ソードアート・オンライン 風の道標 疾風の戦士   作:レベル1のスライム

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強化詐欺事件を無事終わらせたユウ達。
二層の攻略を進め、遂にフロアボス戦がいよいよ明日に迫っていたのだが…


第8話 大佐、将軍、???

 

 

 

 

「3人でですか!?」

 

「そうだ。頼めるか?」

 

攻略会議に出席していたユウ達はボス戦での役割をディアベルから聞いていた。

 

「ちょっと待ってくれ!いくら取り巻きとはいえ中ボスレベルの強さはあるぞ!」

 

キリトが反対する。

 

「それは重々承知のうえだ。だが取り巻きに余計な戦力を割く訳には行かないんだ。」

「それに、君達3人だけでも2隊…いや3隊位の力はあるだろう。」

 

ディアベルの言っている事は概ね正しい。

実際、一層のボス戦では3隊で対処する筈の取り巻きを、3人で捌き切った。

だが、

 

「二層ボスは麻痺攻撃を使ってくる。もしもの事があったとき3人では庇いきれない。」

「せめてあと2人ほしい…」

 

キリトの言っている事もまた、正しかった。

どれだけ強い力を持つ者も、動けなくては意味がない。

 

「わかった。D、E隊から1人ずつ出そう。」

「勿論、人が良く連携力が高い者達だ。

その代わり絶対死なないでくれよ!」

 

「勿論だ。ありがとう。」

 

こうしていつもの3人に新しく仲間が加わった。

2人の名前はタケとノリ、どちらも本名をもじったらしい。

年も近く直に打ち解けることができた。

ただ一人キリトを除いて。

 

「明日はよろしく頼むぞ!」

 

「こちらもよろしくおねがいします。」

 

ユウとタケは挨拶を交わし、それぞれ世間話をしている。

それを横目にただ突っ立っているだけのキリト。

それもそのはず、キリトは人付き合いが非常に苦手なのである。

 

「いや〜、そうなんですよ〜。ほんっとキリト君ったらおっちょこちょいで〜…」

 

「アハハ!それは面白いですね!」

 

いつの間にかアスナとノリも話に参加している。

って、誰がおっちょこちょいだって?

 

「な、なぁ4人とも…少し連携の練習をしないか?ほ、ほら俺たち今日で始めてだろ?だ、だから…その…」

 

キリトがやっと口を開いた。

と思ったら、かなりしどろもどろになっていた。

自分だけ置いてかれて焦っていたらしい。

 

「そうですね。それならフィールドに出ましょうか。」

 

特に何もツッコまずユウが返答する。

他3人も賛成のようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜 宿屋にて

 

 

「素晴らしい連携でしたね!」

 

「こちらこそ合わせて頂いて申し訳無い。」

 

どうやら息ぴったりだったようだ。

キリトも打ち解けることができて安心している。

 

「明日は朝早いですしもう寝ましょう。」

 

「そうだな。明日も頑張ろう!」

 

「「オー!」」

 

団結を深め、それぞれ眠りについた。

これから起きる惨劇も知らずに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日 ボス部屋

 

戦いは順調に進んでいた。

 

「キリト!スイッチ!」

 

「任せろ!」

 

5人は息ぴったりの連携で取り巻きの

[ナト・ザ・カーネルトーラス]を圧倒する。

 

「ユウ!アスナ!頼む!」

 

「はい!」「了解っ!」

 

驚異的なスピードでHPバーを削り取る。

 

「ブモオォ!」

 

ボスのHPバーは残り一本、黄色になった。

 

「暴走モード来ます!備えて下さい!」

 

「「オウ!」」

 

このまま順調に終わると誰しもが思っていた。

が異変に気が付く者が1人、

 

「ねぇキリト君。一層のボスってなんて名前だっけ…?」

 

「ん?確か、イルファング・ザ・コボルドロードだったはずだが…どうかしたのか?」

 

ロード(君主)よね…。なら、なぜ此処にはジェネラル(将軍)ナト(大佐)しかいないのかしら?」

 

背筋に悪寒が走る。

 

「うわぁぁ!」

 

「助けてくれー!」

 

本体の方から声が聞こえる。

 

「あ、あれは!アステリオス・ザ・トーラスキング()!」

 

キングのお出ましだ。

 

 

 

 




第8話いかがでしたでしょうか?
増える麻痺者、破損する防具、削れるHP、いったいどうなってしまうのでしょうか?

次回第9話「惨劇」
お楽しみに!


用事が一段落ついたので投稿ペース戻します。
タケとノリはモブキャラなのでそのうち居なくなります。
悲しいなぁ…
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