クロスの物語ははどんどん思いつくけど導入部分が一番難しいですね。
学・園・体・験-1 夢への序章
「ここらへんで一旦休憩しようか」
私は
今日は有咲ちゃん家の蔵で練習で、今はみんなでお茶を飲んで休憩中です。
私はお茶と練習前にドラムの沙綾ちゃんの実家でやってる”やまぶきベーカリー”から持ってきてくれたチョココロネを食べてリラックスしてたら、バンドリーダーの香澄ちゃんからお話が始まりました。
「ねぇねぇ~。来週転校生来るって噂ホント? 」
「ホント、なんか数か月の間だけ、うちにいるらしいぞ。月曜の朝に集会で紹介するってことになってる」
「へぇ~ でも転校生来るってなんだかドキドキするね」
「しねーよ」
香澄ちゃんが最近学校内で噂になっていることを生徒会の書記をしているキーボードの有咲ちゃんに質問していた。
「有咲ちゃんはどんな人が来るか知ってるの?」
「生徒会室で燐子先輩と一緒に話を聞いただけだけどな」
「有咲~教えてよ~」
「でもどんな人で、どこの高校から来てるかとか気になるよね」
沙綾ちゃんも結構気になってるみたい。
でも、”転校生”って高校だと珍しいから少し気になります。
「燐子先輩と聞いた話だと、転校経験が多くて、すぐに友達を作れるような子だってさ」
「すぐに友達作れるって香澄に似てるね」
「えへへ~」
「相手校は”天ノ川学園高校”ってとこだな」
「その学校の名前、テレビで聞いたことあるような・・・」
「香澄、それって宇宙飛行士の試験してるってやるじゃない?」
「それだ!宇宙かぁ、行けたらキラキラドキドキするんだろうなぁ~」
「それだけじゃなくてだと色々都市伝説みたいな噂があるらしいぞ」
「へぇ~どんな話があるの?」
「色々あったけど『学園内で宇宙服着てるやつを見かけた』とか、『学園内で車がデカいロボットに変形した』とか、『学校からロケットが打ち上げられた』ってあったな」
普通だったら噂にすらならないような話だけど、
有咲ちゃんが言うにはいろんな人が見ているけど夢みたい内容だから都市伝説扱いされてるんだって。
「あはは~有咲~。流石に嘘でしょ、私でもそんなのわかるよ~」
「でも、ちょっと前まで学校ヒエラルキ―があったって噂は本当らしいぞ」
「ねぇさーや、ヒエラルキ―?って何?」
「アメリカのドラマとかにみたことあるけど、学生のグループ分けみたいなのだよ」
「へぇ~」
「香澄。お前絶対わかってないだろ」
「あはは~・・・」
香澄ちゃんは笑ってごまかしてるけど、私も正直ヒエラルキ―については分からない。
アメリカってそういう風になってるんやな~って感想しか持てなかった。
そう言えばおたえちゃんは?
目の前のお菓子とお茶に夢中になってるみたいで、全然話を聞いてないみたい。
私も、休憩が始まってからあまり話してはないけど、話は聞いてる。
チョココロネはこれで4個目だけど。
まだまだコロネには余裕があります。
「そう言えば、元転校生のりみりんは転校前はどんな友達いたの?」
「えぇ!?」
今まで目の前のお茶とお菓子に夢中になっていたおたえちゃんが急に話を変えてきて、変な声を上げちゃった。
おたえちゃんも話聞いてたんだ・・・
「でも、おたえの言う通り。りみりんの大阪時代って少し気になるなぁ」
おたえちゃんの一言から沙綾ちゃんの援護で、急にみんなの視線が集まる。
「えっとね・・・」
有咲ちゃんの話に思い出した大阪でお友達の話をポピパの皆に話したら、皆からの色々聞かれて、話が終わった時には日が沈見かけるくらいの時間になってました。
日が変わって、月曜日
有咲ちゃん家の蔵での話通り、朝から集会が行われました。
壇上では有咲ちゃんが司会として集会の進行をしていました。
「では、転校生の紹介を行います。転校生は壇上にお願いします」
壇上に上がってきた姿はリーゼントをした、丈の短い学生服を着た大阪の友達でした。
誤字脱字報告お願いします。
後2話以内では変身させます。