ガールズ&パンツァー ボーイズ&キャノン   作:アフロマイク

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合同演習で早々に包囲されてしまったⅣ号戦車とホイシュレッケのA分隊は途中授業をサボっていた武部沙織の幼馴染の麻子を保護し共に逃げていた。
はたしてこの状況を脱することができるのか?
というわけで始まります
注意 この話から書き方を変更します


第六話 演習の終わりです!!

演習場で眠っていた麻子を連れて逃げるⅣ号戦車率いるA分隊は猛スピードで演習を爆走していた

 

冷泉「.......酸素が少ない……」

 

車内では先程保護した麻子が少し気怠けに言葉を漏らす。

 

秋山「大丈夫ですかぁ?」

 

武部「麻子、低血圧で.....」

 

冷泉を心配する秋山に幼馴染の変わらないところに少し安心している武部が冷泉の低血圧を教える

 

西住「今朝も辛そうだったもんね」

 

武部「え、麻子と会ったの?」

 

西住「うん」

 

武部「だから遅刻したんだ」

 

西住「へへぇ」

 

少し恥ずかしそうに笑う西住

車内の雰囲気はどこにでもいるJKたちの井戸端会議が起こったいた

転校時、西住が憧れていた普通の生活そのものでありとても和やかである

ついついここが戦車の中であることを忘れてしまいそうなほど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間、またも至近弾が炸裂し車内に衝撃が走る!

 

武部「もうやだぁ〜、どうすればいいのよ〜!!」

 

たちまち混乱状態になる車内で西住はすぐに砲塔の側面ハッチを開けて周囲を確認する

一方、ホイシュレッケはというと

 

琴峯「うわ、あっぶね!!」

先程の至近弾の衝撃でかなり大きな土の塊が琴峯の目の前に飛んできてために慌てて避ける琴峯

幸いにも当たることは無かったが揺れる車体のせいで装甲板に頭を軽くぶつけてしまう

とても痛そうだ

 

後藤「相手はかなりしつこいな....」

 

百武(やはり4対2ではコッチが厳しい.....どこかで二手に分かれるしかないか?)

 

百武はこの状況を打破するべく思案を重ねている

 

その時、西住があるものに気付いた

吊り橋だ

演習場の巨大な谷を一気に踏破できる巨大な吊り橋だ

橋の下には川が流れている

 

西住「停車してください!」

 

西住の指示を受け橋の手前で停車するⅣ号戦車とホイシュレッケ

停車すると西住はすぐ戦車を飛び降りた

 

百武「西住さん?!」

 

秋山「今出たら危ないです!!」

 

慌てて車体から身を乗り出し西住を止めようとする秋山と百武

 

西住「二発目まで時間あるから大丈夫!!」

 

そう言いながらⅣ号の前に出る西住

どうやら操縦に慣れない五十鈴のために戦車を誘導しようとしているようだ

 

後藤「もし渡ってる途中で襲われたらどうするんですか?!」

 

後藤が西住に質問する

見たところ吊り橋の幅はⅣ号戦車が渡るのにはギリギリ問題はないが信地旋回をするには明らかに幅が足りない

その上この狭い橋を速く渡るのは初心者である五十鈴には不可能

つまりここを狙われた場合、逃げ場がないのだ

 

立川「どうする、百武?」

 

立川がホイシュレッケの車長の百武に意見を求める

 

百武「ここを越えなければ追手がきて蜂の巣になるのは間違いない。ひとまず我々で後方を警戒しⅣ号の援護だ。」

  「轟、車体を回してくれ。」

 

轟「わかった」

 

百武は西住の判断を信じることにした

今の状態では多勢に無勢

ともかく距離をとって態勢を整えなければならない

 

西住「ゆっくり前へ!!」

西住は橋の上を少し進むとⅣ号の誘導を始める

Ⅳ号は西住の誘導を頼りにゆっくりと前へ前と進む

戦車の重みで吊り橋はそれまで保っていた形を少し崩す

 

百武(頼むから落ちないでくれよ?!)

 

先程西住の判断を信じることにした百武も橋が落ちないか気が気でなかった

それはホイシュレッケの乗員も西住達Ⅳ号の乗員も同じだった

橋は戦車が進むたびミシミシと嫌な音を立てながらグラグラと上下に揺れている

 

 

その時である

左に寄りすぎたためにⅣ号の履帯と橋のワイヤーが接触!

