桜花賞当日、阪神レース場の最大収容人数である8万人を超す観客が詰めかけていた。トゥインクルシリーズの興隆に相まって増築の話は何度か持ち上がったものの、阪神レース場は通年でレースが開催されるため現在まで増築されていない。
お陰で場外にもあふれた人を避けながら控室入りするのは少し手間だった。なんとか到着し急いで勝負服に着替える。驚くべきことに流石クラシックの大レースだけあって美粧師が出走ウマ娘其々に着く。URAの本気度具合が伺えた。
事前に打ち合わせもしていたのでレース用の落ちないメイクがあっという間に仕上がる。
「本当に青いシュシュだけで良いんですか?」
「はい」
髪に合わせて金蓮花や、モルフォ蝶、赤い目の狼など動植物を表現したもの。他にも蹄鉄や金属光沢を持つもの、イヤーカバーなどずらりと並べられた全てがブリッジコンプの為に用意された髪留めだった。URAのスポンサーから有力ウマ娘は無償で提供され、GⅠで勝利したウマ娘がつける同型の髪留めはかなり売れるらしい。
ただ……有難い話だけど雨の日も使って少しボロボロになってきた青いシュシュに愛着があった。買い換えるのは桜花賞の後で良い。蹄鉄は無難にアルミ合金製の競走ニウムを選んだ。装蹄師に見て貰ったが再度自分で確認し、鏡の前でくるりと回ってみれば準備は万端。
鏡を見れば相変わらず才能のないウマ娘が映っている。向こう側の黄金の瞳が正確にブリッジコンプの程度を伝えてくる。上がった目尻を揉んで下げようとして、化粧していることを思い出して辞めた。レースになってしまえば関係ないけれど、やっぱり目付きが悪くても、パドックでは綺麗な顔を見せたい。
代わりに大きなため息を一つ。鏡の中の自分に言い聞かせる。
「勝ってくる」
言葉に比べて、声は震えていた。美粧師に頭を下げて控室を出る。後ろの方からはニシノフラワーが歩いていて、強烈なプレッシャーを纏っていた。同様に控室から出て来た他のウマ娘が見劣りする程だ。交わす言葉はなくパドックへと向かう。
桜花賞 芝右外 1600m
「ここ阪神レース場第11レースにて行われます、桜花賞。陽春の今日は晴れやかなる快晴。バ場状態も良と出てはいますが阪神ですから、向正面直線と正面直線は傷んでいるでしょう。過信はしない方が良いと思います。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします。さてパドックにて桜の花道に彩られたウマ娘達を早速紹介していきます」
ウマ娘達がお立ち台に登って紹介されていく。三番目にブリッジコンプの番が来た。他のウマ娘達の視線を浴びながら、段差を一つ一つ登ってカーテンの向こう側へと行く。最前列にエアシャカール先輩とファインモーション先輩、ゴールドシチーが見えた。トレーナー達はもう専用通路で待っているのだろう。
「二番人気を紹介しましょう、2枠3番ブリッジコンプ。前走GⅢファルコンステークスでは一着。仕上がりもよく四肢の筋肉がこうまではっきりわかるウマ娘はそういません。レース展開はとても賢いウマ娘です」
「落ち着いた様子ですね。良い走りをしてくれそうです。ニシノフラワーに今度こそ勝利出来るのか、期待したいところです」
沢山の観客達がブリッジコンプの名を呼んでいた。この中で、どれくらいの数がブリッジコンプに勝ってほしいと思って居るのかは解らない。勝つだろうウマ娘を応援したいならニシノフラワーを応援すればいい。ファンサービスだってろくにしたことがない。それでも確かにブリッジコンプの名が書かれた金字の応援幕がある。
