織斑一夏と愉快な家族達 作:探さないで!
「あーーーーーーーだるっ!」
「最近そればっかりね」
「だってよぉ!最近一夏もいねぇし退屈なんだよ!!」
「たまに二人っきりでも電話してるでしょ?」
「な、なぜそれを!?」
「いいかげん子離れしたらどう?」
「いやだってプロポーズされたし」
「.........は?あんた私っていう夫がいるのに?息子からのプロポーズ受けるの?」
「おまえもアイツに娶ってもらえよ」
「父×息子なんてごめんよ」
「......最近、お前自分が女って事忘れてないか?」
「.......もういいの。吹っ切れたわ」
「.....さーて、お仕事お仕事っと」
「.......」
「それじゃあ鈴。お前二組のクラス代表なのか?」
「そ、そうよ」
おぼつかない足取りで、俺の手を握り締めながら歩く鈴。なんだ?恥ずかしいのか?マドカを見ろ。もうなんか俺の腕抱いて歩くの慣れすぎて、王者の風格だぞ。
「なら兄様とバトルですね。たしか明日、クラス対抗戦でしたよね」
え?嘘だろ?
「え?マジ?本気で言ってるの?」
鈴も忘れてたみたいだな。でももう俺の中では鈴はもう家族認定されつつある。つまり....
「戦えない。俺無理だ」
「でしょうね。分かりました、後で姉様に私が代わりに出れるか聞いてきます。まぁ、あの人緩いですからオッケーしてくれるでしょう」
一体何のための俺VSセシリアちゃんだったのか。
「なんで戦えないの?あ、怪我してるとか!?」
「俺、家族には手は出せねぇんだよ。するつもりも無いけど」
そう言うと、真っ赤になって俯く鈴。ふっふっふ、これからもっといじめてやる。
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「一夏ぁ.....」
教室の前だ。ナニカいる。
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あー、不味い。女王様がお怒りだ。
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スゲェ、風も無いのに髪がバサバサしてる。
「よ、よー箒。元気か?さっきはスマン。ちょっとした家族会議がな....」
俺がそう言った瞬間、奥の方に見えたセシリアちゃんと簪ちゃんが無言で首を振った。え?
「箒ぃ?箒だとぉ?.......ククク。そぉーかぁ、貴様契約を忘れたな?言ったはずだ、マドカに手を出さない代わりに私の事を様付けで呼ぶ、と。女王として扱う、と.......ククク、なんだ?もう忘れたのか?この駄犬め.....」
あ、はい。
どうしよう、なんか乗り移ってるや。なんか独裁国家の王様みたいになってるや。髪がブワァッサーなってるし。
「悦べ、罰則を与えてやる」
わーい。箒様、木刀取り出して何してくれるんだろー?
「いくぞ?」
しかたねー.......来いっ!
..............?
「あれ?」
消えた?消えてしまわれた?
目の前から箒の姿が消えた。やべぇ、眼帯外すべきか?
「ゴファッ!?」
何事!?
「一夏、ごめん。クセで気絶させちゃったけど、良かった?」
え?なんで鈴が箒担いでんの?全然状況把握出来ない。
「いやぁ、ついボコっと......テヘペロ?」
ついボコっと、って何だよ。ついついボコっちゃったの?意味分からん。テヘペロなの?最近の高校生ってボコってテヘペロなの?
違った、マフィアだった。なら仕方ないな。うん。俺とマドカの安全が確保出来たし、別にいいか。スマン箒様。後で謝る。
「それで、一夏氏?こちらの方は?」
「.......誰?」
自分達が安全になった途端に、近づいてくる二人。薄情者!
さっきまで、触らぬ神に祟りなしみたいだったろ!ふざくんな!
まぁいいや。逆の立場だったら俺もほっとくわ。マドカだったら身代わりになるけどね。
「んーと、こいつは俺の嫁」
あ、しまった。こんな事言ったら....
