蘆屋道満「どうすれば、あの人たちに勝てるのだ、才能は晴明に負け、技量は仁殿に負けている、周りからは天賦の才だともてはやされていた拙僧はあの二人にあって粉々に砕かれた、そして今では、からかわれ、遊びのようなことに、簡単に禁術を使うあの2人に勝てるのか?いや勝つのだ、蘆屋家として、負けられんのだ」
仁「なんて言っていたあのころのお前はどこに行ったのだ?道満」
道満「えーえー最初は全力でどんな手を使っていても勝とうと思いましたよ、今でも変わりませぬ、ただあの時から貴方には勝てないと思ってしまった、その時点で貴方は諦めました、ただあなたに鍛えてもらった今の拙僧の力で晴明は倒します、あと単純に気に食わないので。」
仁「懐かしいな、俺らにボコボコにやられて、禁術中の禁術
道満は恥ずかしそうに
道満「確かにあの時の拙僧は愚か者でした、本当は死んでいたかもしれない、あなたがいなければ確実に死んでいたでしょう」
仁「本当にな、晴明は「自業自得、勝手に死なせとけば?」なんて言ってたからな、ははは」
道満「笑い事ではありませぬ、確かに拙僧が悪かったですが、晴明も悪いのです、仁殿はまだ比較的優しいものでしたが、晴明のあれは酷かったですよ、ほとんど雑用に、この拙僧がお使い?あー今思い出しても腸が煮えくり返ってきましぞーーー!」
仁は困ったように
仁「そう言うな、晴明も収めるのに力を貸してくれただろう」
道満「それはそうですが、貴方は一切の迷いなく助けてくれた、本当に感謝しているのです」
これはまだ8歳くらいの時のことである
道満「もう一度勝負だ、晴明、仁」
晴明「ボクもう飽きたー、そろそろ工夫とかさー基本から練習してきなよー、そんなんでボクを倒そうなんて無理無理、仁なんてとかもってのほかだよ」
仁「そう言うな、道満、次は何をする?」
まるで弟の成長を喜ぶような反応をする、
道満「く、お、覚えてろー!」
次の日
晴明「また来るんじゃないかい?あの蘆屋家のやつ、そろそろ諦めろって思うんだけど」
ドカーーん
道満「きょ、今日こそは貴様らを倒す、これを見ろ」
道満は私たちにある書を見せた、
晴明「あ、それはおいなんでお前が持っている、それは安倍家の地下に隠してあったはずだろう!」
道満はニヤリと笑った
道満「これを使いこなせばお前らなぞ一捻りだ、」
仁「それはやめておいた方がいいと思うがな、道満」
道満「ここまで来たら止められないのだ、行くぞ」
そして道満は下に書を叩きつけ、呪文を解き解放した
道満「臨兵闘者皆陣烈在前、解き放たれよ、解き放たれよ、理をも塵のように切りたまえ」
グチャり、床が沈み、周りの空気が崩壊してきた
道満「すごい力だこれなら勝てるぞー、勝てる、ぞ、かて、ぞ??」
道満の体にその黒い呪いは絡みついた
道満「なんだこれは、違う、違う、拙僧が求めた力は、拙僧が獣になることではないのだー!うぅーくそ、自由が効かない、」
がはぁと道満は吐いた
道満「いたいいたいいたいいたい!助けて、誰か」
晴明「あれもう自業自得でしょ、ねぇ、じ
仁「収めたまえ、納めたまえ、治めたまえ、その呪い、その呪縛全ては無に返す、
道満に巻きついていたその呪いは、仁の後ろに空いた空間に飲み込まれた
仁「大丈夫か?道満、お前の力はそんなもので強くなるのではない、、強くなりないのなら単純に強くなりたいのなら、俺のところにたまに来なさい、教えをこえば教えてやる」
道満「はぁ、はぁ、な、なぜ?、お前らを殺そうとした拙僧をたすけた?
