ガールズ&パンツァー ボーイズ&キャノン   作:アフロマイク

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数日の猛訓練で戦車の運用ノウハウを構築した大洗女子と鍛錬に励む水戸自走砲隊
遂に他県の学校との練習試合が決まったがその対戦相手は全国大会上位の常連の強豪校聖グロリアーナ女学院とモナーク男子学院だった
というわけで第八話始まります


第八話 作戦会議です!!

 

大洗女子学園学園艦艦橋上層階には生徒会室がある

本来なら操艦を行う艦橋だが学園艦は一般の艦艇を凌ぐ巨大な船体では難しいため別の場所に操艦用の艦橋は別に存在する

残った甲板の巨大な艦橋は他校でも生徒会の施設が置かれており学園艦の学生による自治と生徒会の権威の象徴である

そんな艦橋では戦車・自走砲隊の各車の車長が集まっていた

明日の練習試合の対聖グロリアーナ・モナーク連合への対策会議を行なっているのだ

 

河嶋「いいか、相手の聖グロリアーナは強固な装甲と連携力を活かした浸透強襲戦術を得意としている」

 

手塚「そしてモナーク男子学院はセクストン自走砲による戦車隊への密な連携と対戦車自走砲による奇襲戦闘を得意としている」

 

河嶋「特に相手の戦車は硬い。主力のマチルダⅡに対して我々の戦車の砲は100m以内じゃないと通用しないと思え」

 

手塚「我々の運用する自走砲でも正面からの撃破はほぼ不可能だ」

 

河嶋と手塚は相手校の戦力の細かい説明を始めた

 

聖グロリアーナ・モナーク男子学院戦力は以下の通り

 

戦車 MkⅣチャーチル歩兵戦車MkⅦ・主砲を37.5口径75mm砲に換装し火力を強化し砲塔前面装甲が152mm、車体側面でも95mmもの装甲を有するまさに走るトーチカ

砲の貫徹力は米国のM3 75mm砲と同等である

(500mで最大95mm垂直装甲を貫徹可能)

その代わりに速度は路上でも時速20キロと遅い

 

   マチルダⅡ歩兵戦車MkⅢ/Ⅳ・主砲はオードナンス2ポンド(40mm砲)で貫徹力は使用砲弾によるが最大で500ヤード(約460m)で88mm、また最低でも同じく500ヤードで52mmの貫徹力を有しているが注目すべきは戦車自体の装甲であり砲塔全周及び車体正面は75mm、車体正面傾斜部は47mm、車体正面下部は最大で78mm、最低で45mm、側面上部は70mm、側面下部は45mmという重装甲で身を固めている

 

自走砲 バレンタインAT・バレンタインⅡ歩兵戦車の砲塔を撤去しQF6ポンド砲(57mm)を搭載した試作自走砲。6ポンド砲は500mで 112mmの貫徹力を有している

装甲は車体前面上部及び下部は60mm、傾斜部は30mmだが上部構造物は薄い防楯で守られているのみである

 

    アーチャー対戦車自走砲・主砲の17ポンド砲を後ろ向きに搭載した異形の自走砲。17ポンド(76.2mm)砲は500mで256mmの装甲を貫徹可能

装甲は14mmから60mm

 

    セクストン自走砲・主砲はQF25ポンド(84mm)榴弾砲で366mで最大70mmの装甲を貫徹可能

装甲は最大32mm

 

 

ここで一応、大洗・水戸連合の戦力を確認する

 

戦車 Ⅳ号戦車D型・主砲は24口径7.5cm砲で徹甲弾を用いた場合は500mで39mmの厚さの30に傾斜した装甲を貫徹可能

成形炸薬弾(Gr38 HI/Cの場合)を用いれば最大で100mmの貫徹力を有する

装甲は砲塔前面で50mm、駐退機前面及び車体前面で70mm

 

   38(t)戦車・主砲は3.7cmKwK 38(t)で貫徹力は500mで46mmの装甲を貫徹可能ではあるが榴弾は無し

装甲は砲塔前面、車体前面がそれぞれ50mm

 

   八九式中戦車甲型・主砲は九〇式五糎七戦車砲で350mで25.7mmの装甲を貫徹可能

装甲は車体前面及び砲塔全周が17mm

 

   Ⅲ号突撃砲F型・主砲は7.5cm stuK40 L/48で貫徹力は500mで91mmの装甲を貫徹可能

装甲は車体前面が80mm

 

   M3中戦車リー・車体に搭載された主砲はM2 75mm砲で貫徹力は500mで最大84mmの垂直装甲を貫徹可能

車体上部に取り付けられた副砲はM5 37mm砲で貫徹力は500ヤード(457m)で36mm(この情報はM6ですが一応目安として掲載)

装甲は車体前面が51mm

 