ワイヤーは切断され、切れたところは戦車の重量もあって一気に沈み込む!!

あと少しでもバランスが悪ければ谷底に真っ逆さまだ

 

琴峯「危ない!」

 

琴峯が後ろから聞こえたワイヤーの破断音に驚き百武と後藤も咄嗟に振り向く

 

 

 

 

 

これが不味かった

 

エルヴィン「撃てー!!」

 

敵の攻撃を許してしまった

Ⅲ突の砲弾は今まさに落ちそうになっているⅣ号に命中した

 

後藤「しまった?!」

琴峯「そんな!?落ちかけてるのに!!」

 

後藤と琴峯はこの時Ⅳ号が落ちたのではと思い顔が真っ青になった

しかし幸か不幸かⅣ号は砲弾を車体後部の装甲で耐え、なおかつこの衝撃でバランスを直すことに成功していた

しかし

 

秋山「五十鈴殿?!」

 

武部「華!大丈夫?!」

 

Ⅲ突の砲撃を受けた際の衝撃で頭を打ったか操縦手である五十鈴が気を失っていたのだ

 

秋山「操縦手失神!行動不能!!」

 

すぐに戦車に駆け寄り華の応急処置に入る西住、武部、秋山、冷泉の4人

それを砲撃したⅢ突は確認していた

 

エルヴィン「いた、見た、撃った!」

 

するとすぐに後方から八九式中戦車と四式自走砲、そしてⅡ号自走重歩兵砲が到着する

 

古森「A分隊は?」

 

エルヴィン「橋の上と手前だ。もう間も無くで我々の勝利だ」

 

古森「了解」

 

磯辺「よし、一気に決める!!」

 

池田「行くぞ!!」

 

遂にA分隊を追い込んだBC分隊連合

 

一方Ⅳ号では失神した五十鈴を空席だった通信手席に移動させ安静にさせる

 

西住「はぁ..操縦は苦手だけど私がやるしか....」

 

西住が自ら苦手な操縦を行い状況を打破しようか考えていた時だった

突如Ⅳ号が動き始め態勢を立て直したのだ!

 

百武「?!」

 

後藤「五十鈴、もう操縦のコツを掴んだのか」

 

余りに機敏です動きに驚きを隠せない百武と余りの驚きの連続で口調が安定しない後藤

 

轟(クラッチの繋ぎ方が違う.....まさか他の人が.......西住さんが?)

 

轟は後ろの状況はわからないがⅣ号を操縦しているのは五十鈴ではないのがわかっているようだ

はたしてそれは誰なのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷泉麻子である

先程西住が武部と協力し五十鈴を通信手席に移動させている隙になんと操縦席に滑り込み操縦を始めたのだ

 

武部「麻子運転できたんだ?!」

 

冷泉が運転できたことに驚く武部

 

冷泉「....今覚えた」

 

秋山「今?!」

 

冷泉の発言に驚く秋山

よく見ると教本を見ながら実際に操縦し覚えたようだ

 

武部「流石学年首席!!」

 

武部が冷泉の頭の良さに感嘆していると

 

 

 

 

Ⅳ号の前方から榴弾が飛んで来た

よく見ると林の中からD分隊のM7プリーストがこちらを狙っている

 

武部「今度は前?!」

 

秋山「完全に囲まれてます!!」

 

一難去ってまた一難とはこの事

 

その時、西住がまた何かに気づく

 

西住「ホイシュレッケの人、あれって」

 

見てみるとホイシュレッケの琴峯が一定のリズムで懐中電灯を点滅させている

 

西住「モールス信号...?」

 

秋山「....サ....ク.....セ....ン....ハ....ド....ウ....ス.....ルです!!」

 

武部「わかるの?!」

 

今度はモールス信号を解読した秋山の驚く武部

 

秋山「ミリタリー好きなら当然です!」

 

モールス信号を解読した秋山は元気よく返事した

(ちなみに作者はまだマスターできていません)

 

西住「...........................秋山さん!返答できる?」

 

秋山「もちろんです!!」

 

 

 

 

 

 

 

琴峯「Ⅳ号から返信は以上だ」

 

Ⅳ号からの返信を乗員に伝える琴峯

 

後藤「なかなかに無茶振りだけど、それしかないか」

 

立川「面白そうだな」

 

どこか引き攣った顔でため息を溢す後藤とどこか楽しそうな立川

 

百武「やる事は決まった、行くぞ」

 