サクラバクシンオーはファンの皆にバクシンを見せたいと言い、セイウンスカイは驚く姿が見たいと言い、トレーナーは難しく考えなくて良いと言った。
だからいつも通り頭を下げる。初めはパフォーマンスを思いつかなかっただけで始めたことでも、今は感謝を伝える為に。
「続いて三番人気を紹介します。2枠4番サンクス。前走GⅡ弥生賞では三着ですがGⅢクイーンカップの勝者です」
「阪神ジュベナイルフィリーズでは二着でしたからニシノフラワーの対抗ウマ娘として期待された形ですね。トレーナーとの折り合いがつかないようでちょっとメンタル面が心配です」
三番人気の子は才能はあるものの期待に応えるだけの仕上がりは無いように見えた。ただ実力でいえば他の出走ウマ娘も含めて仕上がり以前の問題だ。そもそも、桜花賞に出走するウマ娘の殆どが以前にレースでニシノフラワーに負けている。突出し過ぎて、トウカイテイオーのようだ。勝ちたいとは思う、でも勝てるビジョンが見えない。
専用通路の奥には向かわず、少し待っていると爆発的な大歓声が聞こえてきた。
「いよいよ一番人気を紹介しましょう!5枠9番ニシノフラワー。最優秀ジュニアウマ娘、その小さな体躯とは思えぬ強烈なスパート力で常識を覆してきました!ジュニアの女王が遂に最初のティアラへと挑みます」
「絶好調の仕上がりですね。前走チューリップ賞では二着でしたが桜花賞へ向けて余力を残した走りでした。ティアラ路線においては頭一つ抜けたウマ娘です」
ニシノフラワーが専用通路に戻ってくる前にブリッジコンプは歩き始める。奥には案の定トレーナーとサクラバクシンオーが待っていた。
最近漸くトレーナーの巧妙に隠された内面が見えるようになってきた。ブリッジコンプはバカだけど鈍感じゃない。具体的には解らなくても何となく気づく、道を外れているのだろう。でも不思議と悪い感情は浮かばなかった。
「トレーナー」
「ああ、始めよう」
ブリッジコンプから差し出した手を強くトレーナーが握る。どくどくと中で流れる血、骨ばった長い指、暖かい掌、弱く脆い筈なのに心を委ねられる。メトロノームが鳴り、耳の奥で残響する。熱と想いが伝わって緊張を押し流していく。
カチ カチ カチ カチ カチ カチ
無限に思えた筈の時間が、ゆっくりと手を離されたことで途切れる。力をいれた意識は無かったのにトレーナーの手にはくっきりと私の手の痕が残っていた。瞳を合わせてゆっくりと息を吸い込む。
「行ってきます」
「勝ってこい、ブリッジ」
言葉は少なくとも想いは繋がっている。サクラバクシンオーのバクシンエールを背にレース場へと向かった。
準備運動をしながら芝の状態を確認していく。やはり、直線の状態があまりよくない。こうなるとスタート直後の直線が長い此処で内枠になったことは不利に働くだろう。包まれる前に、斜行にならない程度に上手く位置取りを調整してニシノフラワーの背後を取る必要がある。
ターフビジョンで出走ウマ娘が出た過去のレース映像が流されていく。ブリッジコンプはファルコンステークスだった。
十六人フルゲートのウマ娘達が出揃い準備を終えて、ファンファーレが鳴り響く。
「改めて阪神レース場で行われます、GⅠ桜花賞。昨年の勝者はアグネスフローラ、五連勝と強いウマ娘でありました。今年のニシノフラワーもその姿を彷彿とさせます。フルゲート十六人、ゲートインは順調に進んでいます」
レースに対する不安は兎も角、メトロノームの魔法はしっかりと効いている。元からゲート入りは苦手ではなく問題なく収まった。周りのウマ娘の耳や尾を動かす音、衣擦れだけでなく。緊張、不安、期待といった感情。どうレース展開を望むのかまで鮮明に見える。