「おうふ....リアル娘に対して俺の嫁発言ですわ!わたくし興奮してきましたの!!」
「.....妹さんの前でそんな事言っていいの?私だったら、その人をなくすよ?」
ですよねー。さすが期待を裏切らないセシリアちゃん。
後、簪ちゃん。なくす?なくすってどの漢字?無くす?亡くす?簪ちゃん怖い。まだ見ぬお姉ちゃんに敬礼。貴方の妹さん、ちゃんと成長してますよ....ご武運を。
「凰鈴音です.....よろしく....」
俺の嫁って紹介に赤面する鈴ちゃんぐうかわ。
ーーーーーーー
《それで?》
《その....嫁になれって.....》
《アハハッハッハッハ!!聞いたかスコール!》
《ええ.....全く、いつかはこんな日が来ると思ってたけど幾ら何でも早すぎよ》
《いつか来るってどういう意味だよ?》
《そりゃあなぁ?》
《本気で言ってるの?お父さん悲しい》
《ごめんなさい》
《まぁ、てめぇは女殺しだしな。その内十人位、女囲うと思ってたぜ。やったな、第一歩を踏み出した訳だ》
《あと八人ね。あ、マドカも入れたら七人かしら....》
《もういいよ............マドカ遅いな》
《こんばんわ、母様、父様》
《おう。あ、そっちだと夜なのか》
《こんばんわ。マドカ、何してたの?》
《随分と遅かったじゃないか》
《少し、姉様とお話を.....》
《何かあったのか?》
《あら?兄弟喧嘩って奴?いいわねー青春してるわねー》
《《黙ってろ親父》》
《.....はい》
《それでマドカ。どうしたんだ?》
《明日の試合、残念ながら兄様が出る事になりそうです......》
《なんだ一夏。試合でたくねぇのか?》
《母さん、分かってて言ってるだろ?....それで、どうしてだ?》
《姉様が駄目だって。イレギュラーがどうとか言ってましたね》
《ほーん......まぁ、ブリュンヒルデ様にも考えがあるンだろ?諦めろや一夏》
《うーん何考えてんのか分かんねぇな、千冬姉。....まぁいいや、試合放棄すっか》
《兄様?それとやんごとなき方達が兄様の専用機を見たいらしくて、一応試合には出てくれって....》
《けっ....胸くそワリィ....あんなモン、研究した所で悪用されんのがオチだぜ。一夏、何ならその試合、潰してやろうか?》
《潰す?》
《母様?》
《おい!篠ノ之束!!聞いてんだろ!?明日『例の物』どっかそこら辺に置いとくから、後頼むわ!》
《母さん?》
《〈なんで束さんがそんな事しなくちゃイケナイのさ?〉》
《お前だって、一夏のIS調べられたら困るンじゃねぇのか?色々イジってるだろ?》
《〈......〉》
《じゃあ、二人共。楽しみにしとけよ?》
《私、出番少なくない?お父さん悲しくて泣いちゃうから......》
ーーーーーーー
「つーわけで、何か起こると思う。質問は?」
「.....ねぇ?私、挨拶した方がいいよね?会えるかな?」
そっちね。鈴はそっちが気になる訳ね。確かに母さん達には紹介する必要があるな。
いやその前に、今日を乗り切らなければ。母さんが言うには『悪の組織の技術担当 兼 皆のアイドル 篝火☆ヒカルノ』の全面協力だしなぁ.....連邦の白い悪魔とか飛んでくるかな。でもあの人変な所で馬鹿だしなぁ。今回だって、作ったはいいけど操作ミスでロックかかっちゃって動かせ無くなって、束さんに頼ってるもんな。どうせロクな物じゃないな。
「会うのはもうちょい待ってくれ。俺だって会いたいけど、今は会いにいっても迷惑だろうし」
忙しそうだしな。
「そっか.....」
おっと、試合だ。それを忘れてた。
「兄様、そろそろ私実況席の方に....」
「げ....」
またやるのか。いやマドカは良いんだ。可愛いし、応援してくれるし。可愛いし。
でもなぁ、千冬姉はちょっとなぁ....
「そんな顔しないでください」
俺の心が読めたのか、苦笑しながらそう言うマドカ。そのまま歩き去っていく。ああ、俺の天使が.....
マドカを目で追っていると、もう一人の天使が
「それで、一夏は何が嫌なの?私と戦いたくないだけが理由じゃ無いんでしょ?」
ん?ああ、試合の話か。
どうしよう。『
「俺のIS、作った人は違うんだけど、束さんが改造したんだ」
「知り合いなのよね?」
「そそ。そんで俺の機体は第四世代のシステムとか色々使われてて、他の人にあんまり見られたら不味いかなぁ、と思いまして」
『ミラージュ・コロイド』使っても、つまらんしな。それに負けてもいいんだけど、戦うなら全力出したい。せっかく束さんが色々付けてくれたんだから別の武装も試さねば。..............セシリアちゃんは試す前にやられかけたし。
「あ、あんたねぇ。今、世界が躍起になって第三世代ISの開発を進めてるってのに....」
「まぁな。だからどうしようかなー?」
困った。いっその事、試合始まったらすぐギブアップするか?
「........んーと。なら武装使わないで戦ったら?」
「お前とISで殴り合うって?」
普通に負けそう。
千冬姉との一幕が脳裏に浮かぶ。あー無理そー。
でもそれでいいか。それならお互い全力で戦えるしな。武装試せないけど、また今度って事だな。しゃーなしだな。
「じゃあそれで」
「わかったわ」
やべ。篝火さん対策忘れてた。どうしよ。
言い回し、表現、比喩その他もろもろ。アドバイスお待ちしてます。感想も。
誤字は見つけ次第、修正していきます。
感想をくれた方ありがとうございます!
今回は進まなくてすいません。それと今回は重要そうで全然重要じゃないです、格好つけただけです。アンチなんたらとか意味分かりません。アホか。
また戦闘か、gdgdしますね........orz