Afterglow篇2章閉廷!!
小ネタ挟んで次章へ続く・・・
「うぉおおお!!」
ダスタードの集団へと飛び込んだフォーゼは背中のバーニアを最大まで吹かし、そのうちの1体へと向けて大きく跳躍。
そして、跳躍したフォーゼの右足がで起動されたままのチェーンソーが1体のダスタードに突き刺さる。
「よしっ!!食らえっ!!」
突き刺さったチェーンソーから独特の駆動音が響くとダスタードの身体は容易に切り裂かれ、その場で塵となって消える。
ダスタードが1体消滅すると残りのダスタードが全員でフォーゼへ向けて大量の爆弾を投擲する。
フォーゼはダスタードから投げられた爆弾の量の多さに回避することも出来ず、爆発がフォーゼの身体を直撃するがその爆発の中でフォーゼは足のスイッチをすべて切って左足のスイッチを交換する。
「・・・この野郎!!」
――――――ウォーターON――――
ウォーターを起動したフォーゼは高圧水流をダスタード達へと浴びせると、その衝撃で1体が消滅する。
「よっし!!どんどんいくぜ!!」
その後のフォーゼは駆け出した勢いのままダスタードに頭突きを見舞ってから前蹴りと共に水流を浴びせて校舎の壁に叩きつけるが、別のダスタードが自身が持っている忍者刀でフォーゼへと斬りかかる。
「よっと!!これでどうだ・・・!!」
しかし、フォーゼはダスタードの勢いを殺さないように後ろへ受けながすとダスタードの背中をそのまま蹴り飛ばすと同時に右腕用のスイッチを交換して起動する。
――チェーンアレイON――――――――
「そぉら!!」
起動すると同時に鉄球を振り回してダスタードに叩きつける。
鉄球が直撃したダスタードは塵なって消滅し、みるみるとその数を減らしていく。
そしてダスタードが最後の1体になった時に、それは起こった。
「がぁあああああああああ!!」
「なんだっ!?」
フォーゼの目の前でペガサスが上空から落下してくる。
そのペガサスの落下は地面にいたダスタードを巻き込み塵となって消滅し、中庭にはフォーゼと落下してきたペガサスだけが残される。
突然の出来事に困惑するフォーゼだったがよろけながら立ち上がってくるペガサスを見ると、注意をペガサスへと向ける。
「ガぁあアアァぁぁァァアアあぁぁあァァアあぁぁあぁぁaaa!!」
「なんだ!?こいつ!!急に暴れやがって!!」
ペガサスは立ち上がると同時に狂ったような叫びをあげる。
それと共に足から蹄型のエネルギーを乱射して学校を破壊し始める。
それを見たフォーゼは学校の破壊を止めるべくペガサスへと駆け出す。
「うぉおおおおお!!」
「アaぁぁァAaあああぁあ!!」
フォーゼの叫びを聞いたペガサスはその狙いをフォーゼへと切り替える。
ペガサスからの攻撃が当たるのも構わずにフォーゼは闇雲に突っ込むとそのままペガサスを蹴り飛ばす。
「アイツのせいデぇええええ!!」
「何なんだこいつは!!」
蹴り飛ばされたペガサスは叫びをあげながらフォーゼへと襲い掛かるが、その攻撃を受け流すと鉄球をペガサスの身体に連続で叩きこみ続けた結果、ペガサスからの叫びを止めてその場に崩れ落ちる。
それとほぼ同じタイミングでひまり達が屋上から戻ってくる。
「弦太朗くん!!」
「ひまり!!お前大丈夫か!?」
「うんっ!!少し怪我してるけどみんな大丈夫だよっ!!」
大事になってない事を大声でフォーゼに伝えるひまり。
フォーゼの視界にはひまりの後ろにはボロボロなっている巴と蘭が互いに支え合いながら歩いてくる姿が写る。
「弦太朗!!」
「如月!!」
「蘭!!巴!!喧嘩は終わったのか?」
「まぁな!!」
「うん・・・」
フォーゼの問いに巴は蘭の肩を組んで笑い、蘭も恥ずかしそうに笑いながらそれに答える。
しかし、巴の声を聞いたペガサスは突如として立ち上がり叫ぶ。
「宇ダ川ぁああああああああああああ!!」
「待てっ!!」
巴への憎しみによって再び立ち上がると同時に巴へ向けて駆け出す。
フォーゼは気を抜いてしまっていたためペガサスを止めることが出来なかった。
ペガサスが巴達の前に迫る中、巴は咄嗟に蘭を近くにいたひまりの元へと押し出す。
それと同時にペガサスが巴に向けて拳を振るうがペガサスは距離を見誤ってしまいその拳は宙を切り前のめりに体勢を崩す。
