あらすじ ダークゴルザとダークメルバが誕生した。
【9月17日 05:43 マドカ家】
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
尋常ではない程の大きな地震だった。
朝食とお昼のお弁当を作っていた僕は、火を止め机の下に潜った。
ドゴーーン!
何処か近くで大きな爆発が起こった。それと同時に地震も収まった。けど…
ツバサ「えぇ…?」
山が1つ消えていた。何言ってんだこいつと思われるかもしれないけれど、確かに昨日まであった山が1つ消えていた。
取り敢えず地震が収まっているので、朝食を簡単な物に変え、お弁当をさっさと作り終える。何があったのか確認したいと思い、イルマ邸へ行こうと玄関を開けた瞬間だった。
ビュゴォォォォォ!
台風よりも酷そうな突風が吹き荒れ始めた。
ツバサ「どうなってるんだ…。」
取り敢えず家の中へ戻る。
ダークゴルザ「グルォアァァァア!」
大きな咆哮と共に山が消えた場所の地下から現れたのは、肩や肘 等の全身の関節にドス黒い棘が生え、目は血走り、肩の筋肉が異常に発達したのか逆三角形で、皮膚は青黒く変色し、至る所に紫のラインが浮き出た血管の様に脈打っているゴルザらしき怪獣。
ダークメルバ「クルオワァァァオ!」
ゴルザらしき怪獣と向かい合うように降り立ったのは全身の関節に刃の様なものが生え、目は青紫に光り、両腕の大爪も含め、腕やくちばしが異常に伸び、腕全体が鎌の様になっていて、皮膚は赤黒く変色し、至る所に紫のラインが浮き出た血管の様に脈打っているメルバらしき怪獣。
ツバサ「なんだ…あれ…。」
窓から見ていた僕は思わず声を漏らした。
2体の怪獣は打ち合わせでもしていたかの様に同時に破壊活動を始めた。見ている場合じゃない!兎も角、イルマ邸へ携帯から電話をかける。
ツバサ「おはようございます!ツバサです!」
サワイ『ああ、ツバサ君か!ちょっと待ってくれ!』
3秒位して、
ユウト『お電話変わりましたお義兄さん!ユウトです!』
ツバサ「今
ユウト『この家のお手伝いさんたちも手伝って全員で探してるんですが、それっぽい記述は何処にも…。』
話している内にイルマ邸の門が見えたので電話を切る事を伝える。
【06:04 イルマ邸】
門を潜るとユウトが待っていた。
ユウト『お義兄さん!多分これ以上探しても出て来ないと思います。ですから先ずは変身して街から遠ざけましょう!』
ツバサ「分かった。そうしよう。」
頷き返すと、ユウトは腰にある紫のガッツハイパーキーを手に取る。右手にはハイパーガンモードのガッツスパークレンスが。
ガッツハイパーキー(以降GHK)「ウルトラマントリガー マルチタイプ」
ガッツスパークレンス(以降GS)「ブートアップ ゼペリオン」
ハイパーガンモードからスパークレンスモードへ変形させ、変身待機音が鳴り響く。
ユウト「未来を築く、希望の光!ウルトラマンッ!」
2人同時にスパークレンスを天へ掲げ、名を叫ぶ。
ツバサ「ティガー!」
ユウト「トリガー!」
2人して右腕を上へ突き上げ、左腕は肩の位置で折り曲げたウルトラマンの巨大化ポーズをして変身完了した。
GS「ウルトラマントリガー マルチタイプ」
さてと、
ツバサ『どっちやる?』
ユウト『目の前の奴にしましょう。だから、僕がゴルザっぽい奴ですね。』
ツバサ『分かった。それじゃあ、行くよ!』
ユウト『はい!』
ティガダーク「ジュワッ!」
トリガー「トゥアッ!」
それぞれファイティングポーズをとり、目標へ駆けて行く。
メルバっぽい奴…メルバって呼ぼう。メルバは近付くや否やその長い嘴で突いてくる。そのスピードと様子はまるで啄木鳥だ。
バックステップで距離を取ると今度は黒い稲光を纏った青紫色の光弾を目から放つ。多分メルバニックレイだと思う。
側転して横へ躱す。街中じゃなくて良かった。何処からかバカヤローって聞こえてきそうだ。
それは置いといて、近付こうにもあの身体中の刃と大爪と嘴、離れればメルバニックレイっぽい奴。どうしようか。それにしてもあの刃、刀みたいだな。…刀?やってみるか!
