というわけで、個人的には出来が悪いと思う第三話。
納得が出来る内容にしたくて試行錯誤をしまくった結果、なんとも言えない感じになりました。
『
「
取り出した鏡をまじまじと見つめる宿儺。
たしかに鏡の装飾は素晴らしいし、見とれるぐらいの輝きはある。
しかし、にしても近すぎる気がする。
(酒の匂いがすごいな・・・さっきまで酒樽一本直で飲んでたし、当然と言えば当然だけど)
宿儺のことは無視して、取り出した鏡が設置できそうな、地面と平行な場所を探す。(浮くので別に意味はないが)
しばらく探索して、ようやく鏡が置けそうな平地を発見したので、そこに鏡を置いた。
そこはもちろん、骨の上だ。
(それで、使い方はどうだっけか?リザードマンの村で使って以降、取り出してもいないからな・・・)
しかし、操作云々以上の問題が発生した。
(あれ?何も映らないぞ?)
映るのは自分の顔のみ。
久しぶりに自分の顔を見たが、変わった様子はなかった。
骨だから当たり前なのだが。
(・・・そろそろこのボケやめた方がいいな)
『その鏡で外界が見れるのか?さして何も映っているようには見えないが』
「本当だな・・・うーむ・・・」
『貴様の魔法が原因か、この生得領域が原因か、はたまた外界が原因なのか』
「そのいずれかではあるだろうな。・・・しかし謎だな」
手をパッパと振ってみる。だが反応はない。
鏡の前で色んな方向に手を振ってみたり、一世紀前のテレビのように叩いたりするが、それでも反応はなかった。
端から見れば狂人に間違われるかもしれないが、幸い宿儺一人なので問題はない。
『・・・人前でそのような行動をするのはどうかと思うぞ』
(・・・問題はないッ!ないんだッ!!)
痛みが走る胃を押さえながら、鏡が起動しない理由を探す。
(・・・裏側にコンセントでもないかな?)
現実逃避のし過ぎで、前世の記憶に手を出すアインズ、いや鈴木悟。
というか、あったとしても電気を流す方法がないのだが。
しかし念のためだと自分に言い聞かせると、裏に回った。
「・・・さすがにないか。一体何故映らないんだ?」
『・・・・・・鏡面が滑らかで美しいな。目立った傷もなく、そして装飾も見事だ』
「それはどうも・・・ん?なんかボタンがあるな。押してみるか」
『周りを囲む銅の縁。そして頂点を飾る緑の宝石。最低限の装飾でここまで華奢に見せるとは。芸術的な側面も備えつつ、実用性を第一にする。なるほど素晴らしい・・・』
「あ、これ装飾の宝石だった」
『・・・・・・?』
「・・・宿儺?」
顔を縁からひょこっと出して、宿儺の様子を伺う。
独り言が聞こえたのかと内心ビクビクだったが、そうではなかったらしく、鏡に顔を近づけてジッと見つめていた。
(鏡のこと初めて見るのかな?でも鏡ってなんたら時代に三種の神器って言われてたような・・・)
さっきまでの話を全く聞いていなかったアインズは、前世の記憶と語らいつつ、そのまま宿儺の横に立った。
「どうしたんだ?鏡になにか写っt」
鏡には、宿儺の姿も、アインズの姿も写っていなかった。
写っていたのは、暗い部屋の中で二人の青年少女が向かい合う図だった。
(なんでいきなり映ったんだ・・・?いや、というかこの状況は・・・!)