中にはブリッジコンプへと意識を向けるウマ娘もいて、マークするつもりなのが解った。解っていれば振り切るのは容易い。
「レースは時の運とはいえ、どうニシノフラワーに挑むのかが他のウマ娘達にとっては重要となるでしょう。最後のゲートイン、収まります。態勢完了して……今スタートしました!」
「真っ先に内をついて飛び出したのはブリッジコンプ!相変わらず良いスタートです。三番手にニシノフラワーも飛び出した!」
ニシノフラワーは何時もより速いスタートを切った。でもこれはブラフだ。注視していれば後ろに下がっていく。スタートの良さでマークしてくるウマ娘達を焦らせて振り切るつもりだ。上手くいって全体的に速いペースでレースが始まる。付き合えば間違いなく潰される。
思惑通りにはいかせない。ニシノフラワーが強引に下がるために作った道を利用してブリッジコンプも下がる。ついでにマークを引き剥がした。
「ニシノフラワー、七八番手に控えました、ブリッジコンプも下がってその後ろ。先頭はリボンカプリチオ、サンクスは群れの内側ちょっと苦しい展開。少し出遅れたリードヒストリアが懸命に上がって来る」
向こう正面の直線。ぴったりとニシノフラワーの背後につき、直ぐ隣を走る上がって来たエレガンジェネラルを使って策の準備を始める。二人の意識のポケットに同時に入り込み、ニシノフラワーとブリッジコンプの走りをミックスさせた走り方をその場で微調整していく。幸いな事に身長はあまり変わりなく、桜花賞で直に見たことで模倣するのは容易かった。
振り返ることはなかったが頻繁に動く耳からも、ニシノフラワーの意識が此方に向いているのを感じる。更にニシノフラワーの強い存在が隠れ蓑になってブリッジコンプを覆い隠していく。今のところ全てが順調に推移している。
メトロノームが正確に時を刻む。
「整ってきました。全体的に速い展開、紛れがあるかもしれません」
桜花賞は内回りの大阪杯とは違い、阪神JFや朝日杯FSと同じ外回りが使用される。距離も同じく1600m。444mと長い向こう正面の直線で、内ラチであるメリットはないと言われている。同時にコーナーの入りも含めてカーブが緩やかなためコーナーを使って外を回って抜かすのが困難で、ブロックがし易いレース場でもある。
一度組まれたブロックを剝がすにはブリッジコンプが阪神JFでやったようにかなりのリスクを背負わなければならない。しかも、クラシックGⅠに出るウマ娘達の習熟したブロックだ。体勢に入れば、巧みなフェイントで容易には剥がれない。ニシノフラワーも強烈なマークがかかることは自覚しているから、スタート時にフェイントをかけた。
次はブロックをさせない為に絶対にこの直線で動く。でなければブリッジコンプも諸共に沈むだけだ。はたして。
「行きます!」
来た!2ハロン目の入りにニシノフラワーの意識が前を向いた瞬間、意識のポケットから離れエレガンジェネラルを競りたてて追走する。本気ではないというのに爆発的な脚で着いていくのがやっとだ。ポケットから離れなくても強制的に剝がされていただろう。
「ここでニシノフラワー上がっていきます。その直ぐ後ろ、ブリッジコンプとエレガンジェネラルも続いて、次々とウマ娘達をかわしていきます」
頭に叩き込んだエアシャカールのシミュレーションによってパターンは絞られ、思惑は既知になる。ブロックされない二番手につき、期を伺ってコーナーから仕掛け、そのまま先頭をとって勝ちきるつもりだ。まさに力押しのレース展開だが、ニシノフラワーには出来るだけの実力が備わっている。
