俺は遊びたいんだあああッ!!
──ガシッ
……ハハ、いやいや俺公務員試験終わったばかりだよ?まだある訳が──
公務員試験(県)( *・ω・)ノ( *・ω・)ノやぁ
……( -ω- `)フッ……に、逃げ──
※今回は試験があったから遅くなりました。ショートケーキみたいな短さ。ゆるして……ゆるして……
異変の間に手を出してしまったのが運の尽き。拙僧は後悔をしておりまする。……いえ、拙僧は別に慧音殿に埋められ、解放された後は大人しく寺子屋で静かに過ごしていたのですが──
『道満』
『ンン?おや、慧音殿。おかえりなさいませ。買い物はもうよろしいので?』
『ああ。お前が優秀で役に立つのが腹が立つが、まあいい。道満、明日予定は空いているか?』
『我が主のご命令とあれば拙僧、いかようにも動きますゆえ。……しかし、明日に何か用でも』
『ああ。宴会だ』
『……はい?』
『だから宴会だと言っている』
『…フフ、ははははははははははははァ!!宴会ですか。……では、拙僧はこれにて』
『なッ!?待てぇッ!!』
……と、拙僧は慧音殿を振り切ろうとしたのですが、まさか入口に藤原妹紅殿がおられるとは……逃げる選択を間違えましたな。
その結果、拙僧は幻想郷の守護者の巫女が住まう神社で宴会に慧音殿に強制参加を命じられてこの場におりまする。
いやはやなんとも。拙僧、ここまでこの場から立ち去りたいと願ったことは今まで晴明以外の人物でなかなかいませぬぞ。
なにせ、拙僧は──
「……何であんたがいんのよ」
「ンン、いやはや生身の体ではお初にお目にかかる。拙僧は蘆屋道満慧音殿に強制参加を命じられ、宴会に参った。では、拙僧は帰りますゆえ」
──ガシッ
「逃げるな。馬鹿者」
「ンンンンンン。慧音殿。手を離してくださいませ。拙僧とあの巫女の相性は最悪。これ以上拙僧が巫女と接触するのは……わかりますね?」
「知らん。逆にお前を霊夢の近くで監視させた方が1番安全だからな。だから、座れ道満」
「……どうなっても知りませぬぞ?」
あの巫女の近くで慧音殿に強制的に座らせられているのです。いやはや何とも、気分が悪い。何でしょうな?この苦虫を噛み潰したような優れぬ気分は。
「……はぁ。全く散々だったわ。異変なんてしばらくは見たくもないわね。誰かさんのせいで余計に頭使ったし」
「まぁいいじゃねぇか。そのお陰で酒も美味しく頂けるってもんだッ!!」
「美味しく、ねぇ……」
「ンフフフ、拙僧を睨むのはお止めくだされ。拙僧は何も悪くありませぬ。……魔理沙殿それは拙僧の団──」
「ん〜〜♪やっぱり甘いものはいいなッ!!」
「……左様で」
魔理沙殿と巫女殿はやはり仲がよろしいのでしょう。だが、それも相まって隙がない。やはり、複数の式神を……いえ、それも無駄でしょうな。
「……ぷはぁッ!!いや〜やっぱ酒は最高だ……って、どうしたんだよ道満。そんな胡散臭い顔をして」
「…魔理沙殿。拙僧がそんな胡散臭い顔をしてるとでも?」
「してるわね」
「してるぜ」
「ハッハッハ。お戯れを。……とはいえ、困った者です。まさか、拙僧の式神のほとんどが破られようとは」
拙僧はこの宴会に訪れた際に拙僧の式神を数体用意し、一つは美鈴殿の詫びの団子を渡し、残りの5体の式神はこの宴会に参加している妖や妖精を観察し、調べる手筈でしたが、いやはやなんと恐ろしい……これほどとは。
「式神?……もしかして、あんた私の神社に何かしようって話じゃないでしょうね」
「とんでもございませぬ。巫女殿。拙僧はただ、宴会での用事を済ませようとしただけ。…それ以外には何もございませぬ」
「……あっそ。なら、あんたの式神に何が起きたって言うのよ」
「拙僧の式神が切り刻まれ、破壊され、燃やされ、殴られ、切断されました」
「……あー。うん、分かった。大体誰がやったか分かったわ」
「ドンマイ道満ッ!!」
「……拙僧、嫌われているのですかね?」
「……さぁ?」
……しばらくは大人しくしておいたほうがよろしいですね。まさか式神が全て破壊されるとは……しかし、式神を破壊した1人の妖。…いえ、あれは鬼でしょうな。あれはおそらく──
巫女さん
天才で誰かと同じタイプの強者。まるで、某安倍なんちゃらさんと似ている。
決して誰とは言わないが、最近よく思わない人物が現れたとか。
その人物は本人曰く胡散臭くて生理的に無理……だそうです。