一瞬、卑猥な何かかと想像したアインズは、手をかざして別の方向に鏡を向けようとした。
だが、宿儺がやけに冷静な顔をしていたこと、そして背景が昔の学校の教室か何かだったことで、その手を止めた。
「・・・これは、何をしているのか分かるか?」
『俺の指に巻かれた札を剥がそうとしているのだろうな』
宿儺の指は、そのあまりに強すぎる呪力のせいで、呪霊と呼ばれるモンスター的な奴らを呼んでしまうらしい。
そのための封印だろうか。
(まあ因果応報ってやつかな。こういうのって悪ふざけをする奴の方が悪いんだし)
心の受け皿の形が、ラブストーリーからスプラッターへ変化したのを感じた。
「そう簡単にほどけるものなのか?封印なのだろう?」
『何百年も効力を発揮する札など存在しない。今頃は紙くず同然だろうな』
「そうなのか。・・・確かにそうらしいな。そろそろほどけそうだ」
『ああ、そうだな』
顔は霧に隠れているものの、その声から愉悦に歪んでいるのが分かった。
(俺にはそんな趣味はないんだけどなあ・・・まあ耐性あるし、どうせ暇だから見るんだけど)
鏡に映る二人は、いよいよその封印を解いたのか、巻かれた札がバラりと落ちた。
その瞬間だった。
「えええええェェェェェェェェ!!!!!!!」
◇■◇■◇
学校から発せられる膨大な
それがまだ学校の敷居にも入っていない虎杖の体を叩いた。
だが、いまだ学校にいる佐々木と井口を救うため、勇気をもって足を踏み出そうとした瞬間。
『お前はここにいろ』
「・・・何言うとおりにしてんだ俺は・・・!」
伏黒にそう言われてから、しばらくの時間が経った
今この学校に潜むのは、負の感情によって生まれた『呪いそのもの』。
たとえ頭が理解できなくても、体は存分に理解していた。
ここから先は、「死」あるのみだと。
覚悟は決まった。
虎杖は高く飛び、窓にドロップキックをする形で、教室棟四階に入り込んだ。
「な!?虎杖?!」
中にいた伏黒はいろんな意味で驚愕、対面していた呪霊も思わぬハプニングに体が硬直。
その一瞬をついて、呪霊が取り込もうとしていた佐々木と井口を強引に救い出した。
井口を後ろに投げて、佐々木はお姫様抱っこで担ぎ込むと、呪霊から離れる。
「しゅるるるるるるるルるる い イ まァ」
「思ってたのと違うな!!」
ダルンと垂れた球体を無理矢理蛙と合体させたかのような、マッドサイエンティストが高熱の時に作り出したかのような。
ともかく不気味な生き物だった。
(これが・・・呪い)
もっとこう、可愛いのを想像していた虎杖は、少し残念な気持ちになる。
「なん んじぃぃ」
呪霊が手を動かす。
しかし、呪霊を何かしようとする前に、伏黒の裏拳が呪霊の頭部を破壊した。
「なんで来た、と言いたいところだが、良くやった」
「なんで偉そうなの?」
煙を吐きながら燃える呪霊を片目に、手をブンッと振る伏黒を睨みつける。
その時、後ろからバクバクという、何かを咀嚼する音が聞こえた。
「敵じゃないぞ」
伏黒の言葉は信じてはいるものが、興味本位で振り返る。
するとそこには、狼が二匹いた。
あらかわいい、と思ったのも束の間、食べているものを見て眉をひそめた。
「ちなみにあっちで呪いバクバク喰ってんのは?」
「俺の式神だ。見えてんだな」
「?」
「呪いってのは普通見えねえんだよ」
死に際とかこういう特殊な場所は別だが、と伏黒は付け足す。
「確かに。俺今まで幽霊とか見たことないしな」
「・・・オマエ、怖くないんだな」
「いやまあ怖かったんだけどさ・・・」
祖父の言葉が、あの顔が蘇る。
光の加減で顔に影が出来る。まるでその心情を表すかのように。
「・・・知ってた?人ってマジで死ぬんだよ」
「は?」
「だったらせめて、自分の知ってる人くらいは正しく死んでほしいって思うんだ」
一瞬、伏黒の瞳が大きくなった気がした。
