バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。
次でAfterglow篇2章は終わりの予定です。
とりあえず美竹家で本章はラストを飾りましょう・・・

そして最後にさらっと謎を残しておきましょう・・・
それにしてもほんまここのJKってスペックバグってる・・・



反・骨・出・奔-12 友と拳と仲直り

「2人とも生きてる~?」

 

「蘭ちゃん!!ひまりちゃん!!」

 

ペガサスを殴り飛ばした巴の後に続いてつぐみとモカが屋上に飛び出すと蘭とひまりの姿を探す。

しかし、2人の目には屋上の端で倒れている蘭の姿の身しか確認することが出来ない。

 

「ひまりちゃん!!」

 

「みんな~!!蘭がもう限界だよー!!」

 

2人にはひまりの声が聞こえるがその方向には蘭の姿しか見えない。

その事がまさかの考えを2人の脳裏を掛けると即座に行動に移す。

 

「巴ちゃん!!モカちゃん!!」

 

「あ~い!!」

 

「任せろ!!」

 

つぐみの声に他の2人は蘭の元に駆け寄るとその腕の先にいるひまりを急いで引き揚げるとそのまま屋上の真ん中まで2人を引き摺っていく。

 

「みんな~!!ありがと~!!」

 

「死ぬかと思った・・・」

 

「あれって・・・有咲と一緒にいる子だよね・・・?」

 

命の危機が1つ去ったひまりと蘭はひとまず安堵の表情を浮かべるが、そんな中でモカが見つけたのは階段を上がってきたポテチョッキン。

ポテチョッキンは自身のハサミでひまりの拘束を容易く切断していく。

 

そんな光景を他所に蘭と巴は互いに視線を躱していた。

 

 

「蘭・・・」

 

「巴・・・。その・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ごめん!!・・・えっ?」」

 

顔を見合った2人の第一声は互いに謝罪の言葉だったが互いが同時に謝罪するなんて思って無かった2人は同時に間抜けな声をあげてしまう。

しかし、そんな2人へ向けてひまりの叫びに似た声が響く。

 

「2人とも!!横!!」

 

「ウダガワァァアアア!!」

 

そこには巴に殴り飛ばされたペガサスが巴へ腕を伸ばして駆け出している姿。

巴をそれを見てペガサスを避けようとするが間に合わず、腕を掴まれると蘭達がいた反対側の手すりに向かって投げ飛ばされる。

 

 

「がっ!!」

 

「「巴!!」」

 

「トモちん!!」

 

「巴ちゃん!!しっかりして!!」

 

背中から手すりへ強く打ちつけられた巴から息が漏れる。

幼馴染達が必死に声を掛ける姿を見たペガサスは苛立っている様子を見せつつも蘭達へと背を向けて巴へ向けて歩み寄ろうとするが、それを阻止しようとする者が動き出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぁぁぁあああ!!」

 

「「蘭(ちゃん)っ!?」

 

「何やってんだよ!!蘭!!」

 

ペガサスの一番近くにいた満身創痍の蘭が叫びと共に最後の力を振り絞って、ペガサスの足へとしがみ付く。

その蘭の姿を見た3人は顔を見合わせると互いの考えを理解する。

 

最初にモカとつぐみが駆け出して蘭と同じようにペガサスの足へとしがみ付く。

それに遅れて、身体をうまく動かせないひまりも足へしがみ付くとペガサスの足が完全に止まった。

 

「お前たちも何やってんだよ!!」

 

「友達を助けるのに理由なんてないよ!!」

 

「ひーちゃんの言う通りだよ~」

 

「それに沙綾ちゃんとみんなで帰るって約束したからね!!」

 

3人は巴の問いに答えながらもペガサスの足に力を込めてしがみ付く。

その答えを聞いたペガサスの怒りが頂点に達した。

 

「ふざけるナァアアあああぁぁああああああ!!」

 

「「「きゃああああ」」」

 

ペガサスが蘭たちがしがみ付いている足を力を込めて振る。

その力に負けた蘭達はペガサスから振り払われてしまい屋上へと転がったが、振り払うためにペガサスの片足で立っているこの絶好の好機を逃させないために、モカが珍しく声を張り上げる。

 

「トモちんっ!!」

 

「うあぁあああああああ!!」

 

モカの言葉を聞いた巴はすぐさま体勢を立て直すと、片足立ちの不安定なペガサスへと突っ込む。

ペガサスはフォーゼとの戦闘のダメージがあったためか、その勢いに耐えることが出来ずにそのまま後ろへと後ずさると顔を落とす。

 

 

 

 

「なんでお前がアタシの周りの人たちを狙ったか分かんねぇけど!!・・・・アタシは絶対に許さねぇ!!」

 

その言葉と共に巴はそのままペガサスへ向けて駆け出す。

 

「これはあこ達ダンス部の分!!」

 

その言葉と共に巴の膝が落ちていたペガサスの顔面を捉え、その頭をかち上げる。

しかし、巴はそれで止まることなくペガサスへ追い打ちをかける。

 

