新たに設立する部活の活動内容を
決めようとするが…
今、冒険のゲートが開く
無事に部室を
見つける事が出来た大輔とまなつ達
まず大輔とまなつが桜川に
部活の顧問をしてくれないかと
相談をしに職員室に行っていた
桜川「いいわよ顧問!
どんな部か知らないけど
一度やってみたかったの!」
まなつ「やったぁ!」
大輔「ありがとうございます!」
「あら、新しく部活を作るの?」
すると声が聞こえてきた
話しかけてきたのは大輔の担任の
紅葉原だった
大輔「あ、紅葉原先生!」
紅葉原「ところでどんな部活をするの?」
まなつ「その…まだ決めてません」
桜川「そうなの?」
紅葉原「まずは部員のみんなと相談して
決めなくちゃいけないわね
もし無事に部活動を認められたら
私も副顧問として入らせてもらうわ」
大輔「えっ?いいんすか?」
紅葉原「ええ
私も顧問には興味あったから」
桜川「あ、ありがとう秋葉ちゃん!」
紅葉原「桜川先生、今は学校内にいるのだから
プライベートでの接し方は
極力控えてください」
桜川「は、はい…(シュン)」
大輔(そういや紅葉原先生と桜川先生って
子供の頃からの友達なんだっけ…)
顧問と副顧問が決まり
大輔とまなつは職員室をあとにした
そして午後の時間になり
屋上に全員集合した
大輔「そんじゃ!
さっそく部活設立に向けた会議を
始めようぜ!」
まなつ「まず部員は私、夏海まなつ
大輔、さんご、タツヤ
みのりん先輩、賢先輩
あすか先輩、恵太先輩!」
ローラ「私は?プリキュアと電獣ナイトも
無事に全員揃った事だし
私もその部活っていうのに
参加してあげないこともないわよ」
恵太「お前、うちの生徒じゃないだろ?」
まなつ「じゃあ仮部員ってことで」
みのり「顧問の先生はどうするの?」
大輔「それなら桜川先生が
やってくれるってさ。
俺達の担任の紅葉原先生もそれ聞いて
副顧問をやってくれるって言ってたぜ」
まなつ「それから部長は、あすか先輩!」
あすか「私が!?」
まなつ「だって強いし!」
みのり「3年生だし」
さんご「あとカッコいいし!」
あすか「いやいや!
3年だったら恵太でもいいだろ!」
恵太「わりぃな
あらかじめ部長に推薦しないよう
言っといたんだよ
そういう面倒事苦手だしよ」
あすか「おい…」
大輔「いいんじゃんか!
あすかだったらやれるさ!部長!」
ローラ「嫌なら私がやってあげてもいいわよ?
人魚の国の女王になるために
まずは小さなとこから練習台として…」
あすか「わかった。人魚に部長を
やらせるわけにはいかないしな」
恵太「ごもっとも」
ローラ「えぇ~!」
あすか「やるよ、部長!」
まなつ「やったぁ~!」
賢「それじゃあ、僕からもいいかな?」
賢は挙手をする
まなつ「はい!賢先輩!」
賢「せっかくだから
副部長も決めようと思うんだ」
あすか「確かに、副部長がいてくれたら
何かと助かるしな」
賢「その副部長を……大輔にやってほしいんだ」
大輔「……………はぁっ!?俺!?」
突然の指名に大輔は困惑してしまう
まなつ「いいねそれ!」
さんご「大輔先輩、頼りになるからね」
タツヤ「俺も賛成です!」
みのり「大輔ならやれると思う」
恵太「いいんじゃないか?
お前、なかなか度胸もあるしよ」
大輔「あ、あのさ!みんなが
そう言ってくれるのはありがたいけどよ
俺、そういうのしたことないしさ…」
賢「君だから僕は推薦してるんだ
君の他者を思いやり、信じぬく心に
僕は救われたんだ
現にあの戦いも大輔がいなかったら
勝てはしなかったよ…」
まなつ「あの戦い?」
賢「詳しくはまた今度話すよ
とにかく僕は君にやってもらいたいんだ
副部長を…」
大輔「う~ん…」
ローラ「まぁ、やらないんだったら
私が副部長をやってあげても…」
大輔「わかった!やるよ、副部長!」
ローラ「えぇ~!結局やるの~…」
大輔「わりぃなローラ…
とにかく、部活が出来た時はよろしくな
あすか部長!」
あすか「ああ、頼りにしてるからな
大輔副部長!」
こうして部の部長はあすかに
副部長は大輔に決まったのであった
場所は変わり、大輔とまなつ達は
部室となる予定の小屋に来ていた
まなつ「それでは!これから部活の内容を
何にするか、みんなで話し合いたいと
思いま~す!」
あすか「そこをまだ決めてなかったのか!?」
まなつ「だから!それをみんなで話し合って
決めるんですよ!」
あすか「はぁ…しょうがないなぁ…」
大輔「そんじゃ、誰かいい案ないか?」
さんご「何か楽しい事をしたいよね」
みのり「みんなが好きそうな事とか…」
まなつ「そうそう!毎日放課後
みんなで何かやって
すっごく楽しいのがいい!」
みのり「毎日、放課後、楽しく…」
ローラ「トロピカルメロンパンを
食べるとか!」
賢「そんな部活ないよ…」
ローラ「メロンパン部にするっていうなら
私が味見役になってあげてもいいわ」
タツヤ「それ、ローラが食べたいだけでしょ?」
さんご「ローラ、メロンパン気に入ったんだね」
みのり「人魚の国には
メロンパンはなかったの?」
ローラ「グランオーシャンには
パン自体がないのよ」
大輔「そういや人魚の国は
海の底にあるんだったよな…
パンが水浸しになって食えたもんじゃないな」
あすか「そういう問題か?
