・」

 

「たしかに、宿儺の力を借りなければ呪霊を倒すことができない状況下だった。それに君が死んだのは宿儺の仕業でもある。その二つは認めよう。しかし、君が宿儺に体の所有権を渡した以上、君が後になって『こうすればよかった』『こんなことはしないでほしかった』なんてことを言ってはいけない。相手に任せた以上、その責任は全て君が背負わなければならないんだ」

 

「責任って、でも俺は──」

 

「"そんなことが起こるとは思ってなかったんだ"、とでも言うつもりか?そもそも事前に、宿儺が一体どのような存在なのかはある程度理解していたはずだろう?」

 

「・・・それは・・・確かにそうですけど」

 

「それでも、君は宿儺に自分の命を託したんだ。宿儺の危険性を知った上でね」

 

「・・・」

 

「なのに君は宿儺に責任転嫁をして、その上宿儺に無償で蘇らせてくれだなんて。あまりにも身勝手だとは自分でも思わないのか?」

 

「・・・・・・」

 

「もう一度考えてみるといい。君が背負っているものは何なのか。君は宿儺にどんな態度で接さなければいけないのかを」

 

 

 

 虎杖が俯き、しばしの静寂が生まれた

 

(・・・あれ?俺の言ってる事おかしかった?)

 時間の経過とともに、アインズの心に焦りが生まれてくる。

(調子に乗りすぎたかな?というか嫌われた・・・??うわちょっと待って、マジで怖くなってきた・・・)

 もしアインズに肉と皮があったら、噴き出る汗が噴水のように見えただろう。

 

 

「・・・虎杖?」

 

 

 怖くなって自分から話を切り出す。

 すると虎杖が顔を上げ、それと同時に頭を下げた。

 

 

 下げた先は宿儺だった。

 

 

 

 

「正直、俺はオマエに頭なんて下げたくねえ。だってオマエが俺を殺したんだからな。

 

 

 

 

 

 ・・・でも、俺が身勝手だったのは事実だ。『オマエの条件で構わない。』許してくれ」

 

「虎杖・・・」

 

 するとそれまで眉間にしわを寄せていた宿儺が、ダラリと全身の力を抜いた。

 

 

『・・・ハーァ・・・。仕方がない。今回はアインズの顔に免じて許してやろう』

 

「宿儺・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「二人とも仲良いじゃないか」

 

 

 

 

 

 

「『良いわけないだろ!!!』」

 

 

 

 見事なシンクロだったが、しかし指摘すると殺されそうだったのでやめていた。

 

 

 

 

 

 

 ─────────────

 ──────

 ───

 ─

 

 

 

 

 

 

「ああ、戻る前にコレを渡しておくのを忘れていた」

 

「ン?ナニコレ?」

 

 

 渡されたのは指輪。

 銀のリングに金でコーティングされた頭蓋骨が付いており、目のあたりに赤い光が灯っていた。

 

 

「外の世界に私の所有物が持ち込めるかの実験だ。上手くいったらそれを適当な指に嵌めてみてくれ」

 

「分かった・・・なんかカッコいいなこれ」

 

「だろう?昔一目惚れで買ったんだ」

 

 

 なお、買ってから一度も取り出していない模様。

 効果自体もクソだったので、あまり印象には残っていなかったのだが。

(というか、こんなアイテムよく思い出したな)

 しかし問題なのは、果たして外の世界に持ち込めるのか。そして魔法の効果は発動するのか。

 外に持ってけるのかは初の試みなので分からない。

 

(・・・そういえば俺って外に出れるのかな?)

