戦姫絶唱ARMORS   作:リュオネイル

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作者名を見て初めましての人は初めまして! 久しぶりの方はお久しぶりです! リュオネイルです!
前々から書いていた今作品がやっといい所まで行ったので投稿しました!

……しっかし、いったい幾つシリーズを増やすのかねぇ……

とまぁ、そんなこと気にせずに本編をどうぞ!


序幕 転生から数年後 ~嵐の前触れ~

 やぁどうも皆さん。

 俺は明知(あけち) 不動(ふどう)、21歳の現役社会人だ。

 趣味はアニメ鑑賞だったりゲーム、読書などインドアなのに就いてる職業はアウトドアというどこか矛盾を感じる訳だが、そんなことは気にせずに今日も一所懸命に働き、車に乗って帰路についている所だ。

 

「はぁ~、今日も疲れたな……明日は休みだし、帰ったら溜まってるアニメとかゲームを消費すっかぁ」

 

 凝った肩をほぐすようにぐるぐると回して呟く。 ちなみにだが、俺が今ハマっているアニメはプ〇コネ、ウ〇娘、プ〇キュア等でゲームは基本アクション系が好みだ。 その中でも一番のお気に入りは『戦姫絶唱シンフォギア』という作品だ。

 この作品を簡単に説明すると様々なモノを炭素化させる特異災害【ノイズ】に対抗すべく一人の天災(誤字ではない)科学者によって開発されたパワードスーツ【シンフォギア】を纏う女の子たちの日常や戦いの中で様々なことを経験し成長していくアニメだ。 この説明だと普通のSFの変身ヒロインアニメだが、このアニメの違うところはシンフォギアを纏うには少女の”歌”がカギなのだ。 なんでも歌うと適合しているとシンフォギアの基となる聖遺物が起動してパワードスーツとして装着される。 さらにそのまま歌い続けることで出力を維持し、戦うことができる。 そう、このアニメはいわば、『歌って踊る』ならぬ『歌って戦う』をコンセプトにしたアニメなのだ!

 さらに言うとこのアニメ、シリーズが進むと主人公や仲間だけが歌うのではなく、敵方も歌うのだ! しかもどの曲もかっこよかったりするからキャラソンにも困らない! 声優も豪華と文句のないアニメ作品とも言えよう!

 

 ※アニメの感想などは人それぞれなので、あまり気にしないでください(笑)

 

 ……とまぁ、熱く語っていたこの『戦姫絶唱シンフォギア』だけど、登場する主要人物はやはり女の子が大多数だ。 そしてやっぱりその女の子たちもやっぱり可愛かったり美人だったりするんだよなぁ(まぁなかには元”男”な奴もいるんだけど)。 中でも俺は響ちゃんと未来ちゃん、セレナちゃんが推しなのだ。 響ちゃんは元気っ娘で暗い過去があっても仲間とともにそれを乗り越えていくところが物語が進むたびに成長するジャンプ系主人公みたいだし、未来ちゃんは響ちゃんとは時に仲良し(意味深)だったり時に喧嘩してチグハグな感じになってモヤモヤしたり、でもいつでも主人公の響のために一生懸命だったり一時敵対してもそれは聖遺物によって死にそうになった響ちゃんを助けようと思っての行動だったし(まぁ洗脳みたいな形で着けたんだけど)。 そういった健気なところが幼妻(おさなづま)のようで俺の中では大きな魅力となっている。セレナちゃんは……ほら、本編にはそんなに登場しなかったけどさ、アプリではお姉ちゃん想いだしまた別のIF世界ではめっちゃグラマラスなおねーさんになってるし、何より守ってあげたくなるほど可愛い!

 

 アニメは全シリーズ視聴し、アプリでの推しは全員ゲットは当たり前。 ライブは……仕事が忙しくてなかなか行けなかったが、ライブのDVDなどはきちんと通販などで購入済みだ。

 とまぁ、俺はこれほどまでにシンフォギアにハマっているんだ。……はぁ、生まれ変わったらシンフォギアの世界に生まれたい……。 そんでもって生響ちゃんや生未来ちゃん、生セレナちゃんに会いてぇなぁ。

 

 そんなことを考えていた。

 

 信号無視をしたトラックと衝突してこの世を去るまでは。

 

 …………………………………………………………………………………………………。

 

 ………………………………………………………………。

 

 …………………………………。

 

 うぅん……ここは? 俺は……一体?

 

 あの帰り道、青信号を直進して通り抜けようとしたその時、横から衝撃が来て世界が何回か回って止まったと思ったら意識が無くなったかと思ったら、目を覚ましてみればそこは白い天井だった。 首を動かして周りを見渡してみると隣には知らない美女が寝ていた。 黒のロングヘアに雪のように白い肌、シュッとした鼻筋に程よい長さのまつ毛……そして何より。

 

 でかい……っ!

 

 ナニがデカいとかは言わないが、寝ていても分かるくらいに実りに実った果実が上半分に見えているといえば、凄さは少しは伝わるのだろうか……っ! 兎に角、体を起こして状況を確認しようと動いてみるが、体に力が入らない。 いや、正確には力は入れているが動けないんだ。 体が痛いとかは全くないっての……に……?

 俺は体の違和感に気づき両手を前に出してみると……その両手は、とても小さかった。 手のひらを目一杯開いても広さはよくて5cmくらいの大きさしかなかった。 そこで俺はやっと気づいた……。

 

 …………俺、赤ん坊になってる!?