解っていても妨害するのは難しい。だから逆にここは背中を押すしかない。走法を完全に自分のモノに戻した。
「———いくよ」
ファインモーションの逃げウマ娘を追い立てるプレッシャーを劣化模倣しながら、再び意識のポケットに侵入した。小さな弱弱しい獣。それでも一瞬此方を意識外に置いていた相手なら強く印象付けられる。
掛かった!ニシノフラワーは思わず振り返り必要以上に力んで、気づけば先頭を走っていた。出走ウマ娘達の意識が一斉にニシノフラワーへと向かう。
「一気にニシノフラワー先頭!ニシノフラワー先頭だ!直ぐ後ろにブリッジコンプ、エレガンジェネラル。続いて……」
トレーナーに言わせれば、ニシノフラワーは短距離寄りのマイラーだ。体の出来上がる夏以降は兎も角、今は走る距離が1700mに近づくと競争能力が落ちだす。既にスタート直後に強引に下がり、此処まで外から追い抜いた。ゴールまで荒れた内ラチを回避すれば距離にして1650m分。更に自分から下がることはリスクが大きすぎる。
圧をかけつつ、徐々にポジションをスライドさせてニシノフラワーに向けられた後ろからの視界を自分の体で遮った。大阪杯でセイウンスカイがメジロパーマーにしたこととは真逆だ。強めたプレッシャーに合わせて複数の視線が背中に突き刺さる感覚、振り返らなくても解る。
ニシノフラワーへの意識を外されたウマ娘達が後ろからブリッジコンプにマークを始める。しかし、ブリッジコンプはメトロノームによってマークされてもペースを崩すことは無い。今や出走するウマ娘の多くがブリッジコンプを意識する。
細工は流々仕上げを御覧じろ。セイウンスカイの笑い声が聞こえた気がした。
平凡な存在感でありながら、この瞬間においてはブリッジコンプが完全にレースを支配した。
「さあ第三コーナーに入っていきます。先頭は相変わらずニシノフラワー、強い走りです。ただ彼女の適正とは少しあっていないポジションに思えますね。どこかで息を入れるタイミングがあればいいのですが」
テンから中まで前後に移動した上、先頭を走らされたことでペースが崩れ、ブリッジコンプの走法に合わせて既にニシノフラワーの走りは変質している。後方のペースにも影響を与えた。十分と言えるかは解らなかったがそろそろ仕掛けなければブリッジコンプの勝ち筋が消える。
「バクシン」
親友の力を借りて、ニシノフラワーの意識のスポットから外れて外に出た。同時にエレガンジェネラルを動かしつつ、溜めていた脚をコーナー間で一気に開放する!
「最終コーナー入り口でブリッジコンプ仕掛けました!直ぐ後ろにエレガンジェネラルも続いて上がっていきます!両者、ニシノフラワーをかわして前に出た!」
勝つ、勝つッ、勝つッッ!!
ブリッジコンプが中距離寄りのマイラーであるとはいえ、ニシノフラワーに付き合った前後移動は自分のペースでの移動ではない為より消耗した。噴き出す汗を拭う余裕はもうない。後たった40秒、されどレース中は無限に思える時間を汗で滲んだ視界のまま駆け抜けていく。
「距離を離すブリッジコンプ!直線に入っていきます!エレガンジェネラルはもう伸びない!」
残り2ハロン。胸が苦しい、脚が重い、メトロノームの針はへし折れた、でも!
完璧なタイミングでペースと走法をかき乱されたエレガンジェネラルが垂れる。見なくても解った。ポジションは丁度、ニシノフラワーの進行方向。此処まで全て上手く行っている。ニシノフラワーのルーチンはレース最終直線で抜け出すこと、エレガンジェネラルをかわさなければ領域に入れない。走法も崩した。
二重の策、もう領域が来ることは無い!このまま逃げ切る!
