織斑一夏と愉快な家族達   作:探さないで!

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第18話

 

 

 

「......ん?」

 

 マドカは試合でるよな?そして千冬姉は何故か休み。

 つまり......

 

「今日、実況居なくね?やった!!」

 

 ニヤニヤが止まらない。今回ばかりはマジで戦いたいからな。良かった良かった。

 ま、ストッパーが無くなったけどな!

 

「兄様、私の解説がそんなに嫌だったのですか?」

 

 涙目マドカ。くそぉ......なんて可愛いんだァ.......

 駄目だ、これ以上見てると我慢出来なくなる。

 

「安心しろ、お前の解説は素晴らしかったぞ?俺が嫌なのは千冬姉だけだ」

 

「そうですか!良かったです......」

 

 ま、今回もマドカは戦闘しないだろうけどな。

 さーて、ラウちゃんをどうやってブチ殺すかだな。たしか専用機も軍用なんだろ?なら油断したらアウトだな。

 

「兄様が負けるはずありません。あの子ウサギに地獄を見せてあげてください」

 

「おう、任せとけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の女に手を出した代償はデカいぜ。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

『始め!』

 

 試合開始の合図だ。

 

「おっしゃ。鉄拳制裁タイムだぜ」

 

 ラウちゃんの隣に居る箒に、軽く目配せする。アイツにはアイコンタクトは伝わらねぇな。

 箒は頷くと、アリーナの端の方に退避する。アイツ訓練機なのか。束さんの妹なのに、それはどうなのよ?冷たくしすぎなんだよ。

 マドカも箒に続く。マドカのISも俺と似たような感じだからな。ピッチリしてて、チョーエロティック。あー、エロカワだ。眼福すぎる。

 

「ふん......二人同時でも構わんぞ?」

 

 ラウちゃんの挑発だ。邪魔すんな、あのお尻がキュートすぎてキュン死にするわ。

 つーか、こっちは既にボルテージMAXなんだ。これ以上怒りメーターはイカねぇよ、タコ。

 

「それに私にはコレもある事だしなっ!!」

 

 そう言うと、ラウちゃんは眼帯を取り外す。え?それコスプレじゃなかったの?嘘だろ承太郎......

 彼女の瞳を見るとそこには

 

「なん.....だと....?」

 

 間違いない。あれは、

 

俺の目(ヴォーダン・オージェ)だ。

 

「ふん......」

 

 あの金色。俺の目ん玉に入ってるのと全く同じだ。そうじゃなきゃ、あんな色にはならない。

 金色になるのは突然変異だと聞いたが、やはりあれがデフォルトなのか?

 

「.....どうでもいいか」

 

 関係無い。とにかく鈴の前で地べたに頭を擦りつけさせる、それだけだ。

 だが、目には目を歯には歯を。擬似ハイパーセンサーには擬似ハイパーセンサーだ。

 俺も眼帯を取り、ラウちゃんと同じく金色の瞳を見せ付ける。ドヤぁ。

 お前だけだと思ってた?ところがどっこい、これが現実!

 

「な.....に.....?」

 

 ラウちゃんは大きく目を見開いた。驚愕って表現がバッチリ当てはまる顔だ。

 当たり前だ、これはそもそも軍用に作られたものらしい。父さんが得意げに語っていたのは記憶に新ただ。あ、新しくは無いわ。結構前だったわ。

 ともかく、そんな訳で俺がこんな目をしてるとは思わなかっただろう。俺もビックリしたけどね。

 

「クフフフ.......フハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」

 

 え、何?壊れちゃったの?突然笑い出したんだけど。怖い。さっさと終わらせようかな?

 

「お前も人間では無かったのか!!同類だったのか!!!フハッ、フハハハハハハハハ!!!」

 

「人間じゃないって.....」

 

 そこまで言う?

 確かに普通の人間じゃないけどね。この目は色々と人間離れしてるけど。それを言うなら、鈴や千冬姉なんかもかなーり人間やめてると思うけどな。

 

「だが、私と同類(なかま)だからと言って!!マスターの栄光に傷をつけた貴様を断じて許さない!!!」

 

 栄光?なんの事でしょう?なんでお前が千冬姉の事マスターって呼ぶのか知らんし、崇拝してる訳もよく判らんけど。只今千冬姉は絶賛休暇中だぜ?褒められようと頑張ってるつもりだろうけど残念だったな!プギャー!!!

 

「相手とって不足は無い.....捻り潰す」

 

「上等!死ぬまで奴隷にしてやんよ!!」

 

 俺の言葉にラウちゃんは笑みを更に深める。いいねぇ。バトルっぽい。

 でも、今回は全編

 

 俺のターンだけどな。

 

「いくぜオイ!!」

 

 拡張領域からショットガンを取り出す。これも対人用だ、相手のシールドエネルギーを殆ど削れないだろう。

 手始めに二、三発ぶっぱなす。ちょっと位痛がってくれよ?