「まあ自分でもよく分からん」
「・・・いや」
と、その時、佐々木の懐から何かが落ちた。
細長く、不健康な色合いをしたそれは、地面に落ちるなりコロコロ転がっていく。
そして虎杖はそれが、今起きている全ての元凶であるということを察した。
「これが?」
「ああ・・・ああ?」
伏黒はそれを見て、何か違和感を感じた。
たしかにそれは指だ。
だが、過去に見た指とは明らかに違う部分があった。
それは、指の付け根から、生白い骨が見えているところだった。
「・・・骨付きチキン?」
突然の不意打ちに笑いそうになるが、なんとか堪える。
「特級呪物 "両面宿儺" その一部だ」
「りょうめ・・・?」
「言っても分かんねえだろ。さっさと渡せ」
「はいはい」
そう言いながら、まずは佐々木を下ろそうとした。
ぐに いぃ
ぃい
天井がまるで液体のように、しかし意思を持った手のように虎杖に降り注ぐ。
状況を把握する前に、伏黒は式神に命令を出す。
そして、虎杖を手で押すと、力を以って告げる。
「逃げろ」
天井が落下し、砂埃が立つ。
あまりの衝撃に、鼓膜が大きく揺れた。
「伏黒!」
玉犬が連れ出した佐々木と井口にも目を配りながら、砂煙の奥を見る。
奥に立つ生き物は煙で見えないが、しかし地面に入ったヒビは虎杖の足元まで走っていた。
徐々に煙が薄くなっていき、その全貌が見えてきた。
四つの目に人間の歯茎、口もとに垂れた頬のようなもの。
そして長い体躯に刺さる様に人間の手が四本生え、後ろ脚はウサギのように折り畳まれている。
背筋から魚類のような尾の先まで毛を生やしたその姿は、『哺乳類に進化したバッタ』のようだった。
「おっおっ」
その左手の先には、伏黒の姿があった。
なんとか両腕の自由を確保すると、両手を重ね式神を召喚しようとした。
「『
だがそれよりも、呪霊の動きが早かった。
全力のスイング。
伏黒は投げ飛ばされ、壁に減り込んだ。
「ッが!!」
と同時に、それまで虎杖のそばにいた式神は、ドロっと影になって消える。
その間に呪霊は投げつけた伏黒に対して、ウサギの足を利用したロケットタックルを繰り出そうと構える。
「伏黒!!避けッ
その時、虎杖の全細胞が、死を察知した。
ありえないほど膨大化した憎悪が、精神を根の底から震え上がらせたのだ。
「な・・・んだ?」
だが、その憎悪は呪霊からではない。
むしろ、呪霊は体を震わせながら泡を吹き始めていた。
「お”おお”お”っお”ッっお お”」
「一体何が起きて・・・」
ドス黒い憎悪の塊が、天井から降ってくる。
天井というのは、決して比喩ではない。
その色濃い殺気が壁を超すほどの存在感を放っているがゆえに、もはや目に見えなくてもそれを見ることが出来たからだ。
そして、呪霊にそれは降り立った。
左手にスパイクがついた大盾、右手に禍々しく歪んだフランベルジュ、そして纏った鎧の奥に見えるのは、憎悪と殺意にベタ塗りされた屍。
名前をもし付けられるのであれば、虎杖ならば間違いなくこの名を与える。
敵に死を捧げるために、自らが死に囚われたこの騎士には、お誂え向きの名前だろう。
「お”お”お”っおっお”っ お”」
呪霊にウマ乗りをする形でソレは跨ると、右手に持ったフランベルジュで、腕を切断していく。
その顔は愉悦に歪み始め、徐々に徐々に速度を増していった。
腕を削げば足へ、足を削げば尾へ、尾を削げば眼球を抉っていく。
だがまだ、呪霊は死ぬことを許されない。
骨を剥ぎ、内臓を抉り、そして最後に心臓を握り潰すと、ようやく呪霊は命の灯を消した。
死の騎士が、愉悦に満ちた顔で立ち上がる。
心が折れそうになる。
足が震えて立つのがやっとだ。
(なんとか佐々木と井口を連れて・・・いや、伏黒もいないとダメだ!)
震える脚に拳を打ち込む。
(時間を稼いで、隙を狙って逃げる・・・それしかない!!)
