ソードアート・オンライン 風の道標 疾風の戦士 作:レベル1のスライム
「どれにしようかな…」
ユウは考えていた。
どの武器を使えば良いのか…と。
「片手剣や両手剣、斧に槍、さらには短剣に細剣、その他諸々!」
「どれにすればいいんだぁー!」
武器の種類が多すぎる…。
?「そこの兄ちゃン、困り事カ?」
「まぁそんなところです……って、うわっ!」
?「ニャハハハハ!びっくりしたカ?」
はい。びっくりました。かなりびっくりしました。
ていうか誰?
「すみませんがどちら様でしょうか?」
?「通りすがりの一般プレイヤーってところだナ。」
どうやら通りすがりの一般プレイヤーらしい。
ってそんな訳あるか!
どう見たって怪しい人だろ!
なんか髭ついてるし。
?「それで?どんな武器にするのか迷ってるんだロ?」
?「オネーさんが武器について教えてやるヨ。」
なんだよ。優しい人だったのかよ。
ならばここはお言葉に甘えるとしよう!
「ありがとうございます。お願いします。」
?「まずは片手剣からだナ。片手剣は…………」
なるほどなるほど。
さっぱりわからない。
取り敢えず両手剣は攻撃力が高いらしい。
?「………ざっとこんなもんだナ。」
「なるほど。それぞれにメリットとデメリットがあるってことですね。」(๑•̀ㅁ•́๑)✧
?「あながち間違ってはないナ。」
あながち間違ってはないらしい。
そんな事はまぁどうでもいい。
両手剣だよ両手剣。両手剣を持ってこい!
「いや〜ありがとうございました。」
「またどこかでお会いしましょう。」
無事買い物を済ませて立ち去ろうとしたその時…
?「…50コル…」
「へ?」
?「情報料50コルだヨ。」
「えぇぇぇぇ!」
完っ全に騙された。元から金取るつもりだったのかよ!
この鬼!悪魔!人でなし!
?「騙されたって顔してるナ。でもオレっちは1度も無料でなんて言ってないからナ。」
「いや、ちょっと…」
?「こっちも商売だからナ。払ってもらわないと困るヨ。」
確かに無料だなんて言われてないけどさぁ。
酷くない?ねぇ、酷くない?
でも助かったのは事実だし、仕方ないから払うことにした。
「わかりました。払いますよ。」
?「わかればいいんだヨ。毎度アリ!」
?「そういえば自己紹介まだだったナ。」
?「オレっちはアルゴ。情報屋ダ。」
アルゴ「またどこかでお会いしましょウw」
二度と会うか!
場所は変わりユウはフィールドに来ていた。
「あのアルゴとかいう情報屋絶対に許さない…」
気晴らしにそのへんの青イノシシに対して両手剣を振り回していると…
「あっまたレベルアップした!」
「これでレベル4だな。」
ステータスポイントは全てスピードに振った。
イノシシを見つけ次第○すためだ。
この時点でゲーム内最速は既にユウなのだが…
「この辺は狩り尽くしちゃったな。」
「場所を変えよう。」
一方その頃別の場所では
「うおぉぉやったぞ!」
「お疲れ様。でも今のはスライム相当の雑魚だけどな。」
「まじかよ…俺はてっきり中ボスかなんかだと…」
狩りをしているプレイヤーが2人。
どうやら一人は初心者らしい。
「もう少し続けるか?」
「おうよ!」
ところが…
「ん?あっちょい待てよキリト!なんだあれ!?」
「どうしたクライン?ってなんだ!?」
目線をやるとそこには両手剣を振り回しながら走り回る変態がいた。
「お〜い!そこの兄ちゃ〜〜ん!」
「はい?なんですか?」
「俺はクライン!その動きっぷり、アンタβテスターだろ?」
「違いますが…」
どうやらこの変態はβテスターではないらしい。
「βテスターじゃないって、ならどうしてそんな動きができるんだよ。」
「ステータスを全部スピードに振っただけですよ。」
変☆態☆確☆定!
「ところで兄ちゃん、名前は?」
「ユウです。よろしくおねがいします。」
どうやら一般常識はあるらしい。
「ところでそちらの方は?」
「俺はキリトだ。よろしく。」( ー`дー´)キリッ
ユウはキリトとクラインという青年に出会った。
「ユウはまだ狩りを続けるのか?」
キリトが問う
「そうですね。キリトさん達も一緒に来ますか?」
「いいのか?」
「勿論です!」
キリトとクラインが仲間になった!
テレレレッテーテッテッテー
数時間後…
「いや〜狩った狩った〜」
クラインが満足げに話している。
「これを創ったやつは天才だな。これがゲームの中だなんて信じられねぇわ。」
「まじこの時代に生まれて感謝だな。」
数刻前の自分と同じことを言ってるな。
ユウはそう思った。
「ってもうこんな時間かよ!」
「どうした?もう上がるのか?」
「まあな、5時半に熱々のピザを頼んであるぜ!」
「用意周到だな。」
どうやらクラインも自炊は苦手らしい。
少し親近感が湧いた。
「なら僕もそろそろ…「あれ!?ログアウトボタンがねぇぞ!」…え?」
「よく探してみろよ。メインメニューの一番下に…」
「やっぱどこにもねぇよ。」
どうやらログアウトボタンが無いらしい。
これはかなりマズイのでは?
「ログアウトボタンが無いってマズイですよね?」
「あぁ、プレイヤーがこの世界から出るにはログアウトボタンしか方法は無い。」
\(^o^)/オワタ
「バグですかね?」
「それだったら運営は今頃涙目だなw」
「クラインさん…笑い事じゃないですよ。」
「すみません…」
と、その時鐘の音と同時に3人の体を光が包む。
「うおっ!なんだコレ!」
気がつくと大きな広場にいた。
「なんだよこれ!?」
そこには大量のプレイヤーがいた。
すると、突然空が紅く染まりゲームマスターと名乗るローブを着た巨人が現れる。
「ようこそソードアート・オンラインそして私の世界へ。」
周りがざわついている。
「プレイヤーの諸君らは既にメインメニューからログアウトボタンが消えていることに気がついていると思うが、これは不具合ではなく…」
「SAO本来の仕様である。」
さらに周りがざわつく。
が、そんなことはお構いなしに奴は話を続ける。
「この世界から脱出するためには、この塔の最上階まで到達し全てのフロアボスを倒す必要がある。」
「そして、この世界での死は現実世界での死を意味する。」
「HPが0になった時、諸君らの脳はナーブギアによって破壊され、この世界と現実世界からも退場してもらう。」
あたりが急に静かになる。
「これでソードアート・オンライン正式サービスのチュートリアルを終了する。」
「それと諸君らのストレージに私からのプレゼントを入れておいた。有効に使いたまえ。」
「それでは、諸君らの健闘を祈る。」
そう言ってゲームマスターは姿を消した。
……………
「ふざけるな!」
「ここから出せ!」
少しの沈黙の後あちこちから罵声が聴こえる。
すすり泣く声もかき消される程に。
デスゲームの始まりだ。
第2話いかがだったでしょうか?
セレモニーの内容をかなり忘れててあやふやだったんですけど合ってましたかね?
次回は遂にオリ主の秘密がバレてしまいます。
次回第3話「サムライの意地」
お楽しみに!
投稿頻度は週3程度にする予定です。
土日に一本ずつ+α 時間は18時頃
進み具合によっては減ったり増えたりします。
ご了承ください。