 本気になれば、おそらくは出れる。

 しかし、出てもあまりメリットが無いのと、五条や他の術師に追い回されるのは面倒なので、外に出れたとしても実行はしない。

(その辺も後々だな)

 

 するとそれまで酒を飲んでいた宿儺が立ち上がった。

 

 

『小僧。心臓は治してやった。さっさとここから出ていけ』

 

「もう治ったのか?」

 

『とっくの昔にな。あとは小僧が戻るだけだ』

 

 

 流石は呪いの王といったところだろうか。

 

 

「そうか。・・・ではな虎杖。無いとは思うが、もう宿儺の力を悪用するんじゃないぞ」

 

「分かってますって。じゃあアインズさん・・・と宿儺も、じゃあな」

 

『ついでで言うな。あと様を付けろ』

 

 

 虎杖が領域の外へと進んでいく。

 

 

 

 虎杖の姿が消えたあたりで、アインズは口を開いた。

 

 

 

「よく殺さずに我慢できたな」

 

『貴様が小僧に説教をするからだ。殺したくても殺せんだろうが』

 

「すまないな。しかし、若人の品行方正を正すのは大人の役目。それを私が担ったまでだ」

 

『本当に甘いな貴様は』

 

「飴と鞭の飴が大きいだけだ。私だって怒るときは怒るさ」

 

『本当か?』

 

「本当だとも」

 

 

 尤も、アインズが怒るときは仲間を殺された時とか貶された時だけなのだが。

 この世界においてアインズが怒るときは、宿儺が殺された時なのかもしれない。

(この私がいる目の前で殺せる奴がいるならの話だがな)

 

 

 

『あまり考えられんがな。というより、貴様は大人と言えるのかも疑問なのだが』

 

「肉が腐敗する程度には大人さ」

 

『・・・笑っていいのか分からないのだが』

 

「・・・それは私も思ったところだ」

 

 

 

 

 

 ◇■◇■◇

 

 

 

 

 

「夢、ですか」

 

「そ。悠仁の事でも分かる通り、上層部は腐った奴ら(ゴミ老害共)のバーゲンセール」

 

 

 

 

 

「そんな呪術界をリセットする」

 

 

 

 

 

 五条の口から出る爆弾発言。

 しかし、伊地知はそれぐらい予想出来ていたので、驚く動作はしない。

 

 

 内心は爆発寸前だが。

 

 

「でも上の連中を皆殺しにしても、首が変わるだけで変革は起きない。だからこそ僕は教育者として、強く聡い仲間を育てることに決めたんだ」

 

「では時々任務を生徒に投げているのは」

 

「それは愛の鞭さ。決してサボりたいわけじゃない」

 

 

 嘘だろ、と言いそうになるがマジビンタの数が増えそうなのでやめておく。

 

 

「皆優秀さ。特に三年秤、二年乙骨は将来、僕に並ぶ術師になる」

 

 虎杖はまだ呪力の使い方すらなってはいないが、それでもセンスはあった。

 もしあのまま成長していけば、いつかは・・・。

 

 五条の拳に脈が立つ。

 

 

「ちょっと君たち。準備できたんだけど」

 

 

 家入の声を聞き、その方向に目を向けた。

 

「そこで見ているつもりかい?」

 

 言家入の後ろでゆっくりと起き上がる虎杖の上半身。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ン"エ"!?!?!?」

「あれま」

「あらら」

 

 

「おわっ!俺フルチンじゃん!!!」

 

 

 

 そこそこ驚いてはいる五条。

 悲しそうな顔をする家入。

 驚きすぎてピカソの絵みたいになっている伊地知。

 

 

「ごごご五ご後ごご五条さん!?!?生き生きててててて!?!?」

 

「伊地知うるさい。というかその言い方だと俺が死にかけたみたいじゃない?」

 

 

 腰を上げ、背をグッと伸ばす。

 そして五条は「あの~あんまり見ないで欲しいんスけど」と家入に言っている虎杖に近寄った。

 

 

「虎杖!!」

 

 

 右手を差しだし、ハイタッチを構える。

 

 

 

 

「おかえり!!」

 

 

「オッスただいま!!」

 

 

 

 

 虎杖も同様に手を差し出す。

 そして虎杖と五条の手が重なり合い、パチンという音を立てた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──────

 ───

 ─

 

 

 

 

 

 