百武は乗員を引き締めべくかそれとも本気になったのか何処か普段よりも低くなった声で指示を出す

 

エルヴィン「とにかく撃ち込め!!」

 

磯辺「連続アタッーク!!!!!」

 

近藤、河西、佐々木「それそれそれー!!」

 

一方好機と捉えた2両は攻勢に打って出る。

しかしⅢ突は装填手であるカエサルが装填に手間取っているため攻撃は八九式の機銃掃射だけである。

 

池田「直射照準用意!!」

 

古森「前進開始!射界を開けろ!」

 

自走砲も一斉に動き出す。

 

河嶋「周り込め!!」

 

澤「とりあえず、プリーストからの連絡だとこの先の橋なんだけどなぁ?」

 

その上橋の向こうではⅣ号を屠るべく生徒会の38tと先に待機していたM7プリーストからの情報を得て38tに着いて行くM3リー

 

状況はバトルロイヤルから完全にⅣ号・ホイシュレッケのA分隊を多数で攻撃する状況に変わっていた。

 

西村「こんなリンチみたいな..........」

 

手塚「とりあえず、この演習に取り組みましょう。どんな内容でも自分の糧にしなければ」

 

このリンチの様な状況に苦言を漏らす西村とに演習に集中するように言う手塚

 

 

 

 

次の瞬間、Ⅳ号は前進を開始

直後Ⅲ突と八九式の砲撃が橋に命中するもⅣ号は物怖じせず前進する

 

エルヴィン「後ろがガラ空きだ!!距離を詰めろ!」

 

磯辺「次だ次!!」

 

Ⅲ突はⅣ号を確実に仕留めるべく前進を開始し八九式は装填に入る

その時である

 

 

 

 

百武「撃てっ!!!!」

 

ホイシュレッケの105mmが火を噴いた!!

次の瞬間ホイシュレッケの砲弾はⅢ突の右側面に命中する

側面からの攻撃を受けてⅢ突から白旗が上がった

Ⅲ突、行動不能

 

磯辺「Ⅲ突がやられた!!反撃!!」

 

八九式は慌てて反撃するも砲弾は明後日の方向に飛んでいく

 

後藤「装填装薬完了!」

 

百武「砲照準、八九式、直射!」

 

ホイシュレッケはすぐさま反撃にでる

ホイシュレッケは野砲であるlefh18の改良型を搭載している

そのためまず装填作業は最初に薬莢を排出

そのあと砲弾を装填した後に装薬を行う

本来であればこの工程自体を複数で行うが自走砲道ではこれを単独で行うことがある

主に人で不足の場合とその車両の人数制限などが影響している

そのため装填手である後藤は一人で扱える短い装填棒で一気に砲弾を装填しそのあと装薬を行う

この装填方法は継続高校にて実際に運用されている装填、装薬方法だ

次に照準だが野砲の場合はその殆どが間接照準で主に指定の座標に合わせて砲の上下左右の調整を行う

しかし今回は直射つまり戦車と同じ攻撃を行う

この場合、対戦車自走砲ではない野砲には直射用照準がないことが多いが自走砲道では簡易的な照準眼鏡が搭載されている

主な照準手は琴峯だ

しかし野砲の場合上下左右の標準にも複数の人間が必要となりまたホイシュレッケの場合は全周旋回可能な砲塔を手動で動かさなければならず、この際には後藤と琴峯そして車長が砲の操作を担当する

次に砲撃だが元来野砲には引き金がなくりょう縄を引いて撃発し砲撃を行う

これは立川か百武の仕事である

今回は立川が担当している

この戦闘スタイルは各々が高い練度を持たなければならないがこのホイシュレッケは隊長車

伊達に水戸男子の旗本では無い

 

磯辺「きてるきてる!フォーメンションB!!」

 

近藤、河西、佐々木「はい!!」

 

もちろんやられるわけにはいかない八九式は反撃するべく右に旋回しつつ砲塔を回して砲撃を開始

しかし旋回中に砲撃をしたために照準が狂い、砲弾はホイシュレッケの少し上を飛び越していった

 

琴峯「照準ヨシ!!」

 

百武「撃てっ!!!」

 

百武の命令と共にホイシュレッケは砲撃を開始

砲弾はちょうど旋回したことで正面を見せる形になったため八九式の正面装甲に吸い込まれるように命中

正面から被弾した八九式は衝撃で激しく揺れ少し後ろに下がる

 

磯辺「まともにアタック喰らった....」

 

