プリキュアに誘おうとするが…
今、冒険のゲートが開く
ある日の放課後
まなつは学校から帰ろうとしていた
大輔は帰ろうとした途中で
忘れ物を取りに学校に戻っていた
まなつ「あ~!早く部活した~い!
みのりん先輩も入ってくれるって
言ってたし、楽しみ~!」
ローラ「プリキュアも電獣ナイトも
あと1人!順調順調~!」
アクアポットの中にいるローラも
上機嫌になっていた
まなつ「ねぇ!近頃私達
いい感じでトロピカって
来たんじゃない?」
「なんじゃとぉ~~!?」
まなつ「えっ?」
まなつがそう言っていると
番長と思われる男と2人の子分が
まなつに近づく
番長「今わしの事を
ツルピカってるって言ったろ!?」
まなつ「ええっ!?違います!
今ローラと話してて…」
番長「あ~ん?」
「こいつ舐めてますよ!」
「許せませんぜ!」
まなつ「あわわ…」
番長と子分達が
ジリジリとまなつに近づく
「待ちな!」
番長「あん?」
そこへ声が響いてきた
この場に現れたのは
赤い長髪の少女だった
少女は番長達に近づき
まなつを庇うように片手を伸ばした
番長「なんだお前!?」
「この子に何か用?
良ければ代わりに聞いてあげるけど?」
番長「関係ない奴は引っ込んでやがれ!」
『引っ込んでやがれ~!』
2人の子分は少女に殴りかかる
ドカッ!
『痛てぇ~!?』
しかし少女はそれをかわしていた
子分達のパンチはそれぞれ顔面に
くらっていた
ローラ「早い!」
番長「おんどりゃ~!許さねぇ~!」
番長は少女に殴りかかろうとする
少女はそれもかわそうとする
「伏せろ!」
「!?」
突然声が聞こえてきて
少女は驚きながら伏せる
番長「ふぎゃっ!?」
飛んできたサッカーボールが
番長の腹に当たる
ボールを蹴ったのは大輔だった
まなつ「大輔!」
大輔「今だ!やっちまえ!」
「あ、ああ!」
少女は怯んでいる番長を
ジャイアントスイングし
子分もろともふっ飛ばした
「女の子1人に寄ってたかって…
そういうのが許せないんだよ!!」
『ひええ~~~~!
すみませんでした~~!!』
番長達は逃げていった
少女は大輔の方を見る
「あんた、なかなかやるな」
大輔「いやぁ、でもそういうあんたこそ
俺が何もしなくても
あいつらくらい余裕だったろ?」
まなつ「あ、あの!
助けてくれて
ありがとうございます!」
「別に…じゃあ私はこれで」
少女はこの場から去ろうとする
まなつ「私は夏海まなつです!」
大輔「俺、本宮大輔!
あんたは?」
「…名乗るほどじゃないけど
滝沢あすか」
少女、あすかはこの場から去っていった
まなつ「滝沢先輩…!」
大輔「俺、ちょっとしか見てないけど
凄かったな」
まなつ「そういえば大輔
何でサッカーボール
持ってたの?」
大輔「ああ、さっき言った忘れ物
これだったんだよ
それで戻ったらさっきの状況
だったんだよ…ところでさ
新しく部活作るんだろ?」
まなつ「うん!そうだよ」
大輔「…賢とタツヤと話し合ったんだけど
その部活に俺達も入れてくれねぇか?」
まなつ「ええっ!?
大輔達ってサッカー部に入るんじゃ
なかったの!?」
大輔「最初はそう思ってたんだけどさ
まなつ達がどんな部活をするのか
気になってさ
そんでどうだ?」
まなつ「全然大丈夫!むしろ大歓迎だよ!」
大輔「そっか!あんがとな!」
そうして大輔達は
自宅に帰っていった
翌日、学校の廊下にて
賢「へぇ、昨日そんなことが…」
大輔「ああ!スゲー身のこなしだった
滝沢あすかっていうんだぜ」
みのり「私も滝沢先輩は知ってる…」
大輔、賢、みのりは
昨日の話をしていた
まなつ「大輔~!賢先パ~イ!