 

「ふん.....なんのつもりだ?」

 

 だが、その弾丸は当る訳でもなく、かわされる訳でもなく、防がれる訳でも弾かれる訳でもなく.....

 彼女の目の前でピタリと静止していた。サプラーイズってか?懐かしいな。

 

「対人専用と聞いていたが、どうやら本当にそうらしいな。そんなオモチャでどう戦うんだ?え?」

 

 おや、やっこさんも俺について調べてきたらしいな。ま、それはこっちも同じだけどな!

 これが鈴の言っていた、AICか。正式名称は『アクティブ・イナーシャル・キャンセラー』だったか?そんな感じだったな。うん。

 説明あんまり覚えてないなぁ。なんだかんだで殺意で一杯だったからな。あームカつく。なんで『フフン、所詮この程度か......俗物めが!恥を知れ!!』みたいな顔してんだよ。張り倒すぞ。

 いーや、限界だ俺は殺すね。要するに物体の動きを止めれるんだろ?

 弱点は調べてきたし、対策も練って来た。安心の心切設計だ。すぐにそのドヤ顔ブレイクしてやる。

 

「おらっ!!」

 

 思いっきりの右ストレート。これも止められんのか?

 

「ふん.....!」

 

 あ、駄目だこれ。止められちゃったわ。腕がてんで動かねえ。

 

「やられっぱなしは性に合わない。死ね」

 

 肩に付いてる大砲みたいな奴を向けてくる。カメックスか。ハイドロポンプ出ちゃうのか?

 絶対に当ると確信してるだろうけど、俺が大人しく撃たれたると思う?

 

「ふんぬ....らばっ!」

 

 思いっきり腕を引っ張る。

 いててて!ちぎれるちぎれる!!あーでももう撃ってきそう!!!

 おらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

「よいしょぉぉおおおおお!!」

 

 お、すっぽ抜けた。あぶねぇ。かすったぞ。

 

「AICを抜けた!?どんな馬鹿力だ!!!」

 

 力じゃねぇよ、速さだよ。『マドカ』はスピードタイプ?のISだ。その長所を活かさないでどうする。全力で速く飛んだんだよ。

 一旦ラウちゃんと距離を取る。仕切り直しだ。

 今ので攻略法は完璧に確定したぜ。やはりAICはラウちゃんの精神力で強弱が変わる。恐らく今のだって銃口の方に気がいっていたから抜けれたんだろう。本気だったら絶対抜けられないと思ふ。鈴の言った通りだったな、後でご褒美だ。愛してるぜ、鈴。

 さて、やりますかね。俺はまた近づく。

 今度は上から叩き付ける様に拳を振るう。どーせ止められるけどな。

 

「ふん、馬鹿の一つ覚えか」

 

 案の定止められた。おっけ、これで勝確!

 

「これも止めれんのか?ロードローラー(・・・・・・・・・・)だっ!!!」

 

 拡張領域(ドラえもん)から俺とラウちゃんの頭上にロードローラーを出現させる(・・・・・・)。例えISだろうと重機に潰されれば、タダでは済まないだろう。

 

「なっ.....ぐ........?」

 

 ククク、俺のワンオフまでは知らないんだろうなぁ。何でも入るって事は、こういうのも可能なんだぜ?

 

「ふぐぐうぅぅ.....」

 

 すげぇ頑張ってるな。よくある少年漫画みたいに鼻血とか垂れてこないかな?このまま待ってれば『ツー...』って出てきそう。

 どうでもいいや、今の内に殺らせてもらおう。ロードローラーの相手に忙しくて、俺まで止めてられないのだろう。拘束はすぐ解けた。

 ショットガンをもう一丁取り出し、銃口を二つともラウちゃんの顔面に密着させる。

 この距離ならシールドバリアーじゃ無理だ、どうあがいても絶対防御が発動する。そのまま肉体にダメージが入るですん、ぐへへ。

 

「ぬぐっ......ふぐ....!」

 

 動けないラウちゃんに容赦なく散弾をブチかます。

 

「散弾ではなぁ!!」

「ぐがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 一度言ってみたかったこのセリフ。使いどき間違ってるかな。まぁいいか。

 二発、三発と次々とラウちゃんの顔面にクリティカル。いたそー。体をよじる事すらしないとは、余程集中力を使っているのだろう。

 でもここでロードローラーを諦めたら二人ともぺちゃんこだ。俺は下敷きになる前に逃げるけどね。

 

「ぐっ....げっ....ごはぁっ!」

 

 あ、弾切れた。撃ちすぎたわ。リロードめんどくせ。後回しにして、殴っとこ。

 

「がぁっ!」

 

 やべぇ。吹っ飛んだ。支えが無くなった、ロードローラーが落ちてくる。ポケットにいれとくか。

 

「どっこいしょぉ」

 

 ふう。冷っとしたぜ。

 ちょっと離れた所で倒れてるラウちゃん。もうハァハァ言ってるし、虫の息じゃん。まだ止めないけどね。

 このタッグトーナメントはどちらか一人のシールドエネルギーがゼロになったら負けだ。それまでは試合は終わらない。

 つまり、ラウちゃんのシールドエネルギーがゼロにならない限り、この試合はずっと続く。無限地獄だぜ。

 もうそろそろシールドエネルギーも切れかかってきたかな?