「っうぅ・・・!!」
巴はペガサスに向けて拳を振ろうとするが、腕が限界を迎えてその痛みによって腕が挙げることが叶わなかった巴はここで頭を使った。
「いい加減にしろぉぉおおおおおお!!」
巴はペガサスに向けて叫ぶと同時に、ペガサスの下がった頭に向けて自身の頭を叩きつける。
「「「「巴(ちゃん)(トモちん)!!」」」」
この場にいる全員が巴の名を叫ぶが、巴とペガサスが頭をぶつけ合った状態で静止している。
それを見た全員が時間が止まったかのような錯覚を覚えたが巴の額からの出血と共に再び時が動き出す。
それと同時にペガサスが先にその場に完全に崩れ落ちた。
見届けた巴もそれを追いかけるように地面に崩れ落ちそうになるが、彼女の身体が地面に倒れることはなかった。
「巴。無茶しすぎ・・・」
「蘭の言う通りだよ~」
「悪いな蘭、モカ。でも身体が勝手に動いたんだよ・・・。でも蘭も人の事言えないからな・・・」
巴が倒れる前に蘭とモカが2人がかりで巴を支える。
危険な目に会っているにもかかわらず彼女たちは笑いあいながらフォーゼの後ろへと移動する。
「後は任せた・・・」
「あぁ!!」
巴の言葉に答えたフォーゼはその手にスイッチを持って構える。
「割って・・・挿す!!」
―――N―――――――
―――――――S―――
―――マグネットON ―――
マグフォンを2つのマグネットスイッチに割って起動する。
起動と同時にフォーゼの身体が銀色のマグネットステイツに姿を変える。
「・・・決めるぜ!!」
フォーゼのの視線の先には立ち上がろうとするペガサスの姿が見えるが、それに構わずにフォーゼはNマグネットのスイッチをスイッチを押し込んで構える。
―――リミットブレイク ―――
ドライバーからの音声と共にフォーゼの肩にあるマグネットキャノンがフォーゼの前で1つに合体するとエネルギーを貯めながらペガサスの目の前まで移動する。
「ライダー超電磁ボンバー!!」
「ああぁあああぁぁぁああぁああああ!!」
必殺技の叫びと共にゼロ距離で砲撃を浴びせると絶叫と共にペガサスが爆散する。
そしてラストワンのスイッチがフォーゼの手元に飛んでくると慣れた手つきでスイッチを切って消滅させる。
その姿を見たひまりの歓声から戦闘の緊張感から一同が解放される。
「やったぁ~!!」
「それでスイッチ使った奴は何処に居るんだ?」
「屋上に居たけど、流石に身体がキッツいな・・・」
「まぁ、巴ちゃんが知ってるから後で話し聞けば良いんじゃないかな?」
「賛成・・・。正直かなりしんどい・・・」
「蘭!!巴!!怪我してるならこっちで治すぜ!!」
「いや、いいよ・・・」
「友達助けて出来た名誉の負傷って奴だな!!」
フォーゼはの右手の怪我に気が付いて声を掛けるが蘭も巴も治療を断るがその理由に一同はその場で笑いだす。
「じゃあ帰ろっか。つぐみの店に・・・」
「沙綾ちゃんも待ってるしね!!」
「うんっ!!」
「だな!!」
「う~ん・・・」
「モカ?どうしたの?」
「・・・なんでもないよひーちゃん。そうだ。ひーちゃんはこれからダイエットね~」
「なんで!?」
モカが屋上での見た件についてモヤモヤしていたが、ひまりの言葉によって単なる考えすぎと結論付けたモカは先に歩くみんなを後を追う。
こうして一同は沙綾が待っている羽沢珈琲店へ向けて歩き出した。
しかし、屋上から金色の姿をした怪物がその光景を見ていたことに誰も気が付くことはなかった。
ペガサスを倒して羽沢珈琲店に戻った弦太朗達は店にいた沙綾とイヴにボロボロの蘭と巴を見られて驚きはしたが、2人ともみんなが戻ってきたことに喜んでいた。
喜び合う彼女たちの横では弦太朗が外れた店のドアを着け直して店内は殆どが元通りになっていた。
そんな中、沙綾による手当てを受けた蘭が家に帰ることを急かしてきた。
その姿を見た沙綾達が店の前で声を挙げているが弦太朗は蘭と連れて如月家に帰っていく。
そして、その翌日に父親に呼び出された蘭は弦太朗を連れて実家へと戻り、客間で蘭の父親を待っていた。
「なんで呼び出されたんだろ・・・。まぁ、謝るつもりだったから良いんだけど・・・」
「まぁ、一緒に謝ってやるから心配すんなよ」
「うん・・・。そうだ、今日学校で今度のライブこと色々決まったんだ」