みのりん先パ~イ!」
そこにまなつ、タツヤ、さんごが
やって来る
大輔「お~、どうした?」
まなつ「今から滝沢先輩を
プリキュアに誘お」
賢「しーっ!まなつさん
ここでプリキュアとか電獣ナイトの話は
やめたほうがいい」
まなつ「あ、ごめん…」
そう、大輔達が今いるのは学校の廊下で
生徒もたくさんいる
大輔「とにかく、あすかを誘うんなら
行ってみようぜ」
賢「うん(また呼び捨て…)」
みのり「ごめん
私、行きたいところがあるから…」
大輔「わかった!じゃあ行こうぜ!」
大輔は早足で歩いていく
タツヤ「だ、大輔さ~ん!
滝沢さんがいるところ
わかるんですか~!?」
大輔「あ……どこにいんだ…?」
賢「相変わらずだな君は…」
さんご「えっと、体育館裏に
いるみたいなんです」
大輔「体育館裏だな!
早く行こうぜ!」
大輔とまなつ達はあすかがいるであろう
体育館裏にやって来た
そこにあるベンチにあすかが座っていた
まなつ「滝沢先パ~イ!」
あすか「あんた達…昨日の…」
大輔「実はあんたに頼みたいことがあるんだ!」
大輔がそう言った瞬間
ローラがアクアポットから出てくる
ローラ「あなたをスカウトしに来たわ!」
あすか「え…………人魚!?」
大輔とまなつ達はあすかに
プリキュアと電獣ナイト
人魚の事を話した
ローラ「というわけで!
あなたプリキュアになって!」
あすか「いや…人魚とかプリキュアとか
電獣ナイトとかワケがわからない…
とにかく、他を当たってくれ」
ローラ「待って!あなたとっても
向いてると思うの!」
タツヤ「お願いです!
力を貸してください!」
さんご「人魚の国を救うためなんです!」
ローラ「そして私が人魚の国の
女王になるの!」
あすか「…気にいらないな
あんた、自分が偉くなりたいだけなんだろ?」
ローラ「それのどこがいけないの?
そうすれば人魚の国も人間の国も
救えるのよ?いいこと尽くめじゃない」
あすか「はぁ?」
ローラ「とにかく!これであなたも
プリキュアの仲間入りよ!」
ローラはあすかにトロピカルパクトを
持たせる
あすか「…仲間?」
仲間というワードを聞き
あすかはピクッと反応する
まなつ「そのトロピカルパクトでメイクして
気合いを入れるの!プリキュアを
やる時も、よしやるぞ~!って」
あすか「もういい」
まなつ「え?」
あすかはローラにトロピカルパクトを返す
あすか「私は誰ともつるむつもりはない」
そう言ってあすかはこの場から
立ち去っていった
大輔「おい待てよ!」
「…まぁ、こうなるよな」
さんご「え?」
突然後ろから声が聞こえてきて
大輔達は後ろを向く
恵太「よっ」
後ろにいたのは先日博物館で知り合った
3年の恵太だった
大輔達と違い制服の上にパーカーを
着ていた
賢「恵太先輩!?
どうしてここに!?」
恵太「お前らがあすかの所に行くのを見かけてさ
ちょっとつけさせてもらったんだ」
さんご「恵太先輩、あすか先輩の事
知ってるんですか?」
恵太「知ってるも何も
小学校の頃からの腐れ縁だよ
それより、話は全部聞かせてもらったぜ
プリキュアと電獣ナイト
それとそこの人魚の事もな」
ローラ「え?」
恵太はローラを見る
恵太「…なんならその電獣ナイトって奴に
俺がなってやってもいいぜ?」
大輔「ほ、ホントか!?」
恵太「ああ」
ローラ「無理ね」
大輔「何でだよ?」
ローラ「わからないの?
