闇の奥 ~昭和二十年の幻想入り~   作:くによし

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主人公設定画2 & 改めて携行品紹介

 

【挿絵表示】

 

 

 

国民服…

ドラマで戦時中っぽさを出すツールとしてよく着用される国民服だが、試作当初は男性用で四種類くらいあったり更に婦人用が存在したことは殆ど知られていない。

本作ではその知名度の低い婦人用国民服を主人公ウェアに採用……といいつつ、デザインはあまり似せていない。婦人用はベルトがあったりスカート丈が長いのでバイク乗れない(そもそもスカートがバイク向きではない)という難点があり、いわゆる甲型をベースに着やすくしたやつにアクションフィギュア用みたいな分割のスカートを合わせた。

 

ちなみに史実における国民服は、「皆んな同じ服にすれば資材の節約になるっていうけど、自分で買った背広そのまま着続けた方が節約になるのでは……?」と気付いた人が少なくなく、着用率はそんなに高くなかった。

 

 

 

 

S&W…

ちょっと前に東方で新登場したトレカ天狗がカードの次に目を付けたのは何故か銃火器。烏天狗だけに飛び道具だろうか。

作中で文がさりげなく語っていたように、「人間社会に氾濫してもあくまで銃を持つ人間のスペックからはみ出す事は無いので妖怪はあまり怖くない」&「のちのち投機対象になる事を期待して」の事だった。

そして藤花が外界から持ち込んだ火器は(当たり前だが)戦時中のモデルばかりだったが、そのほかに里で購入して使用する銃は全てS&W社のリボルバーで統一されている。

これは同社の内部機構や操作方法が1900~1980年代まで大きく変わる事無く続く由緒正しいメカであること、そしてその歴史の長さからいつの時代に訓練を受けた人間なのかを隠すのに役立つからだった。。

いちばん大きいM586は、同社製リボルバーが内部安全装置の追加など設計を変更する前の最後の世代にあたる。

 

 

 

 

Tutima Flieger chronograph…

「チュチマ」とはドイツの高級時計メーカーで、統合や合併をさかのぼると19世紀末創業とされている。

戦時中はいくつかの時計メーカーと一緒に軍パイロット向け航空計測時計(クロノグラフ)を納入していたが、基本的にパイロットが墜落すると腕時計も一緒に喪われる為、現存数が少ない。

藤花の腕時計も同製品を採用したが、別に高級路線を気取っているからではなく、前にソ連に潜入するため彼女がドイツへ赴くという長編を考えていた事があり、その中でドイツ軍の時計をパクってくるというエピソードを妄想していたから……

 

 

 

(藤花ちゃん基本的に戦中派キャラなので舶来品信仰が強いです)

 




何度目かの用語解説と、藤花の身の回りに近いグッズの解説でした。
長生きな火器ならコルトのM1911シリーズでいいじゃん、って気もしなくも無いですがあれは戦時中当時まだ米軍採用銃で広く輸出されてるわけではなかったっていうのと、上記の理由からやはりS&Wに落ち着きました。

サテこんな設定を増やしまくって全部活かされる日は来るんですかね……
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