自走砲 ホイシュレッケ自走砲・主砲は10.5cmlefh18/1L/28で装甲貫徹力は500mで52mmの装甲を貫徹可能

成形炸薬弾を用いれば最大で100mmの装甲を貫徹可能

装甲は最大で25mm、最低でも10mm

 

    グリレ15cm自走砲K型・主砲は15cm sIG33で装甲貫徹力は最低でも61mm、最大で185mmの装甲を貫徹可能

装甲は最大20mm、最低でも10mm

 

    四式一五糎自走砲・主砲は三八式一五糎榴弾砲で装甲貫徹力は500mで35mmの装甲を貫徹可能

対戦車用成形炸薬弾『タ弾』を用いれば射距離に関わらず150mmの装甲を貫徹可能

装甲は車体前面は25mm

 

    Ⅱ自走重歩兵砲・主砲はグリレと同じ15cm slG33であるため諸元は省略

装甲は車体前面は30mm

 

    M7プリースト・主砲はM2A1榴弾砲で貫徹力は最低で27mm、最高で130mmの装甲を貫徹可能

装甲は戦闘室は12.7mm

 

 

 

チームに重い空気が流れる

戦車でも自走砲でも相手のスペックが上回っている上に練度も相手が上であると言う事実に生徒会室にいる全員が苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる

 

角谷「完全に向こうの砲が上だねぇ〜.......」

 

流石の角谷もあまりの格差に引いている

 

河嶋「だ、だが我々が勝てないと言うわけではないぞ!!作戦次第では勝てる!!絶対に!!」

 

そんな雰囲気になってしまった車長達を見てなんとか士気を上げさせようと説得する河嶋

 

池田「質問をしてもいいか?」

 

するとその空気を破るように自走砲隊の池田が挙手する

 

河嶋「ああ、いいぞ」

 

池田「では......グロリアーナとモナークの戦力がチャーチルとマチルダⅡだけとは限らないはずだ。確かグロリアーナは巡航戦車を数両保有していた筈だしモナークにはユニバーサルキャリアがあったはずだ」

 

河嶋「その件は調べてみたが現在のところ稼働可能状態にあるのが上記の2両のみだと判明している」

 

手塚「モナークの方も同様だ。だから敵の最大速度は時速40キロだろうな」

 

手塚はそう言うと諸元比較表に速度の項目を追加した

 

相手校

グロリアーナ・モナーク連合

 

チャーチル歩兵戦車・最高時速 20km/h

 

マチルダⅡ歩兵戦車・最高時速 24km/h

 

ヴァレンタインAT・最高時速 24km/h

 

アーチャー対戦車自走砲・最高時速 32km/h

 

セクストン自走砲・最高時速 40km/h

 

対する我々、大洗・水戸連合

Ⅳ号戦車・最高時速 40km/h

 

38(t)・最高時速 42km/h

 

八九式中戦車・最高時速 25km/h

 

Ⅲ号突撃砲・最高時速 40km/h

 

M3中戦車リー・最高時速 39km/h

 

ホイシュレッケ自走砲・最高時速 45km/h

 

グリレ15cm自走砲K型・最高時速 35km/h

 

四式一五糎自走砲ホロ・最高時速 38km/h

 

Ⅱ自走重歩兵砲・ 最高時速 40km/h

 

M7プリースト自走砲・最高時速 38km/h

 

手塚「ご覧の通り我々の足は相手より早い。その上今回の会場は大洗、つまり我々のフィールドだ。相手にはない地の利を得ている」

 

手塚は自信満々に比較表を指差す

 

渡辺「相手に足の速い巡航戦車がいなくて良かったですねぇ.........」

 

澤「なんで居なくて良かったんですか?」

 

古森「敵がどこにいるのかを調べて試合を有利にする為さ」

 

カエサル「それに敵より早く動けることにより相手の意表を突くこともできる」

 

澤の疑問に答えるカエサルと古森

すると河嶋はホワイトボードに演習場の地図を貼る

 

河嶋「そこで一両が囮となってこちらが有利となるキルゾーンに誘い込み、高低差を利用して残りがこれを叩く!!」

 

手塚「この作戦に於いて速度は最重要事項だ。気を引き締めていこう」

 

大まかな作戦が決まったようだ

特に無茶な作戦でもなく堅実で分かりやすい作戦だ

格車長達も納得している

しかし、西住と百武は何処か納得していない様子だった

 

角谷「西住ちゃん、百武くん、どうかした?」

 

西住「あ、いえ..........」

 

百武「言ってもいいのであれば..........」

 

角谷「いいから言ってみ〜?」

 

河本「今は作戦会議中、意見をする場だよ?」

 

角谷と河本が2人に発言を促す

 

西住「.....聖グロリアーナとモナークはこちらが囮をを使ってくる事を想定していると思います。裏をかかれて逆包囲される可能性があるので」

 

小山「なるほど〜」

 

西住の意見に他の面々も納得する

 

