オリ主紹介 藤花 (イラストあります)
○経歴
昭和15~20年にかけて特工総部のスパイとして活動、幻想入り後は煙草屋を起業し今日に至る。
幻想入り後、苗字は一度たりとも明らかにしておらず不明。
大陸戦線では現地語の訛りを「香港出身だから」という理由で胡麻化すために「海鈴(アイリーン)」を名乗っていた時期あり。
幻想入り後はすぐさま帰還を希望するも、霊夢に断られ独自の幻想郷脱出計画を練っている。その大半が人妖の均衡を崩し機構を無力化するという思想の下に立案されているが、同志の不在と情報収集のために身を置いている自警組織の任務に忙殺され、その進捗は遅々として進まない。
幻想郷の知識も得なければならないと痛感しており、休みの日は鈴奈庵の店先や里の外環で農民や比較的話しかけやすい妖怪に会話を試みている。
帰還願望は日に日に強まっており、家の秘密の収蔵庫には火器類のほかに戦死した戦友の託された遺品が山積されている事から窺い知れる。寝言も戦中の記憶によるものと思われる、日中露語が入り混じった不気味なもの。
背負っている戦友たちが忘れ去られることを恐れており、一刻も早く帰って彼ら彼女らの存在した証を残したいと考えているため幻想郷を「いずれ出ていく土地、もしそこで死ぬときはそばにいる人間に自分のことを忘れないでほしいと言い残して死ぬ」と考えている。
○性格
普段は面倒見の良いお姉さんという感じで、店先で寺子屋帰りの子にキャラメルをあげたりしている。
……一方で脱出計画を練っているということは彼女はまだ大東亜戦争の中にいるつもりでおり、全てが演技である可能性も。
いずれにせよ全体的に飄々としており、悪意のある相手と対峙したときも冗談は言えるタイプ。
スパイとして自決は愚策の最たるものという教育を受け、厄介事や騒動に巻き込まれたときは生き残ることを大前提に考えるために立案する策は慎重というか大いに逃げ道を残してある。
諦めが悪い。最後の任務が「自分が死にに行くために二十人の兵士が命を落とす」というものであったため、簡単には幻想郷脱出もあきらめないと思われる。
正義感……は少なくとも目前の悪事は止めに入る方だが、人から聞く程度ではあまり関心を持たない。しかし身内が被害を被ったときは自身の計画を中断してでも行動しようとする。また上海潜入時代にお気に入りの娼妓が死んだ件以来、快楽のための凶行は毛嫌いしておりそういった相手には残忍な一面を見せる。
自分の思考に余力を残しておきたいタイプなので、真面目な人間には好んでついていく(どんどん仕事してくれるから)。
沸点は高めだが、怒るとまず争いを避けるために急に煙草を吸い始める。上級者の前で煙草吸い始めるとめっちゃ怒ってる。
脱出計画の同志をさりげなく探しており、初対面の人物と話すときはそれとなしに環境に満足しているかどうかを聞いてくる。
会話をもたせる事が得意で、YES NOではなく相手が必ず二、三言話すような質問をするので気付けば色々話させられる事もしばしば。
無機物に対しても、何かしら利用価値を見止めようとするので好奇心旺盛に見える。一方で本職を悟られたくないため銃火器はほどほど。
嗜好品はオンパレードで好き(昔の人なので娯楽が少ない)。
酒、煙草、コーヒー、茶なんでも来い状態。一人で飲む事はないが、誘われるとどんどん飲む。大陸時代は九鬼 椿とペアで「事あらば飲まんとする面々」と呼ばれていた。煙草は二日で一箱吸いきるか程度。野戦ではガムで代用(リグレーのスペアミント味)。
○口調
西日本めいた訛りのある言葉を話す。しかしその訛りは昭和初期の大阪弁とはかけ離れており、いわゆる「イメージ関西弁」。
本編では登場しないが大陸戦線時代、離反の恐れのあった日本軍部隊に潜入した際に「訛っているとそれが素だと思われやすい」とコメントしており、実は関西人ではないのでは説があるが、幻想郷内部の人間は知る由もない。
