この作品の大輔とまなつは
はとこという設定です
それでは本編へどうぞ!
海の底からポットのような物が
泳いできていた
ポットの中からなんとローラが出てきて
海面から顔を出した
ローラ「ぷはっ!あ~長かったぁ…
あれが人間の世界…」
ローラが見ているのはあおぞら市であった
そこへ汽笛が鳴ってきて
ローラが後ろを向くと船が来ていた
その船にはまなつと大輔とブイモンの姿があった
まなつ「うわぁ!すご~い!
ビルがいっぱい!島とは違う大都会!
やる気高まるー!」
まなつは船のデッキから
あおぞら市を見ていて
大輔「うわぁ~!
あれがあおぞら市か~!
ビルがいっぱいだな~!」
ブイモン「だな~!」
大輔とブイモンも同じ光景を見て
まなつと同じ感想を言う
ちなみにブイモンはぬいぐるみのフリを
しているため大輔に抱かれていた
大輔「ん?」
まなつ「おっ?」
大輔とまなつは互いに目が合う
まなつは大輔に近寄る
まなつ「ねぇねぇ!あなたもあおぞら市に?」
大輔「あ、ああ!
親戚があおぞら市に住んでて
その人のところに居候するんだ!」
まなつ「そうなんだ~!…あれ?
ってことはあなたが私と一緒に暮らす
親戚の男の子!?」
大輔「えっ!?マジ!?」
まなつ「凄い偶然だね!
私、夏海まなつ!あなたは?」
大輔「俺、本宮大輔!よろしくな!」
まなつ「よろしく大輔!…
あ、大輔って呼んでもいいよね!」
大輔「ああ!
俺もまなつって呼ぶからさ!」
大輔とまなつは互いに自己紹介をする
するとまなつはふと大輔が抱いてるブイモンを見る
まなつ「大輔!そのぬいぐるみ
すっごく可愛いね!」
大輔「か、可愛い?」
ブイモン「俺可愛いって言われても
嬉しくな…ムグッ!?」
ブイモンが喋りだしてしまい
大輔はさっとブイモンの口を手で塞ぐ
まなつ「どしたの?」
大輔「い、いや、なんでもねぇ!
ところでまなつはどこから来たんだ?
俺はお台場からだ」
まなつ「私は南乃島から来たんだ!
島と違う大都会に
やる気が高まってるところなんだ~!
ハッ!でもこの前テレビで………」
ーーーーーーーーーーーーーーー
『都会の危険が、あなたを襲う!』
ーーーーーーーーーーーーーーー
まなつ「ヒィーー!
不良とかに絡まれたくないよ~!!」
大輔「不良だって!?
なんか不安になってきたぁ…」
以前見たテレビの事を思い出したまなつは
一気に不安になり
まなつの言葉を聞いた大輔も不安になる
そんな2人を見てブイモンは呆れ顔になる
まなつ「そうだ!こんな時は!」
まなつはポケットからリップを取り出す
大輔「それは?」
まなつ「お母さんから貰ったリップ!
私の大切な物なんだ!」
大輔「大切なモンか…」
大輔は首に下げてるゴーグルに触れる
このゴーグルは3年前、尊敬している先輩
『八神太一』から譲り受けた物だ
まなつの大切な物が母から貰ったリップなら
大輔の大切な物はこのゴーグルだ
まなつは自分の唇にリップを塗り
気持ちを落ち着かせる
まなつ「よし!これで大丈」
ドン!
まなつ「うわっ!?」
大輔「うわぁっ!?」
船が揺れてしまい
その拍子でまなつはリップを手放してしまった
まなつ「ああっ!」
大輔「ヤバい!」
ブイモン「任せろ!」
ブイモンが船から飛び降り
まなつのリップをキャッチし
大輔が両手でブイモンの両足を掴む
大輔「ナイスブイモン!」
ブイモン「へへっ!」
ツルッ!
ブイモン「あっ……」
しかし、ブイモンが手を滑らせてしまい
リップを手放してしまう
そしてそのままリップは海に落ちてしまった
まなつ「ギャアアアーー!!
大切なリップがぁ……」
まなつはガックリと落ち込んでしまう
大輔「わりぃまなつ……」
ブイモン「ごめん……」
大輔とブイモンもガックリしながら謝る
しかし、まなつははっとなり
大輔とブイモンを見る
まなつ「ぬ、ぬいぐるみが喋ったあああああ!!」
まなつは驚いてしまい大声を上げる
ブイモンはしまったと言わんばかりの顔をし
大輔は顔に手を当てる
ちなみにまなつが落としたリップは……
ローラ「なにこれ?これも人間の物?」
ローラが手に取っていた
大輔「…というわけで
ブイモンはデジモンっていう
デジタルワールドに暮らす
生き物なんだよ」
大輔はまなつにデジモンの事を
説明していた
するとまなつは興奮し
鼻息を出す
まなつ「すご~い!デジタルの世界の
生き物がいるなんて
すっごくトロピカってる~!」
大輔「ト、トロピ…?」
ブイモン「えっ?何だって…?」
まなつから飛び出た謎の単語に
大輔とブイモンは首をかしげる
まなつ「ブイモンもよろしく!」
ブイモン「ああ!よろしくまなつ!」
そうこうしている内にあおぞら市が
目前に迫っていた
ブイモン「大輔!まなつ!