 

「マドカ」

 

「イエッサー!」

 

 アリーナの端から人の頭程の緑色のボールが飛んでくる。それは見事にラウちゃんに命中。ゴルった。

 マドカの単一仕様能力、『吾輩は猫である(名前はまだ無い)』だ。

 対象のISにシールドエネルギーの譲渡と吸収が可能という、まぁまぁチートな能力である。譲渡は勿論のこと、その気になれば吸収すらも離れた場所からも出来るらしい。凄い。強い。

 

「何を....した....?」

 

 ラウちゃんは急にシールドエネルギーが回復して驚いたのたのだろう。

 あと俺と箒のシールドエネルギーを合わせれば、まだ二回ほどリレイズ出来る。もうちょい上手く痛め付ければ、軽いトラウマを植え付けられるだろ。ふへへ。

 死んだりはしねぇよな、多分。

 

「ま、死んでもいいけどね。だって

 

 

『お前と言う歯車は、世界に影響を及ぼさない』

 

 

からな」

 

 

 母さんの言葉は、相変わらずカッコイイぜ!そこに痺れる!憧れるゥ!!

 

「ほざけ!後悔するがいい!!あの時終わらせておけば、とな!!!」

 

 まだ勝利が見えてるのか。ハハッ、ワロス。

 再び肩の大砲を撃ってくる。当たると思ってるのだろうか?そんなトロイ弾に。

 .....ただ避けるだけじゃ、芸が無いな。奴には絶望を見せなければ。うむ。

 眼前に迫った砲弾を、『四次元袋(四次元ポケット)』に仕舞う。

 

「クソッ!死ね!死ね!!死ねぇ!!!」

 

 なんか殺し合いみたいになってる。うけるー。

 ヤケになって撃ってきた砲弾も全て回収する。うけるー。

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

「ああああああああああああああああああああ!!!!」

 

 痺れを切らしたのか、特攻してきた。もうラウちゃんの残機は無いからな。マドカヘルプは全部使ったし、後はガメオベラ一直線。

 ん?なんだあれ?ラウちゃんの背中辺りからワイヤーみたいの飛んできたぞ?え?先っぽに包丁みたいの付いてるんですけど?うけるー。

 ここに来て新武器とかうけるー。

 近接なら届くとでも思ったのか?ところがど.....これはさっきやったな。

 

「なんだこれは!?」

 

 すっぽりと刃の部分だけポケットに収納。ぶっちゃけラウちゃん自体も入れることは可能だ。しないけど。

 ラウちゃんすげぇ顔。『もうダメだァ.....絶望だァ.....』って感じ。シャバドゥビしてやろうか?嘘だけど。

 

「負ける負ける負ける負ける負ける負ける!!!!!嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」

 

 駄々っ子か。最初の方はクールだったのにな。結局は幼女ってか。

 て、なんだ!?ドロドロ出てきたぞ!?

 ラウちゃんのISの至るところからドバドバと黒い液体の様な物が出てくる。えーんがちょ!!

 

「うあああああああああああ........」

 

 カメックス!カラにこもる!!ってか?

 

 

 させるかよ。

 俺は顔があるだろうとおぼしき場所に、再装填済みのショットガンを突っ込み、

 

 

 迷わず引き金を引いた。

 

 

 

「ぁっ........」

 

 

 

 

 

 

 

 

 後は、箒様だな。そっちのほうが俺よりタノシイ事してくれそうだ.......




言い回し、表現、比喩その他もろもろ。アドバイスお待ちしてます。感想も。
誤字は見つけ次第、修正していきます。  

感想をくれた方ありがとうございます!

さて、ここまで読んでくれた皆様なら分かってくれると思います。
はい、今回も戦闘(笑)でしたね。実況(千冬さん)という切り札も無く、かなり作者にとって厳しい戦いになりました。ええ、どうでもいいですね。

あと、今回『ここ、おかしくね』的な所があったらすいません。何分、四次元ポケットも名無しも適当に思いついたワンオフでしてね。orz

だれかマドカのワンオフの名前考えてくれないかな.....



さーて、次は日常パートだ!とか思ってたら全然ネタ思いつかないでござる。ひええぇぇ.....
なんでしょう、いっその事球技大会とかどうなんでしょう。

あ、作者が書いたら三行で終わりそう......

その前にそもそもIS学園はそういう行事を全てISの行事にチェンジされてるんでしょうね。体育祭のない高校生活とか.....





羨ましい......
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