<Infinite Dendrogram> 王は今日ものんびりと自殺する   作:そらからり

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最初500文字くらいで投降しようとしたら1000以上で頼むわとなり急遽加筆
結果、クャントルスカとかいう今でもコピペでしか書けない名前がランダム生成で決められたことになった
あ、私はちゃんとインスピレーションで決めましたよ。でも書けない


”空挺部隊”

■ノーチラス内

 

「愛だよなぁ!」

「愛だね愛!」

 

 愛を語る男女がいた。

 

「やっぱり愛だ!」

「やっぱり愛だね!」

 

 共に愛を叫ぶ男女は、しかしその行く先は別方向。

 

「愛! 愛! 愛!」

「愛! 愛! 愛!」

 

 愛に言葉は不要とばかりに愛という単語のみを叫び続ける2人。

 しかしその表情は互いに満足げだ。

 

「いやーやっぱりクャントルスカは話が分かると思っていたぜ」

「バーバヤード君のお話も楽しかったよ! 好きになっちゃった!」

「はっは。残念ながら俺は既にパートナーを決めているからな」

「私も心に決めた人がいるの!」

 

 会話は成り立っているようで成り立っていない。

 だが、バーバヤードとクャントルスカはそれで構わない。

 自身の愛の形を確かめられれば、満足なのだから。

 

 2人はまるで長年の親友の如く笑い合う。

 

「ちなみに俺の好きな人はよぉぉ、アシスタって名前なんだけどなぁぁ。これは本名のもじりなんだが俺に決めて欲しいってアイツが言ってきたのよ。その時の表情ときたら……」

 

 本人がその場にいたら絶対にぶん殴られるだろうことを臆面もなく言い放つバーバヤード。

 多分本人が居ても同じことを言っただろう。

 アシスタへの愛は誰がその場に居ようと薄れることはない男である。

 

「私の名前はねランダム生成で出たんだ。だから皆、私の名前を呼ぶときは噛んじゃうんだけど、そこもまたいいんだよね。それに、噛まずに言える人がいたら絶対に好きになっちゃうし」

「だったら俺のこと大好きになっちゃうな。はっはっは!」

「アハハハハ!」

 

 ちなみにバーバヤードは既にクャントルスカから告白もとい必殺スキルを使われている。

 だが、『アシスタ以外からの告白は受けない主義だぜ』と彼も必殺スキルを使い見事に躱している。

 現状、数少ないクャントルスカの必殺スキルを受けても生き延びた人間の一人である。

 それもあって、クランへの新規加入者にしてメンバーからバーバヤードの評価は高い。

 

「バーバヤード君が教えてくれたアシスタちゃんの良いところも聞けたし、アシスタちゃんも好きになっちゃった!」

「おいおい。アシスタは俺のもんだぜ? 誰にも渡しゃしねえさ」

「男の子だね!」

「よせやい」

 

 互いに笑い合い、その後も意味なく『愛、愛』とだけ叫び続ける2人。

 その様子を隠れて伺う者がいた。

 

「……バーバヤード」

 

 ギリギリと奥歯を噛み砕く勢いで鳴らすアシスタ。

その隣にプシュケーが立ち止まり、状況を理解する。

 

「あんなに……楽しそうにして……」

「……あれに嫉妬できるあなたも大概ですわよ」

 

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