 虎杖が着替えている間、五条と家入は留置所の外、高専の裏庭前に出ていた。

 

 

「悠仁に最低限の力を持たせようと思う。記録はそのまま、『虎杖は死亡しましたよ馬鹿老害共』でいいよ」

 

「んー?じゃ虎杖がっつり匿うつもり?」

 

「いや、交流会までには復学させる」

 

「それは?」

 

「簡単さ」

 

 

 

 

「若人から青春を取り上げるなんて、許されていけないんだよ。何人たりともね」

 

 

 

 

「へー。五条にしてはいい考えじゃない」

 

「『にしては』はちょっといらなかったかな」

 

 

 

 そのまま二人で足を進めていると、家入が「あ、そうだ」と声を上げた。

 

 

 

「例の三年はどうなの?」

 

「三年?・・・ああ、京都校の?」

 

「噂じゃ随分強いらしいけど、実際どうなの?」

 

「僕もまだ会ってないんだよねえ。二、三週間ぐらい前に入って来た子とは聞いてるけど。強いんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「噂じゃ、あの東堂と互角らしいじゃないか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大きく見開いた。

 東堂の実力は言わずもがな知っている。

 その東堂と互角となると、一級術師は確定だろう。

(いや、葵のことだから術式は使ってないかもしれないが・・・それでも一級の実力はあるだろうな)

 

 

「三年で東堂と同じ実力か・・・」

 

「しかも、()()()()らしいし」

 

「・・・海外?」

 

「噂だけどね」

 

 

 日本と比べて数は少ないが、海外にも術師はいる。

 しかし特級相当の術師はおろか、一級レベルに匹敵する術師は片手で数えられる程度だったはずだ。

 そのため、来たときは五条を含む特級術師と一級術師全員に、護衛または監視を旨とした通達が来るはずなのだが。

 

 

 

 

 

 

「・・・興味あるねえ。早速会いに行ってみるか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?ナニコレ?」

 

 

 着替えようとしていた虎杖の左手に、何かが握られていた。

 開いてみると、そこには指輪があった。

 

 

「指輪ですか?そんなモノ持っていたんですか?」

 

「いやー?持ってなかったような・・・」

 

 

 逆さにしたり光に照らしたりしてみるが、特に変わったところはない。

 

 

「・・・カッコいいなコレ」

 

 

 左手の人差し指に嵌めてみる。

 しかしリングの穴が大きく、そのまま指の付け根までストンと落ちてしまった。

 まだ自分には早いか。

 そう思い、指輪を外そうとしたときに、異変が起きた。

 

「うわ!!ナニコレ!?」

 

「どうしました虎杖君!?」

 

 指輪から淡い光が放たれ、みるみるうちに縮んでいく。

 そして指をキツク締めた。

 このままいけば指が分断される。そう思ったあたりで、指輪の縮小が止まった。

 

 

「うお、止まった・・・」

 

「先程より小さくなっていませんかその指輪」

 

「たしかに・・・というか、改めて見るとちょっとダサいかも」

 

「誰の指輪がダサいって?」

 

「そりゃあアインズさんの指輪が・・・・・・」

 

 

 

 

 

「「え???」」

 

 

 

 

 指輪の眼窩に赤い光が灯る。

 虎杖を見つめると、顎が上下に動きだした。

 

 

 

「もう一度聞こう。誰の指輪がダサいって?」

 

 

 

「ああ、えあ、その・・・すいません・・・

 

「指輪が・・・喋った・・・??」

 

 

 特級出現。

 五条のマジビンタ&爆弾発言。

 そして蘇った虎杖と喋る指輪。

 

 伊地知にとって今日が、人生で最も驚いた日になったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 第一章──完。




海外の術師に関して知識が無いので、修正点あれば報告お願いします(調べるのが面倒なだけ)

というわけで第十話でした。

第二章は京都校が軸の話なので、アインズ様と宿儺の出番がないです。許して。



あと、都合上明日のうちに出せないかも。許してちょ。
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