"四代目"Big Red story 作:シンバル・シャンシャン
箸休め回です。
多分短いです。
新馬戦で無事勝利して次走も決まった。
次走は中京競馬場で行われるヤマボウシ賞、ダートの1400mだ。
といってもこのレースが行われるのは9月の4週なので少し、間が開くのでトレセンに残って調教をしながらお休みだ。
それは休みじゃないって?……休みだよ、いつもより緩めの調教だから相対的に休み。
結構スパルタなんだよな、酒田さん。もうちょい俺の事を気遣って欲しいね。
それはそうと新馬戦の振り返りでもしよう。やっぱり、俺に1200mは短すぎると思うんだよな。地力が抜けていたから勝てたけど、終始急がしくてまともに力を出し切れなかったな。多分、俺は1800m〜2500m位が適正だと思うんだよな。
それと、最後のスパートも中々の速さだったと思うけど工夫次第でもっと速くなると思うんだよな、カ○ケードみたいに頭を下げて地を這う様に走ればもっと速くなるかもしれない。
………ありだな、それ。今度調教の時に試してみるか。
…………怒られた。危ないから普通に走れって。
…でもな、酒田さん、クマさん。言われて止める様じゃ俺はTHE・アメリカなんて名乗ったりしないぜ?
少しずつ走り方変えていけば、バレないだろ。
普通にバレた。最初は気付かれなかったけど途中から普通にバレて怒られた。
しばらくはやめておこう、そして忘れた頃にもう一回やろう。
そんなこんなで、俺の休みは過ぎていった。
──────────────────────
俺の名前は酒田 月満。栗東で調教師をやっている。これでも何回かG1馬を育てた事もある。調教師としてはそれなりに活躍してると自分でも思っている。
そんな、俺にも最近ちょっとした悩みがある。俺の厩舎に居る、ある馬についてだ。
古い知り合いの馬主に頼まれて入厩させた馬だが、まずコイツクソデケェ、今でさえデカイのにまだ成長しそうだ。そしてコイツがかなり強い、見た感じ身体能力は同世代の馬と比べてもトップクラスだ、そのうえ俺のスパルタと言われてる調教も平気でこなしやがる程丈夫で何より、賢い。話しかけてやるとまるで、俺達の言葉を理解してるかの様な反応を見せやがる。
要するにだ、コイツは俺が上手くやれば競走馬として大成するだろうって事だ。実際、コイツの馬主である山都やコイツの新馬戦を見た競馬ファン達はコイツに大分期待してるらしい。
大きい期待が掛かっている分調教師である俺と、騎手であるクマの責任は重大だ。万が一怪我でもさせてしまったら罪悪感のあまり調教師を辞めて田舎に帰ってしまうかもしれない。
だというのに、コイツは調教の時に何度止めろって言っても危険な走りをしやがる。確かに頭を深く下げて走ればより速い走りができるかもしれない。しかし、それではもしもの事があった時により大きな怪我に繋がる可能性が高いし、スピードが出る分負荷も掛かってしまう。
だから止める様に何度も言ってる。コイツは賢いし、止めろと言った時は止めるので理解もしているだろう。
それでも、忘れた頃になると、また少しずつ頭を下げ始めるのだ。
───どうにか、ならねぇかな。
──────────────────────
ども、イージーゲームです。
最近、酒田さんが落ち込んでいて心配です。
何か俺に出来る事があればいいんだけどな……今だけは馬である事が恨めしい。
俺が走り方を戻そうとしないのが原因かな?とも思ったけど、クマさんはいつも通りなので多分違うと思います。それに、少しずつコツが掴めてきたので今更やめません。目指せ、カ○ケード。
それはそうと、いよいよ俺の2戦目であるヤマボウシ賞が近付いてきました。
ここ最近絶好調なので負ける気がしません。
頑張るぞ、オー!!
主人公はいつからTHE・アメリカなんて名乗ったんでしょうね。
なんかやたらとアメリカ出してくるキャラになってきてますね、不思議です。
ちなみにヤマボウシ賞は飛ばします。架空馬相手に追い込んで圧勝するだけで新馬戦と全く変わらないので飛ばします。
作者はこの小説をライブ感で書いてます。