そもそもまなつは何がやりたいんだ?」
まなつ「えーっと…テニスもバスケもサッカーも
バドミントンも卓球もダンスも演劇も
手芸もクッキングも!とにかく全部やりたい!」
ローラ「じゃあ、それ全部やる部にすれば
いいんじゃない?」
まなつ「そうか!それだ!」
賢「いや、それだじゃないよ…」
まなつ「その方向で生徒会に書類出してくる!」
まなつは書類を持って
部室から出ていった
タツヤ「ま、まなつ!それだと無理…
行っちゃった…」
あすか「ローラ、簡単に言ってるけど
よく考えて発言しろよ…」
ローラ「いいもん別に
思った通りにすれば」
恵太「ま、無理だろうな…」
しばらく経ち
項垂れながらまなつが戻ってきた
まなつ「ダメだった…」
さんご「やっぱり…」
大輔「ダメだったかぁ…
確かに結構あやふやだったけどよ」
みのり「せめてきちんと計画を立てればどう?
最初の1週間はバスケ部
次の週は手芸部、その次は
バドミントン部って感じで」
まなつ「お~!さすがみのりん先輩!」
みのり「それぞれの1週間も更に細かく
計画を立てて、月曜と火曜は
基礎練習、水曜は練習試合
木曜は…」
ローラ「プリキュアと電獣ナイトの活動も
忘れないでよ」
まなつ「じゃあ、日曜の朝は
プリキュアと電獣ナイトで!」
大輔「あ、日曜の朝はアニメ見てっから無理」
みのり「…そんなふうにして
1年分の活動計画を
線密に立てていくの」
賢「でも少し線密すぎないかな?」
さんご「あっ、その日はお母さんの誕生日だから
早く帰りたくて…」
大輔「じゃあさ、この日はクッキング部で
サプライズのバースデーケーキを
作るのはどうだ?」
あすか「いいんじゃないか」
ローラ「それいいわね」
さんご「ありがとう!」
大輔「どういたしまして!」
みのり「手作りプレゼントも必要ね」
そうして大輔とまなつ達は
1年の活動計画を立てていった
まなつ「よ~し!出来た!」
大輔「結構いい感じだな!」
賢「でも、上手くいくのかな…」
さんご「みんなで相談して決めた
活動内容ですから
きっと採用してくれると思いますよ!」
あすか「でも、あいつが認めてくれるのか?」
大輔「あいつって…生徒会長のこと?」
あすか「ああ…」
恵太「…」
まなつ「そんなのわかりませんよ!
認めてくれると思いますよ!」
まなつは再び書類を持って
部室から出た
まなつ「ダメだった…
1つに絞ってって…」
まなつは項垂れながら戻ってきた
あすか「あれでも無理か…」
大輔「あの生徒会長、頭堅すぎだろ~…」
まなつ「1つに絞れって言われても…
私はただ、みんなでトロピカりたい
だけなのに~!」
恵太「トロピカるねぇ…」
まなつ「みんなもあるでしょ?
