そして遂に初めての演習が始まる
(やっとアンコウチームたち出せる)
大洗女子生徒会と水戸男子生徒会の会談が終わった次の日
6:00少し前の水戸男子校校庭には大勢の生徒とトラックや5両の自走砲が整列している
ある者はトラックの積み込み、ある者は自走砲の点検、ある者は大洗女子の演習場の地図の確認
各々が出発の準備を進めている
今日から大洗女子戦車隊と初めて実際に合同訓練を行う日でありそれの出発の準備を進めているのだ
百武「いいか、今日から大洗女子戦車隊との最初の合同訓練だ‼︎今日までの鍛錬の成果を発揮するチャンスがついに来んだ‼︎それが準備不足で発揮されないなんて事態を起こすなんて事は許されない‼︎各員、点検に手を抜くな‼︎」
「「「「「「おう‼︎‼︎‼︎‼︎」」」」」」
百武は自身が乗る自走砲の点検を琴峯達と行いつつ隊長として他の隊員達にも檄を飛ばす
相馬「会長、船舶科より連絡、学園艦連絡橋の接続完了とのことです」
後藤「風紀委員交通員の交通規制完了、風紀委員機動隊も配置完了しました」
生徒会会計として船舶科からの連絡を受けた相馬と風紀委員長として風紀委員から連絡受けた後藤が河本に報告する
河本「そろそろ出発するべきだと思うね。百武君」
河本は百武に出発を促す
百武「了解しました。総員乗り込め‼︎我々はこれより大洗女子学園に出発する‼︎移動中の事故に充分注意せよ‼︎」
百武の号令を受けすぐさまに自走砲に乗り込む隊員達
百武「全車、隊長車に続け‼︎前へ‼︎」
百武の号令のもと、水戸自走砲隊が大洗に向けて出発した
百武「俺たちは先行して演習場を軽く下見して行くから残りの4台は先に大洗女子に行ってくれ」
「「「「了解‼︎」」」」
〜〜〜〜〜〜大洗女子学園戦車格納庫前〜〜〜〜〜〜
河嶋「まもなく、自走砲道の生徒たちが到着するそうだ」
大洗女子学園では生徒たちが教官と自走砲道の生徒たちを今か今かと待ち詫びていた
大野「いったいどんな人たちだろうね?」
宇津木「イケメンだったらいいな〜」
佐々木「キャプテンはどう思いますか?」
磯部「スポ根熱血男子に違いない!!」
おりょう「水戸男子校はどんな戦術使うのか楽しみぜよ」
エルヴィン「歴史に興味があるといいんだがな」
思い思いに男子生徒の予想をする大洗女子
それはあのチームも例外では無く
武部「ねぇねぇ、みぽりん!どんな人達が来ると思う?やっぱりイケメンかな?!」
西住「う、うーん、どうだろう?」
武部「もしいきなりモテちゃったりしたらどうしよう〜!」
五十鈴「まだ、男子生徒の方々もいらっしゃってないのにそんなこと言って」
秋山「自分は水戸男子高校の自走砲がどんな車両なのか気になってなかなか寝付けませんでした!!」
そんな女子達の様子を見ながら38(t)の上でのんびり干し芋を食す角谷が小山に声をかける
角谷「自走砲道の人達はどうやって来るんだろうねぇ?」
小山「確かいま、隣に学園艦を並べて連絡橋を繋げてるそうですよ」
角谷「結構無茶やってんねぇ〜」
その時である
風紀委員「水戸男子校が到着しました!!」
その声が聞こえてすぐに校門から風紀委員に誘導されて続々と自走砲が入ってきた
宇津木「屋根がないね〜」
山郷「ちょっと怖そう」
大野「でもみんな大きな砲積んでるよ?」
阪口「強そう!!」
大洗の一年生たちは初めて見る自走砲に思い思いの反応をする
一方、
秋山「おお〜〜!!!M7プリーストにⅡ号自走重歩兵砲!!それにグリレH型に四式自走一五糎自走砲ホロ車ですよ!!」
秋山は目を輝かせながら興奮しながら、自走砲の名前を言い切った
まさに水を得た魚である
五十鈴「ですが乗ってる方々が野ざらしですが大丈夫なのでしょうか?」
武部「ええぇ?!それって危ないんじゃないの?!」
秋山「大丈夫ですよ、自走砲道の乗員は特殊な戦闘防護服を着るのを義務づけてるのでたとえ砲弾が直撃しても少し大怪我するぐらいで済みますから!」
武部「大怪我に少しも何もないよ?!!」
秋山の少しズレてる発言に慌ててツッコミを入れる武部
角谷「あれ、そっちあと一輌足りないんじゃない?」
角谷はすぐに自走砲の数が少ないことに気づいた
それに西村が答える
西村「先に演習場の下見に行ってまして、もうそろそろ来ると思いますよ?」
そう言っていると正門から一輌の自走砲が入ってきた
秋山「あ、あれは!!ホイシュレッケ10.5cm自走砲ですよ!!1942年から1943年までに試作された自走砲ですよ!!」
ホイシュレッケ自走砲は西住たちの前に停車した
百武「すいません、遅れました」
百武がホイシュレッケ自走砲から降りてくる
西住(あれ?あの人........)
百武を見て何かを思い出す西住
するとその時
甲高い金属音がけたたましく鳴り響いた
「ん?」
「なんだ?」
「敵襲か?!」
「飛行機みたいな.........?」
「あれだ!!!」
周りが急な騒音に全員が驚く中、一人の生徒が空を飛ぶ巨大な輸送機に指をさして叫んだ
立川「あれって、自衛隊の輸送機だよな?」
琴峯「あぁ、C2輸送機だ」
そんなことを2人が言っていると輸送機の貨物ハッチが開いた
相馬「な、なんかハッチ開いてますよ?!」
轟「何か落とすのか?」
するとハッチからパラシュートを付けた一輌のMBTが投下された!!