ブリッジコンプは思わず振り返った。底知れぬ引力によって、レースに出走する全てのウマ娘がニシノフラワーを見ていた。小さな口からぽつりと呟きが漏れる。先を走るブリッジコンプにさえ何故か聞こえる底冷えた声。
「負けませんよ」
だって私は 駆けて弾けて やっつけてしまう私なのだから
小さな体躯の中で、魂の咆哮が響き渡った。爆発的なプレッシャーが噴き上がり、周囲のウマ娘を圧し潰す。認識が歪みニシノフラワーの足元から花畑が広がり始める。理論から外れた覚醒。運命に導かれし物語の主人公の様に、練られた策を、張られた罠を噛み砕いて花の少女は進撃する。
「むーりー!!!」
響くエレガンジェネラルの絶望の声。ブリッジコンプは前を向き直して懸命に走る。目の前には聳え立つ坂。背後からは強烈なプレッシャーがエレガンジェネラルをかわし、たった一人抜け出して迫ってくる。
「ここで抜け出したのはニシノフラワー!先頭を走るブリッジコンプを猛追します!じりじりとその差は縮まっていく!」
負けるという確信があった。ニシノフラワーはブリッジコンプが憧れたウマ娘そのものだ。どんな困難も打ち破ってキラキラと輝いて、懸命に努力してレースに勝つ。さながら今のブリッジコンプは踏み台といったところ。
白く濁りつつある意識の中で一つの言葉だけが反響した。アドマイヤベガ先輩とエアシャカール先輩の言葉。言葉にすればあまりにも単純だが、とても難しいこと。「ブリッジコンプが勝つ」だなんてやっぱり無理な話だ。もう直ぐ斜め後ろ、呼吸すら聞こえる位置にニシノフラワーは迫っている。
「私が勝ちます!ブリッジさん!」
そんな風に言わないで欲しい。声は疲労を感じさせながらも、力強く張りがあって、今にも崩れ落ちそうなブリッジコンプとは正反対だ。
……それでも。
視界の端にニシノフラワーの姿が入り込み始めたというのに、ブリッジコンプの黄金の瞳はスタンドを見つめていた。声を張り上げる姿が確かに見えた。
漸く気づく。
知っていた筈なのになぜか、認識出来ていなかった。ブリッジコンプが勝つと誰よりも最初から信じていた人がいた。トレーナーは、トレーナーの力でブリッジコンプがGⅠで勝つなんて考えていなかった。何時だって、
ブリッジコンプが勝つと信じている
たった一年間に過ぎなかったけれど、絆は繋がって、想いは初めからあった。なのに今の今まで目を閉じて、耳を塞いで、トレーナーの言葉を信じていなかったのはブリッジコンプだった。トレーナーの為にじゃない……漸くセイウンスカイの言葉が理解できた。同じくらい詭弁だと思った。
ブリッジコンプが勝つなんて自分では信じられない。運命を覆すだなんて言えない。それでも、トレーナーを裏切る自分が許せないから、自分のために走る、自分のために勝つ!!
「ああああああああああああああああああああああああアァ!!!」
気力も体力も残っていなかった筈なのに喉が裂けそうな程声を上げる。感覚を失っていた四肢に力が戻り、ターフを踏み込む。折り合いがつかなかったはずの魂がブリッジコンプの中で咆哮した。罅まみれの自分の嘘で覆い隠されていた壁が砕かれた。
花畑を通る黄金の亀裂が、一筋の橋となってブリッジコンプを導く。あまりにも弱弱しく浅く小さな領域とも言えぬ代物。しかし、対するニシノフラワーの領域もまた無理矢理入ったことで万全とは言い難い。策は無駄ではなかった。
積み重ねだ。このレースの為に一年間の全てがあった。
「ブリッジコンプとニシノフラワー両者まったく譲らず坂を駆け上っていく!ブリッジコンプか!ニシノフラワーか!花か金か!大接戦、二人並んでゴールイン!」
ゴール直後に意識が飛んで倒れ込んだブリッジコンプを、共に駆け抜けたニシノフラワーが抱きとめる。誰もが固唾をのんで、ターフビジョンで繰り返し流れるリプレイと着順掲示板を見守った。殆ど同着に見えた。たった数cmの差が勝敗を分ける。レースにかかった倍以上の時間をかけて、掲示板が点灯する。
一着 ブリッジコンプ
二着 ニシノフラワー
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