メルバに走って近づいて行くと、手の鎌のような大きな爪を振って攻撃してくる。それはもう予測済みなのでメルバの横を通り抜けるように走る。すれ違いざまにメルバの方を向き、スナップショットで肘の刃の刀でいうところの棟に攻撃すると、当たった所が折れた。刀は棟が弱いと聞いた事があったので、威力を上げてやってみた。よし!この調子でやってみよう。
【トリガー(ユウト)side】
殴って殴られてを繰り返し分かったのは、基本的はゴルザと変わらないという事。であれば!
GHK『ウルトラマントリガー パワータイプ』
ガッツハイパーキーをマルチからパワーへチェンジする。
GS『ブートアップ デラシウム』
ユウト『勝利を掴む、剛力の光!ウルトラマンッ!トリガー!』
赤と紫だったのが赤1色へ変わり、胸のプロテクターも変形する。トリガー パワータイプへとタイプチェンジする。
棘は痛そうだけどメルバみたく長い訳じゃない。放置でいいと思うけど…。にしても、さっきも思ったけど皮膚が硬すぎるような気がする。幾らマルチタイプとはいえ、ほぼダメージが入らなかった。その変わりとてつもなく遅い。であれば!
僕はサークルアームズを出現させ、クローモードにする。
上段から振り下ろし攻撃すると火花が散った。でも、よろめく事も無くその超怪力で攻撃してくる。早く決着をつけないと!
【ティガダーク(ツバサ)side】
両肘と左膝の刃を落とし終えた。流石に膝に向けてスラップショットは難しいので、両腕を胸のプロテクターの前でクロスさせ、前へ伸ばしながらエネルギーの刃を放つ、ティガスライサーで斬り落とした。
右膝も落とし終えると不利だと感じたのか、翼を広げ空へと飛び立つ。
ツバサ『嘘でしょ!?』
速過ぎる。メルバのスピードじゃ無い。ダークハンドスラッシュを放つも当たらない。いつの間にか目の前に来ていたメルバは残っていた肩の刃で体当たりをしてくる。その威力とスピードに吹っ飛ばされる。そこへメルバニックレイの追撃。
ヤバい、どうしよう。トリガーの方は大丈夫なのかと見てみるとタイプチェンジしていた。…そうだ!なんで早く気づかなかったんだ!パワータイプに成れたんだから!
ティガクリスタルが紫に光る。
ティガダーク「ン〜〜〜、ハッ!」
上から黒だったところが紫に変わっていき、ティガ スカイタイプの様に紫と黒銀だけになる。
ティガダーク スカイタイプだ。
ファイティングポーズ取るとすかさず空へ飛び上がり、メルバを追いかける。ダークハンドスラッシュを牽制として使い、右へ左へと動こうとするメルバを出来るだけ真っ直ぐ飛ばせる。すると、当たっても良いと思ったのか、大きく左へ降下する様に曲がった。僕は右へ上昇しながら曲がり、ある程度飛んで振り返ると相当な距離が出来ていた。此方へメルバニックレイを撃ちながら近付くメルバ。これを待ってたんだ!
メルバニックレイを最小限の動きで避けながら、手を手刀にして両腕を大きく真横へ広げながら胸の前で黒い稲光を纏った青みがかったエネルギーを溜める。両手を頭の上で重ね合わせるときに、溜めたエネルギーを両手に集める。両手を左腰に持ってきてハンドスラッシュを放つように右手を伸ばしながらエネルギーを放つ!
ダークランバルト光弾!