これがやりたい、これをやれば
めっちゃトロピカれるって事が!」
みのり「なくはないけど…」
あすか「ああ…」
さんご「う~ん…」
大輔「俺は…やっぱサッカーとか
ゲームやってる時だな!」
タツヤ「俺もサッカーをやってる時です」
賢「僕は…サッカーもそうだけど
最近心理学の勉強にもハマってるから
それかな」
恵太「俺は…スイーツ食ってる時だな」
男子組はさらっと言ったが
女子組はどこか言いにくそうにしていた
ローラ「さんご達、なんか言いにくそうよ」
まなつ「じゃあ、名前は書かないで
アンケートを取ろう!みんながこれなら
めっちゃトロピカれるってことを
書いてここに入れて!」
まなつは紙を入れる箱を用意する
さんご「私達がやりたい事かぁ…」
あすか「悪くはないけどなぁ…」
みのり「そもそも名前書かなくても
大体わかっちゃうのでは…」
タツヤ「確かにそうですね…」
ローラ「私もいいかしら?」
まなつ「いいよ!」
こうしてさんご、みのり、あすかは
アンケートを書き、箱の中に入れた
アンケートの中に読書
女王様になるレッスンがあり
さっそくやってみた一同だったが
トロピカるとはなにか違っていた
そんな中、まなつは次のアンケートを
箱をから取り出す
まなつ「えっと~…ウサコと友達になる!」
大輔「ウサコ…なんだそりゃ?」
みのり「『仲良しウサウサ村』というゲームに
出てくるキャラクターの名前だと…」
賢「みのりが書いたのかい?」
みのり「私のはさっき引いたし…」
まなつ「じゃあさんご?」
さんご「ち、違うよ
私も持ってるけど
書いたのは私じゃないよ」
大輔「ってことは…」
大輔達はあすかの方を見る
あすか「名前を書かなかった意味がないよ!」
大輔「へぇ、あすかって
そういうゲーム好きだったんだな」
恵太「驚いたろ?あすかって
なかなか可愛い奴なんだよな~」
あすか「う、うるさいな!///
だいたいあのゲームをくれたのは
恵太だったろ!?」
恵太「なんのことか
さっぱりわかんないな~?」
あすか「惚けるなぁああああ!!」
その後大輔とまなつ達は
ローラがよく来る水族館の無人プールに行き
あすかのゲームを見て楽しめたが
学校でゲームは出来ないため
これも無しになった
まなつ「次いってみよう!
最後のトロピカる!」
まなつは箱から紙を取り出す
紙にはコスメ部と書いてあった
タツヤ「これは…もちろんさんごだよね?」
さんご「うん、やっぱりこれしかないと思って」
ローラ「名前を書いてない意味…」
大輔「この際もういいだろ」
賢「…さんごさんには悪いけど
コスメ部は無理だと思う」
さんご「えっ?」
タツヤ「どうしてですか?」
賢「学校の校則で
化粧は禁止されてた筈なんだ
転校してきた時に見た校則欄に
そう書いてあったから」
さんご「そうですか…
少し残念です」
大輔「……そうだ!
いろんなとこを観察するのはどうだ?」
恵太「観察?」
大輔「そ!町の中にある動物園とか
花がたくさん咲いてる公園とかを
見てまわるんだよ!」
賢「それは…」
みのり「ただ遊んでいるだけだと思う…」
まなつ「いいと思う!すっごくトロピカってる!
さっそく明日生徒会に
書類を持っていこう!」
大輔「まなつ、せっかくだから
俺も行ってもいいか?」
まなつ「いいよ!大輔の案だしね!」
あすか「…本当に大丈夫なのか?」
恵太「ま、明日になればわかるだろ」
大輔達はここで解散し
各自自宅に帰っていった
次の日、大輔とまなつは生徒会室に行き、
生徒会長の白鳥百合子に書類を提出した
百合子「……」
まなつ「というわけで町中観察部です!
これならトロピカれますよね!?」
百合子「却下」
まなつ「ええ~!」
百合子「私から見たらただ遊ぶだけにしか
見えません」
大輔「ちぇ、いいと思ったんだけどな…」
百合子「…いつまでもこんなことを
やっていても無駄ね
期限を切りましょう
明日の放課後、帰りのチャイムが
なるまでにまともな部活内容を決めて
提出しなさい。間に合わなければ
新しい部活を作ることは却下します」
まなつ「そんな~!」
大輔「ちょっと待てよ!
それはいくらなんでも厳しすぎるだろ!」
百合子「当然です
彼女が今まで提出してきた部活内容は
とてもまともとは言えないわ
これ以上は時間の無駄でしかありません」
大輔「…だったら、明日の帰りのチャイムまでに
納得できる部活内容を決めてやるよ!
そんであんたをギャフンと言わせてやる!」
百合子「…せいぜい頑張ることね」
大輔「ああ!明日を楽しみに待ってろよ!」
バチバチバチッ!
大輔と百合子は互いに火花を散らし合う
一方その頃、夏海家では……
ブイモン「大輔達新しい部活作れたのかな…
それにしても、やっぱりチョコは
うまいな~!」
ブイモンは大輔達とは真逆で
とてもゆったりしながらチョコを食べていた
なんてこともない事なんですけど
賢と百合子会長って髪型が
ほとんど同じですよね。違いは前髪とか
髪の長さくらいですし…
次回、ついに部活誕生?
お楽しみに!