 

 え、なんで?! なんで赤ん坊?!と自分の両手を見て慌てるも声が「あー! うー!」としか俺の口から発せないわけだが……。

 そんな時、どこからかドアが開く音がしたかと思ったらシャっ!と俺と美女を囲っていたカーテンが開け放たれ、そこからこれまたとびきりのイケメンの男だった。

 

「お、起きたみたいだな。 うんうん、今日も(かおる)は可愛いなぁ」

「ちょっとアナタ、急に顔を近づけたら怖がらせちゃうでしょ?」

「あぁ、すまんすまん。 しかし、やっぱり薫は可愛いなぁ……流石俺たちの子だな!」

「うふふ、そうですね。 私たちの、愛の結晶……大切に育てていきましょう」

「あぁ、そうだな、香澄(かすみ)

 

 ……あぁ、やっぱりそうか。 なんとなくだが、この状況を察してきた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………俺、転生しちまったんだな。

 

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 どうも、(恐らくだが)交通事故で死んで転生した明知 不動こと明知 薫だ。 幸運にも苗字は前世と同じだから特に違和感などは感じない。

 さて、次は俺の今の両親についてだな。 さっきのイケメンの方はやはりというか必然というか、男の方は俺の父親で名前は明知 (まもる)、職業は考古学それも太古の昔に存在していた聖獣とかの存在の研究をしていたとか。 太古とか聖獣とか男の俺にとっては憧れのような、ロマンを感じる。 美女の方は母親で名前は明知 香澄、専業主婦で今日も忙しなく家の中を奔走している。(ちなみに家はごく普通の二階建ての一軒家だ) 得意料理はオムライスだ。

 

 そんな両親のもとに生まれた俺は、とても幸せな日々を過ごしていた。 ……あのニュースさえ聞かなければ。

 

『臨時ニュースです! 先ほど午前10時半頃、◯△県□市にて特異災害ノイズの発生が確認されました!』

 

 へぇ~、特異災害ノイズの発生か~。 そりゃまた大変だなぁ……。

 

 ……………………………………ん? んん? んんんんん???

 

 …………ノイズ? え、てことは何? もしかしてここ…………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンフォギアの世界なん!?

 

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 はい、というわけで俺の転生したこの世界がまさかまさかのあの『戦姫絶唱シンフォギア』の世界だったというね。 うん、まさかねぇ二次小説によくある転生を経験するとは思いもよらなかったな。 しかもハマっているアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』の世界に! ということは響ちゃんや未来ちゃん、セレナちゃんとも会e………………ん?

 

 あれ……? 確か原作の方のセレナちゃんって確か……ッ!

 

「あーーーーーっ!?」

「あらあら、薫どうしたの? お腹空いたのかしら? それともおしめ?」

 

 そうじゃん! セレナちゃん原作開始前に死んじゃうやん!? それにクリスちゃんのご家族もバルベルデで……ヤバイ! 原作前から推しが死ぬなど……そんなの俺が許さん!

 そうと分かれば早速セレナちゃんたちを救う手だてを考えねば!

 

 

 

 

 あれ? そういえば転生でお決まりの神様とかに会った覚えもないが……もしかして、ただの輪廻転生?

 

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 あれから数年して、俺は5歳となった。

 この数年間、体が赤ん坊なりに体を鍛えて(とはいってもやってることといえば這い這いを力尽きるまでしたりまんじゅうマンとかの児童向けアニメを見て能力とかを得たときのための必殺技などを勉強したりとかだが)、暇潰しに父さんが纏めているレポートなどを見て古の聖獣のことなどを学んでいた。 ……え? どうやって部屋に入ったとか、レポートとかどこから見つけたって? 部屋にはたまたまドアが開いていたし、レポートは据え置きの机とかを使って引き出しとかから引っ張り出した。

 

「お? 薫は()()に興味があるか?」

「あ、おとうさん! うん、とうさんがいつもしんけんなかおでみてたから、なんなのかなぁって!」

 

 と、事前に考えていた理由を述べつつ、俺はまた手元の書類に目を通す。 お、このサルみたいな顔の奴とか炎めっちゃ出てかっこいいな。 名前読めねぇけど。

 

「そうかそうか、薫は勉強熱心なんだな!」

 

 まぁ、普通の大人とかだったら内容とか分かってないんだろうな、とか思ってたりしているんだろうが。 父さんは俺の頭をガシガシといつものように乱雑に撫でる。

 

「えへへ……♪」

「でもな、薫。 これは父さんの大事な物だから、あまり触らないようにな?」

「はーい♪」

 

 ひとしきり頭をなでると頭から手を離し、俺から書類を取る。 むぅ……もっと他にも読んでみたかったけどなぁ……仕方ない、今回はここまでにしよう。

 

 ピリリリリ♪ ピリリリリ♪

 

 再び手持ち無沙汰になった俺は父さんの部屋を立ち去ろうとしたその時、父さんの携帯から携帯電話の音が鳴った。 母さんは今台所にいるから、おそらく父さんの仕事仲間だろうか。

 

「ん? 誰だ……って、あの人か。 今度は一体なんだ?」

 

 どうやら俺の予想は当たっていたようだ。 会話の邪魔になるだろうし、俺はこのまま退散といこうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『はい、衛です……あ、はい、お久しぶりです()()。 ……『例のブツ』についてですか? ……はい……はい……っ! 何を言っているんですが!? そんなこと、いくらあなたの言葉でも……っ! それにアレは大人でないと……なっ!? そんな非人道的な……あっ! 待ってください、まだ話は終わってn……クソっ、切られた…‥! 兎に角、今は対策を取らないと……!』

 

 父さんの部屋から、そんな会話が繰り広げられていたとは夢にも思っていなかった。 そして、この会話の相手が、のちの俺の人生を大きく変えていくというのも……。

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