八九式の砲塔上面から白旗が上がる

八九式、行動不能

 

古森「戦車がやられた!」

 

池田「やはりやるなぁ、百武のやつ!!」

 

残る自走砲であるホロ車とII号自走砲重歩兵砲

 

古森「俺たちが囮になってその隙に攻撃してくれ」

 

池田「了解!!」

 

古森「前進!!」

 

新島「待ってました!!」

 

ホイシュレッケの気を引くべく一気に距離を詰めるⅡ号自走重歩兵砲

II号自走重歩兵砲はそのまま体当たりし、ホイシュレッケ動きを抑えた後にホロ車の攻撃で撃破することを狙っていた

 

しかしながらホイシュレッケもそれを読んでおり一気に後退し距離を取る

 

古森「やはり読まれてたか」

 

ホイシュレッケはそのままⅡ号自走重歩兵砲に砲撃する

Ⅱ号自走重歩兵砲、行動不能

 

しかしながらあくまでⅡ号自走重歩兵砲の目的はホイシュレッケの気を引く事でありそれには成功した

 

池田「今がチャンスだ!!やれ!!」

 

塩見「応!!」

 

ホロ車の一五糎砲が火を噴く!

一気にホイシュレッケ目掛けて飛んでいく

 

百武「前進!!」

 

しかしホイシュレッケは前進を開始しまたも砲撃を交わすことに成功

もうここまで被弾しないと某ロボットアニメの主人公のようである

 

塩見「クソ!ちょこまかと動きやがって!!」

 

菅原「てか、こっちにきてないか?!」

 

砲撃がまたも外れ悪態を吐く塩見だがするとホイシュレッケの動きに気付いた菅原が声を上げる

 

池田「どうやら接近戦が御所望のようだな!仲村!!突っ込むぞ!!」

 

仲村「了解です!先輩!!」

 

百武の目論見を見抜いた池田は仲村に前進を指示しホロ車も前進を始める

 

双方の車輌は猛スピードで距離を詰めていく

この間に両方の車輌は装填、装薬も終えいつでも攻撃できる

ここからはもう根比べである

 

池田「ぶつける瞬間に撃つぞ!」

 

塩見「了解!!」

 

ホロ車は体当たりしてでもホイシュレッケを撃破するつもりだ

 

百武「轟、例のアレで決めるぞ!」

 

轟「特訓の成果を見せてやる!!」

 

2輌はブレーキをかける事もなく距離をつめていきもう間も無くで衝突するところである

 

池田「往生しなぁ!!!!!!」

 

ホロ車がホイシュレッケに突っ込む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百武「いまだ!!!!」

 

百武の合図と同時に轟が動く!

するとホイシュレッケは右にホロ車を避ける!

 

池田「しまった!?」

 

池田も完全に出し抜かれたため驚きを隠せない

しかし猛スピードで突っ込んだため旋回もできず停車してもホイシュレッケに砲を向ける事ができない

菅原「まさか砲塔を回してくる気か?!」

菅原はホイシュレッケが砲塔をコッチに向ける気かと考えた

するとホイシュレッケはホロ車の背後に出ると同時にまるでドリフト走行のような動きで一気にホロ車の真後ろに着く

 

塩見「そんな動きありかよ?!!」

 

驚きを隠せない塩見の叫びと同時にホイシュレッケが砲撃!

砲弾はもちろんホロ車の真後ろに命中するがホロ車は猛スピードで走っていた上にブレーキをかけていなかったため砲撃の威力も追加されてそのままの勢いで森に突っ込んでいった

 

池田、塩見、菅原、仲村「ぎぃゃぁぁぁぁぁああああ!!!!!!」

 

木を十数本薙ぎ倒した末にホロ車は停止

それと同時にホロ車から竿の折れた白旗が上がる

四式十五糎自走砲 ホロ 行動不能

 

池田(...................絶対あの技を極めてやる)

 

池田は撃破されたホロ車の中でそう心に決めた

 

琴峯「勢いよく突っ込んでったぞ.........」

 

後藤「怪我がないといいが..........」

 

轟「てか、ホロ車が大丈夫なのか?」

 

立川「整備班に土下座だなこりゃ..........」

 

思ったより大惨事な結果に驚きを隠せないホイシュレッケ乗員

 

百武(..............そういえばⅣ号は?!)