ティガダーク「ジャアッ!」
黒い稲光を纏った青い光の矢はメルバへ当たり、爆発した。爆発の中から落ちていくメルバを発見したが溶けるように消えてしまった。
ピコン
カラータイマーが鳴り始めた。
【トリガー(ユウト)side】
サークルアームズ(以降SA)『マキシマム ブートアップ パワー デラシウム クローインパクト!』
二股に分かれた剣先を地面に突き刺し、赤いエネルギーの波の束をぶつける。大きなダメージを与える事は出来たけど一向に倒れる気配がない。
地面からサークルアームズを抜いた瞬間、黒い稲光を纏った超音波光線を食らい、空中をもがきながら吹っ飛ばされる。
ピコン
背中から落ちた僕へ走ってくるゴルザ。カラータイマーが鳴ってる今、のしかかられたらパワータイプとはいえ流石に…!そこへ、
【ティガダーク(ツバサ)side】
右手をグーにして突き上げながらその手にエネルギーを溜める。と同時にスカイタイプからティガダークへタイプチェンジ。走っているゴルザっぽい奴の前へエネルギーを発射する。
ウルトラピットフォール!
地面に穴を開ける技だ。その穴へ崩れるように落ちていくゴルザ。トリガーの隣に立ち、手を差し出す。
ツバサ『立てる?』
ユウト『はい。ありがとうございます!』
手を取り直ぐに立ち上がる。
ツバサ『ユウト、マルチタイプにチェンジだ。』
ユウト『え?でも。』
ツバサ『ハンドスラッシュは試した?物理じゃ通らないかもしれないけど、光線はまた違うかもしれない。それに、』
ユウト『それに?』
ツバサ『トリガーはどうか分からないけどティガは基本3タイプの主要必殺技の中でゼペリオン光線が1番威力が高い。多分トリガーもそうだと思う。』
ユウト『成程。分かりました!』
【推奨BGM:Trigger】
GHK『Ultraman Trigger Multi type.』
GS『Boot up Zeperion.』
ユウト『未来を築く、希望の光!ウルトラマンッ!トリガー!』
タイプチェンジしてマルチタイプへ戻る。
GS『Ultraman Trigger Multi type.』
穴から出てきたゴルザへ2人同時にハンドスラッシュを放つ。怯む様子を見せたゴルザへついでにドロップキックを食らわせる。そんなに吹っ飛ぶことも無く後ろへ下がっただけだった。直ぐに立ち上がり乱射する超音波光線をバク転、バク転、側転、側転で距離を取る。2人まとめて吹っ飛ばそうと思ったのか、ド真ん中に撃ってきた光線をそれぞれ左右に側転して躱す。
ツバサ『決めるよ!ユウト!』
ユウト『はい!』
手を手刀にして両腕を前に突き出し交差させ、大きく横に広げてエネルギーを溜める。トリガーは胸と両腕両足のプロテクターも光り輝く。
両腕をL字に組んで放つ!
ゼペリオン光線ッ!
ティガダーク「ジャアァ!」
トリガー「ジュアッ!」
白と黒の2色の光線がゴルザへぶつかる。
ツバサ、ユウト『はぁぁぁぁっ!』
光の束が一回り大きくなる。
ドゴーーン!
爆発して後ろへ倒れる。そのままメルバの様に溶けて消えてしまった。
ユウト『はぁ、はぁ、やりましたね!お義兄さん!』
ツバサ『うん。お疲れ様。』
グータッチしてそれぞれ飛び立った。
【06:08 イルマ邸】
ツバサ「すみません、朝ごはんご馳走になって。」
イルマ「良いのよ、人数多い方が楽しいわ。それにね、マホr」
マホロバ「ストップ!それ以上言ったらお母様とアムイのお皿からソーセージ一本づつ貰うから!」
アムイ「はぁ!?何で俺まで!?」
イルマ「あらあらふふふ。」
確かに楽しそうだ。それにしてもあれだけ戦って3分か、おかしくない?
結局、あの2体について何も手掛かりは無く、無駄に強くてゴルザっぽい、メルバっぽい怪獣というだけだった。光線や光弾がティガダークの様に黒い稲光を纏っていたのでダークゴルザ、ダークメルバと名前をつけた。
本当に何だったんだろ?そんな事を考えながら卵焼きを口に放り込む。
ツバサ「うん。
【次回予告】
もう少しで文化祭の準備が始まろうとする中突然転校生が現れる。
?「ヒガシ ヒロキです。宜しくお願いします。」
ツバサ達4人はヒロキを街案内しようと街に繰り出すが、そこへ大量の怪獣を引き連れた男が。
どうやらヒロキに恨みがあるらしい。
?「お願いします!僕『等』を手伝ってくれませんか!」
彼の正体とは?
次回 ウルトラマンティーズ
「スターリベンジャー」お楽しみに