あらすじ マホロバに家に連れていかれた。
【イルマ邸 客間】
久々に上がらせてもらったマホロバの家は、相変わらず広く、時代劇の撮影とか出来そうだった。
マホロバ「ちょっと待ってて。もうすぐお母様達来るから。」
そう言って部屋を出ていった。
未だに信じられない。自分がティガダークに変身して戦ったなんて。胸の制服のブレザーの内ポケットからブラックスパークレンスを取り出す。
?「あのスパークレンスがそんな真っ黒になるなんて。」
??「長生きしていると面白いものが見れるな。」
声がした方をパッと見上げる。そこには7、80代の老人と30代位の女性とマホロバが立っていた。
??「顔見知りとはいえ、今の君は伝説の巨人だからな、改めて自己紹介させて頂こう。儂はサワイ ソウイチロウ。先々代ウルトラマンティガだった者だ。」
?「イルマ メグミよ。先代ティガだったわ。」
ツバサ「お久しぶりです。」
軽く頭を下げる。
マホロバ「ツバサ、スパークレンス貸してくれ。本来は私が変身する筈だったんだが…。」
ツバサ「やっぱりあそこに居たのはそういう事か。はい。」
ブラックスパークレンスを手渡す。マホロバの手に触れた瞬間だった。スパークレンスが一瞬光り、元のカラーリングへ戻ったのだ。
ツバサ「マジか。」
マホロバ「戻った…。ちょっともう1回持ってみて。」
渡されるスパークレンスを持つと、黒い光を放ちブラックスパークレンスへと戻った。
ツバサ「戻った。」
サワイ「後で過去の文献を漁ってみるとこにしよう。さて、君が変身できた理由を探っていきたいと思う。何か心当たりはあるかい?」
何事も無かったかのように話を続けるソウイチロウさんの言葉に言われて思い出すのは神様がくれた特別な力、と言うやつだ。失敗したらしいけど。ん?失敗した?じゃあ本来は?失敗して無かったら?その前に転生者である事をどうやって信じてもらおうか?取り敢えず正直に話してみよう。
と言う訳で死んだ理由、神様から特別な力を失敗しながら貰った事、次いでにティガダークについても説明した。
ツバサ「と言う訳なんです。要するに、神様が力をくれるのを失敗したから、今の僕にはティガに成れるだけの光が無い。でもティガに変身出来る能力は授かったまま。だから本来の姿では無く、ティガダークに変身出来たんだと思います。ご理解頂けましたか?」
サワイ「ふむ、先ず1つ。転生者と言うのはそんなに珍しい事ではない。と言うのも、過去の文献には何度か異世界から来た人間の話が出てくる。決まって
イルマ「変身する事も時々あったみたいだから今の話を聞いて納得したわ。ただ…」
マホロバ「ティガダークについてか。」
サワイ「さっきも言ったが過去の文献を調べてみる。この世界のティガが君が語った物語と同じかは分からない。だが、ティガである事には変わりないだろう。何かしら記録がある筈だ。」
イルマ「それと、ツバサ君。貴方には申し訳ないのだけれど、これからもティガとして戦って欲しいの。」
ツバサ「それは、何故?」
マホロバ「ごめん。私がまだ力を完全に制御出来ないから。」
話を聞くと、どうやらマホロバは光の力自体は歴代(と言っても10代前迄しか記録が無いらしいが)トップクラスらしい。それ故に制御が難しく、変身しても思う様に動けなかったり変身すら出来なかったこともあるそうだ。
ここで疑問が生まれる。
ツバサ「ウルトラマンに変身してたらバレませんか?」
イルマ「一族に伝わる秘密の場所があるの。今のツバサ君は行く必要無いと思うわ。」
との事だった。
サワイ「まぁ、何時も君が戦う必要は無い。少なくとも今この地球にはウルトラマンが2人居る。全てを気負う必要は無い。」
それから雑談をしてスパークレンスを託されその日は帰った。そうか、他にもウルトラマンが。会えるかな?
勿論学校は休みだった。でも明日は通常通りにあるそうだ。なんでやねん。
【その日の夜 マホロバ side】
?「そっか、ツバサ兄ちゃん来てたんだ。久々に話したかったなぁ。」
そう話すのは私の弟、イルマ アムイ。中学3年生。彼もまたティガの一族だから多分変身出来る。
ツバサが帰った後アムイも含め家族会議が行われ、ツバサを一族総出で援護する事になった。本来なら私の役目だった事を代わってもらっている。私の中では、援護だけでは気が済まないが、この恩はおいおい返していこうと思う。ん?電話だ。
マホロバ「もしもし。」
?『マホロバ姉さん、お久しぶりです。ユウトです。』
電話をしてきたのは従兄弟のマナカ ユウト。アムイと同じ中学3年生。
マホロバ「どうした?もしかして、ティガの事?」
ユウト『はい。前に姉さんが変身した時と色が違ったので、何があったのかと思いまして。』
マホロバ「あぁ、それは…」
ツバサについて説明すると、
ユウト『成程、そういう事でしたか。マドカ ツバサ…何処かで…。』
マホロバ「聞いた事ある?」
ユウト『はい。それもマホロバ姉さんの口から聞いたような…。』
マホロバ「私から?まぁ、クラスメイトだし。話にで『それだ!』え?」
ユウト『思い出しました!姉さんが惚気けてた人ですね!』
マホロバ「は、はぁ!?」
惚気るぅ?
ユウト『確か…昔から好きなかっこいい幼なじみが居て、同じクラスで嬉しい、みたいな事を前言ってましたよね。』
マホロバ「なんで言ったのぉ!?」
は、恥ずかしい…死にたい…。
ユウト『頑張って告白するんだーみたいな事を言ってましたけど、告白したんですか?』
マホロバ「待って、それ以上言わないで。今アムイの前だから…。」
多分今の私の顔は真っ赤だろう。なんで私こんな事従兄弟に言ったんだろ…どうしよう、明日ツバサの顔まともに見られそうにない…。
してないよ とだけ伝え電話を切る。
窓を開け、
マホロバ「私の馬鹿ーー!」
思いっきり叫んだ。
ガチャッ!
イルマ「近所迷惑よ!」
扉を開け入ってきたお母様に怒られた。