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで一旦ホイシュレッケが死闘を繰り広げていた時と同時進行でⅣ号に起こっていた様子を見ていこう

 

五十鈴「チガウンデス、ソンナイケbっっっっっっ!!!!(言葉にならない叫び)」

 

失神していた五十鈴が砲撃の衝撃で目を覚ました

 

西住「大丈夫?」

 

五十鈴の容体を見ていた西住がすぐ声をかける

 

五十鈴「は、はい....すみません。」

 

五十鈴は返事をすると同時に失神していて役に立てなかったことを謝る

 

西住「ううん、少し休んでて」

 

五十鈴「いいえ、大丈夫です」

 

もちろん西住は責めるわけもなく目を覚ましたばかりの五十鈴に休むよう促す

しかし五十鈴は力強くそれを拒否する

その様子を見て西住は安心したのか表情が柔らかくなるもすぐに行動する

 

西住「秋山さん、照準を前方のM7プリーストに合わせて!!」

 

秋山「了解!」

 

西住はまず一番の脅威であるDチームのM7プリーストを狙うことにした

 

渡辺「照準修正急げ!!Ⅳ号が狙ってるぞ!!」

 

小御門「装填準備ヨシ!!」

 

田辺「次弾準備ヨシ!!」

 

一方M7プリーストは攻撃準備を開始

本来なら陣地転換するのが鉄則だがⅣ号を差し違えてでも撃破することを選んだようだ

 

武部「早く撃って!コッチ狙ってる!!」

 

西住「発射用意!!」

 

西住の号令を受け停止するⅣ号

その瞬間、橋の鉄板と履帯が擦れ勢いよく火花が散る

 

渡辺「Ⅳ号の攻撃くるぞ!!」

 

石田「これでもくらえ!!」

 

M7プリーストが先手を打って出る

しかししまだ照準が甘かったか砲弾は少し右に逸れて渓谷に命中した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西住「撃て!!」

 

西住の合図を受けた秋山が引き金を引いたと同時にⅣ号から砲弾が飛び出す

砲弾は真っ直ぐM7プリーストの正面に命中

砲撃を受けた衝撃で少しM7プリーストの車体後ろに下がると同時に白旗が上がった

M7プリースト、行動不能

 

武部「....すごっ..........」

 

秋山「ジンジンします..........」

 

五十鈴「なんだか....気持ちいい..........」

 

冷泉「.......................」

 

初めて砲を撃った彼女たちは今まで経験したことのない感覚を味わっていたと同時に何か言葉にできない何かを感じていた

一方西住は冷静に装填作業に入る

 

すると正面の小道から38tとM3中戦車が現れる

 

武部「また来る!」

 

Ⅳ号は砲塔を38tに狙いを定める

 

河嶋「フッフッフ、ここがお前らの死に場所だ!!」

 

38tの砲手を務める河嶋は何やら物騒な事を言いながらⅣ号に攻撃を仕掛ける

 

西住「撃て!!」

 

西住の合図と同時に砲撃を行うⅣ号だが相手の38tも砲撃を開始

しかしⅣ号の砲弾は38tに命中したのに対し、38tの砲弾は明後日の方向に飛んで行った

 

武部「やった!」

 

38tの砲塔上面から白旗が上がる

38t、行動不能

 

角谷「あ〜、やられちゃったね」

 

小山「桃ちゃん、ここで外す〜?」

 

河嶋「桃ちゃん呼ぶなぁ!!」

 

38t内ではいつも通りの生徒会だった

 

西村「なんか凄い方向に飛んでいきましたよ?」

 

河本「砲弾ってあんな呼び方をするんだねぇ〜」

 

手塚「なんて様だ」

 

相馬「どうしますか、隊長?」

 

先程の38tのへっぽこ砲撃に各々で反応するグリレ自走砲乗員達

 

河本「やられっぱなしは性に合わないけど、今動いたら相手に狙って下さいって言ってるもんだしね。様子見しとこう」

 

河本はⅣ号の好きを狙う事に決めた

 

一方、1年生組のM3中戦車は

 

澤「やっぱ西住流半端ない!!」

 

大野「逃げよ!逃げよ!」

 

宇津木「そうしよ、そうしよ」

 

阪口「急げ〜!!!」

 

山郷「逃げろ〜!!!」

 

完全にⅣ号の戦いぶりに戦意を喪失し逃走を試みる

しかし右側の履帯が泥濘にハマり動けずそのままエンジンを回した結果履帯は切れ、エンジンブローを起こし、グリルから黒煙を吐きながら白旗が上がった

M3中戦車リー 行動不能

不戦敗である

そして丸山は喋らなかった

 