もうちょっとで着きそうだよ!」
大輔「あっ!ホントだ!」
あおぞら市の港に船が止まり
大輔とまなつが船から降りる
ブイモンはさっき同様ぬいぐるみのフリをし
大輔に抱かれていた
まなつ「きたー!都会トロピカってる~!」
船から降りたまなつは
母、碧を見つける
まなつ「お母さ~ん!」
碧「まなつ~!」
まなつ、碧「「会いたかったよ~!」」
バサッ
まなつの持っていた荷物は投げられ
その拍子で荷物の中身が飛び出してしまう
大輔「うわっ、スッゲェ荷物…」
ブイモン「っていうか大輔と同じくらい
詰めかた下手じゃないか?」
大輔「ほっとけ!」
大輔とブイモンがそんな会話をしていると
碧が大輔を見る
碧「あら!あなた大輔君ね!
随分大きくなったわね!」
大輔「え?俺の事知ってるんすか?」
碧「ええ!あなたが赤ちゃんの頃に
何度か会ってるのよ
私は夏海碧!まなつの母で
あなたのお母さんとは従姉妹同士よ
それはそうとまなつ…こんなに荷物
持ってきたの?」
まなつ「うん、くちゃくちゃにして入れて
荷物が閉まらなくなっちゃって
ヒモで縛ったんだ…」
碧「正しい畳み方でやれば
ちゃんと入るはずなんだけど…
まあいいわ、半分持ってあげるわ」
大輔「まなつ!俺も手伝うぜ!」
まなつ「ごめんね~…」
碧「そうだわ!これから私が働いてる
水族館まで向かうけどいい?
大輔君もいいかしら?」
まなつ「ホント!?行く行く!」
大輔「はい!もちろん!」
大輔とまなつ(とブイモン)は碧と一緒に
あおぞら水族館に向かい始めた
その道中、碧は
大輔が抱いているブイモンをじっと見る
碧「それにしても大輔君
変わったぬいぐるみ持ってるのね」
大輔「は、はい!俺のお気に入りの
ぬいぐるみなんです…」
まなつ「お母さん違うよ!
この子はぬいぐるみじゃなくて
ブイ…ム~!」
大輔は慌てながら
まなつの口を塞ぐ
大輔「このぬいぐるみにブイって名前
つけてるんすよ!
イヤー!ワレナガラスバラシイ
ネーミングダナー…」
碧「そ、そうね…」
碧は若干引き気味にそう返す
大輔はまなつに小声で話しかける
大輔(まなつ…頼むから他の人には
デジモンの事は話さないで
くれねぇか?)
まなつ(う、うん…ごめんなさ~い…)
そんなこんなで一行は
あおぞら水族館にたどり着いた
ーあおぞら水族館ー
まなつ「うわぁ~!ジンベエザメだぁ~!」
大輔「デッケェー!」
大輔とまなつはジンベエザメを見て
興奮する。ブイモンも
声を出すのを堪えながら興奮していた
碧「島の海にもいない魚が
たっくさんいるのよ!」
まなつ「すご~い!」
大輔とまなつ達はいろんな魚を
見て回る
そんな中、大輔とまなつの目に入ったのは
まなつ「あ!こっちはイルカ!…じゃない?」
大輔「えっと…何だっけ…?」
「その子はジュゴンよ
元気な子達ね」
まなつ「え?」
そこに女性がやってきて
ジュゴンを紹介する
大輔「えっと…?」
碧「この水族館の館長さんよ」
「こんにちは」
まなつ「こんにちは!私、夏海まなつです!」
大輔「俺、本宮大輔です!」
まなつ「館長さんのお名前は?」
まふね「平林まふねよ
よろしくね」
まなつ「よろしくお願いしま~す!」
館長、まふねは微笑みながら
自己紹介をする
まふね「ジュゴンはね、大昔はよく
人魚と間違われたんだそうよ」
大輔「人魚って、おとぎ話とかに
出てくるあの人魚ですか?」
まなつ「人魚って本当にいるのかな?」
まふね「フフ、人間はまだ5%しか
海の事をわかってないって
言われてるのよ
だから、どこかに人魚の国があっても
おかしくないんじゃないかしら?」
まなつ「人魚の国かぁ…
会えるなら会ってみたいなぁ~!」
碧「…あ、それじゃあ私は仕事に戻るけど
まなつと大輔君は街の見物でも
してきたらどうかしら?」
まなつ「うん!大輔、行こ!」