西村「戦車が落ちてきた?!!」
河本「あれは10式だねぇ」
10式はどうにか着地を成功させるもその重さと落下時の加速度とでそのまま滑り駐車されていたフェラーリF40を弾き飛ばした
小山「学園長の車が!!」
角谷「あ〜、やっちゃったねぇ〜」
小山が悲鳴を上げる
後藤「あれって学園長さんの車なんだな」
琴峯「今、吹っ飛ばされてぼろぼろだけどな」
琴峯がそう言った直後に10式はこれでもかとフェラーリに乗り上げペシャンコにした
立川「あ〜あ....」
河嶋「ポテチ.....」
手塚「フェラーリに怨みでもあんのか?あの戦車」
周囲の生徒は10式の行動にドン引きしていた
すると10式の砲塔のキューポラが開くと女性自衛官が上半身を出しヘルメットを脱ぐと
「こんにちは!!」
すごく爽やかな笑顔で生徒たちに挨拶した
〜〜〜〜〜〜〜〜少し後処理した後〜〜〜〜〜〜〜〜
武部「...騙された」
五十鈴「でも素敵そうな方です」
先程の惨状の後処理(隠蔽)を軽くした大洗•水戸の生徒たち
とりあえず後処理を終え整列していた
彼らの目の前には先程フェラーリを廃車にした張本人とそのあと操縦席から出てきた男性自衛官が立っている
河嶋「特別講師の戦車教導隊、蝶野亜美一尉だ」
西村「自走砲道の特別講師は自衛隊野戦特科の大原圭介一尉だ」
蝶野「よろしくね!戦車道は初めての人が多いと聞いていますが一緒に頑張りましょう!!」
大原「自走砲隊の諸君らは実戦経験が皆無と聞いている。訓練での成果を見させてもらう」
先程、とてつも無いインパクトを植え付けた二人が自己紹介を終える
(あのポテチフェラーリどうすんのかな?)
(気にしない方がいいと思うぞ)
生徒たちがそんなことを考えていると蝶野は西住を見ると少し驚いた様子で声をかける
蝶野「あ、西住師範ののお嬢様じゃありません?師範にはお世話になっているんです。お姉さんも元気?」
そう言いながら西住に歩み寄る蝶野
西住「あ、はい......」
一方で西住の表情が少し曇る
宇津木「西住.....師範?」
「まさか、あの西住?!」
「いや、まさか」
大野「有名なの?」
いきなり初対面のはずの講師から家族のことを聞かれている西住を見て女子生徒たちは疑問に思う一方、男子生徒たちは驚きの声が聞こえてくる
蝶野「西住流は戦車道の中でも最も由緒ある流派なんですよ」
蝶野が生徒たちに軽く説明する
そして西住はより表情を曇らせた
百武(もしかしてあの人は西住みほ?)
(何故、大洗に)
河本(..........)
少しざわめく生徒たち
すると西住の様子を気遣ってか武部が話を逸らそうと手を挙げた
武部「教官!教官はやっぱりモテるんですか?!」
蝶野「モテるというより.....狙った獲物を外したことは無いわ、撃破率は120%!!」
琴峯(それは質問の通りモテるのか、それとも戦車道でのスコアを言って濁してるのかで変わるな)
立川(でも綺麗な人だから尚更わからん....)
琴峯と立川がそんなことを考えていると次に秋山が手を挙げる
秋山「教官!本日はどのような練習をするのでしょうか?」
蝶野「そうね、本日は早速実戦形式での練習試合を使用と思うわ」
蝶野教官の発言のに生徒たちは驚きを隠せない
小山「いきなりやるんですか?!」
蝶野「何事も実戦あるのみよ、大丈夫、戦車なんてバーっと動かしてガーっと動かしてダンっと撃てばいいんだから!」
琴峯「んな、適当な....」
後藤「まぁ、車の運転もそうですしあながち間違って.......無い?」
大原「そういうことだ。まずは実際に経験することからスタートだ」
蝶野「それじゃぁ、戦車と自走砲で分隊を組んで各地図の印の所まで向かって頂戴」
蝶野の指示によりとりあえずは始まることになった実戦形式での演習
大洗女子の生徒たちはすでに配置が決まっていたのか迷うこと無くそれぞれの戦車へ向かう
百武「大原教官、我々はどうすれば?」
大原「角谷会長と話し合って分隊を組め。それと蝶野がすまんな」
大原は少し困ったような顔をしていた
おそらく蝶野教官は普段から相当暴れ回っているのだろう
百武「了解しました」
百武はそういうとすぐに角谷会長の元に向かう
しかし
角谷「くじ引きでいいんじゃない?急に決まっちゃったし」
こうして大洗・水戸連合の編成は決定になった
この時は誰も思いもしなかっただろう
このチームがこの国どころか世界の戦車、自走砲道に強い影響を残すチームなるとは
前回いつでしたっけ?もう2ヶ月は経ってるは馬鹿野郎!!!(自分への怒り)
長い期間投稿せずにすみませんでした
自動車教習や学年末考査の疲れで全くやる気が起きずにいました
ですがなんとか投稿するのに漕ぎ着けました
おそらく、めちゃくちゃ遅い投稿になってしまいますがこれからもお願いします
さて、ついに次回であの大洗の軍神と百武のファーストコンタクトそれに自走砲隊メンバーも続々と登場しますが実は百武の車両のチームメイトとⅣ号のメンバーと以外な繋がりが?
次回もお楽しみにお待ちください