彼が霧の森に迷い込んだ一週間経った。いつも通り儀式に入る。本来なら儀式の前に参加する生存者の姿が見えるはずなのだが、どういうわけか、今回は姿が見えなかった。
目の前が暗転した後、目の前が明るくなる。場所はトレセン学園。最初の儀式を行なった記念すべきマップでもある。
「さて、ちゃっちゃとやりますかね…」
気が乗らないが、仕事なのだ。しょうがない。
「さてと一人目…」
彼は生存者を一人フックに吊るし、発電機の巡回を再開する。二階にある発電機に向かうと、少し発電機が回る音がする。近づくと、爆発音が鳴り、疑惑が確信に変わる。教室に入ると、そこには彼の見知った人物がいた。
メジロマックイーンだ。
(サプライズってそういう事かよ…)
彼は心の中でそう思う。彼女は少し怯えていた。当然だろう。彼女からしたらただの能面を付けた不審者である。
彼は彼女に敵意が無いことを示すために、ナイフを鞘に納めた。それを見て敵意がないことを悟ったのだろう。彼女は彼に近づいた。そして、何かに気付き、考え込んでいた。
しばらくした後、彼女は口を開く。
「あの…能面をとってくれませんこと?」
いきなり彼女にそういわれた。彼は当然断る。彼女に自分が生存者を殺す殺人鬼である、という事を知られたくない。少しでも彼の正体をつかむ手掛かりを減らす必要がある。
それを言うと、彼女はとても悲しそうな顔をした。なぜそんな顔をしたのかはよくわからない。だが、その返答が原因であることは誰が見ても明らかだった。
その後彼女ととりとめのない会話をする。その後、安心したのか、疲れたのかはよくわからないが、彼女が眠りについた。
「マジかよ…」
さすがに彼女をフックに吊るして殺すというのは、自身への信用が地に落ちるであろう。それに、そもそもにして彼はそんな裏切り行為を好む人間ではない。
「はぁ…とりあえずゲートに運ぶかぁ…」
「おいお前ら。こいつを運んでやってくれ。」
彼はマックイーンを起こさないようにゆっくりとゲートに運んだ。
「…君、確かキラーだろ?このまま逃がしていいのかい?」
「ぐっすり眠った奴なんて殺せる訳ねぇだろ…そんなことやったら罰が当たるわ。」
彼はそう言って、ほかの仲間たちに託した。
エンティティは不機嫌になった。だが、彼はとても上機嫌だった。その理由は、彼しか知らない。
玉虫色のトレーナー白書
トレーナーの同僚からもらった本。トレーナーへの心得が書かれていたが、ここではあまり役に立たないだろう。
・観察レベルが上がる速度がとてつもなく上昇する。
・観察レベルが2から上がらなくなる。
トレーナーは担当をよく観察するべし。わずかな怪我の予兆も見逃してはいけない。―トレーナー白書第2章3条より
もしマックイーン編が終わったら、だれが主人公の作品が見たい?
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シンボリルドルフ(サバ)
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アグネスタキオン(キラー)
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ダイワスカーレット(サバ)
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サクラバクシンオー(サバ)
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ライスシャワー(サバ)
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