「これがつぐの親父さんとイヴの分!!」

 

頭をかち上げられて無防備の胴体に巴が全力で体当り。

それ自体に大したダメージはないが今までの蓄積があった為かペガサスは大きく後ろに後ずさる。

 

 

 

「っ!?」

 

そして、ここでペガサスは自身の状況を理解した。

巴によって自身が屋上の端まで追い込まれていたのだ。

 

 

「ぁぁぁあああああああああ!!」

 

ここでペガサスが叫びをあげる。

ペガサスは妬ましく思っていた巴の事を追い詰めるべく、スイッチを使って怪物になってまで周囲を襲っていた。

それにもかかわらず、人間を辞めた自分が生身の人間である巴に再び追い詰められていることはペガサスにとっては許せない現実だった。

 

そんなペガサスはその視界に巴を捉えると妬みを超えて明確な殺意を抱くと、明確な殺意を言葉に出して巴をこの世から消すために全力で拳を振り上げる。

 

「死ねぇえええeeeEeeEEええエエエ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、その拳が巴に当たることはなかった。

突如としてペガサスが不自然にバランスを崩す。それによってペガサスの拳は巴の横を通り過ぎると、巴は再び拳を作ってペガサスへと振り抜く

 

「それでこれが・・・アタシ達の分!!全部乗せだぁあああああああ!!」

 

巴の叫びと共に渾身の拳がペガサスの腹を直撃する。

その拳はペガサスの身体を屋上の外へと吹き飛ばしてペガサスは成すすべなく地面へと落下する。

 

巴はペガサスが落ちる姿を見るとそのまま、蘭達の元へとふらつきながら歩き出すと同時に蘭も再び痛めた足を引き摺りながら巴へと歩み寄る。

 

「蘭!?お前ボロボロじゃんか!?」

 

「巴も・・・」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「ふふふ・・・」

 

「アハハ!!」

 

ボロボロの状態で歩み寄った2人はそのまま互いの状態を報告すると、2人の間に沈黙が流れる。

そして、その沈黙がおかしかったのか2人して同じように笑いだす。

 

「なんか喧嘩してたけど。今のでバカらしくなっちまったよ・・・」

 

「あたしも・・・」

 

「でも、ごめんな。蘭の話ちゃんと聞こうとしなくて」

 

「ううん。こっちもちゃんと話せてなかったから・・・」

 

そう言うと蘭は怪我をしていない左手を差し出すと、それの意味が分かったのか巴も左手を差し出して握手から拳を打ち付け合う。

弦太朗流の友情のシルシを行った2人はそれを行った後に再び笑い出す。

 

 

 

 

 

 

 

「お~い!!」

 

「ひまり!?」

 

「お前もう立てるのか?」

 

「立つくらいならなんとか・・・」

 

2人のやり取りに割り込んできたのは先ほどまで吊るされていたひまり。

なんとか立ち上がっているが吊るされていた影響か足が小鹿の様に震えていた。

 

「それで巴ちゃん。あの子のことわかる?どこかで見たことあると思うんだけど・・・」

 

そういってつぐみは屋上に転がっているスイッチャーと思われる人物を指差した。

巴はその顔を見て少し考えるようなしぐさを見せると、彼女の事を思い出して声を挙げた。

 

「確か夏祭りの和太鼓の件のやつだ!!」

 

「夏祭り・・・?そういえば、前に夏祭りの太鼓を誰がやるかで商店街の人たちが話してたよね?」

 

「でも、それって巴がやってたよね・・・?」

 

「本番前にどっちが良いかってのを実際に叩いて決めたんだよ」

 

「もしかしてその巴以外の候補がこの人!?」

 

「そうだよ」

 

巴の話で素性が割れていくスイッチャー。

 

「もしかしてだけど、巴に嫉妬してこんなことを!?」

 

「そうかもね。夏祭りの前あたし達はバンドでライブとかもしてたし」

 

「バンドもしてた巴ちゃんに祭りの太鼓のメインを取られたことに嫉妬してこんなことしたのかな・・・?」

 

「まぁ、本人じゃないと分かんないから後でちゃんと聞けばいいよ・・・」

 

「そうだね!!そしたら早く如月くんのところに戻ろ!!」

 

大体の予想がついたので、後は本人から聞こうということで話はまとまったので弦太朗の元へと戻ることになった。

 

 

 

 

 

 

しかし、ここで蘭に1つだけ疑問が出た。

 

「あれ?そう言えばモカは?」

 

「あそこ!!」

 

ひまりは蘭の疑問に答えるように指を指す。

そこは先ほどペガサスが地面へ落下したところの近くにモカは立っていた。

先ほどペガサスが急に体勢を崩したのが疑問に感じて、巴によって地面に落とされる直前に立っていた場所にモカは視線を送っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんでこんなところに水が・・・?」

 

「お~い!!モカ!!降りるぞ!!」

 

「あっ・・・うん。すぐ行く~」

 

しかし、モカの疑問は解決することは無く彼女達は弦太朗の元へと出来る限りの早足で戻っていくのだった。

 




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