今までの電獣ナイトは
みんなパートナーのデジモンを
連れてるじゃない」
大輔「あ、そういえばそうだな…」
賢「気づいてなかったんだ…」
ローラ「多分デジモンがいない人間は
電獣ナイトにはなれないわ
ま、あなたにパートナーのデジモンが
いるのなら話は別だけど?」
恵太「いるが?」
ローラ「ほら見なさ……いるの!?」
恵太「ああ、これが証拠だ」
恵太は自分のD-3を大輔達に見せる
配色は白と真紅だった
タツヤ「D-3だ!」
恵太「どうだ?これなら文句なしだろ?」
ローラ「そうね…じゃあこれ持ってみなさい」
ローラは恵太にデジタルソードを渡す
しかし例のごとく、デジタルソードは
何の反応も示さなかった
ローラ「…ダメね、反応なし」
ローラは恵太からデジタルソードを
返してもらおうとするが
恵太はデジタルソードを返そうとしなかった
恵太「悪いな、俺はこう見えて
諦めが悪いんだ
反応するまで俺が貰っとくぜ」
ローラ「はぁ!?」
賢「ローラ、今までの例があるんだ
しばらく様子を見よう」
ローラ「…それもそうね
だけど何も起きなかったら
すぐに返してもらうわよ!」
恵太「へ~い」
大輔「よーし!そんじゃ早いとこ
あすかを誘いにいこうぜ!」
まなつ「うん!」
大輔達は校内の廊下であすかを追っていた
まなつ「先輩~!待ってくださ~い!」
「夏海まなつさん」
まなつ「あ、はい!」
突然1人の女子生徒がまなつに
話しかけてくる
「…」
恵太「…」
その時に女子生徒は一瞬恵太の方を見るが
すぐに目線を戻す
大輔「あんた確か…生徒会長の」
「白鳥百合子よ
この学校に転校してきて以来ね
本宮大輔君…それはそうと夏海さん
先日提出していただいた
この部活申請書の事なんですけど…」
百合子は1枚の紙をまなつに差し出す
さんご「まなつ、もう出してたんだ」
まなつ「うん!バッチリ!」
さんご「…部活名、`これから決めます´」
タツヤ「…活動内容、`学校生活を
とにかく楽しくする部´…って」
さんご「何だか色んな可能性を秘めてるね」
まなつ「でしょでしょ!」
賢「いや…いくらなんでも
これは大雑把すぎるよ…」
大輔「だよな…」
さんごはまなつに気を遣うが
大輔と賢はハッキリとそう言う
百合子「彼らの言う通りです
こんな何も決まってない部
許可することは出来ません」
まなつ「えぇ~!そんなぁ…
あ、じゃあすぐ書き直します!」
百合子「いえ、それには及びません
そもそも空きの部室がないので
これ以上新しい部活は作れないんです」
大輔「マジで!?」
恵太、あすか『それはおかしいだろ』
そこへ2人のハモった声が聞こえてきた
声を発したのは恵太と
こちらに戻ってきたあすかだった
百合子「あら、なにがおかしいの?
滝沢あすかさん、白伏恵太君」
あすか「部室の空きがないのは
その子のせいじゃない」
百合子「そんな事言われても
こちらにはどうする事も出来ないわ」
恵太「そんなの空きの部屋を
探せばいいだけだろ?
そんなことも思いつけないなんてよ
生徒会の先が思いやられるぜ」
百合子「随分な物言いね…
じゃあ、あなた達が
部室を用意出来るって言うの?」
あすか「ああ」
恵太「やってやるよ」
さんご「先輩!協力してくれるんですか!?」
まなつ「やった~!」
あすか「なっ…勘違いするな!
私はあんた達とつるむつもりはない!」
大輔「あんた素直じゃねぇな」
恵太「まぁ心配すんな
ああ言ってるがなんだかんだで
付き合ってくれっから」
あすか「聞こえてるぞ?」
恵太「おっと、そりゃ失礼」
百合子「…」
こうして、大輔とまなつ達の
部室探しが始まった
次回、遂に4人目のプリキュアと電獣ナイトが
その姿を現す!
お楽しみに!