武部「なんか一年の子達自滅しちゃってんだけど?」

 

西住「多分、泥濘にハマったんだと思う。それよりグリレは?」

 

西住は水戸男子のグリレ自走砲の居場所を探す

 

秋山「恐らくプリーストみたいに森の中からこちらを狙っているのかと」

 

秋山はグリレが待ち伏せしているのではないかと推測する

 

西住「冷泉さん、橋を降りる直前で後進して下さい。恐らくグリレは確実に撃破できる地面に入った瞬間に攻撃して来ると思うので」

 

冷泉「了解」

 

西住はグリレの攻撃を誘い居場所を特定しカウンターを与える作戦に出た

 

Ⅳ号は前進を開始する

西住、武部そして秋山は森の中をそれぞれ凝視している

そして橋を降りようとした瞬間

 

河本「撃て!!」

 

河本の号令でグリレの15cm砲が火を噴く

このままⅣ号が前進すれば確実に被弾するコースだった

 

西住「後進して下さい!!」

 

しかしそれは西住によって完全に読まれていた

結果、砲弾は当たらずグリレは自分の居場所を晒すことになってしまった

 

西住「秋山さん、お願い!!」

 

秋山「了解です!!」

 

Ⅳ号は目論見通りにグリレに向け砲撃!

砲弾は見事グリレは命中し、白旗が上がる

グリレ15cm自走砲 行動不能

 

蝶野「DチームM3・M7、Eチーム38t・グリレ、CチームⅢ号突撃砲・Ⅱ号自走重歩兵砲、Bチーム八九式・四式、いずれも行動不能。よってAチームⅣ号・ホイシュレッケの勝利!!」

 

審判役の蝶野のアナウンスで演習の結果が奉公される

戦闘が終わりそれぞれの座席のハッチから顔を出すⅣ号の乗員たち

 

武部「私たち、勝っちゃったの?」

 

五十鈴「みたいです..........」

 

状況がまだ把握できていない武部と五十鈴

 

西住「..........」

 

茫然とする西住

すると

 

秋山「すごい、西住殿のお陰です!!」

 

喜びと興奮の余り西住に飛びつき抱きつく秋山

 

冷泉「勝ったというか、他のチームが脱落したというのが正しいな」

 

冷泉はここでも何処か冷静であった

すると秋山は自分が西住に抱きついている事に気付いた

 

秋山「あぁ!!すみません!!」

 

咄嗟に西住に土下座で謝罪する秋山

だが西住はそんなことは気にしていない様子だ

 

大原「回収班を向かわせてる。行動不能になった車輌はそのままにしていいから格納庫に戻れ」

 

大原からの指示を受けて撃破された車輌から続々と乗員が降りて行く

 

 

河嶋「フ、やはり彼女に戦車道を受講させたのは正しかった...」

 

角谷「作戦通りだねぇ」

 

何処か怪しい会話をする大洗女子生徒会

 

 

 

西村「会長、やはりなんか気になりませんか?」

 

河本「そうだねぇ、角谷さんの思惑も......好みも.......」

 

今回の演習でより裏を感じる河本率いる水戸男子生徒会

それぞれの思惑と疑念が生まれ、裏で交錯すること

 

琴峯「おーい!!大丈夫かー!!!」

 

武部「あ、ホイシュレッケの人たちだ」

 

秋山「撤収の手伝いに来てくれたみたいですね」

 

彼ら、彼女らはまだ知らない

 

 

 

 

こうして大洗・水戸連合の最初の合同演習は幕を閉じたのだった

 

 

 

 




お久しぶりのハリー大岩です
また日が空いてしまいましたがこれでようやく合同演習を終えることができました
ようやく次で他校組の登場も書けますが少しプライベートでいざこざがまた発生したり専門学校が忙しく中々手がつけられない状態が続いていますがこれからもよろしくお願いします

個人的な話なんですが実を言うと今回の話は2回書き直してるのでこんなに時間が掛かってしまいました
こんなに時間はかけたものの他の投稿者の戦闘描写に比べてまだまだ精進する必要があるので是非とも皆様の御感想をお聞かせください


さて、ついに次回から遂に今回の合同演習を皮切りに始動した大洗・水戸連合。遂にあのお方がご登場?!
乞うご期待!!








ps:大洗に行ってみたいですが行く暇が無さすぎて咽び泣いてます
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