大輔「ああ!」
あおぞら市の商店街
人々が通ってる中
そばにある水路にローラが隠れていた
ローラ「ふーん…これが人間…
それにしても、心の中に
煌めく太陽を持った人間と
どんな困難にも果敢に立ち向かう
勇気を持った人間ってどこにいるのよ…」
ローラが人間達見ている中
大輔、まなつ、ブイモンが
街中見物をしていた
まなつ「あは~っ!都会だ都会~~!」
大輔「おーいまなつ~!待ってくれよ~!」
ブイモン「凄くはしゃいでるなまなつ」
大輔達は様々な場所を見て回った
次に大輔達がやってきたのは
コスメショップであった
大輔「コスメショップか…
俺には無縁だなぁ…」
ブイモン「なんで?」
大輔「コスメショップってのは
女の子が来るとこなんだよ」
大輔がブイモンにコスメショップの
説明をする
大輔とまなつはふと中を覗く
「ん?」
するとコスメショップの中にいた少女と
目が合う
まなつ「う…」
大輔「あ…」
「んん?」
まなつ「え…えへへへ…」
大輔「はははは…」
「?」
大輔とまなつは苦笑いを浮かべながら
その場から去っていった
「さんごちゃん?どうかした?」
するとコスメショップの中にいた1人の少年が
先ほどの少女、さんごに話しかける
少年は頭にゴーグルをつけていた
さんご「あ、タツヤ君
さっきね、知らない女の子と
男の子と目が合ったの」
タツヤ「引っ越してきた人かな…?
どんな子達だったの?」
さんご「えっとね…女の子の方は
茶髪にポニーテールで
男の子の方は髪がボサボサしてて
大きなぬいぐるみを持ってて…
あ、それと首に
ゴーグルをぶら下げてたよ」
タツヤ「ゴーグルを?
俺みたいに持ってる人が
いるんだなぁ…」
後々この2人は
大輔とまなつに会うことになるが
それはまた別の話…
一方ローラは
海岸の方で休んでいた
ローラ「はぁ…どうやって探せば
いいんだろ…プリキュアと
電獣ナイト…」
そして、ローラがいる海岸の近くに
大輔とまなつとブイモンが歩いてくる
まなつ「あ~~!
ちょっと休憩しよ~…」
大輔「まなつ…お前ちょっと
はしゃぎすぎだろぉ…」
ブイモン「なに言ってんだよ
大輔だって途中からまなつに
負けないくらいはしゃいでたじゃん」
大輔「え?マジ…?」
ブイモン「マジ」
大輔達は雑談しながら
海岸の岩に座る
すると……
ローラ「えっ?」
大輔、まなつ、ブイモン「「「えっ?」」」
大輔とまなつ、ブイモンは
ローラとバッチリ目が合う
ローラ「(まずい!)あ~~!」
大輔、まなつ、ブイモン「「「えっ?」」」
ローラは遠くに指を指し
大輔達がそれに掛かった隙に飛び出した
大輔達が目線を戻すとローラの姿はなかった
大輔「あれ…?」
ブイモン「なんか…女の子がいたよな?」
まなつ「もしかしたら溺れたのかも!
大丈夫!?……ん?」
まなつは近くの岩穴に挟まっている
魚のヒレを見つける
もちろんその正体はローラだ
まなつ「魚が岩に引っ掛かってる!?
待ってて!今助けるから!」
まなつは岩穴の方へ駆け寄る
大輔「ブイモン!俺達も!」
ブイモン「ああ!」
大輔とブイモンも岩穴の方へ駆け寄る
3人はヒレを掴み引っ張り始める
ローラ「イタタタタ!!」
まなつ「えっ?」
大輔「この声は…?」
スポッ
『うわぁ~!!』
なんとか岩穴からローラを引っ張り出したが
その拍子で全員海辺に落ちる
まなつ「あいたた…」
大輔「だ、大丈夫かブイモン…」
ブイモン「な、なんとか…」
ローラ「ちょっとあなた達!」
大輔、まなつ、ブイモン「「「え…?」」」
大輔とまなつとブイモンは
声が聞こえた方を見る
するとそこには人魚、ローラがいた
ローラ「何力ずくで引っ張ってんのよ!
私を何だと思ってんの!?」
『………えええええええええーーーー!!!!』
次回、大輔とまなつが戦う力を授かる
お楽しみに!