道満は呪いを解除されたばかりか言葉がタジタジだ
晴明「助ける気はなかった」
道満「お前には聞いていない!!!!」
仁「ふむ、お前には才がある、もったいないと思ったのと、ここまで来たら、弟分みたいなものだろう?」
道満「か、勝てませぬ、貴方には勝てませぬ、仁殿、貴方には勝てませぬ」
晴明「当たり前だろ」
道満「だから、聞いていない!!!!」
仁「ふふ、俺にもたまにはかかってこい、また半殺しくらいにしておいてやる」
道満「ふ、ふふ、んーーー、分かりました、仁殿、これからは貴方には色々ご教授して頂きます、晴明はいりませぬが」
仁「楽しみにしておけ」
仁「懐かしいなー、なぁ道満、今幸せか?」
道満はぽかんとしている
道満「ふふふ、ええ、えぇ幸せですとも、何せ、あの晴明にギャフンと言わせられる力を手に入れれるかもしれないのですよ」
仁「そうか、ならいい、俺は明日やることがある、そろそろ帰らせさせてもらう、ではな」
道満「はい、今度は拙僧から会いに行きまする」
次の日
源氏談合
頼光「お久しぶりです!!仁、会いたくて会いたくて昨日は寝れませんでした」
仁「久しぶりだな、頼光、積もる話はこれが終わったあとだ、では話をしよう」
偉い人「ふむ、仁よお前は今年で11となる、頼光は8、私達はお前たちに、婚約を結んで欲しいと思っている、どうだろうか?仁、頼光どうだ?」
頼光「まぁー!構いません、いえ、それがいいでしょう!ねぇ?仁?」
頼光は同意を仁に求める
仁「私は、俺は反対です、もし結婚するにも18になってからと昔から決めております、それまで勘弁を!」
偉い人「そうか、仕方あるまいならお前が18になる時、誰と婚約するのか決めてくれ」
頼光「んーー!もう、いや、それまでに仁を口説き落としてみせます、源氏に撤退の言葉はありません」
仁「それだけではないでしょう?」
偉い人「そうだな、今から6年後、お主が17となる時に大江山へ、全面戦争を挑むつもりだ!、理由は2つ、大江山の酒呑童子、、そしてこれは本当か分からぬが、狐、それも恐ろしいほど強い狐がいるらしい、このままにはしておけない、だが今戦うのは被害が大きすぎる、だからお前らの世代が育ち、勝てるようになるまでそのくらいの時間がかかると思っている」
仁「妥当でしょう、金時や綱、他にも2人、頼光の手となり足となるものたちが育つのにはそれくらいかかるでしょう、そして、晴明、道満、私の3人が今より力を持つことが出来れば、街に被害を出させることは無いでしょう、私は賛成です」
偉い人「わかった、そうしよう、だが普段の被害を無視することはできん、なので一月後、ある村が鬼の集落になったらしい、それを討伐してきてくれ」
仁「分かりました、なら私と道満、頼光そして金時と綱を連れていきましょう」
頼光「いけません!金時と綱はまだ行かせるほど力がないです、」
仁「これは金時と私の約束なのです、彼は私に相撲で勝った(1歩動かしただけ)のです、金時や綱は私が守りながら行きましょう、いい経験になるでしょう」
頼光「うー分かりました、認めます、一緒に行きましょう」
一月後、鬼の集落となった町を討伐しに行った、金時、綱を中心に戦って行った、道満も文句を言いながら、成長している
その後も何度も何度も戦いに行ったが、いつもいつも俺に視線を送る奴がいる
1度話す必要があるようだ
仁「おい、そろそろ鬼ごっこは飽きた出てこい鬼」
???「うーん堪忍なー、手を出したくても、あんたはんずっとすきないもん、むりむり、ただまぁこんなとこで2人きりやから少し期待してもいいん?」
仁「誰なんだ?前もそうだったが、ただの鬼じゃないだろうお前、1人2人の人間の血じゃない」
???「ふ、ふふふふそうやねー、なんか名前交換なんてお見合い見たいですなぁー、まぁ答えましょ、酒呑、酒呑童子や、あんたはんも聞いたことある?」
仁「あぁあるな、最近力をつけ、人を襲っている鬼だと、そしてお前を切る事が今の最優先事項だ」
酒呑童子「そーお?なら本気でやってみたら?」
ブォン
仁が切りかかる
酒呑童子「うそぉー、あんたはんそっちもいけるん?怖いわー、これは本当にやばいわ」
戦いは直ぐに終わった、
酒呑童子「舐めてたわぁーこんな強いなんて、いいよ?首を切って手柄にしても、あんたはんみたいな人にならやられてもええわぁー」
がしっ仁は無表情で、酒呑童子の頬を掴んだ
仁「お前には俺のために働いてもらう、今から6年後大江山に俺たちは攻撃を仕掛ける、お前はそれに対して、鬼や獣、妖を準備しておけできるだけ多く、そしてその間街に手を出すな、面倒だ」
その目はあのさやしい目でも、笑顔のある素敵な目でもない
どす黒く、塗りつぶされた目であった
酒呑童子「は、はははそんな顔もできるん?、その顔知ってるのってウチだけ?そっちも素敵やなぁ旦那はんは、とりあえずその話は分かりました、でもうちが裏切ったらどうするん?うち何するかわから
ちゅ、仁は少し舌を噛み口の中に血をため酒呑の口に流し込んだ
酒呑童子「んーーーーーぷはぁ、な、いきなり何するん?、うっなにこれあんたはん何したん?すごい不思議な感じやわ、体が熱「そんな力はない」仁は話す
仁「これは俺の血に従属の術をかけてある、だがそれは俺に服従すると心から誓わないといかないようになっている、まぁ見た感じ大丈夫そうだろ」
酒呑童子「うちの心があんたはんに堕ちたっちゅうこと?、ふふふふなら、これは責任取ってもらわへんと割に合わんわー旦那はん、次会うのは6年後なんて言わへんよね?あと鬼の白無垢って似合うかなぁ?」
仁「まぁ良いたまには逢いに来てやろう、状況報告とかな」
酒呑童子「またさっきみたいに血を飲ませてくれるん?」
仁「それはお前次第だ、ではまた後で」
酒呑童子「怖いわーでもこの人のこの顔知ってんのうちだけやろ、独占欲湧いてくるわァ!襲わない言うたけど、あんたはんに近づく女やったら食ってもええやろ?」ボソッ
誰だこいつは?
物語の結果は決まっているのですが、貴方なら誰を選びますか?
-
晴明
-
清少納言
-
紫式部
-
源頼光