ダンッと地面に足を打ち付け、力士のように両手を広げる。
「バッチ来い!!!」
「いや、そこから何をするつもりだったんだよ」
声と共に後ろから仮面をつけた巨大なフクロウのような生き物が、死の騎士目掛けて突進していく。
そして死の騎士に触れた瞬間───電撃が迸る。
「ググウゥウゥゥゥウウウ!!!!」
大盾を振り回し、周りのコンクリートに小さなクレータが幾つも出来る。
フクロウはそこから抜け出すと、すぐに影へと溶けていった。
「伏黒!!」
「何が起きてんのか分からねえけど、とりあえず逃げるぞ」
「お、おう!」
肩に二人を担ぐと、階段へ向かおうと足を動かす。
「危ねえ!!!!」
投擲されたフランベルジュが、階段へ向かおうとした虎杖の顔面すれすれを横切り、壁へ突き刺さる。
そのままフランベルジュは壁を突き抜け、下にあった渡り廊下へと落下した。
もし、伏黒の注意が遅れていたら、今頃体が二分にされていただろう。
「ガアルルウルルウウ」
オオカミのような唸り。
獲物を取られた怒りからか、憎き生命への執着からか。
どちらにせよ、マトモな感情は虎杖たちには向けられていないだろう。
「降りるぞ!!」
「分かった!!」
伏黒が叫ぶと、フランベルジュが突き抜けた壁の穴へ体を投げた。
受け身を取りつつ、渡り廊下の最奥へと向かう。
「これからどうするんだ!!」
「俺が時間を稼ぐ!お前はそいつらを連れて逃げろ!!」
「時間を稼ぐって、まさかお前!!」
「安心しろ。俺は勝つ見込みがある」
「な、なら俺も!!」
「呪いは呪いでしか祓えない!!お前は足手纏いだ!!」
「ッ!!でも、俺は!!」
二人の葛藤がせめぎ合う。
だが、会話が終わるまで待ってくれるほど、死というものは優しくはない
背後に大きな何かが落ち、その揺れが足元を揺らした。
「ゴォオオオオオオォ・・・」
足元の得物を拾うと、虎杖たちに刃先を向けた。
そのデザートは俺の物だ、と言わんばかりに。
「『
影から蛇が生まれ、死の騎士に向かう。
フランベルジュが振り下ろされるが、それを避けると弛緩させた筋力を引き締め、遠心力をフルに活用した尾の先で、死の騎士の顔面に強烈な一撃を与えた。
兜が拉げ、無防備な頭部が晒される。
「不味い!!」
その顔面へ嚙みつこうとした大蛇を戻す。
大蛇がいた場所には、フランベルジュの黒い残影が走っていた。
あの一撃を喰らっていれば、間違いなく大蛇は破壊されていただろう。
「クソ!!」
(呪力も残り少ない・・・虎杖たちが逃げるだけの時間が稼げるかどうか・・・)
他に勝つ方法があるとすれば、アレぐらいだろうか。
「・・・いや、ダメだ」
構えようとした手を止めて、死の騎士を睨みつける。
(この状況だと、虎杖たちが巻き込まれる可能性がある。それは本末転倒だ)
「虎杖、早く二人を連れてここから逃げろ」
「だから、それだとお前が!!!」
「俺のことなんかいい!!!さっさと行け!!!!」
虎杖をドンと突き飛ばし、死の騎士に向き直る。
(クソ・・・俺に・・・力があれば)
その時、虎杖のポケットから、指が落ちた。
(これは・・・)
伏黒に聞いた言葉。
『呪いは呪いでしか祓えない』
「なあ、伏黒」
「なんだ?感謝の言葉はいらないぞ」
「そうじゃない、聞きたいことがあるんだ。なんであの指を呪いは狙ってるんだ?」
「食ってより強い呪力を手に入れるためだ・・・オマエ何をするつもりだ?」
嫌な予感がした。
この虎杖という男は、とんでもないことを考えているのではないかと。
「じゃあもう一つ。奴に対抗するには、ジュリョクってのがいるんだよな?」
「・・・まさか、お前っ!!!馬鹿ッ止めろッッ!!!!!」
伏黒が、虎杖の手を止めようとする。
ゴクンッ
だがその前に、指は虎杖の腹の中へと納まった。
特級呪物は猛毒だ。
一度口にすれば、即死は免れない。
だが、万が一の確率で・・・。
虎杖は飲み込んだ後、そのままピクリとも動かずに直立していた。
フランベルジュが天高く掲げられる。
振り下ろせば伏黒は勿論、後ろにいる虎杖たちは渡り廊下諸共ミンチにされるだろう。
(虎杖は・・・死んだかは分からん。ならせめて、一般人だけでも)
手を握り、犬の影を作ろうとした。
だが、運命は彼に味方をしなかった。
(呪力切れ・・・か)
膝から倒れ込む伏黒。
もはや動き気力も残っていなかった。