河嶋「黙れ!!私の作戦に口を挟むな!!そんなこと言うならお前が隊長やれ!!」

 

しかし、河嶋により西住は萎縮してしまった

可哀想な西住

 

手塚「おい!!なんだその言い方は!せっかくの経験者の意見の方が素人の貴様の反論より重要だろうが!!」

 

河嶋「なんだと?!!」

 

河嶋の発言に強い言葉で反論する手塚

このまま放置すれば本当に喧嘩に突入してしまいそうになってしまった

 

角谷「まぁまぁ二人とも落ち着いて」

 

角谷が二人を諌めるがふと何かを思いついたような顔をした

 

角谷「西住ちゃんがウチのチームの指揮を取って」

 

西住「えぇ?!」

 

角谷の提案に驚く西住

 

西住「で、っでも..........」

 

角谷「あぁ、自走砲隊の人にも聞いておかなきゃね〜」

 

西住の発言を遮るかのように角谷は男子生徒たちに意見を求めた

 

百武「..........西住さんは我がチームの中でたった一人の経験者。隊長をしてもらう人としてこれ以上無い人選です」

 

百武は角谷の提案に乗る気のようだ

隊長は西住に決まった

西住は少し、いやかなり困った様な表情を浮かべる

それに気づき西住に声を掛ける百武

 

百武「自分が自走砲隊の隊長としてしっかりサポートさせて頂きますので安心してください」

 

西住「う、うん。ありがとう」

 

角谷「じゃ、自走砲の人達も意義なしって事で頑張ってよ〜」

 

角谷そう言うと不敵な笑みを浮かべる

 

角谷「勝ったら素晴らしい商品あげるから」

 

小山「え、なんですか?」

 

角谷「干し芋三日分〜!!」

 

角谷の自信満々な角谷の解答に少し呆れる小山

 

池田「干し芋三日分ってどのくらいだ?」

 

渡辺「袋三個くらいじゃないですかね?」

 

磯部「あの会長、もし負けたら........?」

 

池田と渡辺がそんな適当な会話する前で磯部が角谷に質問する

 

角谷「あぁ、その時は..........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜学校近くの公園〜〜〜〜〜〜〜〜

西住と百武を待っていたAチーム

先程会議が終わり、西住が日曜日の試合についての会議内容を説明していた

 

西住「で、負けたら大納涼祭でみんなであんこう踊りをするってなったよ?その時は自走砲隊にも手伝ってもらうって」

 

西住の口からあんこう踊りという単語が出た瞬間、空気が凍った

 

武部「あんこう踊り?!」

 

最初にフリーズ状態から復帰したのは武部だった

 

武部「恥ずかしすぎる!!あんなの踊っちゃったらもうお嫁に行けないよぉ〜.........」

 

武部は絶望のあまり頭を抱えてしまった

 

秋山「絶対ネットにアップされて全国的な晒し者になってしまいます......」

 

五十鈴「一生笑われますね...........」

 

琴峯「いやこっちは何やらされるの?!」

 

後藤「まさか俺達も踊るのか?..........」

 

立川「い、いやぁそれはないんじゃ......?」

 

轟「あんなの男がやったら放送事故だろが」

 

百武「いや、あの会長の事だから可能性あるぞ?」

 

ホイシュレッケ乗員「..............................................」

 

各々の反応を見せる地元組

 

西住「そんなにあんまりな踊りなの..........」

 

西住はそんな8人を見て眉を顰める

 

琴峯「てか百武、西住さんに説明して無いのか?!」

 

百武「そんな事したらセクハラっぽくなるだろうが!!」

 

琴峯「そうだな!ごめん!!」

 

武部「つか勝とうよ!勝てばいいんでしょう!!」

 

武部の言葉に他の隊員もハッとする

 

秋山「そうです!!こんな辱めはなんとしても回避しなければ!!」

 

琴峯「そうだ!!勝てばいいんだ!」

 

立川「くよくよしてる場合じゃないな!!」

 

武部「頑張ろう!みほ!!」

 

西住「う、うん!!」

 

西住はあんこう踊りが気になりつつもしっかり返事する

 

武部「それよか、私は麻子がちゃんと来るかの方が心配だよ..........」

 

Ⅳ号・ホイシュレッケ乗員(麻子除く)「あぁ.............」

 

前途多難なAチーム

はたして初の校外試合の勝利の行方はいかに!!?

 

 

 

 




お久しぶりです。ハリーです。

またこんなにも投稿期間が空いてしまい誠に申し訳ございません
そろそろタグに亀更新って付けようと考えていますがどうすればいいでしたっけ?
そんな私情はさておき次回こそ遂に聖グロリアーナとオリジナル校モナーク男子学院の登場です
また更新が遅れてしまうかもしれませんが今後ともよろしくお願いします
それでは皆さん良いお年を〜
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