なお英語、中国語で会話しているときも訛りで書かれているが、いわゆる「ジャパニーズイングリッシュ」の表現と思って戴きたい。
【服装】
普段は中国服シャツ(寒いときは綿入り服を羽織っている)で店先に座っている。
自警組織で仕事するとき、重要な会議に出るときはモスグリーンの婦人用国民服を着ている為、外来人から軍人と思われた事も。
【基本装備】
幻想入り時はジョンソン小銃、北支一九式拳銃、銃剣、軍刀、手榴弾。その他歩兵装備一式。
煙草屋を構えてからは原則それを隠しており、普段出歩くときは丸腰。博麗神社や紅魔館といった里から出るときは小銃を布で隠して担いでいく。
それよりも煙草が大事。ルビークイーンかゴールデンバットを常時携帯。点火はマッチ派。
【武器】
基本的に「兵士ではない」という信条で拳銃を好む。またそれも最後の手段であり、自分の手を汚さない、できるだけ策略だけで勝って自分は脱出するという考えのため、最大の武器はというと「臆病な心」。
体力との兼ね合いもあるため、単身で里を出るようなとき以外は長物を持たない。
…………のはずだったが、しょっぱなから放っておけない悪事には武装して乗り込むようになった。あぶない。
【能力】
「~する程度」みたいなものとは縁遠い。
スパイとして仕込まれた上流階級の知識やマナー、戦術はフルに活用する。
【基本理念】
○単独
銃撃戦、格闘戦ともに避ける。丸腰である時が一番脳みそをフル回転させられるが、万一のために拳銃は隠し持っている。
殺害は、一般人より多少は止む無しと思っている節があるが後始末のことも考えて戦えない程度に傷つける地雷タイプ。
妖怪はめっちゃ怖いと思っており「殺しても死なへんやろ」くらい。買い物、物々交換など相手の立場が上でこちらがへこへこするのが当たり前なシチュ以外(交渉、戦闘)では誰かを伴っていないと怖くて会えない。
○集団
戦慣れした人間と一緒であればそいつを中核として援護に回る。英雄を擁する事よりもフォーメーションを重んじて戦うため適材適所で出しゃばることを嫌う。丸腰、戦闘能力を持たない連れがいる場合はとにかく逃がす、安全圏に置いて攻撃を引き受けようとする。
指揮官は「将校教育受けてへんから」ということでやりたがらない。
【社交性・協調性】
本人の能力は中程度だが、スパイとして無いようにも有るようにもふるまう。
嫌いな相手がその場限りの場合は好き勝手にふるまい、遠ざかる。立場上避け得ない人物の時は相手に用事を思い出させてどこかへ行くよう仕向ける。
しかし一気呵成なやつが出たりしたとき、ブツブツいいながら後釜を引き受けたりしているので面倒見のいい性格は健在な模様。
【移動・行動理念】
「兵隊は歩くのが商売」というモータリゼーション後進国なキャラなので人間の領域は基本的に徒歩。
一方で馬、単車といった個人で動かす乗り物は大好きな模様で、紅魔館で陸王をあてがわれたときはテンションがめっちゃあがっていた。
戦車のようなごつい防護装備がある乗り物とは無縁だったため、早く動けるならなんでも乗りたがる。
また森に苦手意識があるため、里外では乗り物に乗りたがる傾向があるようだ。
【グロテスク・暴力耐性】
戦場だと取り乱してると自分も死ぬため淡々と受け入れているように見えるが、あとで一人で泣くタイプ。
【エロ耐性】
床術を教えに来た娼妓の唇を奪ったり、不良娘時代はイケイケだった模様のレズ。
スパイ時代に必要にかられて男と寝たのかは不明。
好きなプレイはアブサンを相手に垂らしてぺろぺろするやつ。
女の子キャラはそれとなくそのケが無いか探っているぞ。
【一人称】
ウチ(基本)、自分(軍人相手)
【二人称】
〇〇はん(さん)、〇〇ちゃん(ちょっと慣れてきた)、呼び捨て(意中、相棒)
あんた(タメ~年下)、あだ名or略称(比較的仲の良いタメ)
口癖じゃないけどうまいこと言おうとすることしばしば
「失礼だがあんた金はあるのか?」
「まーねー」
「やればできるわよ」
「子供が?」