死の騎士の顔に浮かぶ、快楽の顔。
踏み込みは浅く、しかし万力の力を込めて、その細い巨塔が倒れ込んでくる。
迫る死神の大剣。
刹那に過る、これまでの記憶。
(走馬灯ってやつか・・・)
姉と高専の皆の顔が浮かんだ。
その中に一人、ダブルピースをしながらブレイクダンスをする男が過るが、それは無視した。
痛みを覚悟し、重くなった瞼を閉じた。
『『ド””ガ””ン””ッ”ッ”ッ”!!!!!』』
思わず目を開けてしまうほどの、重厚な音が響いた。
「・・・何が起こって・・・」
音が鳴ったのは、前と後ろからだった。
前で鳴った音の正体は、フランベルジュ。
しかし、あの禍々しく曲がった刀身は根元で消えており、音源は横に伸びたガード(鍔)の部分だった。
(なら、後ろにあるのは・・・)
後ろの壁には、フランベルジュの刀身が刺さっていた。
途中で折れて壁に刺さったのか、しかしそれにしては妙に直線的に折れていた。
むしろ、切られたと言った方がいいレベルの・・・。
「まさか・・・!!」
万が一の確率。
しかし、それは決して、最善となりえる万が一ではない。
その名も受肉。
1000年前の呪いの王が、現世に顕現するということである。
虎杖の体に、文様が浮かび上がる。
爪は尖り黒く染まり、目の下に新しく切り込みが入る。
そして、四つの眼が開眼した。
『・・・ほう、受肉したか』
虎杖の声とは違う、高圧的で威圧的な声が、空気に交わる。
だが、その声は落ち着いたものであり、あの呪いの王と呼ばれた男のものとは思えなかった
宿儺は自分の姿を確認し、次に町へと目を向ける。
『生の光・・・浴びるのは1000年ぶりか』
久しい光には、特に喜びという感情は沸かない。
『良き時代だな。女も子供も、月夜に灯る光の数も、溢れんばかりに沸いている』
だが、とその目を死の騎士に向けた。
死の騎士はその眼光を受け、思わず後退してしまう。
恐怖なのか、威圧なのか、それとも宿儺から漂う死の支配者の気配からか。
『まずは貴様だ、
歩みを進め、手をブラブラと振る。
『オォオォオォオオオオオ・・・』
『どうした?威勢が良かったのは、弱者を甚振るときだけか?』
死の騎士の後退が止まる。
その顔に浮かぶのは激情。
怒りか、悲しみか、憎悪か、殺意か。
『ゴオオオォオォァァァアアアア!!!!』
『ケヒッヒヒッ。そうだ、そう来なくてはな』
昂る憎悪を生身で感じ取り、宿儺の心は有頂天に達する。
オリジナル要素・・・
1.アインズの持ってる食材について
頭を悩ませまくった結果、『食材だけは無限』という設定の内容が思いついたので記述。
・ユグドラシルが発売された当時、酒や魚や果実などが手持ちを圧迫するので、プレイヤーから『食材に関しては上限を無くせ』や『使用時にデバフ効果と硬直があるくせに手持ちを7キロも圧迫するのはどう考えてもおかしい』といった批判が殺到
・そこで後のアップデートで『食材と貨幣だけは手持ちを圧迫せずにいくらでも持てるようになる』『代わりに敵にキルされた時の、食材のドロップ量が増える』が追加された。
なのでアインズは手持ちにカンストするまで食材が入っている。
という理由でどうでしょうか。(これ以上訂正するのめんどくさいし、ストーリーに関わらせる気もないのでこの設定で押し通すつもり)
2.遠隔視の鏡
『『裏にボタンみたいな宝石が付いてる』はオリジナル。遠隔視の鏡の存在は感想欄の『アクターΣさん』のコメントで閃きました。マジ感謝です。
3.虎杖特攻の理由
普通に記述するのがめんどかった。
4.佐々木と井口
上記同様。でもここら辺は原作ファンなら知ってるでしょ、と投げやりで書いた。
5.宿儺の指in骨
タイトル回収。
・・・骨が見えてるだけで白骨化してないような・・・。
7.ダブルピースブレイクダンサー
言わずもがな、最強のあの人のこと。
6.ノーリアクション宿儺
生得領域内があまりにも充実しすぎて、むしろ外に出てがっかりしてる。
7.死の騎士に興奮した宿儺、アインズが触れても機能しない遠隔視の鏡。
ここら辺の理由は次回説明します。
というわけで第三話です。
普通に構想練ってたら時間がかかりました。
ちなみに今のところ、京都姉妹校交流会まで頭の中で練りあがってます。
こういうことなら影分身の術習得しとけばよかったな・・・。
次回はダブルピースブレイクダンサーが出ます。