「そうなのか。これでもう安心だな!!」
「今までのライブとはちょっと違う感じになってるけど悪くないよ。」
そんなやり取りの最中に蘭の父親は神妙な面持ちで客間へとやってくる。
蘭と弦太朗が2人で並んでいる姿を見て、一瞬だけ眉を顰めるがすぐに元に戻して彼女の向かいに座った。
「「「・・・」」」
重い空気に包まれて静まり返る室内。
その中で蘭の父がその重い口を開いた。
「蘭・・・その・・・。彼の事は色々聞いたが・・・。その・・・」
「はぁ・・・?」
自身の父親の言葉に意味が分からない蘭。
ここで蘭の父は言葉に詰まったが、ここで蘭から話を切り出していく。
「お父さん・・・。そのこの間は言いすぎてごめんなさい・・・」
「すいませんでした!!」
蘭の言葉と共に弦太朗も思いっきり頭を下げて謝罪する。
その光景に面食らった蘭の父はその光景を見て驚きながらも話を続ける。
「この間は・・・すまなかった・・・」
「ううん。あたしも言い過ぎたと思ったから・・・」
「彼の事は色々話を聞いた。見た目は不良だけどいい人みたいじゃないか・・・」
「・・・?何言ってんの・・・?」
「・・・?」
父親の言葉の意味がまるで分からない蘭。
なんで親はこんなに彼を持ち上げているのか理解できない。
当の本人も分かってないようだが、構わず話を続けていく。
「これからも”友達”として仲良くしてあげてください」
「!?」
「うっす!!」
蘭の父から出た言葉に驚きを隠せない蘭だったが、弦太朗は元気よく父親の言葉に答える。
しかし、途端に蘭の父の肩が震えだす。
「・・・・・・めんぞ・・・」
「はぁ?なんて言ったの?」
震えながら呟くように声を出していた父の言葉を聞き取れなかった蘭は父に聞き返したが、途端に父は大声で怒鳴るように話し始めた。
「”友達”としては認めるが!!”彼氏”としては認めん!!断じて認めんぞぉおおおおおおおお!!」
「はぁ!?何言ってんの!!」
「「そうだよ!!認めないよ!!」」
「つぐにひまり!?お前たちも何してんだ!?」
「ごめん~止めたんだけど~」
「アタシ達には止められなかった・・・」
父親のまさかの言葉に驚いている蘭。
その言葉に釣れれるようにつぐみとひまりが客間へとなだれ込んでくる。
その後ろではモカと巴、そして笑顔の蘭の母が客間の入り口に立っていた。
目の前に父親の姿が情けなく見えてしまい頭を抱える蘭。
「うわぁ・・・謝ったけど帰りたくなくなってきた・・・」
「蘭!!お前そう言えば今までどこで暮らしてたんだ!!」
「そうだよ!!そう言えばこの前弦太朗くんと一緒に学校来てたけど・・・。まさか!!」
「なにぃ~!!蘭!!お父さんは許しませんよぉ〜!!」
「お店の手伝いがないなら私も泊まりたい・・・」
「お母さん、こんなお父さんのいる家に帰りたくないんだけど・・・」
目の前の父親の姿を見た蘭はボソッと呟いてしまう。
しかし、蘭の言葉に母はにこにこ笑いながら親指を立てて蘭の提案を許可する。
その横では巴も同じように指を立てており、モカは以前コンビニで見せたジェスチャーを送る。
相変らず意味が分からない蘭と弦太朗だが、蘭の父とひまりはその意味を知っており更に声を荒げる。
「蘭っ!!そっ・・・そんなのまだ早いよ!!」
「そうだぞ!!もっと手順を踏んで・・・じゃなくて!!お父さんはそんなことは認めないぞっ!!」
「何言ってんの・・・?」
収拾がつかなくなった美竹家。
蘭の父とひまりが暴走するが、その騒ぎに乗じて蘭と弦太朗は美竹家から脱出する。
「って事で悪いんだけど・・・。もう少しだけお世話になります・・・」
「おう!!今日は帰ったら宇宙鍋だぞ!!」
「前みたいに納豆入れるのは無しで・・・」
こんないつも通りも悪くない。
そう思いながら彼女達は今までとちょっと違ったいつも通りの日常へと戻っていった。
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。
次章次回予告
「Hey!!また私たちのター・・・」
「はーい!!どいたどいたー!!」
「あんたたちは!?」
「次はあたし達の出番っしょ~!!」
「Noooooo!!」
「まぁまぁ気にすんなって!!ミクロンミクロン!!」
次章・特別編